さとけんさんの神奈川県の旅行記

【相模川】坂の町・座間を歩く。2018年6月【相模野台地】
- 1日目2018年6月1日(金)
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こちら、座間市役所の対面にある座間図書館入口付近にある、「座間市内の指定重要文化財」の表です。本日の散歩でも、この中のいくつかを訪ねる予定です。
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こちらも座間図書館入口付近にあるマップです。それでは歩き出しましょう。
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こちら、神奈川県立座間谷戸山公園です。座間市役所の斜め前辺りにあります。本日はこの公園は通過します。
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かにが沢公園の南側の入口にやってまいりました。こちらには「どんぶり坂」と呼ばれる坂があります。
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どんぶりの名前の由来は周囲の土地がどんぶりのような形状をしていたから、というこのなのですが、実際のこの坂は、急は急ですが、それほど急坂という感じでもありません。
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どんぶり坂の坂上に向かって右手に、どんぶり坂から分かれて、どんぶりの下へ向かう坂がもう一つあります。この坂はなかなか急でございますよ。しかし傾斜を示す標識などはありません。
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どんぶり坂の坂上からまっすぐに進みますと、本日一番の傾斜角を持った坂が現れます。出発してそれほど間が経っていませんが、いきなりメインが登場です。
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おやおや、それほどでも・・急でもないような・・? この地点は住所で言うと、「座間市緑ヶ丘3丁目29」と「座間市緑ヶ丘3丁目30」に挟まれた場所です。
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坂上にある傾斜角を示す標識は24%とあります。24%なら、どこへ出しても恥ずかしくない急坂と言えますな。
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坂に近づくにつれ坂下の傾斜がきつくなっているのがわかります。むむ、この坂を自動車で下る際は、運転席からみると、腰から眼までの座高分、傾斜がきつく感じられて、かなりの坂道に感じられるはずです。
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しかし、距離が短い。短いぞぅ。
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写真では伝わらないこの感じ。坂下が丸く傾斜がきつくなっています。実際にここに立って目視すると、なかなかの急坂でございますよ。
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横からみると、こんな感じ。あれ? そんなでもないのかしらん。小夜の中山とか箱根の強飯坂とか、もう少し傾斜があったような気がしますが。
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24%の急坂であることは間違いありません。ここは車の運転する際、もしくは歩いていて車が上や下から来た際は、充分注意しなくてはならないと思いました。
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一枚前の写真の坂下から南下すること300mほどで、栗原遊水地スポーツ広場に至ります。やはり坂道が多いということは坂下に水が集まりますので、治水のための施設がもうけられることになります。
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ふむふむ、なるほど。
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崇福寺に到着です。
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崇福寺でお参りをしましょう。
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本堂前にて合掌一礼のお参りをいたします。
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栗原神社にやってきました。
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栗原神社にお詣りをしていきます。
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栗原神社の拝殿です。二礼二拍手一礼のお詣りをします。
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こちら、栗原神社拝殿の左手やや裏にあるシラカシの樹です。
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現在、座間市に残っているシラカシの大木は珍しくなったようです。
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専福寺にお参りにきました。ツツジが綺麗に咲いています。
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本堂前にて合掌一礼のお参りをいたしました。
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専福寺から国道246号線を越えて龍藏神社にお詣りであります。写真の神社の後ろに架かる橋、巡礼大橋というそうですが、あの橋を左手に行くとだいたい同じ高さで国道246号線に至ります。そして、この龍藏神社からあの橋の上と同じ高さまで登る坂の一つが巡礼坂でございます。
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こちら巡礼坂の坂下です。坂下の雰囲気はそれほどの坂でもありませんね。
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舗装されているので歩きやすいですが、だんだん傾斜が出てきました。
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確かに急傾斜の坂の一つと言えますでしょう、これは舗装がされていなくて、雨が降って泥道になると、登るのは大変なことであったに違いありません。
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巡礼大橋の橋の上にて、空を眺めます。
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立野台公園にやってきました。菖蒲の花が綺麗に咲いてますね!
