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やんまあさんの京都府の旅行記

◆京都東山B南山城A★西国三十三所 草創1300年記念-札所15(京都編@)&木津川市[秋の社寺秘宝・秘仏特別開扉-]

  • 夫婦
  • 2人
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2016年から2020年まで5年間にわたり、西国三十三所各札所で、普段は非公開のお堂や諸尊のご開帳、および庭の公開や寺宝の観覧があります。その中で、京都市内の「第十五番:今熊野観音寺⇒本尊御開帳と特別内陣参拝(10/29〜11/13)」を参拝。京都府内のその他は別途、11/3と11/5に参拝します(「第十六番:清水寺⇒三重の塔開扉(11/1〜11/5)」、「第十七番:六波羅蜜寺⇒特別内陣参拝(11/5〜11/13)」、「第十八番:六角堂 頂法寺⇒御本尊如意輪観世音菩薩@秘仏(11/5〜11/14)を3日に分けて参拝。)◆木津川市[秋の社寺秘宝・秘仏特別開扉-]→浄瑠璃寺など南山城も攻めます。

神社ツウ やんまあさん 男性 / 40代

1日目2016年10月29日(土)

◆西国三十三所 草創1300年記念⇒京都市内の「西国三十三所 草創1300年記念 特別拝観」へ!!11月5日に1日で周る予定でしたが、11月5日に別用が出来たので、10/29、11/3、11/6に分けて参拝しました。その1日目◆京都府木津川市で秘仏特別公開開始!!

新熊野神社

京都市東山区

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現代も続いている「熊野詣」ですが、流行のきっかけは平安京の上皇・法皇など皇族が熊野詣でをしたことからで、この神社は熊野三山の分霊したのが始まり。熊野三山は本宮・速玉・那智がありますが、神倉神社など摂社なども並んでおり、神仏習合(神様と仏様)のお勉強ができます。詳細は『◆京都:東山区@◆観光客を気にせずに京都の寺をゆっくり楽しむ(http://www.jalan.net/travel-journal/000035236/)』

御寺泉涌寺

京都市東山区

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本日より11/13日まで秘仏公開されます。お前立も400年ぶりに修理され、御本尊も御開帳!!9:30到着したが駐車場はいっぱいだった。10:00より法要が始まり、11:00ごろに内陣拝観。ご本尊は脇侍に不動明王と毘沙門天を従えており、小さいながらも力強い十一面観音。

御寺泉涌寺

京都市東山区

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妻はご本尊「十一面観音@秘仏」よりも「お前立」の方を気に入ったようだ。確かに、お前立の方は鎌倉時代の仏の特徴が出ているように感じたので、彫刻としてはお前立のほうを気に入る人が多いかもしれない。

今熊野観音寺

本尊は「十一面観世音菩薩@秘仏」で弘法大師御作と伝えられる。今熊野神社で所縁の後白河上皇からの信仰が厚かったようです。この寺は現在、泉涌寺の塔頭で、近くに有名な寺や素晴らしい仏像が多く、一日居ても時間が足らないくらい見どころが多いです。詳細は『◆京都:東山区@◆観光客を気にせずに京都の寺をゆっくり楽しむ(http://www.jalan.net/travel-journal/000035236/)』参照。

木津川市 秋の社寺秘宝・秘仏特別開扉

木津川市

平城京と平安京の間にあり、美仏も多い木津川で秘仏公開があります。浄瑠璃寺、岩船寺、蟹満寺など国宝も多いです。過去参拝の寺も視野に入れて参拝してはいかがでようか。『◆京都:南山城@◆国宝!!仏像と自然で癒しの旅 −木津川市・笠置町・京田辺町−(http://www.jalan.net/travel-journal/000035483/)』参照。

大智寺

木津川市

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本尊「文殊菩薩坐像@重文」で、脇侍は「十一面観音立像@重文」と「厨子入聖徳太子立像二歳像」、その他に毘沙門天などを祀る。道は狭く、入りすぎたかなと思うと参拝用駐車場に着きます。周りの風景を見て思い出しました。ここはテレビ見仏記でみうらじゅん氏といとうせいこう氏が来た寺ですね。

