やんまあさんの京都府の旅行記

◆京都右京C◆仁和寺から京1の阿弥陀坐像を持つ<轉法輪寺特別公開>を観て<龍安寺>ヘGO
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5メートル以上の大きさを誇る涅槃図と京都で一番大きい「木造 阿弥陀坐像」を持つ『轉法輪寺』で特別公開!!仁和寺から龍安寺へテクテクします!!この旅行記と併せて行けるお奨めスポットは嵐山、金閣寺、北野天満宮界隈です!!詳細は過去旅行記をどうぞ!!●嵐山→『◆京都:右京区@◆嵐山の紅葉と神社仏閣、京の古社巡り(http://www.jalan.net/travel-journal/000039902/)』●仁和寺⇒広隆寺など嵐山方面『◆京都:右京区B◆嵐電で仁和寺・広隆寺・蚕の社巡り(http://www.jalan.net/travel-journal/000038504/)』●北野天満宮⇒『◆京都:上京区@北野界隈◆桜の名所から北野界隈をテクテク歩く(http://www.jalan.net/travel-journal/000035266/)』
神社ツウ やんまあさん 男性 / 40代
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- 1日目2017年2月11日(土)
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仁和寺の駐車場に車を止めました。1日500円ですが9:00~17:00なのでご注意を。
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元々は音戸山の山上にあり、昭和三年にここに移ってきた寺。境内には石仏が多く、南山城の笠置寺・浄瑠璃寺・岩船寺あたりの石仏好きには一見あり。前後2列に並んでおり、奥には不動明王石仏が安置されている。
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境内に入り前列に大日如来を中心とした丈六の五智如来を安置している。この日は夜に降った雪が残っており、なかなかの風情だった。ちなみに、丈六だが座っているので小さくなる。
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後列は小ぶりながら地蔵菩薩を中心に10体ほどの石仏が安置されている。元々は山中にあったので、冬の季節はこんな感じだったのだろうなと想像した。
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いつも人で賑わう仁和寺の東側にあるが、いつも参拝者は少なく境内は静かで、ゆっくりできる隠れスポット。7月の丑の日と前日には「胡瓜封じ(きゅうり)」が行われる。
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不動堂には五智不動明王が安置されています、中央に「不動明王@石仏」で脇侍は鎌倉以降の不動明王に見える。ちなみに大日如来は言うことを聞かない人には不動明王の姿に変えて説法します。つまり「五智如来」=「五大明王」で神様に例えるならば、「五智如来」は和魂で、「五大明王」は荒魂ということです。
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轉法輪寺
京都市右京区「轉法輪寺(てんぽうりんじ)」で1764年の作と伝わる「釈迦大涅槃図」が特別公開される。今回は本堂にある高さ7メートルを超える「本尊阿弥陀如来坐像(御室大仏)」「裸形阿弥陀如来坐像」なども拝観できる。午前11時と午後1時に説法と涅槃図に描かれた物語を聞け、真の「甘酒」をいただける。良い意味で京都らしくない寺です。
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轉法輪寺
京都の多くの寺は観光地化しているが、ここは檀家を持ち、家族経営をしている普通の寺です。涅槃図修復で檀家に公開したところ、風のうわさで近所から公開を求められ、京都新聞や嵐電が聞きつけ、協力し今回の特別公開になったようです。京都で400円ってかなり良心的ですね。
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轉法輪寺
神社仏閣の経営は厳しく、神社の檜皮葺を変えるのに2000~3000万のお金が掛かります(4つの神社より同じことを聞いた。)。ここも例外ではないのでしょう。ということで、月極駐車場として公開しています。月額8000円です。。って安い!!!!!
