やんまあさんの京都府の旅行記

◆京都丹後K◆天橋立で葵祭!?籠神社と賀茂社!神楽と太刀振り-60年振り大神輿&御神幸復活-
- 夫婦
- 2人
- 史跡・歴史
天照大神御鎮座2074年!豊受大神御鎮座1541年!本宮1300年記念の葵祭!!!伊勢神宮・外宮の祭神「トヨウケ」の元宮であり、日本書紀に唯一明示的に記載されている元伊勢『吉佐宮』であり、本殿には「五色の座玉」という内宮とここでしか許されていない装飾があり、天皇家よりも古い平安時代の家系図@国宝があり、賀茂社とも繋がりがある丹後一宮・元伊勢『籠神社(このじんじゃ)』。 毎年4月24日に「葵祭」が行われ、丹後では最古の祭礼で2,500年余という長い歴史があり、この「葵祭」は、京都の賀茂社と繋がりがある。ただ、賀茂社は「葵の葉」を付けるのに対し、籠神社では冠にトヨウケ所縁の「藤の花」を挿すのが古例だそうだ。祭礼は、宮司の祝詞奉上で始まり、御祭神の御霊をお遷しした「神幸祭」の儀、そして、供奉者による神輿の行列が地域を一巡する「御神幸」を行われる。その道中や祭礼の前後に繰り広げられる「太刀振り(たちふり)」や「神楽」の芸能の数々が大きな見どころ! 中でも、太刀を自在に操る「太刀振り」は、平安時代から始まったと伝わり「京都府無形文化財」にも指定されている由緒ある奉納神事。神の御生れを祝福すると共に神賑わいを盛り上げます。
神社ツウ やんまあさん 男性 / 40代
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- 1日目2019年4月23日(火)
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旅行記は2日目で、3日目は籠神社「葵祭」の写真。籠神社は日本書紀に記されている「吉佐宮」で元伊勢にあたります。伊勢に遷ったアマテラスが「自分一人では食事が安らかにできないので、丹波国の真名井にいるトヨウケを近くに呼び寄せなさい」と天皇の夢枕に立ってお告げになり、外宮に祀られた。つまり内宮・外宮に関係があり、祭神はアマテラスの孫「彦火明命(ヒコホアカリ)」であることから非常に格式が高く、伊勢神宮内宮とここしか許されていない「五色の座玉 (すえたま)」が本殿にある。因みに、宮司は代々海部氏が務めており、家系図は国宝!!平安時代の家系図で江戸時代の写しも国宝!!ニギハヤヒ⇒アメノカグヤマとなり、4代目にここの神様に繋がっていく。その国宝の家系図も拝観!!すげ~!!皆さんわからん!!というが記紀を知っている方は、おお~と思うはず!!!!!尾張氏の祖「高倉下命」みっけ!!歴史がつながった!!!!
- 2日目2019年4月24日(水)
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09:00-15:00
籠神社 葵祭
宮津市
●9:00⇒神楽:神輿の出発を前に獅子が舞う。地元では総じて神楽と呼び、神の道を先に進んで清めておく役割も果たしている。●10:30⇒太刀振り・大獅子⇒神門の下では神が神輿に乗って出発することを祝う太刀振りが奉納される。神門を入った拝殿周辺では大獅子が暴れて神域を清める。●11:30⇒御神幸:神を神輿にうつし旅に出る。担ぎ手不足などから大神輿は休眠していたが、鎮座1300年を機に神輿を修復。60年ぶりに2019年に復活した。
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09:00-15:00
籠神社 葵祭
宮津市
●12:50⇒還幸祭:神輿行列は神社の周りを一周し再び本殿へ。神は旅することで生まれ変わり、恵みを授ける力を新たにすると信じられている。神輿の渡御は「滅 びと再生」を意味する神事だ。以降、大神楽と太刀振りが行われる。
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伊勢神宮内宮・外宮の故郷で、4月24日に「葵祭」が行われる。北近畿、京都府北部丹後で最古の祭礼で2500年余という歴史がある。この「葵祭」は、籠神社ともゆかりの深い京都・賀茂社(下鴨・上賀茂神社)の「葵祭」と同様の名で、京都の賀茂社では祭員が「葵の葉」を付けるのに対し、籠神社では冠にトヨウケの「藤の花」を挿すのが古例となっている。祭礼は、宮司の祝詞奉上で始まり、御祭神の御霊をお遷しした「神幸祭」の儀、そして、供奉者による神輿の行列が地域を一巡する「御神幸」を行う。道中や祭礼の前後に繰り広げられる「太刀振り(たちふり)」や「神楽」の芸能の数々が大きな見どころ! 「太刀振り」は、平安時代から始まったと伝わり「京都府無形文化財」にも指定されている奉納神事である。
