山代温泉では数年前から町並み整備を行なっております。
温泉街の中心部には、数年前に「はづちを楽堂」という紅柄格子の茶店やお土産やさんなどが並ぶ建物や、山代温泉の源泉が湧出てその場で足湯を楽しめる「源泉公園」などができました。

そして、この整備事業の集大成が２つの「総湯」という共同浴場の新築工事です。昨年の８月には、まず「新総湯」というモダンと温泉街らしさが調和した総湯が完成しました。さらに、今年１０月３日には「古総湯」という温泉街のシンボル的な総湯が完成します。明治時代の総湯を復元した、木造の建物です。

今回、特別に一足早く中に入れて頂くことができました。
「古総湯」は１階が浴室、２階が休憩所になっていて、周囲を全て見渡すことができるようになっています。８月でも一番暑かった日でしたが、とても開放的で風通しも良いので湯上りにはちょうど良い涼しさでした。
隣接する「新総湯」の方を見渡せば、温泉街の雰囲気をかもし出す「新総湯」はもちろん、重要文化財の老舗旅館や薬王院温泉寺の木々・緑、遠くの山並みをも眺めることができます。
１３００年の歴史ある温泉と景勝に心が安いで、パワースポットにもなるかもしれませんね。

山代温泉にも新しい風が吹く。そんな気がして１０月３日が本当に待ち遠しくなりました。