冬将軍が猛威をふるっているこの冬。

美しい雪を活かして、弘前城公園では、雪灯籠祭りが開催されています。

雪化粧をまといライトアップされた弘前城、
池をかこむちいさなかまくらたちから漏れる優しい光、
光にてらされ浮かび上がる雪像…

見どころは満載！ですが、この祭りでは津軽錦絵の回廊も用意されています。

なんとこの回廊、昨年の弘前ねぶた祭りの武者絵を飾っているのです。

雪の中で見る錦絵は夏とはまた違った趣。

まるで、夏の熱気をそのまま閉じ込めているかのよう。
見ていると思わず寒さを忘れてしまいます。

弘前城公園にて、雪灯籠祭りは明日11日までではありますが、
この静かな津軽の熱気は明日までではありません。
しっかりと雪の中であたためられて大きくなり、また8月を迎えます。

この冬があるからこそ、あの夏がある。
季節のはっきりとした青森ならではの良さを肌で感じることができます。


雪に囲まれ、静謐という言葉がぴったりな津軽の冬を堪能した後は、
是非、お囃子と太鼓の音の鳴り響く津軽の熱い熱い夏にも足をお運びください。

季節を変えての皆様のご来訪、心よりお待ちしております。


界津軽　池田