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こぼらさんの岐阜県の旅行記

飛騨のせせらぎ街道

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午前は下呂温泉合掌村と縄文公園を見て回りました。そのまま東海北陸自動車道で帰途に就くのは味気なく思いましたので、せせらぎ街道をドライブしながら帰ることにしました。せせらぎ街道は、高山市街地と郡上市街地とを結ぶ、約70kmの風光明媚な道路です。 下呂市街地から高山市清見町まで北上し、いくつかの道の駅で休憩をとりつつ、せせらぎ街道沿いにある国田家の芝桜を見て帰りました。

三重ツウ こぼらさん 男性 / 60代

1日目2018年5月1日(火)

せせらぎ街道

郡上市

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せせらぎ街道は、高山市街地と郡上市街地とを結ぶ(高山市清見町三日市・清見中学校付近〜郡上市八幡町城南町・郡上八幡地方合同庁舎付近)、約70kmの道路です。 私たちは下呂温泉街から北上し、馬瀬渓谷に沿って国道257号線で清見町まで行き、大原(おっぱら)のT字路を左折してせせらぎ街道に合流して南下しました。 途中に分水嶺があり、川の流れの向きが変わります。街道に沿う川も入れ替わります。高山方面(北)に流れる馬瀬川と、郡上方面(南)に流れる吉田川です。

せせらぎ街道

郡上市

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標高が高いので開花時期も遅かったのでしょうか、5月1日時点でもあちこちで開花途中の桜を見かけました。 道の駅の傍には馬瀬川が流れていますが、澄んで穏やかな流れに映っていました。

道の駅パスカル清見

高山市

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清見町大原から南に進むと、すぐに道の駅・パスカル清見が見えてきます。こういう看板が見えます。カワセミの絵がかわいいですね。 パスカルって変わった名前です。パストラル(田舎の)とカルチャー(文化)の合成語だそうです。パスカルは、台風とかでお馴染みの気圧の単位でもありますから、昔このあたりが台風の大被害を被ったのかなと誤解していました。 静かな森に囲まれている道の駅です。

「道の駅パスカル清見」のレストラン・喫茶の入口の様子。ここは「バイカーの聖地」とも呼ばれているようです。駐車場には、大型バイクがたくさん駐まっていました。 せせらぎ街道は山間を走る道路で、良く整備されているので走りやすいし眺めも良く、バイカーにとっても格好のコースなのでしょうね。パスカル清見も、絶好の休憩場所なのでしょう。

道の駅 パスカル清見レストラン

高山市

「道の駅 パスカル清見レストラン」を   >

レストラン・喫茶の入口から中に入ってびっくり。ゴージャスな雰囲気のロビーです。左へ行けばレストラン、右に進めば売店です。売店で買ったアイスクリームをここで食べようかと思いましたが、綺麗すぎて気がひけてしまいました。

道の駅パスカル清見

高山市

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こちらは売店コーナー。写真の左手前に「牧成舎・手づくりアイスクリーム」のボックスがありますが、ここでカップアイスを買いました。とても濃厚で美味しいアイスクリームでしたが、よく冷えていて固く、プラスチックのスプーンが全く歯が立ちませんでした。味わえたのは、次の訪問先の駐車場でした。

道の駅の裏側には馬瀬川が流れており、芝生広場も整備されています。子供連れが、美しい渓流を見ながら散策していました。遅咲きの桜も見られました。

国田家の芝桜

郡上市

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せせらぎ街道を高山市清見から南下し、トンネルをくぐると郡上市です。郡上市に入るとすぐに、左手を流れる吉田川の向こうに花のじゅうたんが見えてきます。国田家の芝桜です。遠くからでも、それとすぐにわかりました。

面積は約3000uもあるそうです。これだけ広ければ、せせらぎ街道からはもちろんですが、飛行機からも見えるでしょうね。駐車場(無料)から花畑に入ると、視界一面に芝桜が広がります。

入場料や観覧料は不要ですが、国田家と地元のボランティアの皆さんに支えられているからこそ、これだけの花園を鑑賞させてもらえるのです。気持ち程度ですが協力金を箱に入れました。