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それほど広くない菖蒲園ですが、これは良いタイミングで訪れました。とても綺麗な花を観ることができまして満足します。
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さて、本日二番目のメインでございますよ。住所で言うと座間市入谷4丁目と座間市立野台2丁目26との境あたりです。写真ですとやはりわかりづらいですね。
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この坂道、写真で見るより現場に立った時の方がわかるかもしれません。私は車でこの道を初めて通った時に結構驚いた覚えがあります。
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坂道は一度下って、また同じ高さくらいまで上ります。
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急坂でしかも長い、下りだけでなく登りもあって、見た目も良い、と私は思います。
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それなりに急な坂道だと思います。この旅行記を書いている本日、この坂に行って、再確認してきましたが、やはり、急坂でございました。坂のイメージとして、東と西に、それぞれ坂の頂上があり、真ん中が低くなっている「弧」のイメージを思い浮かべていただくと少しわかりやすいかと思います。車で訪れたのですが、写真のこちら側(東の頂上)からも、逆側(西の頂上)からも、下りも上りも「オヨヨ」と腰がスウスウするポイントがありました。
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坂の底付近です。この「止まれ」、写真奥から車でやってきたときに、かなり急です。
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この登りは傾斜が急ですね!登ろうとすると車のエンジンの音が途中で変わります。
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うむうむ、よしよし、これは急じゃな、そして距離もそれなりにあります。
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そこそこの傾斜はあると思いますが・・
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こうやってみるとそれほどでもないような・・・
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この坂、傾斜は一体何%なんでしょうね、あるいは何度なんでしょうか。私は初めてこの道に来た時は、この写真の向きで入りましたが、かなりのインパクトでした。
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自動車でこの道を運転すると、なかなかダイナミックな坂に感じる、と申しておきましょう。歩いて行ったほうが無難と思われます。
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さて、谷戸山公園の南の端をなぞる形で通る県道42号線の坂道を下って小田急線の線路を渡らずに左へ入るとすぐに恵光寺です。ここに至る坂もかなり急でございます。
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そして恵光寺から小田急線の踏切を渡って右手に星の谷観音が現れます。
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星谷寺の梵鐘です。
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ここの梵鐘は1227年に鋳造された古い梵鐘です。
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鐘を突く場所が、ふつうは二つあるのですが、一つしかないというのが珍しいそうです。
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東日本最古の梵鐘と紹介されています。
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星谷寺の咲き分けの散り椿です。
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純白・紅白に白の斑入模様・淡紅・濃紅・白色に紅の斑入模様の五通りに咲く椿で、 椿寺と知られる京都の地蔵院から移植した椿とのこと。
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こちらは星谷寺境内にある、座間市指定重要文化財の「宝篋印塔(ほうきょういんとう)」です。1763年に建立され、1923年の関東大震災で倒壊しましたが復元されています。
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宝篋印塔の案内柱です。
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真言宗の星谷寺。ご本尊の観音様に真言を唱えてお参りしました。
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星谷寺から鈴鹿明神社方向へ続く坂は観音坂と呼ばれています。碑文に「古くからある坂」と刻まれています。
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観音坂もなかなか急ですよ。
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心岩寺
座間市
星の谷観音坂下交差点から座間警察署方向へ130メートルほど歩くと歩道橋があり、その歩道橋の下を左へ入るとすぐに心岩寺です。
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心岩寺
座間市
心岩寺の案内板
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心岩寺
座間市
心岩寺にお参りしましょう
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心岩寺
座間市
ご本尊は平安末期から鎌倉初期に制作されたと伝わる釈迦如来です。本堂前にて合掌一礼のお参りをします。
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心岩寺から座間警察署から離れる方向へ県道50号線沿いを450mほど歩きますと、歩道橋が現れます。その歩道橋を渡ると護王姫大明神の社があり、その狭い境内に大ケヤキが立っています。
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現在、座間市内における最大最古の大木とされ、推定樹齢は300年ということです。
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護王姫社は安産の神様として信仰されてきました。
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護王明神は、源義経の側室の牛王姫を祀ったものと伝わるそうです。
