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2017.09.26

いいね! が止まらない!! 手書きで作る 「#しゃかコラ」ノウハウ教えます

こんにちは! はましゃかです。

世は大インスタグラム時代。
「いいね! が止まらない!! 」なんてタイトルに飛びついてしまったそこのあなたに、今回は私がインスタグラマーと呼ばれるきっかけとなったリアル手書き文字コラージュ「#しゃかコラ」の秘密を大公開しちゃおうと思います。

記事の後半ではずっと行ってみたかった神保町で実技編。実際に写真を撮りながら街を歩き、しゃかコラ作りを編集部の方と一緒に実践します!

記事配信:じゃらんニュース

しゃかコラって何!? と思ったあなたへ

とりあえず、見てくださいこの写真を。

しゃかコラ

しゃかコラとは、私「はましゃか」がインスタグラムに載せているコラージュ写真のこと。
文字やイラストは画面に指やタッチペンではなく、リアルな手書きタッチを表現するために紙に書いています。
しかもこれ、スマートフォンひとつで作っているんです。

「まるで雑誌のような手書きタッチ×写真をインスタグラムに載せられたら、きっと可愛いだろうな・・・。でも、スマホだけでできるのか!? 」

突然の思いつきにより始まった研究の日々。

アプリというアプリを試し、研究に研究を重ね、ついに見つけた独自の方法。
これを「しゃかコラ」と名付け投稿すると、びっくりするほどたくさんの人から「いいね! 」をもらえるようになったんです!
はましゃかのインスタはこちら→@shakachang

実は簡単! しゃかコラのやり方

しゃかコラのやり方は日々アップデートされていますが、基本的に必要なアプリはたったの3つ!

しゃかコラ 必要アプリ

1.写真に余白をつけるアプリ
2.手書き文字をスキャンするカメラアプリ
3.スキャンした画像の背景を透過して組み合わせる合成アプリ

この3つがあれば、簡単にしゃかコラを作ることができちゃうんです!

1つ目のアプリは「正方形さん」
縦長や横長の写真を正方形にしつつ、手書き文字を入れる余白を作ります。
今のインスタグラムは縦横比率の違う画像も投稿できるようになったので、文字を入れられる余裕のある写真の時は、このアプリを使わずそのまま文字を合成することもあります。

2つ目のアプリは「CamScanner」
手書き文字を撮影すると、あら不思議! 紙の陰影を消し、文字をはっきりと浮かび上がらせることができます。

3つ目のアプリは「合成スタジオ」または「ibisPaint X」
どちらも文字の背景を透過し、余白を作った写真と組み合わせるために使います。
「合成スタジオ」は白地を残して文字を透過できるので、漫画の吹き出し風の落書きをするときに。「ibisPaint X」はイラストを描くアプリですが、文字の色を反転できるので背景が暗い写真と合成するときに役立ちます。

アプリをスマホに落とせば、あとはアイディア次第!
毎日新しいデザインを考えるのが楽しくて仕方ないですヨ。

この三種の神器がなければ今頃私はオシャレな写真のために、
毎朝6時に起きて自然光が入るテーブルに布を敷き
モチーフ(例えばデパコスと言われるブランド化粧品)をアンティークっぽい皿に載せ
オシャレな瓶や植物(最近はドライフラワーが人気です)をフレームインして
ブランド名が書いてあるリボンor紙袋を何の気なしに散らし
真俯瞰からVSCOで撮影していたかもしれないな・・・。

本当に紙とペンだけでできる自分の加工とアプリに感謝です。ズボラ万歳。

いや、真俯瞰(=めっちゃ真上から撮る)も自然光(=太陽の光)もリボンや紙袋(=プライド)もマジで使えます。ってか、むしろこれやると誰でもインスタグラマーになれます多分。
(インスタグラマーのみなさん、ごめんなさい。)

私が手書き加工にこだわる理由

私、手書き文字が大好きなんです。いわゆる字フェチというやつですかね。

「利き茶」「利きビール」ならぬ「利き字」するのがとても得意だったんです。
個性的で大好きな先生の字を真似したくなったり、おてんばな印象の子なのに字は書道のように綺麗だったり、オシャレでクールな人がひもが絡まるような文字を書いていたり・・・。
隠せないその人らしさや性格が字に出てるのって、とっても愛しいなって。

でも、SNSが流行したせいか最近は手書き文字を見たり書いたりする機会がぐんと減ってしまい、寂しいなあと感じていたんです。
だからこそ、SNSの覇者であるインスタグラムに手書き文字を登場させたらきっと楽しくなりそうだな! と、私は立ち上がりました。

しゃかコラを始めてから「この字、はましゃかだよね。」と言ってもらえることが多くなりました。新しいデザインを考えたり、いろいろなフォントを手書きで書いてみたりと、これからも挑戦したいことは山ほどあります!

