うらちゃんさんの長野県の旅行記

春の松本城と諏訪大社を堪能!2日間
- 1日目2017年4月22日(土)
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14:00-15:00
東京から車で四時間弱。やっとの思いで到着した松本城の周辺は春爛漫で、花見を楽しむ人や国内外の観光客で賑わっていた。 特に、欧米系の訪日観光客が多く、現存する最古の五重六階の天守閣を見学にわざわざこの地を訪れるのだろう。 私も含め、多くの観光客が様々な角度から、この天守閣を撮影した。別名烏城と呼ばれるほど美しい黒漆塗りの壁は晴天のもとでより色彩を放っていた。
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14:00-15:00
天守閣の中には、溢れんばかりの人が列をなしていた。大阪城や名古屋城と違い、往時のままのため、階段が急なのだ。中には角度60度にも及ぶものもあった。また、見学者は国内外問わず年齢層が高いため、階段の登り降りで一苦労。 待っている間、内装をじっくり観察したが、どこか荒々しく、床や天井の建材それぞれの大きさや長さが揃っていなかった。外観の美しさにこだわり、中は戦国時代を思わせる山城と言ったところか。ただ、随所に火縄銃や鎧の展示があり、飽きさせない工夫を凝らしていた。 天守閣の六階まで登ると、さすがに眺めがよく松本市街地や雪が残るアルプスの山々が望めた。天守閣を出た後は、入り口付近にある博物館に入る。松本城の遍歴や時代背景のみならず、松本市の文化や風習なども知れ、こちらもおすすめのスポットである。
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17:00-18:00
松本城から一時間弱。諏訪市に到着した。旅館にチェックインした後、諏訪市市街地を散策する。まず、向かったのは諏訪で有名な造り酒屋のひとつ真澄である。 諏訪は八ヶ岳、蓼科、霧ヶ峰の麓に位置する高原盆地で、山々の雪解け水や地下水が豊富でしかも上質であることから、真澄を含め、その近辺に造り酒屋が五蔵ある。 時間の関係上、真澄のみの訪問であったが、様々な種類の日本酒を試飲することができる。一蔵ですでにほろ酔い状態であった。各々の日本酒の作り方や特徴をじっくり説明頂けるので、ついつい日本酒を購入してしまった。さっぱりと度数の低い、初夏向きの日本酒である。 日本酒の片手に諏訪湖のほとりまで、ゆっくりと歩く。風が強く肌寒い。夕日が遠くの山々に落ちていくのが見えた。今日の旅はここまで、旅館に戻って明日に備えることにした。
- 2日目2017年4月23日(日)
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09:00-10:00
諏訪大社は南北に上下社、さらに上社は本宮と前宮に、下社は春宮と秋宮に分かれ、まさに諏訪を包み込むようにそれぞれが位置している。 まず、下社秋宮を参拝した。手水舎で清めようとすると、水が温かい。龍の注ぎ口から温泉が出ているのである。温泉地としても名高い諏訪ならではで、温泉も古来から大切にされていることが伺われる。 敷地内の主な建物は二つ、神楽殿と拝殿だ。どちらも江戸時代に再建されたものだが、隅々まで意匠が凝らしている。ともに国の重要文化財に相応しい造りである。また、神楽殿の正面を飾るしめ縄は太く、御柱に似たたくましさを感じた。 宝物殿に入ると、軍神としてそして雨・水・風の神としての諏訪大社に関係する神具等が展示されている。坂上田村麻呂や武田信玄も必勝を祈願したという。今でも、自衛隊の護衛艦を守護する神として奉らわれており、神の二つの顔を覗かしている。
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11:00-12:00
下社秋宮を後にしてから、車でおよそ20分、上社本宮に到着した。本宮の敷地は秋宮に比べて二〜三倍の規模を有していた。巨木があちこちに林立し、どこか神々しい雰囲気を身で感じた。 順路を歩けば、まず神楽殿のなかにある巨大な太鼓が目に入る。年に一度だけその音を聞くことが出来るらしいが、どのような重低音を響かしているのか興味深い。そのとなりには土俵がある。神事として相撲がとられるという。 歩き進めば、本殿に通じる回廊の入り口がある。通常、鳥居から本殿まで概ね真っ直ぐ歩けばすむのだが、諏訪大社では鳥居から大きく迂回して本殿の入り口に入るのである。回廊を抜けた後も、本殿は真正面になく左手の奥まった場所にある。この参道形式は珍しい。神様がいらっしゃる場所にはそう簡単にいけないということだろうか。 本殿では結納が取りなわれていた。二人の門出を祝いながら、諏訪の歴史の重みを目にしたようであった。
春の松本城と諏訪大社を堪能!2日間
1日目の旅ルート
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