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神輿の出発を前に獅子が舞う。地元では「神楽」と呼び、神の道を先に進んで清めておく役割も果たしているそうだ。神楽と言えば、島根・石見神楽が有名で、最初はふ~んという感じだったが、見ているうちに引き込まれた。すごい練習量なのだろうなと。そして、女子中学生か高校生あたりも獅子舞をしていた。
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60年ぶりに復活!!金ぴかの新しい神輿で存在感がハンパない!すごい重そうだ〜。神社の鳥居や楼門をくぐるのが大変そう〜。
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太刀振りが行われていた。山車についた太鼓を叩きながら笛の音楽に合わせて、太刀を持って舞う神楽。幼稚園ぐらいの子から成人までが舞う!!籠神社周辺も練り歩き。この太刀もすごい練習しているんだろうな〜。奉納なので、すごいみんな真面目!!ちなみに幼い子の神楽はホンワカする。やっぱ、幼い子=オニだな、、自由すぎる(笑)
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太刀は各地域の氏子がそれぞれ舞っている。地元の方だろうか、少子化でとの声が入ったが、続いてもらいたいなと思う。いや、幼い子が神楽をしていたので、続くであろうと思う。そして思う。この地域の学校は特別休暇なのだろうかと・・・。地域によっては、笛を吹くのも学生だった。それを見ていて、脈々と受け継がれる祭りに感動してきた。
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讃岐で鍛えた本格手打うどんが頂けるので、久しぶりに行ったら、(籠神社の)例大祭のため「臨時休業」とのこと。「黒ちくぶっかけ@900円」は、ぶっかけうどんに宮津名産「黒ちくわ」の天ぷら+とり天+もち天をのせたもので、「すぎ天ぶっかけ@1000円」はえび2尾、野菜天をトッピングしたもの。また、今度行こう。。
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よし乃や
傘松公園横の店。1階はお土産屋さんで、2階は食事処。店内も広めなので、観光客が多い時は狙い処の店なのだが、「例大祭があるので、本日、なし」とのこと。またか・・・・。
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天橋立傘松公園登り口にあり、駐車場も完備。おすすめは「海鮮丼」のようだが、団体客の予約が入っていそうなので、今回はスルーした。
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元伊勢籠神社から傘松公園ケーブルカーまでの参道沿いにある古民家風の外観が特徴のお食事処。「季節のイカとアカモクとバイ貝の丹後お宝丼@1620円」は美味しかったので、ここに来たが・・・ここも、4月24日の籠神社例大祭(葵祭)はメニュー制限有りで食せず。。親子丼と他人丼を頂いた。量は少なめだが、出汁がおいしい。
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天橋立ビューポイントへ!!ここでもこの地域の氏子が獅子舞(神楽)をしていた!!海外のお客様も、これを見て写真を激写!!!ということで、ケーブルで傘松公園へ!!ここからの眺めは「斜め一文字」や「昇龍観」と呼ばれている。『丹後国風土記』によると、天への架け橋といわれていて、イザナギとイザナミの夫婦神が天界への昇降に使った浮橋であった。ある日、イザナギが昼寝をしている隙に倒れて天橋立になったそうな。
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傘松公園のゆるキャラ「かさぼう」と天橋立。天橋立はビューポイントをいくつか作っており、それぞれ見え方が違うのが面白い!!時間がある方は、成相寺にも違った見え方のする天橋立ビューポイントが2つあるので、行ってみるべし!!
