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伝統の重み“県無形民俗文化財式三番叟”
更新 : 2010/11/3 16:00
西伊豆町仁科にある“佐波神社”の“式三番叟(しきさんばそう)”を見に行った来ました!!
朝の境内は、風が吹き日陰も多く、朝の神社は寒い!!!!
この“式三番叟”は秋祭りの毎年十一月二日夜「日の入り三番」、三日朝「日の出三番」が奉納されます。
地元の若衆が江戸時代から受け継いできた伝統郷土芸能で初演は江戸後期の一八二五(文政八)年に佐波神社社殿の大改修を祝って奉納したのが始まりだそうです。
頭は駿府(現静岡市)の人形作り名人の初代長兵衛、二代、三代によって作られたといわれ、日本の人形芝居の歴史と分布を研究するうえでとっても貴重なものなんですって!!
一九七二(昭和四十七)年に県無形民俗文化財の指定も受けました。
頭は以前、百個以上保存されていたが、現在残るのはわずか十九個のみ・・・。
祝福芸である千歳、翁、三番の三体の人形を九人の人形師が操り、囃子(はやし)は大太鼓、小太鼓、小鼓、笛、謡など総勢二十二人もの若衆が担当♪
舞台は拝殿を使い、ふすま絵が連なる背景画を計十二枚をセット。絵は初日が入り日と松竹梅、富士山、三日は日の出と若松、鶴をいずれも縁起物を配して奉納されます。
開演すると人形が舞台に登場し、「千歳の舞」「翁の舞」「三番の舞」などが古式ゆかしく演じられ、演技者らの凛とした表情が一層、会場を緊張感で包んでいました。
昔から「一手違えば七里が枯れる」「気合が合わなきゃ七里が枯れる」と言い伝えられ、そこに伝統の重みがあるんですね!!
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