ビラーゴ750さんの千葉県の旅行記

市川考古博物館

市川市

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平安時代までの下総国に関する展示をしている。特に、非常によく調査が進んでいる下総国分二寺の遺物の展示は充実している。上空から見た二寺の伽藍配置の模型は素晴らしかった。販売資料も多く充実している。

下総国分尼寺跡公園

かなり広い区域が非常に良く保存されていて感心しました。くわしい資料を持って行ったのですが、時間がなくゆっくり見られなかったのが残念でした。

下総国分寺跡

こちらも時間がなくゆっくり見られなかった。現在の寺院と重なる形で、金堂、講堂、塔の跡などがあったようで、その場所には、石柱で表示がしてあります。中門は、奈良時代の様式で復元されています。

史跡上総国分尼寺跡展示館

市原市

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ここは、中門を総檜造りで奈良法隆寺の様式を参考に精巧に復元してあります。また、回廊の大部分も復元してあります。とにかく丁寧に復元してあるので、古代の建築に興味のある方には一見の価値はあると思います。私は時間がなくてゆっくり見れなかったのが残念でしたが、施設に施錠にいらした専門の方から説明していただいて運が良かったです。また展示館の解説員の方も知識が豊富です。展示館では下総国分寺・尼寺双方の資料を展示していますし、千葉県内の寺院全般についての展示もあります。資料も若干売ってはいますが、A4裏表の資料がHP上からダウンロードできます。国分寺の資料も同じです。広大な面積が保存されており、素晴らしいところです。

上総国分寺跡

市原市

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国分尼寺資料館は入場が１６：３０（夏時間かもしれませんが）なのと異なり、こちらは、常識的にお寺さんの境内に入れる時間まで入れるので、時間が押して来ている時は、国分尼寺資料館を先にすべきでしょう。また、そうでなくても、国分尼寺資料館で知識を仕入れてからこちらに来た方がいいでしょう。現代まで法灯を点す寺院の周辺に古代の礎石が点在し、布目瓦が落ちています。特に塔の心礎は迫力がある気がします。立派な遺跡です。こちらも分厚い報告書が出ています。

岩屋古墳

栄町（印旛郡）

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７世紀のものとしては日本最大の方墳であり、歴代でも第２位の規模の方墳だそうである。７世紀後半に建立された龍角寺との関係も興味深い。貝殻が多く混じった柔らかそうな石で作った石室が、中には入れないが覗くことができるのは非常にうれしい。また、手入れが行き届いた状態で保存されているのも立派である。見応えのある古墳である。

龍角寺古墳群101号墳

古墳が築造当時の姿に復元されている。特に埴輪が復元されて並べられているのは生まれて初めて見た。形容しがたいほど素晴らしい。当時の人たちの精神生活の豊かさを感じさせる。歴史が好きな人ならぜひ見ておきたいところである（私が知らないだけでほかにもっとよいところがあるのかも知れないが、ここもとにかく素晴らしい）。埴輪の実物は風土記の丘に展示してある。

千葉県立房総のむら

栄町（印旛郡）

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風土記の丘は、平成１６年より県立風土記の村に統合されたという。古代史ブームも終わったのかという感じだが、近世の町の復元もそれはそれで素晴らしい。風土記の丘は、古代を中心とする時代の展示をしており、展示内容は素晴らしい。ただ、解説できる方はいないようだった。ボランティアの方でもいればさらにうれしかったが。図録もなかったので、あとで「日本の古本屋」さんから入手した。とにかく、展示そのものは素晴らしい。また、係の方も、竜角寺までの道を非常にわかりやすく教えて下さったので感謝しています。

白鳳道

非常によく整備されており、天気もよく、木の花の咲く季節だったので、気持ちよく歩くことができた。１３００年前の道を歩けるなんて素晴らしい。

龍角寺

ご本尊の尊顔は、市川の考古博物館でも、房総風土記の丘でも、レプリカを拝むことができる。（飛鳥の）山田寺様式の瓦も、房総風土記の丘以外の博物館にも展示してあったような気がする。ここでの見ものは、やはり塔心礎だと思う。関東最古級の寺院であり、かつ、本尊のお顔が残っているとは素晴らしい寺院である。桜がきれいだった。