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2025.04.21

【全国】水に浮かぶカラフルな花が美しい「花手水」9選!おすすめスポットを紹介

花手水(はなちょうず)とは、神社や寺にある手水舎(ちょうずや)の手水鉢に色鮮やかな花を浮かべること。その見た目の華やかさから、フォトジェニックなスポットとして注目を集めています。

今回はそんな花手水を行っている全国のおすすめスポットを紹介。御朱印集めや寺社仏閣巡りを楽しみながら、花手水の美しい光景に癒されてくださいね。

花手水とは?

画像提供:写真AC
(画像提供:写真AC)

神社や寺院でお参りする前に、柄杓で手や口を清める手水舎の水盤(鉢)を花々で飾りつけたものが花手水と呼ばれています。

手水舎での手水はお参りする際のとても大事な儀式ですが、最近は柄杓の共有だけでなく、手水そのものの使用を控える寺社が多くなってきました。そのため手水舎で手を洗えない代わりに、目で見て心を清めてもらうのを目的に、手水舎を花で飾る花手水が全国の寺社で広がっています。

画像提供:写真AC
(画像提供:写真AC)

華やかで美しくフォトジェニックな花手水は、写真映えすることからSNSで盛り上がりをみせており、四季や風情を感じられる場所として注目されています。

ここからは、全国の花手水スポットを紹介します。

【北海道】帯廣神社

年6回開催!境内の花手水スポット巡りが楽しい

(画像提供:Snapmart)
手水舎

北海道の「帯廣神社(おびひろじんじゃ)」は開拓三神といわれる大國魂神・大那牟遅神・少彦名神を祀る神社。2019年から始まった花手水は、ゴールデンウィーク、夏詣期間(6月30日~8月15日)、例祭中(9月23日~25日)の年6回公開されます。

手水舎に飾られる花手水は、季節感を取り入れた花々や装飾が見どころ。夏には風鈴の涼やかな音色も一緒に楽しめますよ。

(画像提供:Snapmart)
宮司の火鉢

その他、火鉢の中に花を散りばめた「宮司の火鉢」や、大量のビー玉を敷き詰めた「ビー玉手水」など、境内に花手水のスポットが点在しているので、散策しながら巡るのもいいですね。

■帯廣神社
北海道帯広市東3条南2-1
参拝自由【授与所】9時~17時※時期により変動あり
無料
帯広駅よりバスで約10分/帯広広尾自動車道芽室帯広ICより約18分
あり(無料)
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(画像提供:Snapmart)

【山形県】熊野大社

桜や菊など、季節を感じさせる花で彩られた花手水が美しい

(画像提供:熊野大社)

“東北の伊勢”と言われる、山形県の「熊野大社」。縁結びの神様としても知られており、本殿の裏側に隠し彫りされた「三羽のうさぎ」を見つけると良縁に恵まれるという言い伝えがあります。

境内に入り、すぐ右側に立派な大イチョウを眺めながらしばらく進むと見えてくる手水舎。花手水は1年を通して実施され、春には桜、夏はバラ、秋には菊など季節を感じさせる花が浮かびます。

■熊野大社
山形県南陽市宮内3476-1
9時~17時
無料
宮内駅より徒歩で約15分/東北中央自動車道南陽高畠ICより約20分
あり(無料)
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(画像提供:熊野大社)

【埼玉県】行田八幡神社

地元の花屋さん監修!月に一度のライトアップも注目

行田八幡神社

“封じの宮”と呼ばれ、病気などを封じるご利益があるとされる埼玉県の「行田八幡神社(ぎょうだはちまんじんじゃ)」。

2月~6月、10月~12月の毎月1日~14日は、「花手水Week」として神社だけでなく周辺の店舗が花手水を飾る取り組みを行っています。月に一度は夜間のライトアップもあり、昼間とは異なる幻想的な光景が楽しめます。

「行田八幡神社」の花手水は、季節ごとの旬の花や華やかな水鉢のデザインが魅力。飾り付けは地元の花屋が手掛けているのだそう。境内の6カ所で展示されていますよ。

■行田八幡神社
埼玉県行田市行田16-23
参拝自由(社務時間10時~12時、13時~16時)
無料
行田市駅より徒歩約7分/東北自動車道羽生ICより約25分
あり(無料)
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(画像提供:行田八幡神社)

【東京都】法輪寺

和傘や提灯と四季折々の花が作りだす和の空間

法輪寺

早稲田駅から徒歩で約1分とアクセスしやすい場所にある東京都の「法輪寺」は、江戸時代創建の日蓮宗の寺。

花手水は1年を通して実施されており、毎週土曜日に入れ替えが行われます。季節の花々はもちろん、花の色合いにマッチするような和傘や提灯が飾り付けられ、どこから写真を撮っても素敵な一枚が残せますよ。

手水舎の向かいには、カラフルな花や青々とした葉で演出された棚が設置されているので、記念撮影するのもおすすめです。

■法輪寺
東京都新宿区西早稲田1-1-15
【拝観時間】9時~12時30分、13時~16時
無料
早稲田駅より徒歩約1分/首都高速道路早稲田出口より約10分
なし
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(画像提供:日蓮宗法輪寺)