大智寺

木津川市

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本尊「文殊菩薩@重文」を観たときに、妻が久しぶりに期待していなかった予想がよい方向に裏切られたときの「ほぉ~」という声が聞こえた。この寺は西大寺と繋がりがあるらしく、言われてみれば、西大寺の文殊にも似ている気がする。そして、後ほど参拝する「岩船寺」にいる普賢菩薩と並べてみてみたい。本尊を見つければ木津川市釈迦三尊完成ですね。

伝・和泉式部の墓

木津川市

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大智寺から400mぐらい歩きになりますが、今回は今熊野観音寺の法要時間が長引き、仏像の凝視時間が長かったので、キャンセルしました。

岡田国神社

木津川市

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京都から奈良に行くときに、国道24号線を通るのだが、途中に大きな鳥居と登り坂があり、山の中腹に社殿があり、いつも車の中から、なんじゃこれ?と気になっていた神社。今回、初参拝をした。祭神は「生国魂命」と「菅原道真」を主祭神とし、八幡神を配祀している。

岡田国神社

木津川市

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ニュータウン建設のため土地を売却し、今の山の中腹に鎮座している。この下はJRが通り京都と奈良を結んでいる。後ほど参拝する岡田鴨神社の宮司に聞いたが、ここらあたりは天神社が多く、奈良に近いせいか社殿は春日造がほとんどらしい。平安以降は菅原道真ブームが広がり祭神変更した可能性があり、元々はアマテラスなど太陽神だったかもしれないとのこと。

浄瑠璃寺

木津川市

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妻「次はどこ?」私「浄瑠璃寺!!」妻「また・・・。」私「三重塔公開、吉祥天公開と一気に見られるし、来年から日本で唯一の9体阿弥陀が2体ずつ5年にかけて修復に旅立たれるので、当分、コンプリートした阿弥陀が見られないことになる。池などの手入れも終わっているので行くっきゃない」と説得し!?それなりに狭い道を車で運転し、到着!!バス停には朝一でやってきた参拝客がバス待ちしていました。

浄瑠璃寺三重塔

木津川市

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まずはこの三重塔@国宝で、本来の薬師如来@重文を参るのが正式な参拝です。三重塔は毎月18日限定で公開しており、写真などでお目にしているが、今回が初見仏。美しい!!南明寺の薬師如来と同じくシュッとしている。

浄瑠璃寺庭園

木津川市

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寒いところなので、ちょっと色づいてきています。紅葉の時はすごく綺麗なのだろうなあ~と想像しつつ、日本で唯一残っている「九体阿弥陀如来@全部国宝」、「四天王@国宝」、美仏の代表「吉祥天@秘仏重文」、不動明王三尊など見どころ満点の仏像たちに会いに行きます。九体阿弥陀如来の右から3つ目の胸に「卍」を発見した。もしかしたら、違う寺から来たものか?と思ってしまった。

浄瑠璃寺本堂

木津川市

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今まで何度もここに訪れていますが、参拝客は今回が一番多いです。仏像ブームが続いているということでしょうか?ここは、交通の便が本当に悪いところで、車でないと多くの寺巡りは難しいところですが、結構人が来ています。周りの店も営業しています!?帰りに団体客が来ていました。結構、この見仏バスツアーはよい金額なんですよね。。年を取り山奥の運転ができなくなったら、頼るかもしれませんが。紅葉の時期に行きたいけど、大変だろうな・・・。写真の本堂も国宝です。

吉祥天女立像

木津川市

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吉祥天は九体阿弥陀如来@国宝の中央本尊左側に厨子の中で輝きを放っています。装飾がほぼそのまま残っているのかなというぐらい綺麗で、美肌で色白です。正直、初めて見たときは、んっ?という感じだったのですが、見るたびに良さが増してくる特別な天です。