しゃかコラ実技編! 神保町へ行きました

はましゃか、神保町初心者です・・・

ということで、やってきました! 実は初めての神保町。

本と街の案内所

右も左もわからないので、編集部の方と一緒にまずは「小学館ギャラリーBH神保町」のなかにある「本と街の案内所」に行きました。(笑)

はましゃか(私)「あの、私、神保町来るの初めてです!!!!!! 」
編集部K氏(K氏)「えっ、初めてなんですか・・・・・!? 」
「詳しい人と一緒に行って教えてもらいたいな~~ってずっと思ってたんですけど、
この案内所があるなら一人でも冒険できちゃいそう!! 」
「実は、今日のために詳しい友人にオススメのお店を聞いておきました! 」

本と街の案内所
忠犬のごとく友人から教えてもらったお店を検索しまくる私

K氏「じゃあ、どこに行きましょうか。」
「古本屋のボヘミアンズ・ギルドは絶対に行きたいです! あと、ラドリオってカフェのカレーが美味しいって聞いたんで食べてみたいです!!!! 」

案内所のパソコンにはうろ覚えのキーワードからでも知りたい情報が探し出せる「連想検索」という機能があって、とっても便利!
作者の名前が思い出せなくても、作品のジャンルや時代から探すことができます。

隣のタッチパネルでは行きたいお店をピックアップして自分専用のコースを入れた地図が作れたり。
神保町は初心者でも楽しめる優しい街ですね。

古本屋巡りでしゃかコラ映えスポット発見!

まず最初に目指したのは、アート好きなら行っておきたい神保町の老舗書店「ボヘミアンズ・ギルド」。

ボヘミアンズ・ギルド

到着と同時に、第一書店人発見!!!!!!!!

ボヘミアンズ・ギルド

お店の前に、膝で大量の本を抱えたまま空気椅子をしているおじさまの置物がありました!
うーむ、これはしゃかコラしがいのある写真が撮れそうな予感・・・。

ボヘミアンズ・ギルド
じゃーん!こんな感じで早速しゃかコラしてみました!

そして、中に入ると所狭しと無数の美術書が。

ボヘミアンズ・ギルド

まるで某魔法学校に呼ばれて訪れる某杖店。自分にぴったりな一冊が飛び出してきそうな勢い。
2Fには日本の作家の原画などが飾られていて、ここだけで1日が終わってしまいそう・・・。

昔の雑誌がどっさりと置いてある「magnif」にも立ち寄りました。

ボヘミアンズ・ギルド

洋雑誌からすでに廃刊になってしまった日本のファッション誌まで、ずらりと並んでいます! 雑誌マニアの私にはたまりません!!

撮ったらすぐ加工できるのが良いところ! 老舗カフェで早速しゃかコラしてみた

たっぷり古本屋を巡った後は、老舗カフェの「ラドリオ」へ。

ラドリオ

なんと! ウインナーコーヒー発祥の地だそうです!!!!!!

ラドリオ
オレンジジュース頼んじゃった・・・。

ここの名物、チキンカレーはまろやかに具材が溶け込んだあま~い味。

ラドリオ
ごはんの写真もこの通り! お店のロゴを真似て書くと、思い出に残る一枚に仕上がります。

さあ! 家に帰るまで待てないので、今日撮れた可愛い写真たちでドンドンしゃかコラ始めちゃいましょう!! 出先でもすぐに作れちゃうのがしゃかコラの良いところ。
編集部K氏に凝視されながら、まずはタイトルで使う写真を作りたいと思います!