【東京都】鳩森八幡神社

彩り鮮やかな花を使用した豪華な花手水が魅力的

鳩森八幡神社

創建約1000年の歴史を誇り、東京都・千駄ヶ谷一帯の総鎮守として信仰を集めてきた「鳩森八幡神社(はとのもりはちまんじんじゃ)」。

花手水は正面鳥居を通った先の右手にある手水舎で実施されており、春と秋は週に一度、冬は2週間に一度入れ替えが行われます。色鮮やかになるように、毎回種類豊富な季節の花を使用しているのがこだわり。

夏はおもちゃのアヒルやカラーボールとフラワーアレンジメントを組み合わせた夏祭り仕様になりますよ。

■鳩森八幡神社
東京都渋谷区千駄ヶ谷1-1-24
参拝自由
無料
千駄ヶ谷駅より徒歩約5分/首都高速道路外苑出口より約15分
あり(無料)
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(画像提供:鳩森八幡神社)

【京都府】小倉山二尊院

嵯峨、小倉山に咲いた花で飾られる上品な花手水

小倉山二尊院
小倉山二尊院

平安時代に創建され、和歌にも詠まれる京都府の「小倉山二尊院」はその名の通り、「釈迦如来」と「阿弥陀如来」の二尊を祀る寺院です。

花手水は寺に咲いている花を使用しているのが特徴。年間を通して実施されており、春は梅や沈丁花、梅雨の時期はあじさい、秋はマリーゴールドやススキなど、季節の移り変わりを感じさせる飾り付けが楽しめます。

手水舎だけでなく、本堂横や本堂縁側に置かれている花鉢でも見ることができますよ。

■小倉山二尊院
京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27
9時~16時30分
なし
拝観料【中学生以上】500円
嵯峨嵐山駅よりバスで約3分/京都縦貫自動車道沓掛ICより約45分
あり(無料)
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(画像提供:小倉山二尊院)

【京都府】勝林寺

アート作品のような、立体的な花手水が鮮やか

勝林寺

京都府に位置する臨済宗東福寺派の大本山・東福寺の、25ある塔頭寺院のうちの一つ「勝林寺」。紅葉の名所としても知られ、秋には赤く染まった境内を見に多くの人が参拝します。

花手水は通年で実施され、冬は週に一度、それ以外の時期は毎週火曜日と土曜日に花の入れ替えが行われます。毎回20種類以上の花を使い、立体的になるように仕上げているのがポイント。授与所で手に入る可愛い「干支守り」が一緒に飾られていることもありますよ。

■勝林寺
京都府京都市東山区本町15-795
10時~16時
無料(正月と秋の特別拝観のみ有料)
東福寺駅より徒歩約8分/名神高速道路京都東ICより約15分
あり(無料)
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(画像提供:勝林寺)

【京都府】柳谷観音 楊谷寺

あじさいをはじめ、椿や秋桜など季節を感じられる花手水が魅力

柳谷観音 楊谷寺
名勝庭園浄土苑
柳谷観音 楊谷寺
名勝庭園浄土苑

平安時代から、眼病平癒の祈願所として信仰されてきた京都府の「柳谷観音 楊谷寺(ようこくじ)」。例年6月初旬~7月上旬には、約5000株のあじさいが咲き誇ります。

“歴史と四季を感じられる聖地にしたい、不安な現代にご利益と共に五感を通じて心に平安を”との思いから花手水を始めたのだそう。山門の横にある「龍手水」、本堂近くの「庭手水」・「恋手水」など境内の各所で見られます。

あじさいや椿、秋桜の他、年間を通して四季折々の花を使った花手水が堪能できますよ。

■柳谷観音 楊谷寺
京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2
9時~17時(最終受付16時30分)
【拝観料】500円(あじさいウィーク期間1000円)※高校生以下無料
西山天王山駅よりタクシーで10分/京都縦貫自動車道長岡京ICより約10分
あり(有料)※一部、無料駐車場もあり
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(画像提供:柳谷観音 楊谷寺)

【奈良県】岡寺

キラキラ光るビー玉とカラフルな花が作り出す美しさ

(画像提供:岡寺)

古くより厄除け霊場として奈良時代に建立された、奈良県の「岡寺」。毎年5月下旬~7月上旬にかけては、淡い色合いが綺麗なあじさいが境内を彩ります。

花手水は境内の各所で年間を通して行われており、太陽の光を受けて輝くビー玉と、夏は蓮、秋は紅葉などの季節の花のコラボレーションを見ることができますよ。

例年ゴールデンウィークの期間中は、境内にある「華の池」に天竺牡丹(ダリア)を浮かべるイベントも開催。カラフルな花が水面を埋め尽くす光景は圧巻です。

■岡寺
奈良県高市郡明日香村岡806
【3月~11月】8時30分~17時【12月~2月】8時30分~16時30分
なし
入山料【大人】500円【中学・高校生】400円
橿原神宮前駅よりバスで約15分/南阪奈道大和高田バイパス出入口より約15分
あり(無料)
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(画像提供:岡寺)

※この記事は2025年4月7日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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じゃらん編集部  じゃらん編集部

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