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さとけんさんの京都府の旅行記

【写経をする旅】京都山科小野御殿。隨心院を訪ねて【冬の京都を歩く3日目】

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本日は写経をして、帰路につきます。京都山科小野隨心院へ行って午前中を静かに過ごしました。とても良い時間でした。(2日目の旅行記は「【庭の前で佇む旅】北野天満宮・仁和寺・龍安寺・鹿苑寺・大徳寺をゆく【冬の京都を歩く2日目】」をご覧ください)

神奈川ツウ さとけんさん 男性 / 50代

1日目2016年12月20日(火)
2日目2016年12月21日(水)
3日目2016年12月22日(木)

本日は京都の旅・最終日の三日目です。ホテルを8時20分にチェックアウト、烏丸御池駅から小野駅へ地下鉄で向かいます。写真は小野駅の案内板、時刻は8時51分、隨心院は小野駅から徒歩3〜5分です。隨心院が面する奈良街道は歩道が狭かったり歩道が無かったりして歩行者には危ない道ですのでお気をつけください。

隨心院

京都市山科区

「隨心院」を   >

8時57分、隨心院の総門、奈良街道沿いです。

隨心院の説明板です。

総門をくぐって直ぐの参道。隨心院

一枚前の写真のまっすぐな参道を右に折れるとこのような感じ。隨心院

隨心院には梅林があります。季節になれば、さぞかし綺麗なことと思います。

こちらは隨心院の薬医門。

さて、隨心院へ入りましょう。こちらが隨心院の拝観入口である庫裡。写経と写仏がありますが、私は写経をします。拝観料込みで2,000円をお支払いします。写経・写仏の受付時間は9時から14時の間です。

写経のお部屋は、畳の上と机と、選択できます。隨心院にて。以前、私が隨心院で写経をした際は畳の上に正座して写経をしたのですが、足がしびれてしまって途中からは足を崩して写経をいたしました。というわけで、今回は机を選択であります。

写経はお手本をなぞりますので、初めての方でも大丈夫です。隨心院にて。

こちらは左から「お香」「仏前勤行次第」そして「筆」。写経が終わるとこの3点はいただけます。「次第」には「般若心経」や「十三仏の真言」などが書かれています。

写経をする前の手順などが書かれています。隨心院にて。「着席、姿勢を正しくして、合掌一礼」「墨を磨ります」「合掌一礼」「般若心経をお唱え下さい」「浄写」「願文、氏名、日付をお書き下さい」「合掌一礼」「静かに退座して下さい」

500円玉ぐらいのお水で墨を磨ります。隨心院にて。私は7分ほど、墨を磨る作業に没頭しました。墨を磨るほどに、心が落ち着いてきます。

出来ました。隨心院にて。

合掌一礼をして、般若心経を唱えます。般若心経は、このように振り仮名をふって備えてありますので、知らない方でもこれを一心に唱えれば大丈夫です。

写経を始める前に手を清めます。お香の粉をすりこみましょう。こちら、梅の形をした可愛らしいお香であります。隨心院にて。フィルムを剥がして両手でパンと叩きますと、切れ目からお香の粉がでてくる仕組みで、これを手にすりこみます。

梅の切れ目からお香の粉がでてきます。隨心院にて。

いよいよ、写経の開始です。文鎮やクリップなどでお手本がずれないように固定します。時刻は9時29分、静かな心で般若心経を写経しましょう。隨心院にて。

11時35分、お経を写し終わりました。隨心院にて。願文・氏名・日付を書きましたら、写経は受付へ持って行きます。出来上がった写経は、「1.自宅へ持ち帰る」「2.隨心院へ奉納する」「3.隨心院で毎月17日に祈願していただいてから自宅へ郵送してもらう」以上3つの中から一つを選びます。

写経が終わりましたので、隨心院の中を拝観します。隨心院は、襖絵や仏像などの撮影禁止の立札が出ている場所以外は、撮影が可能です。写真の時刻は12時4分。写経が終わり、心も晴れ晴れとしております。隨心院にて。

鳥のさえずり、雨の降る音など、静けさが際立ちます。隨心院にて。隨心院には見事な襖絵が多数あります。そのいくつかは、金の下地や絵の色彩が綺麗に残っているものです。国立博物館などでみることのできる襖絵は、下地の金や絵の色彩が経年の影響で色落ちしていることが多いのですが、この隨心院の襖絵を観ることで、襖絵の本来の姿というものが良く判ると思います。

左側の建物が本堂。隨心院のお庭。

隨心院の本堂です。御本尊は如意輪観世音菩薩です。

本堂へお参りしましょうか。隨心院にて。

時刻は12時17分、本堂に入って、仏像を礼拝いたします。隨心院にて。本堂は慶長4年(1599年)建立です。本堂には御本尊の「如意輪観世音菩薩坐像」(鎌倉時代)が安置されています。わずかに首を傾げ、たおやかで柔らかな質感の6本の腕をバランス良く配置し、ゆったりと片膝を立てて座る優雅なお姿に、心がシンと鎮まって、手を合わせたまま見入ってしまいます。本堂には御本尊の他に、「木造阿弥陀如来坐像(平安時代後期)」「木造金剛薩?(こんごうさった)坐像(鎌倉時代、快慶作)」などの御仏像も安置されています。

12時35分、そろそろ隨心院をおいとましなければなりません。

隨心院は小野小町ゆかりのお寺でもあります。梅の季節には梅林が綺麗です。

またまいりましょう。本日は隨心院のある小野駅から高速バスのバス停のある藤森駅まで電車で向かいます。

喫茶うずら

京都市伏見区

「喫茶うずら」を   >

藤森駅には13時30分に到着、時間がありますのでバスに乗る前に食事をします。今日は喫茶うずらへ行ってみましょう。カツカレー・890円を注文です。写真はサラダとヨーグルト。「喫茶・うずら」にて

これがカツカレー、ボリュームありますね!ボリュームだけでなく、カレーも良く煮込まれた甘味があって、とっても美味しかったです。

喫茶うずら。うずらから高速道路・深草バス停までは5分みておけば大丈夫だと思います。

深草バス停へ。深草バス停へは竹田駅からも藤森駅からも歩いて行くことができます。

京都から昼行バスでかえります。お疲れ様でした。今回の京都の旅は、仏像を礼拝し、お庭を拝観して、ともに静かな時間を過ごすことが出来ました。やはり京都のお寺は特別な雰囲気を持っていますね。2016年12月の京都の旅を終わります。

【写経をする旅】京都山科小野御殿。隨心院を訪ねて【冬の京都を歩く3日目】

1日目の旅ルート

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