Shotaさんの京都府〜山口県の旅行記

篠山城から月山富田城、松江城、足立美術館、出雲大社、津和野城、備中松山城、鬼ノ城、姫路城などを回り、最後に神戸へ
- 1日目2019年10月28日(月)
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11:00-12:00
篠山城は慶長14年(1609年)家康の命により築城の名手藤堂高虎が縄張を担当、池田輝政が普請総奉行を務め、15か国の大名らの助役によって6か月で完成したとされる。石垣と堀が残る。
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11:00-12:00
篠山城大書院
大書院は築城と同時に建てられたが、昭和19年(1944年)焼失。平成12年(2000年)に再建された。入母屋造、こけら葺きの大書院は、古式の建築様式に則り破格の規模を誇る。
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13:00-14:00
福知山城は天正7年(1579年)信長に中国攻めを命じられた明智光秀が築城、女婿の明智秀満を城主とした。天守と門は再建、曲輪、石垣などが残る。
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13:00-14:00
福知山城 石垣
石垣は「野面積み」「乱石積み」と呼ばれる技法で積まれているが、五輪塔や宝篋印塔、石仏、石臼、燈篭などが大量に用いられている。これらを転用石と呼ぶ。
- 2日目2019年10月29日(火)
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07:00-08:00
米子城は文明2年(1470年)頃、山名氏により築かれたのではないかとされる。その後、尼子氏、吉川氏らが城主となった。石垣、虎口、竪堀などが残る。
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07:00-08:00
城山の登り口にある池の辺りに遊ぶ茶トラ。つかず離れずついてくるので、つい根負けしてパウンドケーキを少し分けてやった。
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09:00-10:00
「天空の城」とも呼ばれた月山富田城は文治元年(1185年)頃、佐々木義清による築城とされる山城。本丸までの道は険しい、なかなかの山城。難攻不落の要塞といわれただけのことはある。
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09:00-10:00
1396-1566年の間、尼子氏の本拠となった。石垣、曲輪、堀切、井戸などが残っている。
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09:00-10:00
麓に造られたジオラマ。本丸までの行程を辿ってみた。
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09:00-10:00
勝日高守神社
月山富田城本丸付近にある、勝日高守神社脇に立つ老木と苔むした水盤。険しい山城の頂上でひっそりと歴史を物語る。城の守護神社は築城以前からあったと伝わる。
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11:00-12:00
足立美術館は地元出身の実業家・足立全康が昭和45年(1970年)開館。横山大観の作品130点を中心に、橋本関雪、川合玉堂らの絵画、魯山人の陶器、平櫛田中の木彫、そして童画などを所蔵する。
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11:00-12:00
借景を取り入れた5万坪に及ぶ広大な庭園。実によく手入れされている。、
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11:00-12:00
あまりに広いので見落としがちだが、庭園は細部にわたって趣向がこらされ、「枯山水庭」「白砂青松庭」「苔庭」「池庭」などに分かれている。
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11:00-12:00
足立美術館
「生の掛軸」(絵葉書)本館南東端の一角に窓が切ってある。そこから季節ごとに庭の変化を、まるで掛け軸のように楽しむことができる。心憎い造作だ。
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11:00-12:00
足立美術館所蔵
横山大観(1868-1958年)「無我」(明治30・1897年作)「禅的な悟りの境地を、無心の童子によって表現した」(ガイドブック)29歳の作品。初期の作品には特に心惹かれる。
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11:00-12:00
足立美術館所蔵
横山大観「霊峰夏不二」(昭和30・1955年作・絵葉書)「朦朧体」と称される画風は、当初国内では受け入れられず、欧米で高い評価を受けたことにより再評価された。
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11:00-12:00
足立美術館所蔵
平櫛田中(1872-1979年)「白寿書」(昭和46・1971年作・絵葉書)高村光雲、萩原碌山、朝倉文夫らと並ぶ近代日本を代表する彫刻家の一人。迫力ある書の前に、鼻たれ小僧は一言もない。
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11:00-12:00
足立美術館所蔵
北大路魯山人(1883-1959年)の所蔵作品(ガイドブック)不遇な幼少時代を過ごしながらも、その才を懸命に磨いた魯山人の作品の一つひとつには引き付けられる。かなりの変人であったようだが…。
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14:00-15:00
