やんまあさんの滋賀県の旅行記

◆滋賀甲賀C◆ MIHOMUSEUM「紫香楽宮と甲賀神仏」と「丹生谷文化財フェスタ」
- 1日目2019年8月23日(金)
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2日目の8/24は滋賀県甲賀市信楽町で、3日目の8/25は滋賀県湖北地域。
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甲賀
甲賀市の過去旅行記は『◆滋賀:甲賀@&三重B◆忍者コスプレ!秘仏!元伊勢3社と元春日神社!-甲賀/伊賀/名張-』『◆三重D滋賀甲賀A◆伊賀牛!!33年ぶり御開帳!年一御開帳!元春日と春日奥宮!!(名張/伊賀/甲賀)』を参照。
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4日目の8/26は「紫香楽宮と甲賀神仏」の神社仏閣紹介。
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湖北
湖北は『◆滋賀湖北A◆向源寺vs石道寺の十一面観音見比べと33年に一度の御開帳!東林寺!!』が1日かけての旅行記で、プラス『★滋賀湖北B湖東B大津湖西B◆運慶作の秘仏!!パワスポ竹生島!!パワースイーツ!?@西国33 草創1300年記念 特別拝観A札所12,13,30,31,32』で湖北のパワスポ巡りで、長浜&東近江ブラリするなら『◆滋賀湖北@◆長浜&彦根ブラリ!!運慶作!?の不動明王初公開に釣られて参拝(長浜/彦根)』参照
- 2日目2019年8月24日(土)
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742年、聖武天皇は京都府・木津川で恭仁宮(くにのみや)を造営中だった。同時に恭仁宮から東北への道を開くために離宮を作る。行幸を繰り返し、3年後に首都となり、 743年10月に聖武天皇がここでで盧舎那仏を造営することを発願。12月には恭仁宮の造営を中止して、紫香楽宮の造営が進められるが、天災などにより、完成することなく、東大寺盧舎那仏像建設へと移行され、平城京→恭仁京→難波宮→紫香楽宮→平城京と遷都を繰り返す。
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滋賀県甲賀市信楽町勅旨1424-1。紫香楽宮跡から玉桂寺やミホミュージアム方面に行くと右手に現れる。大きな狸がいるのですぐわかる。陶芸教室、レストラン、民宿光雲荘が併設され遊ぶ!食べる!買う!泊まるが出来る施設です。
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滋賀県甲賀市信楽町勅旨891。「ぎょくけいじ」と読み、融合不可の細〜い道を進むと駐車場がある。奈良時代末期に淳仁天皇が造営した離宮「保良宮(ほらのみや)」の跡地で、空海がその遺跡に一堂を建立したのが始まり。
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本堂の本尊は「弘法大師像」で50年に一度のご開帳で、脇侍に不動明王と愛染明王が安置されている。本尊と脇侍共に厨子が閉じられていた。
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本堂右には大黒さんこと「大黒天」が安置されていた。所謂、走り大黒天だと思う。仏足に乗り御真言を唱えると倍になってお金が帰って来るそうだ。よし40円GET。。。。
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本堂の本尊裏には「涅槃像」が安置され、周りには涅槃図をイメージしてか大きさがバラバラの観音像などが安置されている。
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本堂左側から地下トンネルを通ると阿弥陀堂がある。地下道の真ん中には薬師如来座像が安置され、神経痛を取り除いてくれるそうな。
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阿弥陀堂には平安時代の「阿弥陀如来坐像」と室町時代の「阿弥陀如来坐像」、アフロ仏像として有名な「五劫思惟阿弥陀如来坐像」が安置されている。最後に、ここには「阿弥陀如来立像@重文」があった。この仏像は5万人以上の名前を列挙した結縁交名と造立願文などの納入品があり、今は京都・知恩院に移されている。
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「五劫思惟阿弥陀如来坐像」は人々が幸せになるのはどうすればよいか、ず〜〜〜と考えていると、髪は伸び、アフロのような髪型になったとされる。アフロ仏と言えば東大寺に作例が集中しているのだが、ここにも居たので、びっくり。
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京都・仁和寺にもあるが、八十八の札所を地蔵めぐりで礼拝する「准四国八十八ヶ所霊場札所めぐり」がある。全て周ると「巡礼終了証」が貰えるのだが、1000円である!? 山道を1時間ほど歩く必要があり、暑すぎるし時間がないのでパス。
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十六菊が刻まれた梵鐘を過ぎると毘沙門堂がある。毘沙門堂を覗くと、たくさんの毘沙門天立像が安置されている・・とじっくり見ると妻の「吉祥天」も安置されていた。
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境内には地上13メートルの不動明王で、一願成就大不動明王と記されている。一心に手を合わせお願いをすれば必ず諸々の願い事を叶えてくれるそうな。さすが、大日如来の化身!!
