
その美しさから「特別名勝」と「特別天然記念物」という2つの称号を持つ地域。穂高連峰の雄大な景色を水面に映す「大正池」や周囲の山々が一望できる「河童橋」といった名所も多く、初夏から秋はハイキング客で賑わう。あふれる緑と清流に清々しさを感じてみては。



ヒノキの天然林が広がる“森林浴”発祥の地。ヒノキの香りや川のせせらぎが、心身を癒やしてくれるはず。林や渓谷を横目にゆったりと走る「赤沢森林鉄道トロッコ列車」(大人〜中学生800円 、小学生〜4歳500円・7月28日〜8月19日は夏期特別料金)も人気。
高さ約3m、幅約70m、アーチ状になった岩から、幾重もの筋となって水が流れ落ちる。流水は地下水なので透明度が高く、澄み渡った水面がよりいっそう涼しげに。おみやげには、登り口の売店にある滝の湧き水でつくった豆腐を。
日本最大級のダム。ダムの展望台(7月中旬開放予定)からは、毎秒10m3以上の迫力満点の放水(6月26日〜10月15日まで)と北アルプスの絶景が。周辺飲食店でダムを模したご当地グルメ「黒部ダムカレー」を試して。


野生のムササビを観察できるツアー(予約制・有料)が好評。夜の森を滑空する姿を見られるのは一瞬。一度、飛び立つと暗闇に消えてしまうので、見逃せない。昼間は野鳥も多く、涼しい森の中で自然と触れ合える。
標高1650mと日本一高い地域に生息する石の湯ゲンジボタルは、その発生時期が長く9月上旬まで観賞できる。7月中旬から8月中旬のピーク時には、200匹近くの蛍が出現。暗い水辺で、イルミネーションのように光を放つ。
8月中(15日は除く)毎晩、諏訪湖の夜空を花火が華やかに彩る。9月2日には、音楽に合わせて打ち上がる1万2000発もの花火でフィナーレ。夜風を感じながら、湖畔の芝生に寝そべって優雅な夏の夜を堪能してみては。