松江城は、彦根、犬山など小振りな城と大きな姫路城との中間程度の規模。外観、構造ともに見事 ! 慶長16年( 1611年)堀尾忠氏により築城。現存天守は国宝。石垣、堀も残っている。
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14:00-15:00
松江城天守の木組み。使われている材はそれほど太くはない。残されている多くのキズが時代を物語る。
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14:00-15:00
興雲閣は明治36年(1903年)松江市工芸品陳列所として建設され、迎賓館としても用いられた。
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15:00-15:00
武家屋敷のほど近くに「小泉八雲記念館」と旧居が並んである。小泉家から寄贈された原稿22点、著作350冊他が展示されている。
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15:00-15:00
小泉八雲記念館
小泉八雲愛用のペンとインク壺、「耳なし芳一」草稿(絵葉書)初版本、直筆原稿、書簡、愛用品などを見ることができる。
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15:00-15:00
松江武家屋敷
松江武家屋敷。主屋、長屋門、塀などからなる。主屋は約67坪。築山式の庭園とともに素朴なつくりで、質実剛健の気風をうかがわせる。
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15:00-15:00
松江武家屋敷 居間
丁寧に復元された主人の居間。きわめて簡素である。往時の侍の日常に思いを馳せる。
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15:00-15:00
広瀬絣愛染工房(松江市)
広瀬絣の反物や藍染小物の製造販売。絣や糸の藍染を請けおう。藍染体験もできる。
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17:00-18:00
出雲大社神楽殿
古代、杵築大社と呼ばれたが、明治3年(1871年)出雲大社と改称。主祭神は大国主大神(だいこく)。正面の大注連縄は約13メートル、重さ5.2トンある。しめ縄は神の領域を示す。
- 3日目2019年10月30日(水)
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09:00-11:00
津和野城は永仁3年(1295年)当時の地頭・吉見頼行により築城。標高367メートルの霊亀山頂へは、観光リフトを降りてから整備中の山道を喘ぎあえぎ登ることになる。石垣と空堀が残る。
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09:00-11:00
津和野城本丸下の石垣
津和野城本丸下に残る石垣。霊亀山頂に「三十間台」、その南側には「人質郭」、北側には「太鼓丸」がある。
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09:00-11:00
津和野城本丸から城下を
霊亀山頂の「三十間台」からは津和野城下を一望できる。
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11:00-11:00
太鼓谷稲荷神社
安永2年(1773年)津和野藩第七代藩主・亀井矩貞が、津和野城の鬼門にあたる太鼓谷の峰に社を創建したのが始まり。江戸期に時を知らせる太鼓が鳴り響いたことから太鼓谷と呼ばれる。
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11:00-12:00
津和野の町並
津和野城下、殿町の町並み。造り酒屋が軒を並べており、伝統的な商家の暖簾や格子窓も落ち着いた雰囲気を醸し出している。道の両側には津和野川から引いた疎水が流れる。
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11:00-12:00
津和野の造り酒屋
殿町にある造り酒屋の白漆喰の蔵と立派な門構え。他にも二軒造り酒屋があり、利き酒を振舞っていた。
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11:00-12:00
津和野の鯉
津和野川から引かれた、殿町の澄んだ疎水に泳ぐ鯉。どの鯉も丸々と肥えている。
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11:00-12:00
昭和4年(1929年)ビリオン神父により創建。会堂内は畳敷きで、丁度礼拝中であった。敷地内には長崎浦上から流刑の上、乙女峠で殉教の死を遂げたキリシタンの資料館がある。
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11:00-12:00
天明6年(1786年)津和野藩第八代藩主・亀井矩賢が設置。藩生は儒学、漢学、医学、礼学、数学、兵学などを学んだ。西周(哲学者)森鴎外などを輩出。
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15:00-16:00
岩国城は慶長6年(1601年)吉川広家によって横山山頂に築かれた山城。山上へはロープウェイで登る。石垣、水堀、空堀などが残っており、天守は再建。
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15:00-16:00
岩国城天守内部
岩国城天守内には数多くの刀剣、武具などが展示されており、すべてが撮影可能である。昨今、複製品を展示しておいて撮影を禁止する施設なども多い中、極めて貴重である。
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15:00-16:00
岩国城天守から錦帯橋を望む
岩国城天守最上階から、錦川、錦帯橋および城下一帯を望む。なかなかの眺望 !
