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さとけんさんの神奈川県の旅行記

【ひとりでのんびり】小田原でまったりした夏休みを過ごす旅【いつかの夏休み】

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ひと気のないお庭で蝉時雨を聴きながら空をみあげて、風鈴の音がきこえるカフェでコーヒーでも飲みながら、半眠りするようなまったりした時間を過ごせたらいいなと、懐かしい夏休みを探して歩きました。

神奈川ツウ さとけんさん 男性 / 50代

1日目2016年7月28日(木)

小田原城

小田原市

「小田原城」を   >

夏の小田原へやって参りました。時刻は11時27分、本日はのんびりとしたスケジュールです。小田原駅東口を降りて南へ、小田原城のお濠端を歩いています。

西海子小路

小田原市

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時刻は11時37分、「西海子小路」(さいかちこうじ)の東側の口より通りを眺める。この樹はすべて桜です。青葉の並木もまた美しい。

西海子小路

小田原市

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小田原市のウェブサイトによりますと、西海子小路の名は、この地にサイカチの木が植えられていたためといわれているそうです。以下、小田原市のウェブサイトより『この地名は、小田原藩主稲葉氏の「永代日記(承応2年(1853))」の記載に見られます。江戸時代の後期には、中堅藩士の武家屋敷地となり、江戸時代末期には、17軒ほどが道の両側に並んでいました』この路を歩いていてなんとなく感じる上品な風情というのは、江戸時代から続いているのかもしれませんね。

西海子小路

小田原市

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小田原市のウェブサイトによりますと『この周辺には、明治から昭和にかけて多くの文学者が居を構え、文学活動が行われていました。この小路の一角にある小田原文学館は、元宮内大臣田中光顕伯爵の別邸として建てられた洋館を利用して、本市にゆかりの深い文学者の資料を展示しています』とのこと。それでは小田原文学館を訪ねてみましょう。

小田原文学館・白秋童謡館

小田原市

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時刻は11時43分、こちらが元宮内大臣田中光顕伯爵の別邸として建てられた洋館の入り口です。館へ入るのは後ほどとして、写真左手へまわり、お庭へ向かいます。

小田原文学館・白秋童謡館

小田原市

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庭園より小田原文学館を望む。1937年(昭和12年)に建てられた田中光顕の別邸です。スペイン風の洋館とのことで、平成6年から小田原文学館となっています。

小田原文学館・白秋童謡館

小田原市

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フカフカの芝の感触を楽しみながらベンチで一休みしました。私の訪問と共に一斉に鳴り止んだ虫たちも、新しい訪問者にやがて慣れて、ベンチは蝉時雨に包まれます。ベンチに座って空をみあげ、変わりゆく雲の様相をみていると、今はいつの時代なのであろうかと、かすかに自分の感覚が麻痺してくるのがわかります。当然、平成の世なわけですが、今は昔、昭和戦前と考えても昭和戦後と考えても何も不都合がない、私の家族が皆元気で幸せに暮らしていた昭和の夏休みに居ると考えてもいいのだなと、そんな寂寥感と幸福感とを同時に覚える不思議なひと時を過ごしました。

小田原文学館・白秋童謡館

小田原市

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小田原文学館のお庭から続く小径を歩いて白秋童謡館へ向かいます。

小田原文学館・白秋童謡館

小田原市

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こちらは大正13年に建てられた田中光顕の別邸で和風建築です。観覧料は250円で、小田原文学館(洋館)と白秋童謡館(日本建築)とを共通観覧できます。二階に風鈴が見えますね。それでは建物の中へ入ってみましょう。建物内部の撮影は禁止となっています。

小田原文学館・白秋童謡館

小田原市

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白秋童謡館の二階からみた外の景色。屋根が連なっていて、時折、気持ち良い風がフッと吹きます。二階ではビデオがあって、北原白秋の童謡が流れます。受付の方が一階にいる以外には誰もいない日本家屋で、明け放された窓から入る風に撫でられながら白秋の童謡を聴いていると、心が鎮まって気分がとても良い。ビデオが終わった後に時折訪れる静寂もまた良い。しばらく佇みます。

小田原文学館・白秋童謡館

小田原市

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白秋童謡館の見学の後に、洋館の小田原文学館へ入館、小田原出身の才人・北村透谷に関する展示物を見学しました。北村透谷は島崎藤村に影響を与えるほどの人物ですが、満25歳という若さで亡くなっていると知り、大変驚きました。(透谷の碑が、小田原文学館の庭にあります)展示物を見た後は3階へあがり、バルコニーから庭を眺めると、先ほど佇んだベンチが見え、辺り一面から蝉時雨が聞こえてきます。落ち着いた時間、気分の良い時間をこの地で過ごすことができました。

西海子小路

小田原市

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時刻は13時1分、小田原文学館を辞し西海子小路を西へ向かって歩きます。小路を西端まで歩き、突き当りを南へ右折して国道1号線にでますと歩道橋がありますから、それを渡ります。そして国道1号線を東へ100mほど歩き左折して北へ向かうと山角天神社があり、天神様をお詣りした後は近くの清閑亭へ向かいます。

