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ワッチさんの岐阜県の旅行記

夏の飛騨へ!1泊2日ひと筆書きレンタカー紀行

  • カップル
  • 2人
  • 温泉
  • 自然
  • 乗り物

忙しい日常を忘れて、のんびりと温泉につかりたい…。でもそれだけじゃ足りない!観光スポットも巡りたい彼女、レンタカーを借りたらひたすら走りたい彼氏。だがしかし、二人とも計画するのは面倒くさい。できることなら、相手が行ってみたいところをピックアップしてくれないかと、お互い密かに期待している。旅行前日に決まっているのは泊まるところとレンタカーの時間だけ、無計画だけどなんとかなるでしょ!!のポジティヴ精神で実行した奥飛騨旅行記です。

お宿ツウ ワッチさん 男性 / 40代

1日目2017年7月8日(土)

7月8日午前0:00、レンタカーを借りて最終目的地は奥飛騨温泉郷。チェックインは14時頃の予定だし、さてどうしようか。「飛騨と言ったら白川郷!」の一声で行先は白川郷に決定、ルートはナビ君推奨の中央道〜長野道松本IC〜ひたすら下道コース。所要時間は映画4本くらい見れそうな…運転したい男はテンションが上がります。そんなこんなで東京を出発! 写真は休憩で立ち寄った諏訪湖SAでの一枚。三脚立てて明るめに撮ったら、海外のリゾートホテルみたいな雰囲気になりました??私海外行ったことないので勝手なイメージです。時刻は2:50頃、夜型人間はまだギラギラしているのでした。

松本から下道へ、野麦街道へと入りいよいよ山中へと向かいます。松本電鉄が見えなくなると右手に稲核ダム湖が望め、道路はくねくねとした上りに。景色は美しいし、車は少ないものの明るくなってきた景色が異様に眠気を誘います。奈川渡ダムを渡りしばらく走ったところで駐車帯を発見、クルマを停めて一休み…。目覚めてみると川の流れる音が、外へ出てみると川?沢?の流れる様子を確認できました。時刻は5:23、さわやかで心地よい山中、マイナスイオンたっぷりの朝です。名所ではないものの贅沢な時間を味わえました。 カメラのGPSによるとこの場所は、上高地入り口の分岐交差点(中の湯バス停)から158号を4.5kmほど松本方面へ行ったあたりのようです。

睡眠を得て復活した男はひたすら法定速度で走り続けます。途中コンビニに立ち寄りながら高山の街を抜け、国道360号線を走り、天生峠へ…。そう、ご存知の方も多くおられるかと思いますが、天生峠越えへ突入してしまいました。国道だしなんてことないだろうと平然と行った先は、ほぼ一車線分の道路に連続するヘアピンカーブと急こう配!景色は美しいがそれどころじゃない!頼むよ、対向車来るなよ〜〜〜と天に祈りながら、プリウス君のエコ運転なんて目もくれずひたすら走ります。それでもサミットを越え、白川郷が近づくと素晴らしい絶景スポットが!8:40、カラっとした山の清々しい空気でリフレッシュ。今日は良い1日になりそう! この地点は萩町交差点から国道360号(越中西街道)を高山線角川駅方面へ9kmほどのところです。天生峠は通行止めになることも多いらしいのでご注意を。

であい橋

白川村(大野郡)

「であい橋」を   >

いよいよ白川郷へ到着すると村営せせらぎ公園駐車場にクルマを停め、であい橋を渡ります。初めて訪れたのが実は今年の1月。季節がすっかり変わったことに二人とも驚きながら、夏の抜けるような青空を堪能です。

まるで子供の頃の夏休みを思い起こすかのような風景…。実家は合掌造りじゃないですが、しかし、そんな風に思わせてくれる風格がここにはあると思うのです。なにより、この合掌造りの家々で生活が営まれているということが、この空間を生き生きとさせているのだと感じます。

せっかくだから展望台に上るか!ということで、和田家の横を通り展望台行きルートを上ります。途中途中で村を見渡せる場所もあるのですが、どれをとっても美しい家並み。息をのむ光景ばかりで、展望台のみならずオススメです。

沸き水でしょうか、何カ所か小さな滝のように流れてくる場所があります。緑の葉っぱたちが嬉しそうに水浴びをしているのが印象的でした。初めて訪れた半年前は何もかも雪に覆われていて、これほど多くの生命が眠っていたのか…と感慨深くなります。

なんて思いに浸っていたら、場所によっては意外となかなかの流れになっています。旅行した2日間は想像以上に暑く(地元のおっちゃんも特別暑いと言っていた!)、水しぶきが心地いいくらいでした。少し触ってみたらとても冷たい!

