宿番号:320213
気兼ねなく、心地よく、あわら温泉 ホテル八木のお知らせ・ブログ
福を呼ぶフクロウが目印の地酒♪『福千歳』
更新 : 2010/8/26 20:18
今日は、このシリーズに隠れファンがいると信じてやまない“わか”がおすすめする福井の蔵元紹介第4弾をお届け!!
またまた、美味しいお酒を醸しているいち押しの県内蔵元をご紹介させていただきます。
今回紹介させていただくのは、福井市内で、酒造りの本流を見失うことなく地道に日本酒を造り続けている田嶋酒造『福千歳(ふくちとせ)』です。
福千歳の蔵の始まりは、江戸時代の後期(1840年代)、福井県福井市清水町(旧志津村大森)です。
当時は福井県丹生(にゅう)郡に蔵を構えていました。
しかし、その地で幾度となく起こる水害に困り果て、昭和28年、酒造りにかかせない良質な水が豊かな現在の地(福井市桃園町)に移り、再び酒造りをはじめることとなりました。
酒銘である「福千歳」は、蔵が移転するまでの間、家族が暮らした千歳町(現在の福井市足羽2丁目)の思い出を胸に、“福”が“千歳”と続くようにという願いを込めて名付けられたそうです。
福千歳の酒造りの基本は、あくまで自然の摂理を生かした【山廃仕込(やまはいじこみ)】。
足羽山と足羽川に囲まれて沸き出す、良質の地下水(軟水)を使い、協会10号酵母と山廃仕込を基本とする昔ながらの酒造りは、手間こそかかりますが蔵元がこだわりを持つ日本酒の伝統を踏襲した味わいを生み出します。
今現在、様々な酒造りの技術が研究・開発されている中、お酒造りの基本・王道を守りつつ、時代の変化にも柔軟に対応しつつ皆さまに愛され喜ばれる良酒造りには余念がありません。
確かに決して派手なお酒ではありません。
しかし、家族と能登杜氏以下4名の小さなこの蔵は、一度飲んだら忘れられない心のこもったお酒造りを目指して酒蔵を営んでおります。
なお、当宿では、本醸造【満(まん)】と純米酒【圓(えん)】をご用意しております。
特に、本醸造【満】はそのまま飲んでも美味しいお酒ですが、ちょっと趣向を変え、凍らせて「みぞれ酒」として楽しむこともできます。
凍らせてシャーベット上にしたお酒は口当たりもヒンヤリ、暑い盛りに嬉しい味になります。
溶けていくに従って変わる味を楽しむのも、なお良しです♪♪
売店でも販売しておりますので、ぜひお土産にもお買い求め下さい。
※追伸※
ちなみに余談ですが、田嶋酒造さんは当宿の先代大女将と血縁関係にあたるんですよ♪
■わか
関連する周辺観光情報