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氷見温泉郷 魚巡りの宿 永芳閣(BBHホテルグループ)のお知らせ・ブログ
【ご当地グルメ】温泉に入るトマト????
更新 : 2009/7/19 12:07
今年の5月の氷見の里山・・・・
女将の車が向った先は・・・・
植えたてのトマトのハウス。
まだまだ苗も若くて・・これから!という感じ。
実は7年越しの女将の願いがいよいよ形になるのであります。
そして、ふた月後の7月の頭・・トマトの収穫も始まりました。
完熟なので、皮が裂けるほどパンパンです。
このトマトは、「あいこ」という名のフルーツトマト。
ロケット型、プラム型と呼ばれる細長い形が特徴です。
もともと、糖度も高く、リコピンも他のミニトマトに比べて4倍
というデータもあるほどのスグレモノなのですが
・・・黄色のあいこは、さらに甘いのです。
実は・・・・
赤い「あいこ」にも黄色い「あいこ」にも、
氷見温泉郷のしょっぱい温泉水をかけて栽培してもらっています。
ただ今、栽培の際の温泉水の濃度をいろいろ変えて実験中。
トマトは、塩分の多い土地で栽培すると、塩分のせいでトマトが
水を吸い上げにくくなり、その分、うまみがぎゅーーーーっと
つまったおいしいものができます。
塩田の跡地や干拓地などのトマトがおいしいのは、そのせいです。
氷見温泉郷の温泉は、海のそばのせいか塩分を含んだ温泉。
ならば、その温泉水でトマトを育てたら、きっとおいしいトマトが育つはず
・・・だから、どなたか、うちの温泉水でトマト育てて〜といい続けていたのです。
今年、ようやく、ふたつの営農組合が栽培に着手してくれて、
ようやく女将の念願がかなったというわけ。
この実験がうまく行ったら、今度は女将んちの温泉だけでなく、
氷見のいろんなしょっぱい温泉を使ってトマトを育て、
民宿さんやレストランなどで氷見名物の「温泉水をかけて育てたトマト」
の料理の輪が拡がって・・・と。女将の頭の中はムンムンになっているのです。
ハウスの中のトマトの糖度は約9度。
まだ、温泉水をかけて育てた科学的なデータは、出ていませんが、
もともと甘〜い「あいこ」です。(と、いいつつも、あちこちの
『あいこ』を買って食べては、ますます自信満々になっている女将です)