宿番号:331105
氷見温泉郷 魚巡りの宿 永芳閣(BBHホテルグループ)のお知らせ・ブログ
【冬支度】五葉松の松太郎の雪吊り・・・
更新 : 2010/12/1 16:59
今日は、海越しの立山連峰がきれいに見えています。
きーんと冷えているわけではなく、なんだか過ごし易い日。
外仕事にもってこいの日かも・・・・。
でなわけで、庭のメイン部分の雪吊り作業開始です。
写真の五葉松は、永芳閣のシンボルツリー。
女将は、この木を「五葉松の松太郎」と呼んでいます。
松太郎というのは、永芳閣の初代、女将のおじいちゃんの名前。
永芳閣が町の中にあったころ、松太郎さんが、とある料理屋さんからこの五葉松を買い求め、永芳閣に大きな庭(その名も鯉松園)を作りました。
当時の庭は、たぶん2000坪ほどあって、池の太鼓橋の向こうに鎮座していました。
昔は雪もよく降ったので、それはそれは雪吊り作業も大変だったと思います。
町の中から、海を見下ろす高台に引っ越したのが33年前。
五葉松も引越しの際に人手に渡そうかと思ったのですが、
よほどの縁か・・やっぱり今も永芳閣に。
庭師さんも何度も枯れそうになったこの松を大切にしてくれています。
さてさて、雪吊りの作業に話をもどしましょうね。
小さな木なら、縄の本数も少なめで、すぐ作業も済むのです。
でも、この五葉松は、64本仕立。
大まかに枝ぶりに合わせて、縄を分けます。
それから、全体を一度整えます。
縄と縄の間隔も大事なポイント。
あららら、日が高くなって、お日様のせいで写真がうまく写りません。
ちょいと角度を変えて、もう一枚。はい。
縄と枝の関係は、こんな風。
大きく枝全体を結わえて、結び処が縄と縄の間隔の決め手になります。
この木の下に入ると、なんだかね・・・ちょっと懐かしい感じ。
あー、おじいちゃんが板前さんだった頃に、
もっともっといっぱい話を聞いときゃよかったよなぁ〜
かぶら寿司の漬け方とか、氷見の伝承料理とか、宿を大きくしながらどんなこと考えてたのか、とかさ・・・。
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