日本の世界遺産
郷愁を誘う合掌造りの集落へ
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岐阜県の白川郷は世界遺産に登録された3つの合掌造り集落の中で、最も規模が大きく見どころがいっぱい。現在も人が暮す築300年余の「和田家」や昔ながらの生活が体感できる「合掌造り民家園」などを訪れ、合掌家屋の風格を感じよう。また、白川郷には四季折々の魅力もお待ちかね。新緑の6月には白山の山開き、木々が色づき始める10月中旬には神社の境内で濁り酒がふるまわれる「どぶろく祭り」、雪深い1・2月には家屋のライトアップが楽しめる。周辺には立寄り温泉もあるので、集落内の合掌造りの宿に滞在しじっくり観光しよう。
富山県南砺市の五箇山に位置する「相倉集落」は、庄川沿いの山腹に繁るブナ林に囲まれた小さな村。約20軒の合掌家屋のほとんどが江戸時代に建てられ、中には築400年を超えるものもある。その多くは民宿を営んでいるので、宿泊して夜は囲炉裏を囲みながら岩魚や山菜の料理に舌鼓を打ちたい。日中は茅葺屋根が並ぶのどかな村を散策しよう。古い生活用品などが展示されている「相倉民俗館」や伝説が残る岩「天狗の足跡」、「夫婦ケヤキ」などをのんびり巡り、「相倉展望台」から集落の全貌を見渡すのがおすすめの過ごし方。
相倉集落から10kmほど離れた菅沼集落は三方を庄川に囲まれ、現存する9戸の合掌家屋では今なお人々が生活を営んでいる。見どころは江戸時代に盛んに生産された火薬の原料、硝煙の製法が展示される「塩硝の館」や「五箇山民俗館」。こちらの村でも通年様々な祭りや催しがあり、1・2月には家屋のライトアップが行われる。全景を写真に収めるなら集落が一望の「合掌の里」駐車場脇の展望広場へ。また、周辺には五箇山で最も大きい準5階建ての「岩瀬家」や、江戸時代に加賀藩が使った「流刑小屋」など珍しい文化財が点在する。
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