展望台の手前にはタチアオイの花が。これを見ると夏本番が近づいているなぁと感じます。わが地元ではタチアオイがてっぺんまで花をつけると梅雨明けの合図です。ここもだいぶ上まできてるなぁ(地元じゃないけど)。

ふとした自然を堪能しながらたどり着いた展望台!白川郷一帯を見渡せる有名スポットです。太陽がギラギラと照り付けてとても暑い、が、むせかえるような緑の香りがとても心地良いです。子供の頃、田舎に帰るとこういう香りがしてたよなぁ…あの頃の夏休みに戻ったような感覚で、しばし堪能です。

ふと右側へ目を向けると、山へ続く道路が。望遠レンズで覗いてみると、「白山白川郷ホワイトロード」の文字。そう、これが石川県へ抜ける有名なあの道路のようです。今回は行程の都合上走りませんが、秋には素晴らしい紅葉も見られるようで、いつか行ってみたいスポットのひとつです。

そしてこの展望台に来たらやっぱり撮ってみたい、パンフレットみたいな写真!笑。あーでもない、こーでもないと模索しながらシャッターを切るのも旅の楽しみですね。が、最後は結局フォトショップ任せ。いい時代だ!

世界遺産白川郷合掌造り集落

白川村(大野郡)

「世界遺産白川郷合掌造り集落」を   >

展望台から降りる途中、ほどよく見渡せる場所で一枚。貴重な合掌造りの家々はもちろんのことですが、それらが絶妙に配置された、美しいバランスも白川郷の大きな魅力のひとつかと思います。どこをとっても絵になる、日本の原風景です。

合掌造りのとあるお宅で見つけた七夕飾り。本当に自分が子供だった頃の夏休みを思い出させるような光景ばかりです(自分が田舎育ちというのも大きいかと思いますが)。どんな願いを書いたのかな。すくすく育てよ。

白川郷はおよそ2時間の散策、まだまだ見足りない!という思いもありましたが、そしたらまた明日来ればいーじゃん♪ということでひとまず終了。宿へ向かいます。村営駐車場は到着時はまだ空いていましたが、12時前には満車になっていました。ご参考までに…。

旅亭雪紫 個室で厳選飛騨牛を堪能、源泉露天付客室で癒される宿

「旅亭雪紫 個室で厳選飛騨牛を堪能、源泉露天付客室で癒される宿」を   >

今夜の宿泊は奥飛騨温泉郷をちょっと奥に行った、新穂高温泉「雪紫」さん。露天風呂付のお部屋でのロングステイプランです。露天風呂からは緑と川の流れる音、そして爽やかなそよ風。夜通し走り続けた疲労感と白川郷で想像以上にかいた汗を流し、身体を休めます。昼風呂はなんでこんな気持ちいいんだろう!露天風呂、昼寝、食事と考えつく限りの贅沢な時間を過ごし、初日の夜は更けてゆくのでした…。

2日目2017年7月9日(日)

2日目、「雪紫」さんに別れを告げ今日もプリウス君の旅が始まります。どこいくー?どうしよっかー。昨日、「白川郷に明日も来れば…」なんて言ってたことは2人ともすっかり記憶にありません。今日は今日の風が吹くのです。というわけで、なんかおもしろそうな感じがする、「レールマウンテンバイク ガッタンゴー」に決定!旧奥飛騨温泉口駅に向かいます。

ノープランでやってきたのでもちろん予約もなし。受付のお姉さんに聞いてみると14:30なら乗れますよー♪とのことで予約、1時間半ちょっと時間があるので周囲を散策します。むむ、あの奥になにか鉄道車両が…おっ、あれは神岡鉄道のおくひだ1号!間近で見れるじゃん!あぁ、駅舎の中には多くの鉄道資料が…。そう、私は鉄道マニアなのです。小腹を埋めてる間も、ガッタンゴーの説明を聞いてる間も、周囲の鉄道グッズが気になって仕方ないよー!

