Shotaさんの滋賀県〜兵庫県の旅行記
草津の藤、城南宮(京都)、姫路城、岩合光昭写真展(明石市)、神戸元町と松尾大社(京都)
- 1日目2022年4月23日(土)
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09:00-09:00
立木神社は神護景雲元年(767年)創建と伝わる。武甕槌命(たけみかずち)を主祭神とする。境内には、東海道と中山道の分岐点にあった常夜灯の道標がある。
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09:00-09:00
立木神社 ふじ棚
境内の一角にあるふじ棚。
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09:00-09:00
立木神社 本殿
本殿は三間社流造。東海道の草津宿にあったため、厄除開運、交通安全の神社として信仰を集めてきた。
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10:00-10:00
三大神社創祀の詳細は不詳であるが、天智天皇治世(668-672年)であろうとされている。志那津彦命、志那津姫命、大宅公主命を祭神とする。
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10:00-10:00
三大神社 ふじ棚
三大神社の藤は、大化の改新における藤原鎌足の功績に対し天武天皇(673-688年在位)の命により植えられたとされる。「砂擦りのふじ」とも呼ばれる。
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10:00-10:00
三大神社 社殿
社殿は中世に破損、江戸初期承応期(1652-55年)に再建。現在の社殿は明治9年(1876年)再建とのこと。
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10:00-10:00
志那神社の創祀については明確ではないが、平安期には社殿が存在したと考えられている。 志那津彦命、伊咲戸主命を祭神とする。
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10:00-10:00
志那神社 ふじ棚
境内の藤はまだ時期ではなかったようだ。
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10:00-10:00
惣社神社(草津市)
社記によると惣社神社の創祀は天智天皇4年(672年)とされる。志那津彦命、志那津姫命を祭神とする。
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10:00-10:00
惣社神社 ふじ棚
境内のふじ棚。天武天皇(673-686年在位)の除病延命仏法興隆を祈念して植えられたとされる。
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10:00-10:00
惣社神社 本殿
本殿は間口一間二尺、奥行一間三尺の一間社流造で正面に唐破風がついている。
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12:00-12:00
城南宮の創立年代は不詳であるが、平安遷都(794年)の際、国常立尊(くにのとこたちのかみ)を八千矛神(やちほこのかみ)と息長帯日売尊(おきながたらしひめのみこと)に合わせて創祀されたとされる。
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12:00-12:00
城南宮 境内図
苔むしている境内の案内版に時の経過を感じさせられた。
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12:00-12:00
城南宮 本殿
昭和53年(1978年)再建された流造の本殿。この地は応仁の乱(1467-77年)で荒廃したが、江戸期に復興。新政府軍と旧幕府軍との鳥羽・伏見の戦い(1868年)では主戦場となった。
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12:00-12:00
淀古城址(京都市伏見区)
淀古城は室町中期、守護畠山政長が西軍の畠山義就に備えるため、守護所を勝竜寺からこの地に移したのが始まりとみられる。豊臣支配の天正17年(1589年)羽柴秀長が修築、秀吉の側室茶々が入城した。『日本城郭大系 11』
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12:00-12:00
妙教寺(京都市伏見区)
大圓山妙教寺は寛永期(1624-44年)宝泉院日考開山の法華宗審門流の寺院であり、釈迦如来・多宝如来を本尊とする。境内は淀古城域の一角で、上記石碑が立つ。
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12:00-13:00
淀城は元和9年(1623年)松平定綱が秀忠の命により、京都護衛のために築いた平城である。二条城の旧天守が移築されたと伝わる。現在は公園になっており、堀・石垣が残る。『日本城郭大系 11』
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13:00-13:00
10世紀末、近藤忠範が久米路山と呼ばれる小丘に館を設けたのが、高槻城の始まりと伝わるが詳らかではない。南北朝期、足利尊氏により入江氏が駿河から入り、近藤氏を継いだともいわれている。『日本城郭大系 12』
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13:00-13:00