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本堂の階段手前にある木は「玉桂寺 高野槇」で、1200年前に弘法大師が中国より帰国した後に、玉桂寺に立ち寄ったそうな。その際、皇族の霊を慰めるために、中国より持ち帰った高野槇の苗を植えたと伝えられている。その後繁殖し現在、石段の左側に43株、右側に22株あるようだ。
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滋賀県甲賀市信楽町大字勅旨2349。滋賀県立陶芸の森近くにある。 陶製品の購買、陶芸教室、レストランなどがある。
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滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7 。陶芸館以外は無料!やきものを素材に創造・研修・展示など多様な機能を持つ公園。中には陶芸専門の美術館「陶芸館」や、信楽焼のショップ&ギャラリー「信楽産業展示館」、また国内外のアーティストが滞在制作する「創作研修館」もある。
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滋賀県立陶芸の森内の施設。『特別企画 交流と実験−新時代の〈やきもの〉をめざして−』を行っていたが、玉桂寺で時間を使いすぎたので、パスした。
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滋賀県立陶芸の森内の施設。信楽ホールを中心に、ショップやカフェレストランなどがある。また、組合加盟各企業おすすめのオリジナル商品を中心に展示している。
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滋賀県立陶芸の森内の施設。伝統的工芸品の指定を受けた「信楽焼」を、国・県の援助をもとに建設された施設。少子化時代で後継者に引き継がれていくよう願っています。
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滋賀県立陶芸の森内の施設。ランチ&カフェ!ご飯とパンが選べて、ドリンクがつくプレート料理などがあるが、1000円以上です。ちょい高めの設定に感じる。。
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滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300。人里から遠く離れた「桃源郷」のようなところで、駐車場から博物館へは10分の歩き or 電気自動車@無料で行くことになる。
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博物館へは神秘的なトンネルを通ることになるので、帰りは歩きがオススメ。歩く時間は10分ぐらいかと思います。
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★紫香楽宮と甲賀神仏★会場には国宝1件、重要文化財13件を含む計約80件が展示された。紫香楽宮跡関連では、万葉集の歌の一部が墨書きされていた「歌木簡」や、大仏造立事業とされる銅鋳造工房跡などの出土品。仏像では、天平期に作られた善水寺「金銅誕生釈迦仏立像@重文」や金勝寺「木造女神坐像」「木造僧形神坐像」など神仏像がそろう。
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MIHOMUSEUM館内にある。特別展・常設展の収蔵品を長時間見続けていると、疲れてきたときは南館側にカフェがある。
- 3日目2019年8月25日(日)
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丹生谷文化財フェスタ
木之本駅からからコミュニティバスで「ウッディパル」まで来ていただき、「ウッディパル」からは無料巡回バスが運行する。見仏は、源昌寺は上丹生薬師堂に、洞寿院は菅並観音堂に安置されている。無料巡回バスはそれぞれ「余呉茶わん祭の館」と「菅並集会所」で下車。
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2016年ぶりに秘仏公開!!って33年に一度だったはずなのに。。名目は「丹生谷文化財フェスタ」に伴い特別公開!!もう、これで最後かな??と思いつつ、福井・中山寺の馬頭観音坐像@重文も3年ほど毎年公開しているのを思い出す・・。
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源昌寺
本尊「薬師如来立像@重文」が特別公開!!そのほかに阿弥陀如来坐像、 薬師如来坐像@重文、見返り文殊菩薩立像など安置している。寺ではなく民家にしか見えないが、は廃寺になったり維持管理が難しくなった仏像が多い。