しゃかコラ前の写真
しゃかコラ前の写真

写真と合わせたい文字をスケッチブックに手書きで書いていきます。

写真と合わせたい文字をスケッチブックに手書きで書いていきます

「Kさん! 『いいね! が止まらない! 』とかどうですか?」
K氏「良いですね~~ 『いいね! 10倍!! 』も良くないですか!? 」
「煽りますね~~」

それを「CamScanner」で撮影して・・・

それを「CamScanner」で撮影して・・・

K氏「コツとかあるんですか? 」
「コツはですね、『CamScanner』内の色調加工でコントラストを強めておくことです! 」
「手書き文字に出がちな色ムラが消えて、はっきりした文字の素材になるんです。」
K氏「なるほど。確かに僕がやってみた時はペンのにじみがそのままだったな・・・。」
「そうなんです! これをしておくことで、後々『合成スタジオ』で文字を透過するときにきれいに背景が消せるんです~~」
「って、え!? K氏、もしかしてしゃかコラやってくれていたんですか???? 」
K氏「結構練習してるんですよ・・・。(照)(照)」
「何だそれ、かわいいかよ!! もっとやりましょう!?!? 」

文字の素材ができたら、「正方形さん」で余白を付けた写真にドンと配置します。
私は写真の形や内容によって白地の大きさを変えています。インスタグラムに連続して投稿したいなら余白のサイズは合わせるのがベター。

次は「ibisPaint X」の出番。
「操作」という項目で文字の大きさや位置、角度などを調整して配置します!

次は「ibisPaint X」の出番

ここはもう、文字と余白のハーモニーをいかに奏でるかがポイント。
文字がうるさすぎても余白が多すぎても、面白みのない写真になってしまいます。
「余白にも形がある! 」ということを心がけて、遠くから眺めながら気持ちの良い写真を作りましょう。

って、スパルタ美大予備校デザイン学科平面構成コースの講師のコメントみたいだな!
目の前に座っているK氏が、浪人2年目の不器用系おぼっちゃまに見えてきた・・・。
ということは、私はキツすぎる広告業界をリタイアしたアラサー有名美女講師なのか???
「カフェのスキマ時間では、しゃかコラを完成させられませんでした」なんて・・・

\\\インスタグラムなめてんのか!!!! ///

写真にただ手書き文字を乗せて投稿すればオッケー?
そんな甘い考えじゃ、世のインスタウォッチャー達の親指は震わせられないんだよ!!!!!!!!!!
道行く人を振り向かせられないなら、せめてスクロールする指くらい立ち止まらせてみろよ!!!!!!

K氏「・・・・・・・・・・・・・・・・? 」
「アッ、ごめんなさいっ。つい予備校時代の楽しい思い出が。」
K氏「インスタグラムはもはや娯楽の域を超えてきたってことでしょうか・・・。」
「いや、ほんとに忘れて? 引き続き楽しいしゃかコラ教室を続けましょ♪ 」

そんなこんなで、作った写真を保存したらでき上がり。約10分ほどで完成です!

しゃかコラ

こんなにかわいい写真がすっごくお手軽に、しかもたったの10分でできちゃうなんて!

お散歩して写真を撮って、カフェで加工してすぐにアップできる。思い出をこんなに簡単に楽しく保存できる方法、真似しない手はありません!

しゃかコラ旅にあなたも出かけよう!

いかがでしたでしょうか。

しゃかコラはいつでもどこでも気軽に作れて、普通の写真をフォトジェニックな思い出写真に変えちゃう自慢の加工方法です。
写真の腕には自信ないけど手書きの文字なら自信があるという方、いつもの加工に飽きてしまった方!
ぜひ、撮った写真に手書き文字を組み合わせて、「#しゃかコラ」とタグをつけて投稿してみてください!

(次回こそラドリオでウインナーコーヒー飲んでこよっと・・・。)

今回撮影したところ

■本と街の案内所
[住所]東京都千代田区神田神保町1-15 小学館ギャラリーBH神保町内
[営業時間]11時~18時
[定休日]日・祝日・夏季および年末年始
■ボヘミアンズ・ギルド
[TEL]03-3294-3300
[住所]東京都千代田区神田神保町1-1 木下ビル1階・2階
[営業時間]11時~19時30分(日・祝11時~18時)
[定休日]なし
■magnif
[TEL]03-5280-5911
[住所]東京都千代田区神田神保町1-17
[営業時間]11時~19時
[定休日]不定休
■ラドリオ
[TEL]03-3295-4788
[住所]東京都千代田区神田神保町1-3
[営業時間]11時~22時30分(土・日12時~19時)
[定休日]祝日

※この記事は2017年9月25日時点での情報です。 

はましゃか  はましゃか

北海道出身。女子校で厳しく育てられるも、上京によるカルチャーショックで美しさと図々しさが開花。生き恥をさらす文章が得意です。最近役者に足をつっこみました。 Twitter@shakachang Instagram@shakachang

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