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籠神社の宮司である海部氏の系図では、ヒコホアカリが九州ではなくタニハ(丹波&丹後)の「冠島」に降臨されたと記されている。その遥拝所が傘松公園にある。これに反応する人は少ない。。ヒコホアカリの九世孫に「日女命」とあり、卑弥呼では?ともいわれたりしている。ちなみに、この「日女命」は眞名井姫とも言われている。淳和天皇の第4妃「真名井御前」は京都丹後一宮である「籠神社@元伊勢・与佐宮」の神官である海部氏の娘で、元伊勢の由緒書によると、『身も心も浄化された天性のやさしさと美しさと、ただならぬ気品をただよわせた、しなやかな女性であった』そうだ。今も昔も同じで!?そんな女性に周りが嫉妬し、逃げるように出家する。京都・六角堂、兵庫・西宮神社&廣田神社で修行を重ね、最終に日本三大如意輪観音を安置する「神呪寺(甲山大師)」を開山する。(詳細は過去旅行記『◆兵庫東C◆秘境!武田尾温泉マッタリ!ホタル乱舞!神社仏閣(西宮/宝塚)』参照)
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なんか小腹が空いたので「傘松だんご@300円」という「みたらし団子」をいただいた。なるほど、籠神社=賀茂社(下鴨神社&上賀茂神社)でみたらし団子繋がりか~。でも高いな~と思っていたのですが、デカッ!!想定外の大きさにびっくり。餅も柔らかく、美味しくいただきました。
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ケーブルを下りてまっすぐ進むと階段があり5分ほど登ると、最古の天橋立ビューポイントがある。なるほど〜天橋立ビューランドと傘松公園からとはまた違う見え方。
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傘松公園2階にある軽食店。写真の通り、1000円程度で昼食が出来る。出石そばが売られているのが面白い。窓際に座って天橋立を眺めながら食べるのがオススメ!!
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ここも古代祭祀上があるのだが、パワスポブームや裏神紋から日ユ同祖論に火が付き、参拝者が激増したのが原因かはわからないが、数年前に見えなくされた。今回、改修が完全完了し、本殿左右から各磐座を見られるようになった!!よかった!よかった!社務所も完備され、土日祝は社務所が開かれるようだ。しかし、磐座周辺は御白石が敷かれ、ちょっと観光地化された気がする。昔は威厳があったのだけどなあ〜・・。磐座の近くに行きたいな〜。祈祷してもらうと入れるんだろうな〜・・・。
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平成31年3月に眞名井神社授与所も出来たようで、元伊勢・桧原神社と同じ感じになった気がする・・・・。ここは本殿の真後ろに大きな磐座があり、アマテラス、イザナギ・イザナミを祀り、トヨウケ(天御中神と説明在り)も祀っている。2500年前からそのままの形で祀られているという古代祭祀場があるのだが、もう近くでは見れないのは・・残念・・・。
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お土産どころである。妻は会社用に買って行ったが、私は何も買わず・・。京都なので、旅行ではない気がしたので・・・。さて、ここはレンタサイクルがあるので、文殊側に行きたい人はこちらをどうぞ!!
