さとけんさんの愛知県の旅行記

旧東海道、赤坂宿の大橋屋に泊まりました。江戸時代の旅人も泊まった部屋。歴史をつなぐ。
- 1日目2015年3月11日(水)
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15:00-16:00
15時44分、高速バスが浜名湖へ差し掛かりました。既に50分の延着です。
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15:00-16:00
浜名湖SAから撮影した1969年(昭和44年)供用開始の浜名湖橋です。 赤が映えます。全長603m。 本宿バス停着への到着も50分ほど遅れる予定のため、 本日計画していた国府駅から赤坂宿までの街道歩きは 明日の朝に予定変更することにしました。
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16:00-17:00
本宿バス停から本宿駅までは歩いて5〜10分ほど、電車を名電赤坂駅で降りた後、 赤坂宿の復元された高札場に16時55分に到着です。
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16:00-17:00
高札場と道路を挟んである尾崎屋さんの側面です。(崎の漢字のつくりは「大」ではなく「立」です、環境依存文字のため「崎」で表記しました)
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16:00-17:00
尾崎屋の店構え、現役のお店です。
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17:00-18:00
浄泉寺です。ソテツが移植されていると聞きます。観に行きましょう。
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17:00-18:00
大きいソテツですね。現存している樹齢の長い植物は数多くあれど、 やはり昔の絵や昔の写真に残っている樹となると感慨もひとしおです。
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17:00-18:00
17時5分、大橋屋にやってきました。 今は一日一組、360年に渡る宿泊客の最後から数えて4番目、間に合いました。 以前は一泊二食付でしたが、今は素泊まりのみです。
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17:00-18:00
17時に宿に到着するとそのまま当代の御主人に 建物内部の説明をしていただきました。 本日宿泊する部屋から旧街道を臨みます。 二階ですが道路が近い感じです。
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17:00-18:00
二階の廊下です。長い歴史・多くの足に磨かれて黒光りしています。
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17:00-18:00
二階から一階を見下ろします。 階段がとても急です。
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17:00-18:00
年季の入った提灯。
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17:00-18:00
上がり框の床板です。 数多くの旅人の足を受け止めてきました。 17時から18時まで御主人がたっぷり建物の内部や外部の説明をしてくださいました。 18時からは女将さんが予約してくださった近くのうなぎ屋さんで夕食です。
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18:00-19:00
大橋屋さんから歩いて1分ほどの旧街道沿いにある、その名も「うなぎ屋」さん。 うなぎ屋の女将さんが一人で切り盛りされています。 焼くのに15分ほどかかるのですが、 大橋屋さんに予約を入れてもらっていたので待つことはありませんでした。 こちらでうな重(2300円)をいただきました。 焼いた良い香りのうな重、一口頬張ると、おぉ、これですこれです、 今しがた焼いた鰻の香りはこれですよねー。 生きたうなぎをその場でさばいて焼くためとてもふっくらとしています。 美味しかったです。ご馳走様でした。 店の女将さんのお勧めはうなぎ田楽とのこと。田楽のメニューは撮影していませんが、 うなぎ田楽定食2300円(単品1800円)です。 営業時間等は確認しませんでしたが、 家に帰って調べたところでは2008年の情報で、 「営業時間11時〜14時・17時〜19時、休業日・月曜日(但し第二月曜日は営業)」とのことです。 赤坂宿を歩かれる際は、是非どうぞ。
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18:00-19:00
18時49分、大橋屋さんへ帰って二階から撮影、 土間に立っていらっしゃるのは当代の御主人です。
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19:00-20:00
19時から30分ほどお風呂をいただきました。 ゆっくり浸かってよく温まりました。 風呂から出て、泊まる街道沿いの部屋で撮影です。
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19:00-20:00
御油宿側の部屋から藤川宿側の部屋を。
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19:00-20:00
夜の上がり框です。ここで足を洗うのですね。
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19:00-20:00
いらっしゃい。
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19:00-20:00
二階の廊下から見た部屋の障子です。
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20:00-21:00
二階の旧街道沿いの部屋・藤川宿側の部屋から御油宿側の部屋を。 このあと一階へ移り奥の間の大広間を見学、 「赤・坂・乃・宿」と書かれた大きな襖を御主人と倉庫へ運びました。 この大広間のある建物は取り壊してしまうそうです。 女将さんに聞くと 「南北朝時代の灯篭も近くの浄泉寺へ持っていきました」とのこと、 ついで、浄泉寺へ翌朝の見学の予約の電話まで入れてくださいました。 女将さんも、電話口のお寺の女性の方も、 「オッサン・オッサン」などと仰るのでどんなオッサンかと思いましたが、 どうやら和尚さんのことを三河では「おっさん」と呼ぶようですね。
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20:00-21:00
部屋に戻って撮影再開です。
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20:00-21:00
中央の部屋の天井、窓側の天井は屋根に沿って傾けてあります。 この後、撮影を続けたり宿泊者ノートを読んだりしました。 私は一人で歩いているので気づかないのですが、 東海道を歩いている方、実に多いのですね。 就寝は23時45分、布団の中はとても暖かかったです。 電気を消して、ここで寝息を立てた旅人の仲間に、私も入れてもらいました。
- 2日目2015年3月12日(木)
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05:00-06:00
翌朝、名電赤坂駅へ5時42分に到着です。 国府駅方面始発5時51分です。
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05:00-06:00