岩船寺

木津川市

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浄瑠璃寺からさらに奥地に向かいます。正直ここは京都の寺ではなく、奈良の寺と思ってしまう。どういうことかと言えば、寺内の参道は狭く、自然の木々に抱かれている感じがし、感覚的に「これぞ古都」と思わせる寺。本尊「丈六 阿弥陀如来@重文」は浄瑠璃寺の九体阿弥陀如来よりも古く、四天王がお守りしています。本尊奥には「普賢菩薩@重文」がニヤリな象に乗り、見る者の気持ちを落ち着かせる仏です。

岩船寺

木津川市

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特別開帳しています。あじさいが有名らしく、妻は友人と行って、素晴らしかったとのこと。紅葉時期も綺麗だと思います。今回は「三重塔@重文」の内部壁画を観ることができます。なお、この三重塔は各階をの四隅を「天邪鬼」が支える姿が見られんます。ちょっとした見るポイントです。で、この「天邪鬼」は「重文」です!!

岩船寺

木津川市

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写真が荒いですが、邪気が三重塔を持ち上げて耐えています。かわいらしいお姿で、思わず「がんばれ」と言いたくなります。ただ、この方たちは重文です。。

岩船寺

木津川市

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三重塔の西側です。チーム五大明王が描かれています。不動明王、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王で、東寺、醍醐寺の五大明王に会いたくなります。

春日・白山神社

木津川市

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岩船寺山門を出て左の階段を登ると現れます。白山神社は重文で、春日大社と並んでいます。周りには石仏があり、神仏習合が残っています。しかし、木津川は住所は京都府だが奈良の春日色が強いです。この近くに奈良県の円成寺があり、境内にある春日造りの社は鎌倉時代の春日大社の式年遷宮の木材をリユースしており、国宝です。ここらあたりは春日管轄だったということかもしれない。

岡田鴨神社

木津川市

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下鴨神社の元宮とも言われ、葛城王朝にいた鴨氏が現在の鴨社に行く前に一度、ここに腰を下ろしたとも言われ、あまり知られていないが、学者なども注目し訪れる神社。元々は天神社と鴨神社で別れていたが、川の氾濫で社を失い、現在の天神社と鴨神社を合体させ、現在に至る。なお、岡田というのはここらあたりの荘園のなまえ(小字)が岡田で、岡田離宮の地であったとも宮司より聞いた。つまりは、皇族をお呼びできるだけの豪族・氏族がいたということになる。

岡田鴨神社

木津川市

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伊勢・出雲の同時式年遷宮後に、各地の社が式年宮遷宮している。裏事情として、檜皮葺が高騰し、職人が忙しく、社は修繕したが屋根の檜皮葺を変えると2000万円が掛かるらしく、20年後に見送ったそうだ。ということで、御朱印いただき300円奉納!?

岡田鴨神社

木津川市

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下鴨神社と同じ祭神ですね。山城風土記では『賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)は、日向(現在の宮崎県か奈良の葛城)に降臨し、大和国葛城から山城岡田、さらに北上し現在の賀茂社(上賀茂神社・下鴨神社)あたりにたどり着き定住した。』としている。社殿は、奈良の春日大社の本殿を移築した春日移しと呼ばれている。本殿後ろの楠の巨木が目立ち、参道には「いがいせ(伊賀・伊勢)」と書かれた道標があり、当社地が交通の要所だったこともうかがわせる。

岡田鴨神社

木津川市

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この地域に「菅原道真」というのが腑に落ちなかった。菅原道真は九州に左遷される道中に社が多いのはわかるが。。宮司曰く、昔はアマテラスを祀っていたが、平安時代に天満宮が広がり、菅原道真に祭神を変更したかもしれないと言われていた。アマテラスだったかもというのは「なるほど」と思ったが、私の頭の中では「アマテラスではなくアマテルなど違う太陽神だったのでは?だから、隠した(変えた)かもしれない」と疑ってみた。

岡田鴨神社

木津川市

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屋根は檜皮葺だったが、金属製に変えて文化庁からおしかりを受けたとか。この横にはタケミカヅチなど武神が祀られている。

2日目2016年10月30日(日)

◆京都東山B南山城A★西国三十三所 草創1300年記念-札所15(京都編@)&木津川市[秋の社寺秘宝・秘仏特別開扉-]

1日目の旅ルート

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