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轉法輪寺
元々は北野天満宮近くにあった寺で、浄土宗知恩院派のようです。2階には4トンの釣鐘があり、正月のみ登って、正座して鐘を突くことができるようで、108番までお札が配られます。
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轉法輪寺
本尊は7メートルの『木造 阿弥陀如来坐像』で、木造&坐像という条件付きで、京都で一番大きい。室町以降の特徴を持った阿弥陀如来です。丈六は仏像のサイズでよく使われ、仏像のサイズを指します。釈迦は1メートル60センチぐらいだったという言い伝えがあったが、国によりサイズの単位が違うため、釈迦の伸長=160cm=1丈6尺 (約 4.85m) で巨大になったとか・・。ネタのようで本当かもしれない説です。
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轉法輪寺
一瞬、衣も流れから快慶と思ってしまった阿弥陀如来立像。寺の方も涅槃図と本尊以外にも楽しんでと促したが、余り本尊裏には来ない人が多かったです。もったいない・・。
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轉法輪寺
裸形阿弥陀如来といえば現在なら仏像館にいる、兵庫県浄土寺の「阿弥陀如来立像」(裸形像)」や、奈良市の新薬師寺(「おたま観音」)が有名だと思うが、ここにも安置されている。この裸形仏は服を着て、数年で着せ替えるようです。
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轉法輪寺
釈迦誕生仏とこの寺に所縁のある方を安置されている。釈迦誕生仏は胸板が厚く、プロレスラーに見えるのは私だけでしょうか・・。長州力入場ですっっ!!という感じでしょうか。
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阿弥陀如来坐像の横からいただきました。ここの寺のホームページでは観光地ではなく信仰を大事にする寺と謳われていますが、申し訳なく「写真を頂いてよいか」と聞いたところ、遠慮なくということで撮らせていただきました。
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轉法輪寺
しかし、大きい涅槃図です。大きな曼荼羅はよくお目にかかるのですが、涅槃図でここまで大きいのは初めてかもしれません。しかも、この涅槃図は猫が描かれています。猫は本来、涅槃図には描かれないのですが。。とはいえ、奈良にも猫が掛かれた涅槃図があります。(正蓮寺「http://www.jalan.net/travel-journal/000054718/」参照)
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轉法輪寺
涅槃図は釈迦がお亡くなりになる寸前に弟子や動物も悲しみ集まりだした図を示し、右上から生みの親が行き返る薬を渡しに現れ、間に合ったと投げつけたところ、左の木に引っかかります。
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轉法輪寺
ああ~と思ったところ、鼠が気付き気に引っかかった袋に向けて駆け寄りますが、猫が本能的に鼠を捕まえ食べてしまい、結果、釈迦は亡くなりました。ということから、涅槃図には猫を描いてはいけないことになりました。
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轉法輪寺
写真の中に「サイ」がいますが、わかりますか?答えは猫とヘビの間にいる亀のようなやつです。。今はテレビ・図鑑・動物園で姿を見られるので、サイの姿をみんな知っていますが、当時は言い伝えで聞いているので、絵師が妄想で書いたそうな。硬く牙がある・・・・硬い=亀でそれっぽくなったようです。
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轉法輪寺
釈迦が亡くなると、人々は死ねばどうなるか?疑問や不安を持つようになりますが、釈迦は言います「死ねば、阿弥陀如来がお迎えに来ますので、安心して願いなさい」と。人は釈迦の教えを守り、阿弥陀に迎えに来ていただきます。
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8年ぶりに来た気がする。あれ、結構広いなと思いましたが、前回は妻曰く修復中だったようです。さっそく、境内を歩きます。ちなみに駐車場もあり参拝者に関しては1時間以内は無料です。
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世界遺産で金閣寺とセットで来られるところです。やっぱ、人は多いですね。寺を後にしたら団体客が来られました。朝早めに行くのがお奨めです。ちなみにこの石庭の作者・石庭時代・意図は不詳である。
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つくばいは寺の庭園でよく見る「茶庭」に設置され、茶室に入る前に手を清めるために置かれた背の低い手水鉢に役石をおいて趣を加えたもの。
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東福寺も同じ苔むした中に「つくばい」の風景があります。そのとき綺麗だなと思ったので期待していましたが、時期が悪かったようです・・。
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絶景スポットが空いたので写真を頂きました。奥の壁を注意深く見ると高さが違うんですよね、錯覚を利用して広く見せています。
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石庭を出たら西へ進み池をぐるっと回ります。その池から石庭と背後の山が見えるよいスポットがあります。
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和装小物店です。龍安寺から嵐山方面へバスで移動する場合はこちらで時間つぶしをどうぞ。この地域は北側に位置するので寒いです。
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住吉大伴神社
仁和寺の駐車場へ戻る「きぬかけの道」の途中にあります。写真左下に「龍安寺」の僧が奉納しています。この神社の由来は古く、古代豪族の大伴氏が平安遷都で氏神を勧請したようです。つまり、藤原氏は春日大社より吉田神社に勧請し、大伴氏はここに勧請したようですが、衰退後に徳大寺家がこの社に和歌の神「住吉神」を祀り、併せて「住吉大伴神社」になったそうだ。現在は右京区龍安寺や右京区谷口などの産土神である。
◆京都右京C◆仁和寺から京1の阿弥陀坐像を持つ<轉法輪寺特別公開>を観て<龍安寺>ヘGO
1日目の旅ルート
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