国田家の芝桜は無料開放されています。これは、この芝桜を育て上げ、「花咲かばあちゃん」と呼ばれた故・国田かなゑさんが望んだ事なのだそうです。 国田さんは1961年に芝桜のじゅうたんを作り始め、通りすがりの人々が芝桜を見て喜ぶ姿を見るのが生き甲斐だったのだそうです。1996年に内閣総理大臣賞を受賞されています。大したおばあちゃんだったのですね。 今は家族や地元の人らが保存会をつくり、手入れを続けているそうです。

国田家の芝桜

郡上市

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すぐ隣に釣り堀がありました。池と言うよりは小さな湖という感じで絵になります。 芝桜が見頃な時期には、釣り堀の周りにも入らせてもらえるようです。私たちは気付きませんでしたが、釣り堀の方から芝桜を望み、池に芝桜が映っているところも見所の一つらしいです。

道の駅 明宝 磨墨の里公園

郡上市

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郡上市のせせらぎ街道沿いにある道の駅です。せせらぎ街道の中間地点になるようです。パスカル清見もそうでしたが、ここも自然豊かな場所にあります。美味しいものが食べられるお店がたくさんあり、目移りします。

道の駅 明宝 磨墨の里公園

郡上市

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物産館の様子。みやげ物が豊富にならんでいます。有名な明宝ハムは、物産館の隣に直売店があります。

明宝ハムの直売店で、フランクフルトやハム入りコロッケを買いました。噂には聞いていましたが明宝ハムは本当に美味しいです。お腹が空いていたのと日が傾きつつありましたので、道の駅ではなく車中で食べましたので撮影できなかったのが残念です。

明宝観光協会の観光案内所・道路情報センター。道の駅とは独立した、蔵がモチーフの建物です。また来る時の参考にしようと思い、郡上市内の観光案内パンフをもらいました。

道の駅の入口に立つ名馬「磨墨」の像。つい弓を構える武者の方に目が行ってしまうのですが、名馬「磨墨」が主役です。 磨墨は、もともとは源頼朝の愛馬でしたが、部将・梶原景季に与えられ宇治川の先陣争いで武勲を立てた名馬です。馬の産地として有名だった郡上の明宝で生まれ育った事が、地元の誇りとなっています。 とてもリアルな像で、道の駅に入るのも忘れて見とれてしまい、往来の車の邪魔をしてしまいました。

道の駅 明宝 磨墨の里公園

郡上市

「道の駅 明宝 磨墨の里公園」を   >

騎乗で弓を構える武者は、源頼朝の重臣の一人・梶原景時の嫡男・景季だそうです。このコンビで、宇治川の先陣争いを繰り広げたのです。 騎馬像が放つ猛々しい美しさは、徳島・小松島にある義経騎馬像のイメージと重なります。 この道の駅を過ぎると郡上市街地が近づきます。せせらぎ街道も終わります。

道の駅 美濃にわか茶屋

美濃市

「道の駅 美濃にわか茶屋」を   >

せせらぎ街道を過ぎると、さっきまですぐ横に見えていた山や森林が遠ざかり、平地の景色になってきます。美濃市に入ったところで道の駅・美濃にわか茶屋でトイレ休憩し、高速道路で帰途につくことにしました。 この道の駅は複数の大きな建物で構成されています。野菜売り場にしても食堂にしても、とても広いのです。 後で調べたら、防災型の道の駅なのだそうです。地域の緊急避難場所や防災備蓄倉庫の機能を有し、700人が3日間生活できる非常食・40トンの飲料水を蓄え、自家発電設備も備えているそうです。また、断水しても使用できるトイレになっています。 だから建物が大きいのですね。

レストランのテラス。この日はレストランの営業が終了していましたが、山と川の眺めを見ながらランチを食べてみたかったですね。桜の季節も楽しそうです。

余裕たっぷりのスペースには、野菜の苗や花がいっぱい店先に並べられていました。

1日目の旅ルート

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