毎日、源泉を見ている
導水管の蓋を外して中を見るのだ
チリチリと音立てながら、
時にはボコッボコッ、ボコボコッと、勢いよく登ってくる
多くの気泡を言葉代わりに、私に何かを語りかけているのかもしれない
一際大きな音を伴い割れる気泡は、間違いなく私に何かを伝えている
東五郎さんに地上に出してもらい、大勢の方々が喜び、
私たちこそ感謝しているのですよと言っているのかもしれない
このところの湧出状況は目を見張るものがあり、
ガス成分を含む気泡の数と湧き上がるスピードがいつもより勢いがよい
湧出量も増え、何かの前触れではないかと勘繰りたくもなる
3.11の前触れとして湯量の変化を目にしているだけに、
あながち喜んでばかりもいられない
それにしても、熱いのが良い
体の隅々に、浸みて来る
裂けそうなこころも、元に戻る.....