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歴史生きづく宿 環翠楼のお知らせ・ブログ
素敵な習慣(その二十三)
更新 : 2010/12/28 19:44
こんにちは♪広報隊長コロ助です。
今回の素敵な習慣シリーズは新年行われる「お屠蘇」(おとそ)の話。
うわ〜ん><;
コロ助は今年初めての経験でドキドキです。
去年までは「やってるな〜」「新年っぽくて素敵だなぁ〜」
位にしか関わってなかったので
「今年は担当ね!よろしく♪」とお屠蘇担当のコロ助でビビッてます。
まず、屠蘇飾り(?)なるものを「お茶屋さん」で購入。
なにっ?毎年新しいものに変えるのか(驚)
そして屠蘇散(とそさん)を「薬屋さん」で…。
な、なんと薬局で購入するものなのね。
「お屠蘇」は酒!と思っていたのに「酒屋さん」が絡んでないのが不思議。
と、分からないことだらけでアセってます。(@@;
いやいや、こんな事では新人の仲居さんが困ってしまうことばかり・・・。
と、引退した仲居さんに急遽連絡しちゃいました。(^^;
で!マメ知識のご紹介〜。
「お屠蘇」とは、酒やみりんで生薬を屠蘇散で浸け込んだ一種の薬草酒。
正式には「屠蘇延命散」と言います。
「屠蘇」と難しい漢字を書きますが、これにも意味があります。
「屠」は「邪気を払う」
「蘇」は「魂を目覚め蘇らせる」という意味。
邪気を払い無病長寿を祈り心身ともに改まろうという願いを込めた
お正月ならではのセレモニー酒!
中国発祥の習慣で、日本に入ってきたのは平安時代。
嵯峨天皇の頃に宮中の正月行事として始められ、
江戸時代に一般に広まった習慣です。
なるほど、なるほど…。
と、深い歴史に関心のコロ助ですが…なんせアセってます!
「小松さん!ウンチクも嬉しいのですが作法を教えて〜><;」
で!「お屠蘇」の飲み方を伝授してきました。
地方によって異なるみたいですので、今回は関東編。
▲お雑煮を食べる前に。
▲東を向いて。
▲年少者から。(ここの部分も驚き!若い人から飲むのですね)
この3つを守るのが基本だそうです。
よし!明日はシュミレーションで練習だっ!と意気込んでいたら
「予習は良いことだけど、縁起悪い」との指摘。
うぅぅっ…事前練習は駄目なのか(涙)
元旦に、ぶっつけ本番でできるのか?
と、頭の中で何度も練習するコロ助です。
環翠楼では元旦〜3日の朝まで「お屠蘇」を用意しております。
素敵な習慣ですので、初めての方は
是非、一緒に初体験してみてはいかがでしょう。
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