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10歳で行う『半成人式』
更新 : 2018/1/12 9:11
半成人式とは・・・
10歳の子供たち(成人20歳の半分)が、
中国の聖人・孔子様へ志・誓いを立てる儀式。
子供たちみんなで声を揃え、
誓いを立てている姿は、
非常に感慨深く、感動的です。
日新館教育の根底にある教え、精神文化などを学びます。
孔子廟にて誓いの言葉を述べたり、座禅をしたり、
「什(じゅう)の掟」についてのお話を聞いたりと、
とても実りのある体験でした。
「会津家訓15カ条」
一、大君の儀、一心大切に忠勤を存すべく、列国の例を以て自ら処るべからず。若し二心を懐かば、則ち我が子孫に非ず、面々決して従うべからず。
一、武備は怠るべからず。士を選ぶを本とすべし。 上下の分、乱るべからず。
一、兄を敬い、弟を愛すべし。
一、婦人女子の言、一切聞くべからず。
一、主を重んじ、法を畏るべし。
一、家中は風義を励むべし。
一、賄を行い、媚を求むべからず。
一、面々、依怙贔屓すべからず。
一、士を選ぶに便辟便侫の者を取るべからず。
一、賞罰は家老の外、これに参加すべからず。若し出位の者あらば、これを厳格にすべし。
一、近侍の者をして、人の善悪を告げしむべからず。
一、政事は利害を以って道理を枉ぐべからず。僉議は私意を挟みて人言を拒むべらず。思う所を蔵せず、以てこれを争そうべし。甚だ相争うと雖も我意を介すべからず。
一、法を犯す者は宥すべからず。
一、社倉は民のためにこれを置き、永く利せんとするものなり。 歳餓うれば則ち発出してこれを済うべし。これを他用すべからず。
一、若し志を失い、遊楽を好み、馳奢を致し、土民をしてその所を失わしめば、則ち何の面目あって封印を戴き、土地を領せんや。必ず上表して蟄居すべし。
右十五件の旨 堅くこれを相守り以往もって同職の者に申し伝うべきものなり
寛文八年戊申四月十一日 会津中将
家老中
幼い子どもたちが自らを律する「什(じゅう)の掟」
リーダーである什長(じゅうちょう)が
申し聞かせる「お話」は、以下のようなものだったそうです。
↓↓↓ これが、「什の掟(じゅう)」と呼ばれる。
一、年長者の言ふことに背いてはなりませぬ
一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
一、弱い者をいぢめてはなりませぬ
一、戸外で物を食べてはなりませぬ
一、戸外で婦人と言葉を交へてはなりませぬ
そして
最後に「ならぬことはならぬものです」・・・と、厳格に教戒する
遊びのうちに社会人としての基本を教える日新館教育は、
10歳で入学する以前の6歳頃からすでに始まっており、
幼い子でも無理なく年長者への尊敬や礼儀を覚え、
知識を得ていくことができたそうです。
第二武道場は弓道体験もできます。
私たち大人にとっても、
自分自身を律するよい機会となり、
会津で生きる幸せを実感できた一日となったことと思います。
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