見逃せないのは、寺泊港で水揚げされたばかりの海の幸。寺泊の海は、信濃川から流れ出る豊富な栄養素と、越後と佐渡の間を流れる佐渡海峡の影響で、身の引き締まった多種多様な魚が育つ好漁場として知られています。
新鮮なイカや脂がのったサバ、カレイ、赤魚、ホタテ、カニなど季節ごとの海鮮を思う存分味わいましょう。
日本海沿いの国道402号線に位置し、売り子さんの元気な声が響く名物市場。
鮮魚店や土産店など11店舗が並んでおり、寺泊港や出雲崎港で獲れた鮮度抜群の魚介が所狭しと売られています。魚や貝を豪快に串刺しにした「浜焼き」や、旬の野菜と数種類の魚を大鍋でグツグツ煮込み、味噌で味付けした漁師飯が発祥の寺泊名物「番屋汁」などを潮風に吹かれながら楽しみましょう。
魚の市場通り
市場には海をモチーフにしたひんやりスイーツや旬の果物を使用した写真映え◎なドリンクも!
魚の市場通りから徒歩約5分。大将のこだわりと人柄を感じられる空間で、地元民にも愛される名店
越後楽味亭 さざえ
ズワイガニやエビ、ブリなど市場から仕入れた日替わりのネタを約10種類も盛り付けた店主
イチオシの海鮮丼は、味噌汁付きで1,650円。
丼ものや居酒屋メニューも充実しています。
店舗への問い合わせ先
☎0258-75-3023
寺泊は、歴史的にも重要な意味を持つ神社仏閣が多く、古くから貿易の賑わいと文化活動の活発さが混在していたことから「北国の鎌倉」とも呼ばれています。江戸時代には、交易の際に寄港する海上交通の要であり、宗教活動の拠点でもありました。古文書等の記録にも、北陸街道の宿場町として栄えていたことが記されています。