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水上温泉 みなかみホテルジュラクのお知らせ・ブログ
竜宮城からお膳を借りた伝説の滝!東洋のナイアガラ♪
更新 : 2011/10/31 19:59
国指定天然記念物『吹割の滝』
高さ7m幅が30mを超え、その絶景が「東洋のナイアガラ」と呼ばれています。
片品川の流れに巨大な岩が吹き割れたように見えることから命名されました。
周囲には約30分〜1時間程度でめぐれる遊歩道が整備され
3ヶ所のコースがあり様々な絶景がご覧頂けます。
そして日本全国にはいくつか竜宮伝説がありますが、
ここ『吹割れの滝』もその一つです。
むかし昔、群馬県の吹割の滝は底が竜宮までつづいており、
滝のほとりで話したことは、竜宮まで筒抜けだった。
ある人が祭りで客が大勢くるのにお椀やお膳がなくて困っていました。
滝のほとりでぼやいていると、水の中から美しい娘があらわれて、
「乙姫様があなたの願いを聞いてくださるとおっしゃっています」
と言った。
男がお椀とお膳を貸してくれるように言うと、
「明日の夜明け前にここへ来てください。
お椀とお膳を淵に浮かべておきましょう。
用が済んだらきっと返してくださいね」
と言って、娘はずぶずぶと水に沈んで行ってしまいました。
翌朝また来てみると、娘の言うとおりお膳とお椀が浮かんでいました。
男は借り物の食器で客人をもてなしましたが、立派な食器を返すのがおしくなり、
朱塗りの椀をひとつだけ残して、ほかの食器を淵に浮べて返しました。
村へ帰ってみると何やら騒がしい!
見ると自分の家が燃えているではありませんか!
竜宮の椀は燃えさかる火の中に残されたまま。
すべてが燃え尽きてゆくのを、男は黙って見ているしかなかったそうです。
それ以来、吹割の滝の底は閉じてしまい、
竜宮のお使いが現れることもなくなってしまいました。
今でも吹割の滝には竜宮の椀と言われる古い食器があるそうです。
でも誰があの火事の中から持ち出したものかは伝えられていません。
そんなむかし話のある吹割れの滝!
渓谷とあわせて「吹割渓ならびに吹割瀑」の名称で、
国の天然記念物、名勝に指定されています。
水量の少ない日は滝の直前まで近づく事ができますが、
滑落しやすいので注意が必要です。
紅葉は10月下旬〜11月中旬ごろまで見ごろです。
水上ホテル聚楽より約38km
【高速道路】水上IC〜沼田IC利用 55分
【一般道】沼田市街地経由 1時間20分
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