

福島県はサクランボ・モモ・ナシ・ブドウ・リンゴなど一年通しておいしい果物が味わえる「フルーツ王国」。農家の情熱が込められた果物。ぜひ農園に来てもぎたてを食べてほしい。
大野農園の大野さんは東京でファッション関係の仕事をしていた。転機は2011年3月の東日本大震災。落ち込む果樹農家の父の姿を見て、「自分にできることがあれば」と、地元・福島に戻ることを決めた。以来、自作の果物を使ったお菓子の開発や農園イベントの企画など精力的に活動している。


県内では、秋の味覚の楽しみ方がいっぱい♪ フルーツ狩りだけではなく、農園花見、焼きリンゴ体験、果物を使ったピザづくり体験など。福島の美味しい果物と作り手の想いを、ピザにのせて。
フルーツライン(福島市)
厳冬期を除きくだもの狩りが楽しめる福島市では、秋から冬にかけてはナシ、ブドウ、リンゴ、イチゴなどを採ることができる。県道5号、国道13号沿いには多くの直売所、観光果樹園が。
福島市内
024-531-6428 福島市観光案内所(西口)
東北中央道福島大笹生ICよりすぐ、JR福島駅より車で30分
大人700円、小人600円(ナシ・リンゴ狩り、平日料金有)、
大人1,100円、小人900円(ブドウ狩り、平日料金有)、
大人1,300円、小人900円(イチゴ狩り、時期による)



福島の米は、食味ランキングで最高位の特Aランクを4銘柄で、また2銘柄もAランクを獲得。名実ともに日本を代表する米の名産地だ。大きい寒暖差と清浄な水や空気が育む、旨みがひと粒ひと粒に詰まった良質な米は、福島県のいたるところで味わうことができる。
福島で200年以上続く農家・須藤家から設立された
「すとう農産」では「自然の営みに寄り添って、無農薬米、オーガニック米をつくり、届けること」を信条に、26年ほど前からいち早くオーガニック米の生産にも取り組んでいる。



福島の「おいしい」を語るのに、三大鶏の存在は外せない。会津地域の「会津地鶏」は、赤身が強い肉質と甘みのある脂が特徴。コクと旨みのある希少な鶏卵を生む。川俣町近郊の「川俣シャモ」は、適度な弾力がある肉質で味が濃く、鶏特有の味わいをガツンと楽しむことができる。農家との緻密な連携によって抜群の鮮度を誇る、伊達市の銘柄鶏「伊達鶏」は、脂の乗りが程よくジューシーで柔らか。さまざまな料理への合わせやすさが自慢。
三者三様の個性を持つ福島の三大鶏を、食べ比べてみよう。