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4月23日から5月6日のみ籠神社の「海部氏系図@国宝」が展示される。天皇家より古い家系で、今でも権威を持つ神社の宝物が展示されていた。4代目「倭宿禰命(ヤマトスクネ)」は、神武天皇の道案内をした人で、賀茂社(下鴨&上賀茂)と同じ話が残っている。境内から左に抜け傘松公園のロープウェイに行く途中に亀に乗った銅像があるが、それがヤマトスクネである。ちなみにこの家系図にニギハヤヒ⇒アマノカグヤマの繋がりを確認し「高倉下命」も確認!やっぱ、尾張氏はここから派生している。やっぱ、ここと尾張は繋がっている。そして、尾張氏の地域に多い、アマテラスとは別の「古代太陽神」は籠神社の祭神と感じる。
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西国三十三所で、傘松公園からバスも出ているが、車で来ているなら、車で参拝推奨。ちなみに、ここにも天橋立ビューポイントがある。雪舟筆「天橋立図@国宝」にも描かれた五重塔など注目すべきものが多い。
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西国三十三所札所。704年に文武天皇の勅願寺として真応上人が創建したと伝えられ、本尊は身代わり観音、美人観音と呼ばれる「聖観音」で、33年に一度の御開帳である。前回のご開帳は2005年なので次回は2038年になるが、2009年に実は開帳している。西国三十三所1300記念にあたる2020年に特別開帳をする気がする。 最後に本堂にある左甚五郎作の「真向の龍(まむきのりゅう)」は、雲龍図と同じく龍と目を合わせながら横に移動しても、ずっと目が合った状態になるよう作られています。その真意のほどは、実際にお確かめください!ちなみに左甚五郎が残した作品は多く、300年の期間がある。ということで、歌舞伎などと同じく、複数の人に受け継がれた称号名ということでしょうね。
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昔は、朝と夕方に撞かれていたのだが、不思議な事が起こったそうな。朝夕の二回、鐘の音が鳴り響くと今まで静かな海が急に荒れ狂い、大波が押し寄せて漁師の船を沈めたことから、つかなくなったとさ。
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天橋立とのコントラストや佇まいから紅葉時期は写真スポットになる。近くよりも遠目からの風景が良い!!天橋立の文殊側からも目にすることができる塔である。この塔は新しく、雪舟が描いた「天橋立図」に描かれている五重塔を復元したもの。鉄筋製ではなく、木造の鎌倉時代建築様式を再現しているそうだ。
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天橋立ビューポイントNo.1はここ。車で一番上まで行くべし!!ただ、冬は雪が積もっており、避けた方が良いかも・・。3月でも凄い雪が積もっていた年もある。
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傘松公園や成相寺がある山。相変わらずの急勾配の坂で、修験道の山だったのだろうと感じる。ちなみに、日本全国にある五つの「聖の住む所」の一つ。
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4月中旬以降に獅子崎稲荷神社の鳥居を取り囲むようにピンク色の「みつばつつじ」が包み込むのだが、まだ早かったみたいだ。天橋立南側の「ビューランド」や北側「傘松公園」「成相寺」から見える天橋立と違った景色を楽しむことが出来る。
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2017年京都国立博物館『国宝展』で展示された雪舟『天橋立図』はここから描いたと言われたり、ここではないと言われたり。。ちなみに天橋立の花火大会はここで見るのも手です。
- 3日目2019年4月25日(木)
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女子学生の獅子舞。
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遠くから山車に付けられた太鼓の音と笛が音楽を奏で、踊りながら近づいてくる。最前列にはこのあと「太刀振り」をする幼子が登場!!このときは人が少なかったのだが。。
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楼門内の境内では神輿が入り、「獅子舞」が奉納され、楼門の外では「太刀振り」が行われている。い、忙しいな〜。。
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太刀振り!!幼い子が舞う!!自由だ〜自由すぎる〜。
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「太刀振り」
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「太刀振り」。この子の太刀振りがすごいエレガントだった。
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籠神社周辺を周り神輿が帰ってきた。
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神輿が境内に入って行く
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神輿の後ろに祭主?が続く
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神輿の後ろに祭主?が続く。女性は斎王なんでしょうね。
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神輿の後ろに祭主?が続き、その後に氏子と思われる
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そして太刀振り。みんな終わったら水分補給をしている。でしょうね〜結構、ハードだと思います。
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獅子舞
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獅子舞
- 4日目2019年4月26日(金)
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天橋立ケーブル!!ここでも神楽が!!!
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2台のケーブルを繋ぎ、上りと下りで重さを均等にしている。結構な急斜面。
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傘松公園
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天橋立
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傘松公園
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かさぼう
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テレビでも出て来る股覗きポイント
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瓦投げは3枚200円!!
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みたらし団子!!デカッ
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元祖!股覗きはここ!!
◆京都丹後K◆天橋立で葵祭!?籠神社と賀茂社!神楽と太刀振り-60年振り大神輿&御神幸復活-
1日目の旅ルート
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