箱根の日々の中に息づく物語を、お客様に感じていただけたら。
そう感じて、ブログを描いています。
人々の動きの中に息づく、物語。
それは、人の数だけ。人が感じる心の瞬間に応じて、様々な物語があります。

自然の中に生きる、わたしたち。動物、植物。。みんな、それぞれに物語をもっていて、というか、自然の表現に物語が生まれるような気がします。
鎌倉時代、「古今著聞集」に桜梅桃梨と、いずれも独自の美しい花を咲かせることに、桜は桜の、梅は梅の、桃は桃の、李は李の特徴を活かす意味の言葉があったということを、感じます。

今朝はまた、朝陽に光る湖の情景は、一瞬の絵でした。
その瞬間を体で感じたくて、でも、頭で考えてしまう。
ま、それもいっか。って、笑みがこぼれました。

溢れる感情が言葉となるものは、ありふれたものばかりだけれど、
ここでは目に見えるもの。見えないもの。それが感じられて、全て繋がっているような気持ちがします。
「無意識」っていう意識がある。それを感じる朝でした。

箱根はこれから紅葉のシーズン。
富士山に初雪が降って、仙石原のすすきが黄金色に染まってたら山の頂上からはなさか爺さんならぬ、紅葉爺さん。。とでも言うのか、すぅーっと染まっていきます。
その時期は寒いので、防寒対策はばっちりときめないと。だけど、実は、今の時期は暑くなく、ひんやり空気が心地よい、箱根の絶好のシーズンなんです。

秋は紅葉だけではない。咲き競うような曼珠沙華や、コスモス、キンモクセイに、萩。
道々に散歩しながら秋の心地よい風と、今しか見られない秋の表情が感じられます。
朝から夜にかけて、瞬間瞬間がたまらなく美しい箱根の秋。

わたしは、秋の箱根の静かな月夜が、本当に好きです。
箱根を感じに、ぜひ、箱根へ来てみてください。