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花乃井別製ウナギの共だれ。
更新 : 2011/7/11 9:26
もうすぐ土用の丑の日ですね。
(今年の土用の丑の日は7/21と8/2の2回)
浜松人の私は人鰻が大好物なのですが、
逆に、土用の丑はお店が混みすぎてしまって入りづらくなることが悲しい。
まあ、うなぎは土用の丑の日以外に食べても美味しいですからね、ガマンガマンです。
さて、花乃井のお料理の中でも特に人気の高い「浜名湖ウナギの蒲焼き」。
その美味しさの秘密は“別製・共だれ”です。
この間、それを作る場面に出くわしたので、じっくり見物させてもらっちゃいました。
「共だれってなに?」
と思っていましたが、それはタレの中にウナギの骨や肉やいろんな部分を混ぜ込んで作る、なかなかおもしろいものでした。
まず、長細いウナギを蒲焼きにするために開くときに出る、骨や頭や尻尾、
これをじっくり焼くところから作業が始まります。
この時点でとても香ばしい香り。
骨と頭ばかりなのに、美味しそうなウナギの匂いです。
焼きあがった骨を一切れ貰いましたが、
美味い! これだけでお酒のつまみになりそう。
これを今度は全部、別に用意してあったタレに放り込みます。
醤油やらザラメやら味醂やらいろいろ(その他の秘密もあるらしい)
その中でゆっくり煮込みます。
上の写真は、その鍋の中の様子です。
(頭や骸骨が満載ですので、近くで見るとグロいです)
あまりに香りがいいもので、ず〜っと眺めているつもりでしたが
あまりに長すぎて、そんな私も飽きてしまうぐらいの長さ煮込んで、
ようやく完成でした。
こんなに丁寧に作っているとは。この中にはウナギエキスが満杯でしょう。
「共だれ」の「共」とは、「ウナギを焼くためのウナギで作ったタレ」という意味でした。「鮎の友釣り」の「友」と一緒ですね。
花乃井の共だれは「甘すぎず、味わい深い旨味」が好評です。
どうぞ皆さま、土用の丑だけと言わず、美味しい浜名湖のウナギとそれで作ったタレを味わいに、花乃井と浜名湖にお越し下さいませ。
(利根川)
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