小田原邸園交流館 清閑亭

小田原市

時刻は13時15分、清閑亭の門前に到着です。

小田原邸園交流館 清閑亭

小田原市

清閑亭は1906年(明治39年)に建てられた侯爵・黒田長成の別邸で、2010年から清閑亭として一般公開されています。立派な木立の脇を通って玄関へ向かいます。火曜日が休館日ですのでご注意ください。入館料は無料です。

小田原邸園交流館 清閑亭

小田原市

清閑亭は、小田原城・三の丸外郭土塁の南向き傾斜地に建っていて、海側の景色を広く見通すことができます。

小田原邸園交流館 清閑亭

小田原市

清閑亭の二階から小田原の海と真鶴半島が見えます。

小田原邸園交流館 清閑亭

小田原市

清閑亭の二階の窓は開け放たれていて、心地よい風が通り抜けていきます。汗ばむ夏の小田原に吹く風が、ああ、とっても気分がいい。

小田原邸園交流館 清閑亭

小田原市

風が抜ける清閑亭の二階から小田原の海をみる。それでは一階に降りて、コーヒーでもいただきましょうか。

カフェ清閑亭

小田原市

「カフェ清閑亭」を   >

清閑亭の喫茶部にはコーヒーもお抹茶もビールもありますね。

小田原邸園交流館 清閑亭

小田原市

コーヒーを待つ間、お庭を散策してみましょう。小田原・清閑亭にて。

小田原邸園交流館 清閑亭

小田原市

芝と松の緑が美しい小田原・清閑亭のお庭。

小田原邸園交流館 清閑亭

小田原市

有形文化財の古民家でコーヒーをいただく夏休み。小田原・清閑亭にて。

カフェ清閑亭

小田原市

「カフェ清閑亭」を   >

風鈴の音・遠くを走る車の音・蝉時雨・引き戸が風に揺れるカタカタという音。草いきれ、木造家屋の木の香り。これはすべて私のお気に入り。清閑亭にて。

小田原邸園交流館 清閑亭

小田原市

空いていたら、のんびりとできますね。清閑亭にて。

小田原邸園交流館 清閑亭

小田原市

まったりとした時間が過ごせます。清閑亭にて。

小田原邸園交流館 清閑亭

小田原市

ゆっくりできました。時刻は14時13分、清閑亭の二階に再び上がって小田原の海をみます。そろそろ清閑亭をおいとまします。

御感の藤

小田原市

「御感の藤」を   >

清閑亭から小田原城の方へ歩くと、御感の藤の藤棚が現れます。ハスの群生するお濠の脇を通って小田原城址公園の中を通り小田原駅へ向かいます。小田原駅からJR東海道本線に乗って湯河原駅へ行き、駅近くの城願寺へと歩を進めます。

城願寺

湯河原町(足柄下郡)

「城願寺」を   >

時刻は15時16分、湯河原駅から徒歩8分ほどの城願寺へやって参りました。湯河原駅から城願寺までのルートに東海道本線の下をくぐる幅の狭いトンネルがあって、自動車も通りますので、歩いて城願寺へ向かう際は、このトンネルを十分ご注意なさってください。

城願寺のビャクシン

湯河原町(足柄下郡)

「城願寺のビャクシン」を   >

城願寺には立派なビャクシンがあります。樹齢は800年とも900年とも推定されています。

土肥一族の墓所

湯河原町(足柄下郡)

「土肥一族の墓所」を   >

土肥一族の墓所にお参りして振り返って撮った写真です。墓所から見える湯河原の海です。今までこの地の800年を見守ってきた墓所にお参りしながら、今の私の前に続いてきた800年とは、そして今の私の後に続く800年とはなどと、気がつくと結構真剣に考えていたりして、良いお参りができました。

レストラン小清水

湯河原町(足柄下郡)

「レストラン小清水」を   >

時刻は15時41分、城願寺とは東海道線を挟んで逆側にあるレストラン小清水へやってきました。

レストラン小清水

湯河原町(足柄下郡)

「レストラン小清水」を   >

レストラン小清水のショーウインドゥです。なんとも懐かしい感じがします。

レストラン小清水

湯河原町(足柄下郡)

「レストラン小清水」を   >

レストラン小清水のカツカレー640円、昭和を旅する私にとって、美味なるカレーでありました。お店を出た後も、しばらく残るカレーの香りを楽しみます。

五所神社

湯河原町(足柄下郡)

「五所神社」を   >

時刻は16時11分。五所神社の大楠にご挨拶です。

五所神社

湯河原町(足柄下郡)

「五所神社」を   >

今日の旅はここ湯河原・五所神社で終了です。蝉時雨を聞きながら気分の良い夏の一日を過ごすことができました。

【ひとりでのんびり】小田原でまったりした夏休みを過ごす旅【いつかの夏休み】

1日目の旅ルート

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