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鈴鹿明神社にお詣りします。
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玉砂利の境内をざくざくと歩きます。
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拝殿前にて二礼二拍手一礼のお詣りをしました。
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鈴鹿明神社のすぐ近くに「湧水と歴史の街並み 鈴鹿長宿」の散策路があります。
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街並みを散策します。
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季節には蛍がみられるそうです。
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立派な樹がたっています。
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龍源院の脇に出てきました。
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龍源院にて合掌一礼のお参りをしました。
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龍源院の本堂前からの眺め、正面の森のような場所は鈴鹿明神社の本殿の裏です。
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龍源院の北に鈴鹿の泉と呼ばれる湧水があります。
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鈴鹿長宿自治会館の横に閻魔堂があります。
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閻魔堂の脇には「藤沢街道」の新しい道標が建っていました。お散歩をされている地元の方と挨拶をかわします。
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閻魔堂の中をのぞくと、十王の像が並んでいました。十王堂ですね。お参りをします。
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日蓮上人の龍ノ口法難にゆかりの深い円教寺にやってきました。
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1271年、日蓮は龍ノ口刑場にて処刑されそうになりましたが、役人の刀が砕け、処刑が中止になったという伝説があります。その砕けた刀を鍛えた鈴木弥太郎貞勝が住んでいたのが現在の円教寺のある場所とのこと。
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鈴木さんも、ここに招かれた日蓮上人もこの大山の景色をみられたのでしょうか。
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円教寺から北へ歩き、座間公園のトンネルの脇から階段を上って座間神社へお詣りします。高台にあるため、西方向の景色がとても良い場所です。
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座間神社の拝殿の脇から近づくルートです。
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拝殿前にて二礼二拍手一礼のお詣りをします。
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参拝後は座間神社の参道を西へ向かいます。
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県道51号・42号線沿いのお蕎麦屋さんで昼ご飯です。おいしいとろろそばをいただきました。
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宗仲寺にやってきました。
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徳川家康も立ち寄ったお寺です。
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立派な本堂が建っています。合掌一礼のお参りをします。
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こちらは宗仲寺の境内にある徳川家康公お手植えの銀杏の樹です。
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宗仲寺はJR相模線の相武台下駅から歩いて7分ほどのところにあります。
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宗仲寺の近くには座間神社の鳥居があり、拝殿前の階段下まで、参道が続いていました。
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相武台下駅近くの「座間上宿」交差点から県道51号線を歩き、キャンプ座間の前を通って、富士山公園という公園にやってきました。陸軍士官学校が市ヶ谷台から座間へ移転してきたのは1937年(昭和12年)です。
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案内板によりますと「陸軍士官学校の生徒は、毎朝、点呼後に雄健神社に参拝し、続いて遥拝所所に赴き宮城(皇居)・明治神宮・伊勢神宮・および各員の原隊や故郷に向かって遥拝するのが日課となっていた」とのことで、「この方位盤は、その遥拝するための方位と国内外・朝鮮半島・中国東北部の主要都市の方位を矢印によって表示したもので校内では最も重要なところとされていた」ということです。旧陸軍士官学校遙拝所方位盤の礎石です。
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旧陸軍士官学校遙拝所方位盤の目の前にある柱が6本、これは何でしょうか。
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屋根があったのか。この柱自体に歴史があって再利用されたのか。ちょっとよくわかりませんでした。座間の富士山(ふじやま)公園でした。
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富士山公園から県道51号線を右手に離れて坂を上っていきますと、座間中学校前交差点へ至ります。ここを右手に行くと座間市役所や県立谷戸山公園などがあり、左手に行くと、この増田屋や小田急線の相武台前駅に至ります。ここの増田屋もおいしいです。
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本日のスタート地点、座間市役所・谷戸山公園前に戻ってきました。座間は坂が多い街だと実感しました。
【相模川】坂の町・座間を歩く。2018年6月【相模野台地】
1日目の旅ルート
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