というわけで、説明も終わり(ちゃんと聞いてましたよ!)いよいよレールマウンテンバイクへ。スタッフのおじさんたちが軽妙なトークとともにサドルの高さを調整し、電源を入れてくれます。そう、電動自転車なのです。すげー。前の組の方が出発すると、しばしの車間距離を置いてこちらも出発。今回の相棒は18号車。よろしくね!

スタート地点から。コレ、こいで大丈夫なの?と思うような下りからスタートです。「ひゃー」とか「わー」って言いながらスタートする若者たちをあたたかな眼差しで見送っておきながら、「ウホッ!」っと変な声を思わず上げてしまったのはナイショの話です。。。

レールマウンテンバイク Gattan Go!!

飛騨市

「レールマウンテンバイク Gattan Go!!」を   >

ガッタンゴーの沿線は綺麗な景色あり、トンネルあり、森の小道のような場所もあり…往復5.8kmの道のりは変化に富んでいてとても楽しめます。カーブしたトンネルで先が見えなくなる時はちょっとスリリング!?そして、それを線路上を自分で走っていくのがまた新鮮。2人乗りから2階建てシートなどいろいろなスタイルもあるようで、家族連れでも楽しめそうです。秋には新コースもオープン予定とか!?手軽に楽しめるアウトドアとしておすすめです。

本物のレールの上を疾走!彼女は隣で風になっているようですが、こちらの気分は神岡鉄道のディーゼルカー!俺はキハになったぞ!プシューとか、ガタンゴトンとか言ってみたいけど、小さなプライドがそれを遮ります、もとい、止めてくれています。でも、レールの継ぎ目を通るとほんとにガタンゴトン言うんですよー!!

行きは下り坂なので、あっという間に旧神岡鉱山前駅に到着。ここで折り返しのためにしばしの休憩となります。皆さん、思い思いに記念写真を撮ったり撮りあったり…。見ず知らずの人たちなのに、みんなで一緒に走ってきたような心地よい連帯感包まれます。そしてスタッフのおじさんたちは蒸し暑い中、レールマウンテンバイクを1台1台方向転換。コレ、1日中やるのけっこう重労働ですよね。皆さん、ありがとうございます。駅からは神岡鉱業?山間の工場地帯が望めます。調べてみると、けっこう深い歴史を持つ町なんですね。鉱山、街、人の関わり、勉強になりました。

帰りの2.9kmは基本的に上り坂!下ってきたとき既に汗だくになっていたので、どんなもんかと思っていましたが電動アシストのおかげで楽勝です!しかも変速ギアつき、自分の体力に合わせてこぐことができます。飛騨神岡駅を通過〜♪この目線で駅を通り過ぎるなんて、もちろん初めての体験です。

トンネルを抜け…。

スタート地点に到着。もちろん、両端の駅ではポイントも通ります。これが意外と楽しい(笑)。所要時間は50分程度、ちょうどいい運動になりました。

駅前に保存されている、愛嬌ある表情のトロッコに別れを告げて次の目的地へ。ここまで来たら、次は日本海だ!ナビ君を新潟県の道の駅「親不知ピアパーク」にセットし、山を下ります。ちなみにこのトロッコ車庫には「神岡トロッ庫」と書かれています。ざぶとん一枚!

下道〜北陸道経由でついに到着した日本海。沈む夕日…は雲が多く叶わなかったものの、山を堪能した後は海!ということで、言い知れぬ充実感を味わえました。水も思ったより気持ちいい♪旅の思い出と、これから帰路につく寂しさを噛みしめながらしばしまったりした後、北陸道〜上信越道〜関越道とひと筆書きルートで夜の東京へと帰着したのでした。プリウス君にガソリン入れた後の走行距離は990km。1000kmまであと10km、首都高でも走るか!なんて笑い話も出ましたが、無事の帰着をプリウス君に感謝し、これにて旅は終了となりました。48時間、ありがとう!

夏の飛騨へ!1泊2日ひと筆書きレンタカー紀行

1日目の旅ルート

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