やんまあさんの奈良県の旅行記

◆奈良:大和郡山A◆あじさいと秘仏と金魚・鯉釣り
- 1日目2016年6月11日(土)
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塔頭も残っており、大寺だったことを思わせる。今はあじさいで有名な寺です。秘仏公開期間のため人が多いと思いましたが、あじさい目当てのようで、9:00に着いたところ駐車場も埋まり気味で10:20の帰りには観光バスも来て結構な人で賑わっていました。駐車場は500円/台です。寺は山の中腹にあるので、金比羅さん、太郎坊と同じく階段を登ります。帰りのかき氷が250円はありがたいです。
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秘仏目当てでしたが、開始が9:30からだったので、あじさい庭園を周りました。小道にびっしりとあじさいが咲いており、これ目当てで来る人が多いのがわかります。
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京都ならば観光客を見越した手入れがされているでしょう。しかし、ここは奈良!!あじさいを掻き分けて順路を進みます。でも花に触ったらダメなんです。。難しいこと言うなと進みます。道は狭いスペースにアップダウンするようになっており、あじさいを見下ろしたり見上げたりしながら周ります。
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延命地蔵菩薩と閻魔様の特別公開!!ここは「小野篁」所縁の寺であり、小野篁は昼は朝廷で働き、夜は地獄めぐりという周りが付いて行かない鬼才。京都東山の六道珍皇寺にも同じ言い伝えがあった気がします。
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本堂内陣入堂が特別に許され「本尊・地蔵菩薩立像@重文」、「十一面観音@重文」、聖徳太子像かと思わせる玉眼の「吉祥天」の特別公開。本尊は特徴ある地蔵菩薩で右手には錫杖を持たず親指と人差し指で輪をなしたお姿は「矢田型地蔵」と呼ばれている。ちなみに元々は十一面観音が本尊だったらしく、この十一面観音は奈良桜井市の聖林寺の十一面観音@国宝の肩を丸くしたような仏像でなかなかの見物です。本尊裏には「試地蔵菩薩@重文」「阿弥陀如来@重文」も素晴らしいのでお見逃しなく。特に阿弥陀如来は京都清凉寺の宝物館入口に安置されている阿弥陀と雰囲気が似ており、よい型です。
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併せて通常非公開の閻魔堂の特別開扉も行われ、巨大閻魔様がおられました。多くの人が寺の人の話を聞いていました。人は死ねば悟りを開かない限り生まれ変わりますが、閻魔様により六道(地獄:聖観音、餓鬼:十一面観音、畜生:馬頭観音、修羅:千手観音、人:准抵観音、天:如意輪観音)のいずれかに行くよう閻魔様に判決を下されます。因みに寺の人の話しのオチは御朱印を集めれば、ポイントによりいいとこに行けるとか・・・。なるほど、御朱印の列はそういうことか!?六道の話を聞いて、京都の千本釈迦堂(大法恩寺)に行きたくなりました。。
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前から気になっていた神社です。なかなかよい雰囲気で、ニギハヤヒが祭神です。ニギハヤヒはイワレヒコ(神武天皇)が大和に来る前に先に近畿に降臨した天神で、物部氏の祖神とも言われます。物部氏と言えば奈良桜井の石上神宮でしたが、この神社では元々はここに物部氏がおり、津々浦々に散らばったとか。
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楼門にプロペラが・・・・。天孫降臨したニギハヤヒ=天磐船(飛行機)からでしょうか???御朱印は筆ペンでしたがすごく丁寧で綺麗な字で300円の価値ありです。御朱印を貰った後、由緒書きもといえば頂けます。
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拝殿より向こう側の本殿には近づけません。。春日造りの重文です。千木がよい感じの雰囲気を出しています。
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対向車来るなと思いながら車一台分しか通れない山道を爆走。整備されていないちょっとした空き地に車を置き、後は歩きで山登り。いずれ、山門と本堂が見えてきます。
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舎人親王が開創といわれる古刹。平安時代の作と伝わる本尊「薬師如来坐像@重文」が安置され、周りは十二神将がお守りしている。また、本尊のほかに同じく平安時代作の毘沙門天立像@重文と吉祥天女立像@重文の夫婦が安置されている。この薬師如来はどこかの寺と似ているんですよね。京都木津川の浄瑠璃寺か、南明寺だったか。。
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ああああああああああああ~深沙大将!!しかも秋篠寺と似ている。。。秋篠寺の深沙大将のミニチュア版に見える。秋篠寺は6月6日のみの秘仏なので、ここに来れば見られるのかな・・。横には役行者がおり、修験道だったことを物語っている。帰り際、寺の人より「お帰りお気をつけて!!」と言われ、対向車が来たら一巻の終わりの山道を下るのかと現実に引き戻される・・・。
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若かりし頃、ここらあたりで仕事していたことがあり通っていた思い出の店。店前には信じないでくださいと書いていますが、本当に信じないでください!!予想よりも大量のカツが出てきます。昔はおつりを返してもらうとき「500万円です」とベタな返しがあったのですが、店員は若返っており、懐かしの返しはなかったです・・・。マスメディアに取り上げられたせいか、繁盛していますね。
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13:00-14:00
とんまさで食いすぎて気持ちが悪くなりながら、近鉄郡山駅を過ぎ、昔、歩いていたJR大和郡山駅への道を車で通って、大通り前の狭い道を右折で到着。洞泉寺と源九郎稲荷神社は併設されています。神社には歌舞伎役者の来られているようです。
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13:00-14:00
◆事前予約◆快慶作と伝わる「阿弥陀如来立像@重文」とアフロ阿弥陀こと「五劫阿弥陀如来」を安置している。アフロ阿弥陀は置いておいて、阿弥陀如来は脇侍も含めなかなかの味で、確かに快慶かもと思わせる代物だった。
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13:00-14:00
日本三大稲荷の1つに数えられ、大和郡山城主だった豊臣秀長が郡山の鎮守として祀った神社。神社の名前である源九郎は、歌舞伎の「義経千本桜」にも出てくる源九郎狐のことであり、歌舞伎役者が来られた写真や奉納されたものがありました。
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13:00-14:00
古事記編纂に携わった稗田阿礼を祀っています。稗田阿礼は記憶力が良く一度聞くとすべてを覚えられたようで、『帝紀』『旧辞』等の誦習を命ぜられたらしい。そういえば、京都の亀岡市にも「稗田阿礼」と所縁のある神社がありますね。
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13:00-14:00
稗田阿礼命、アメノウズメ、サルタヒコが祭神。『古事記』の伝承者として知られる稗田阿礼を祀り、現在は童話の神社として親しまれている。阿礼祭が8月16日にある。古代大族であった稗田猿女君の邸があった場所と伝えられている。 --- 村の周囲に濠をめぐらして外敵と洪水から守り、利水を目的にした中世の遺構で、ほぼ完全な形で残されている市史跡。
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13:00-14:00
御朱印を貰うときに、由緒書きとは別に丸型の瓦せんべいいただきました!!有難し!!
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14:00-15:00
ここからは奈良桜井を攻めるか、法隆寺に行くか迷いましたが、大和郡山と言えば「金魚」ということで、ここらあたりをブラブラすることにしました。金魚の養殖などの資料を見て、涼みました。
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14:00-16:00
郡山金魚卸売センター
水曜日以外は釣堀になっているらしく、時間つぶしに挑戦しました。中竿をレンタルしましたが、針が小さく、大きいのが3回かかりましたがすべて切られちゃいました。。。時間つぶしには良いかもしれません。
◆奈良:大和郡山A◆あじさいと秘仏と金魚・鯉釣り
1日目の旅ルート
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