【中国四川料理　太陽（たいやん）】
ご主人は中華の鉄人、名門・四川飯店の陳健一さんのお父さん陳健民さんの愛弟子です。
陳健一さんの兄弟弟子にあたり、健一さんが郡山に出向く際は、必ずお立ち寄りになるほどのご関係とか。でもご本人は、そんなキャッチーな事柄を盾にするようなご商売をなさりません。
地元でも知る人ぞ知るお話しです。
こちらでは担々麺とは呼ばず「太陽麺（たいやんめん）」として、オンリストしています。
多分、ご本尊の担々麺をそのまま再現したら、地元の人にはインパクトが強すぎて、受け入れられなかったからでしょうか？　何せ郡山デビューは３０年以上前ですから、あのインパクトのある「麻」を効かせちゃったら、腰を抜かす人が後を絶たなかったのではないかと思われます。だから地元向きに、ソフィスティケイトしたオリジナルを作られたのだと思います。
極めてギミックの無い、シンプルな担々麺です。昔より全体にスッキリと軽い味わいになっていました。ご主人も還暦を越えられているはずですから、やや淡麗な味わいに移行したのかも・・・。
四川飯店の白ごまペーストのガッチリと効いて、山椒とラー油がビリっとするようなタイプではありません。幾分物足りないかも知れませんが、ツボを押さえた技ありの逸品であることは間違いありません。

場所：福島県郡山市大槻町字菅田５５−５
電話：024-951-9098‎