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丹生谷
この地域に来たなら、その他の美仏も見物すべし!詳細は『◆滋賀湖北A◆向源寺vs石道寺の十一面観音見比べと33年に一度の御開帳!東林寺!!』
- 4日目2019年8月26日(月)
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MIHOMUSEUM「紫香楽宮と甲賀神仏」に長屋王が写経をした「大般若経@国宝」27巻のうち1巻が出展されていた。昨年訪れたところ。長屋王は権力を手にした「藤原四兄弟」に対抗した人物で、最終的には藤原氏の冤罪によりお隠れになる。長屋王の父は天武天皇の長男の高市皇子、母は天智天皇の皇女の御名部皇女(元明天皇の同母姉)となっている。
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MIHOMUSEUM「紫香楽宮と甲賀神仏」に重文の櫟野寺式仏像たちが出展。トーハク大盛況で有名寺になり、存在がある「十一面観音立像@重文」「聖観音立像@重文」「地蔵菩薩立像@重文」が展示されていた。さすが!と同時に元塔頭「阿弥陀寺」から「金剛誕生釈迦仏立像」と「薬師如来立像@重文」も出展。
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MIHOMUSEUM「紫香楽宮と甲賀神仏」出展。飯道寺と飯道神社があり、神仏習合の中心地であり、御神体だったのであろうと考えられる。
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MIHOMUSEUM「紫香楽宮と甲賀神仏」に木像「十一面観音立像@重文」が出展された。醍醐寺、海住山寺のズングリ系の旧型十一面観音で、古寺であることがわかる。
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MIHOMUSEUM「紫香楽宮と甲賀神仏」に多くの「懸仏」が出展されていた。神社なので、神像と思いきや仏像なので、この飯道神社は仏教寺を守る鎮守社の位置づけと思われる。
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MIHOMUSEUM「紫香楽宮と甲賀神仏」で男神&女神坐像が出展されていた。紫香楽宮近くの神社で、皇族所縁の神社であったと思われる。いや、紫香楽宮の四方を守っていたのかも。
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MIHOMUSEUM「紫香楽宮と甲賀神仏」に「十一面観音立像@重文」が出展されていた。33年に一度の秘仏なのでラッキーと思っていましたが、毎年8月10日も公開されているんですね。
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MIHOMUSEUM「紫香楽宮と甲賀神仏」出展。東大寺など古刹に多い『金剛誕生釈迦仏立像@重文』を出展。釈迦は産まれて7歩歩き、右手の人差し指を天に指した姿を示した仏像が展示されていた。
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MIHOMUSEUM「紫香楽宮と甲賀神仏」に平安時代の「毘沙門天立像@重文」と数多くの神像が出展された。毘沙門天立像はトーハクか!と突っ込んでしまった展示方法で、運慶展を思い出した。神像は京都・松尾大社、和歌山・那智大社の方が保存状態などもよく、ちょっと残念かな。
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MIHOMUSEUM「紫香楽宮と甲賀神仏」で磨崖仏が出展されたいた。京都・木津川、笠置などの南山城地域と同じく磨崖仏が集中するところ。「紫香楽宮」と「恭仁宮」って同時期だな〜、神仏習合&修験道ブームだったのかな??
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MIHOMUSEUM「紫香楽宮と甲賀神仏」に「金剛蔵王権現心木@重文」が出展。蔵王権現の姿をした心木である。その他としては巻物が多く展示されていた。
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極楽寺
MIHOMUSEUM「紫香楽宮と甲賀神仏」に「銅造観音菩薩立像」が出展。
- 5日目2019年8月27日(火)
◆滋賀甲賀C◆ MIHOMUSEUM「紫香楽宮と甲賀神仏」と「丹生谷文化財フェスタ」
1日目の旅ルート
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