5時45分、赤坂の月。
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05:00-06:00
5時58分、国府(こう)駅を歩き出しました。
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06:00-07:00
6時2分、新栄町2丁目の交差点を旧街道へ入ったところです。
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06:00-07:00
御油宿の町並み
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06:00-07:00
6時5分、大社神社でお詣りしました。
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06:00-07:00
6時15分、御油の追分、東海道と姫街道の追分です。 姫街道は御油宿と見付宿(磐田)を結ぶ、本坂峠を越える脇往還です。
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06:00-07:00
6時18分、ごゆばしです。桜の季節にはとても綺麗な場所ではないでしょうか。
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06:00-07:00
6時26分、遠州灘から高山・富山方向へのびる雲
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06:00-07:00
6時38分、御油のマツ並木に差し掛かりました。 背の高い立派な松が多いマツ並木ですね。
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06:00-07:00
以前に撮られたこの付近のマツ並木の写真を見ると、 写真右手の松の裏手に竹藪が茂っていて、昼でもやや暗い、 江戸の昔の松並木を容易に想像できる東海道でも珍しいマツ並木でした。 今は竹藪があった場所に公園ができ、ごらんのようにスッキリした印象です。 朝日に赤く染まる松など、以前はみることが出来なかったかもしれません。
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06:00-07:00
6時51分、赤坂宿の関川神社です。立派な楠があります。 推定樹齢は約800年とのことです。
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06:00-07:00
昨晩夕食をとった「うなぎ屋」です。 右奥に見える青の信号が赤坂紅里の信号です。
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06:00-07:00
6時58分、大橋屋へ帰ってきました。 女将さんがコーヒーをいれてくださいました。
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07:00-08:00
火鉢に焔立つ豆炭が入り、冷えた手を暖めながら女将さんとお話をしました。 メディアの取材の話や大学の先生の調査の話など、 3月15日が過ぎてもお二人の忙しさはしばらく続くようです。 大橋屋の伝統を豊川市へ引き継ぐ手筈を整えて 現役を引退される御主人と女将さん、本当にお疲れ様でした、 そしてありがとうございました。 荷物を大橋屋さんに置いたまま浄泉寺へ向かいます。
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07:00-08:00
大橋屋の女将さんが昨晩予約してくださった灯篭の見学に浄泉寺を訪れました。 和尚さんが境内の掃除をしながら待っていてくださいました。
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07:00-08:00
浄泉寺の中庭に灯篭はありました。 近くには上のような額があり灯篭の由来が明確ですね。
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07:00-08:00
京都大徳寺・高桐院同形式・南北朝時代とあります。 大徳寺を調べましたらとても素敵な場所のようです。行ってみたくなりました。
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07:00-08:00
大橋屋の灯篭の歴史はここに引き継がれました。
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07:00-08:00
浄泉寺の石像百観音です。 ところどころに顔料が残っています。 綺麗な彩色を施されていたのでしょうね。
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07:00-08:00
観音様には番号が彫ってありますが、年代などは読み取れませんでした。
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07:00-08:00
この仏様には「元禄八 ○ 年(○は判別できず)」と彫ってありました。 帰ってから調べると元禄八年は乙亥ということで、○は乙亥でしょうか。 元禄八年は1695年、赤穂浪士討入りの7年前ですね。
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07:00-08:00
大橋屋に戻りました。 朝の上がり框、私も出発です。
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07:00-08:00
7時45分、一晩お世話になった二階の部屋、街道側です。 歴史を引き継ぐ現代の人々の息吹がここにはありました。 皆さん、お元気で。
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08:00-09:00
赤坂宿、西の見付、杉森八幡社です。 根元がつながっている夫婦楠が立派です。
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09:00-10:00
赤坂宿を出て歩き出したのが8時でした。 旧街道は信号がほとんどないので抜け道として生活道路になっているようです。 学校の近く以外には歩道はありません。 8時前後の交通量はありますので、この時間帯に歩く際は注意が必要かと思います。 写真は国道一号線から脇へ逸れたところ、本宿の案内板がありました。9時8分です。 本宿は赤坂宿と藤川宿の間の宿(あいのしゅく)でした。
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09:00-10:00
国道一号線を脇へそれしばらく行くと写真の道標が現れます。 左・東海道へ入ります。
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09:00-10:00
9時18分、法蔵寺へ到着です。
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09:00-10:00
立派な階段があります。
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09:00-10:00
松平家の菩提寺、近藤勇の首塚もあります。
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09:00-10:00
9時52分、東名本宿バス停です。 本日は藤川宿までいくことはやめて本宿で歩きをとめます。 大橋屋に泊まることができて満足満足の今回の旅でした。
旧東海道、赤坂宿の大橋屋に泊まりました。江戸時代の旅人も泊まった部屋。歴史をつなぐ。
1日目の旅ルート
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