高槻城址 高山右近像
高槻城址に立つ城主高山右近像。高山氏は摂津国高山庄出身の国人領主。松永氏・和田氏・荒木氏・織田氏・豊臣氏・前田氏などに仕えた。右近は10歳でキリシタンとなり洗礼名をジュストといった。慶長19年(1614年)家康によるキリシタン追放令によりマニラで客死、享年63。
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14:00-17:00
セミナー会場(大阪市)
駐車場で手間取って少し遅刻! 講義の終了後、質問などもあり、5時頃会場を後にした。
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19:00-23:00
アストンプラザ姫路(姫路市)
アストンプラザ姫路は姫路城の南、20分足らずの所にあるビジネス・ホテル。三度目なので様子が分かっている。中くらいの浴場で汗を流す。
- 2日目2022年4月24日(日)
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00:00-08:00
アストンプラザ姫路(姫路市)
何度か目を覚ましたが、雨模様なのでゆっくり起きてシャワーを浴びる。簡単な朝食を済ませて8時に出発。
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08:00-09:00
標高50mばかりの「姫山」に最初に城郭を構えたのは、元弘の乱(1331-33年)に義兵を起こした赤松則村の次男貞範といわれる。播磨に初めて天守が建ったのは、天正8年(1580年)に播磨を平定し信長から播磨を与えられた秀吉の時であった。現在の天守閣は池田輝政が8年かけて大改修したものである。『日本城郭大系 12』
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08:00-09:00
「姫山公園」は喜斎門や北勢隠門のある勢隠曲輪から南(天守閣を含む)の部分にあたる。天守の北東部にある「姫路神社」の脇には池泉回遊式の日本庭園がある。喜斎門址から見る天守閣もとても良い。
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08:00-09:00
姫路城の中曲輪内北部にある姫路市立美術館は1983年開館。1) 郷土ゆかりの優れた歴史・風俗等に関する美術作品、2) 日本の近現代美術、3) ベルギーなど海外の近現代美術などを収集・展示している。3) は姫路市がベルギーのシャルルロワ市と姉妹都市であるため。赤レンガ造の建物は1905年姫路陸軍兵器支廠の西倉庫として建てられたものである。
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08:00-09:00
姫路城 シロトピア記念公園
1989年に行われた市政100周年記念行事「姫路百祭シロトピア」の会場跡地に作られた公園。健康歩道、野外ステージなどがあるが、メインは何といっても北側から見るお城の威容である。
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10:00-11:00
1991年開館の本館は、明石の歴史と文化を「自然環境と人々のくらし」と題して八つのテーマで紹介する常設展示のほか、特別展や企画展を開催している。今回は岩合光昭写真展。
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10:00-11:00
明石市立文化博物館 岩合光昭写真展
「春季特別展 岩合光昭 写真展 PANTANAL − パンタナール 清流がつむぐ動物たちの大湿原」 ネコの写真家として知られる岩合氏には、『スノーモンキー』や『パンダ』、『ホッキョクグマ』などの作品もあるし、二年間セレンゲティ国立公園(タンザニア)に滞在して生まれた大作『おきて アフリカ・セレンゲティに見る地球の約束』は世界中でベストセラーとなった。今回の展示は、念願のジャガーを捉えるために南米大陸中心部のパンタナール大湿原に分け入った撮影記録である。
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10:00-11:00
岩合光昭写真展
「視線を感じて顔を上げると、クロホエザルのメスが真っ直ぐにこちらを見ていた。」『図録』 珍しい侵入者をどんな思いで見つめていたのだろうか。
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10:00-11:00
岩合光昭写真展
「ハゲコウと名付けられているが、屍肉は食べない。愛嬌のある横顔をしている。」『図録』 ノドの部分のピンクがアクセントになっている。
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10:00-11:00
岩合光昭写真展
「若いオスが木陰で休みながら、獲物の気配を探っている。ジャガーは単独で動く。」『図録』 やはり迫力があって、美しい。
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10:00-11:00
岩合光昭写真展
「お菓子のキョロちゃんのモデルとなったオニオオハシ。一見、チャーミングなクチバシはとても鋭利で強く、石のような実を簡単に割りタネを食べる。」『図録』
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10:00-11:00
岩合光昭写真展
「カピバラの鼻息でウシタイランチョウが飛ばされているのではなく、鼻の上に下りようとしている。」『図録』 大自然の中ではこんなチャーミングな情景が生まれているんだ。
