鉄道によるイベントで地域を活性化しようと、県内の鉄道ファンなどでつくる「なすてつ（栃木・東北トラベルプロジェクト）」は４月５日、市黒磯文化会館で「なすてつ鉄道祭〜なすとてつ　地域の元気に鉄分チャージ！」（下野新聞社など後援）を開く。千葉県の人気ローカル線の社長や旅行会社社員らによるシンポジウム、鉄道関連の映像や資料、お宝の展示、グッズ販売など鉄道ファン以外にも幅広く楽しめる内容だ。

　シンポジウムは午後１時半〜同４時、「鉄道資源と地域活性化」をテーマに実施する。千葉県のいすみ鉄道の鳥塚亮社長や真柄徹クラブツーリズム総務部長によるミニセミナーに続き、地元経済人ら３人が加わったパネルディスカッションが行われる。

　午前11時からは入場無料で鉄道資料やファンのお宝が公開されるほか、いすみ鉄道とひたちなか海浜鉄道の記念台紙付き硬券セットが販売される。駅弁発祥の地とされる宇都宮市の松廼家のオリジナル包装紙弁当（千円、事前予約のみ）も限定販売される。いすみ鉄道、ひたちなか海浜鉄道の鉄道グッズも販売する。午後５時半からは那須塩原駅近くで交流会も予定されている。