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16:00-16:00
錦川にかかる錦帯橋。延宝元年(1673年)岩国藩主・吉川広嘉により建造。石積みの橋脚に、釘を使わず組木によって造られた五連の太鼓橋は、世界的にも珍しい木造アーチ橋である。
- 4日目2019年10月31日(木)
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07:00-07:00
岡山市北区にあった庭瀬城は、戦国期、三村元親による築城と伝わる。天正10年(1582年)秀吉による備中高松城水攻めの際、毛利方国境防備の拠点の一つとなった。石垣、堀が残る。
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08:00-08:00
(備中)高松城に石垣はなく周囲の湿地帯を天然の堀とする平城。備中守護代の石川氏築城と伝わる。天正10年(1582年)秀吉は中国攻め際、城を囲む堰堤を突貫工事で造らせ、低湿地にあった高松城を水没させた。いわゆる「高松城水攻め」である。堰堤の一部が残る。
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08:00-08:00
備中高松城址首塚
高松城の痕跡は見られないが、城跡に城主清水宗治自刃の碑、首塚・胴塚などがあり、一帯は公園として整備されている。
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09:00-09:00
日蓮宗系統の「神仏習合」形態を残す古刹。創建は天平勝宝4年(752年)報恩大師と伝わる。
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10:00-11:00
標高397メートルの鬼城山頂にあった鬼ノ城については明確な記録がない。発掘調査の結果、大和朝廷によって7世紀後半に築かれたとされる。城門、石塁、土塁などが残る。
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12:00-13:00
標高430メートルの臥牛山頂に建つ備中松山城。仁治元年(1240年)秋庭重信により築城。常用ではなく、戦の際の「詰の城」であったようだ。二階二層の天守はかなり小振り。天守、櫓、塀、石垣、土塁などが残っている。
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12:00-13:00
備中松山城天守の木組
小振りな天守とはいえ、材は太く、木組みはガッチリしている。
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12:00-13:00
備中松山城 装束の間
城主の座所であったという「装束の間」の存在は珍しい。籠城の際には城主が自害する場所でもあったとされる。床下には石が敷き詰められ、扉は密封出来るようになっている。
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12:00-13:00
備中松山城石垣
天守に向かう途中の石垣は実に見事である。山道を登る辛さもあったが、しばし立ち止まって見とれてしまった。
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12:00-13:00
備中松山城 歌碑
「松山の 渓を埋むる あさ霧に わが立つ城の 四方しろくなる」と詠んだ与謝野鉄幹の歌碑が立つ。(大正5・1916年)
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12:00-13:00
猫城主さんじゅーろー君に会えるのを楽しみに登ったのだが、うるさくつきまとう輩がいて姿を隠してしまった。
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16:00-16:00
福山城は元和8年(1622年)家康の従兄弟である水野勝成により築城。櫓、門、鐘楼、石垣などが残っており、天守、月見櫓などは再建。
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16:00-16:00
福山城 菊祭り
天守前広場では菊まつりが開かれていた。
- 5日目2019年11月1日(金)
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09:00-10:00
姫路城は、興国7年(1346年)赤松貞範により築城。赤松氏から版籍奉還までの約530年間、西国抑えの重要拠点として役割を果たした。天守、櫓、門、塀、石垣、堀、土塁、庭園などが残っている。
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09:00-10:00
姫路城喜斎門跡付近から見上げた櫓と大天守閣。五重六階地下一階の大天守の威容はどの角度から見ても素晴らしい !
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12:00-12:00
兵庫城址
兵庫城は天正9年(1581年)池田恒興により、花隈城の部材を転用して築かれた。秀吉はこの地を直轄としたし、兵庫津(港)には朝鮮使節が度々寄港するなど、重要な拠点であった。
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13:00-13:00
楠木正成を祀る湊川神社は、寛永20年(1643年)尼崎藩主・青山幸利が供養塔を建てたことに始まる。正成は理想の勤皇家とされ、維新志士らの熱烈な崇敬心が楠社創建を求めるに至った。
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13:00-13:00
嗚呼忠臣楠子之墓
建武3年(1336年)湊川の戦いで足利尊氏と戦い殉死した、楠木正成の墓。墓碑には「嗚呼忠臣楠子之墓」と徳川光圀の文字で彫られている。
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13:00-14:00
花隈城址
神戸市中央区にあったという花隈城は、永禄11年(1568年)頃、和田惟政あるいは荒木村重によって築かれたとされる。石垣、天守台ともに模擬であり、場所についても定かではないようだ。
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14:00-14:00
フロインドリーブ
第一次大戦で捕虜となったハインリヒ・フロインドリーブ(独)が、解放後大正13年(1924年)神戸市内にパン屋を開くが、第二次大戦の空襲で店舗を失う。終戦後、昭和23年(1948年)に再開。しかし、阪神淡路大震災(1995年)で甚大な被害を受け、休業。再開を願う周囲の支えもあり、古くなっていた旧神戸ユニオン教会を改装し復興をはたした。
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14:00-14:00
フロインドリーブのスイストースト
半世紀ぶりの味わい。ほんのりとした独特の風味は何とも言えない。種々のパンはもちろん、生ケーキ、焼き菓子などもあり、カフェが併設されているのでゆっくり楽しめる。
篠山城から月山富田城、松江城、足立美術館、出雲大社、津和野城、備中松山城、鬼ノ城、姫路城などを回り、最後に神戸へ
1日目の旅ルート
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