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10:00-11:00
岩合光昭写真展
「美しいアオツラサギも、朝方は熱心に狩りをする。」『図録』 一見残酷なようだが、これが生態系というものなのだ。
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10:00-11:00
岩合光昭写真展
「南パンタナールで撮ったカピバラには、白い体毛を持つ個体もいた。土の色の影響と聞く。」『図録』 子どもたちは安心しきっている様子だが、母親は周囲を警戒している。
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10:00-11:00
岩合光昭写真展
「魚の動きを探っていたダイサギが場所を変えようと羽を広げる。」『図録』 なんとも細くて白くて美しい。
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10:00-11:00
岩合光昭写真展
「パラグアイカイマン(ワニ)の顔。親しみが湧くのは僕だけだろうか。」『図録』 確かにそうも見えるが、不気味でもある。
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10:00-11:00
明石市立文化博物館 常設展示
1931年発表当時は顧みられなかった、直良信夫による「明石原人」の発見のニュースから「明石のあけぼの」の展示は始まる。
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10:00-11:00
明石市立文化博物館 常設展示
兵庫県の瀬戸内海岸を中心に分布していたとみられる「銅鐸」のレプリカが展示されている。他に甕や鴟尾(しび)なども見ることができる。
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10:00-11:00
明石市立文化博物館
江戸期からの歴史を持つ、明石の秋祭りを彩る「布団太鼓」が一階ホールに展示されている。
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14:00-14:00
子どもの頃から頻繁に訪れていた「神戸元町」商店街。中学生になって入り浸っていた「丸善神戸店」は今はない。大丸で買い物をすませ、界隈を歩いてみた。
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14:00-14:00
以前、南京町の門は西安門と南の海榮門だけであったが、メリケンロードに出る「長安門」が出来て拡張されている。ずいぶん賑わっていた。
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14:00-14:00
旧居留地の38番館は「エルメス」の店舗。海岸通(国道2号)にはクラシックなビルがいくつも残っている。
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14:00-14:00
旧居留地15番館(神戸市)
旧居留地15番館は「TOOTH TOOTH maison 15th」というお洒落なフレンチ・レストランになっている。
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14:00-14:00
旧居留地15番館 庭
15番館は市内に残る最も古い異人館。木骨煉瓦造2階建、寄棟造、桟瓦葺でコロニアルスタイルのベランダが設けられている。阪神・淡路大地震で全壊したが、約3年かけて復旧。手入れの行き届いた庭にホッとする。
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14:00-14:00
神戸市立博物館は「国際文化交流−東西文化の接触と変容」を基本テーマとして1982年開館。建物は1936年、横浜正金銀行神戸支店として建設されたもの。ちょうど「大英博物館 ミイラ展」を開催中。
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16:00-16:00
松尾大社は松尾山(標高223m)の磐座での祭祀に起源をもつとされ、社殿は大宝元年(701年)文武天皇の命により建立と伝わる。大山咋神(おおやまぐいのかみ)、中津島姫命を祭神とする。
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16:00-16:00
松尾大社 楼門
楼門は江戸前期、寛文7年(1667年)建立の檜皮葺、入母屋造。間口三間、奥行二間で高さが約11m。華美な装飾はなく、味わいがある。
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16:00-16:00
松尾大社 本殿
本殿は弘安8年(1285年)焼失、室町初期、応永4年(1397年)に再建されたもの。桁行三間・梁間四間、檜皮葺。様式は「両流造」とも「松尾造」とも称される独特のもの。起源は明確ではないが、松尾神は酒神として信仰され、奉納された酒樽がビッシリ並んでいる。境内には「お酒の資料館」もある。
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16:00-16:00
松尾大社 野生カギカズラ
カギカズラは南方系植物で、気象条件から分布の北限と考えられるため植物地理学上重要視されている。市の天然記念物に指定。
草津の藤、城南宮(京都)、姫路城、岩合光昭写真展(明石市)、神戸元町と松尾大社(京都)
1日目の旅ルート
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