さとけんさんの静岡県〜愛知県の旅行記

【ドライブ】渥美半島・伊良湖岬を訪ねて貝とメロンを堪能【2020年7月】
- 1日目2020年7月6日(月)
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11:00-12:00
神奈川から一般国道を走って渥美半島の伊良湖岬を目指します。静岡県の国道1号は、交通量が多くて速いのでバイパスを走るのは緊張しますが、浜松を過ぎ、白須賀あたりで国道42号線に別れて渥美半島へ入りますと、交通量もグッと減って、快適なドライブになりました。ただし、天候はあまりよくありません。雨が降ったりやんだりしています。写真は国道42号線、愛知県田原市堀切町付近です。
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12:00-13:00
時刻は12時4分、伊良湖岬から少しだけ北上した、国道259号線沿いの食堂「みなみ」へやってまきした。
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12:00-13:00
大アサリのフライ定食に刺身を単品でつけます。大アサリは熱々で食べ応えがあります。刺身も新鮮でうまーい。大アサリは「ウチムラサキ」という貝で、伊良湖岬の名産品です。大きくて食べ応えがありますねー。
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12:00-13:00
さて、時刻は12時43分、食後のデザートは、これまた渥美半島の名産品であるメロンを食べましょう。伊良湖岬から国道42号線を東へ戻って、「日研農園 田原市堀切町瀬古畑65」にやってまいりました。メロンの販売、メロン狩り、その場でメロンを食すなど、ここで楽しめます。
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12:00-13:00
雨も今は止んでいます。先客が1組、メロンを選んでおられました。
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12:00-13:00
私は喫茶部で、DXメロンジュースと冷しカットメロンを所望、甘くて冷たくてみずみずしくて、美味しいゅうございました。メニューで一番、目を引いた「メロンかき氷」は明日、明日食べようと心に決めます。
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12:00-13:00
時刻は13時、食べる物を食べてしまえば、あとは落ち着いて伊良湖岬を楽しみましょう。国道42号線を再び西へ向かい、伊良湖岬方面へ車を走らせますと、日出の石門(ひいのせきもん)というスポットがあります。
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13:00-14:00
今日の海岸線は、強風・波浪につき、歩けない模様です。
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13:00-14:00
誰もいない模様です。
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13:00-14:00
日出の石門は、海に浮かぶ大岩に穴があいている洞穴のことです。そこへ向かう途中に簡単な展望台があります。
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13:00-14:00
ははぁ、これは眺めがいい。しっかし、誰も居ないですな。今日は本当に人が少ない。
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13:00-14:00
こちらには、椰子の実のメロディーが書かれた五線譜が彫られています。かの柳田國男さんが、1898年に伊良湖岬に一ヶ月半ほど滞在された時に、椰子の実が流れ着いたのを見て日本民族のルーツを想ったと、そしてその話を島崎藤村さんに話して、藤村さんが詩を書いたそうです。
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13:00-14:00
そしてこちらは「椰子の実」の歌詞が彫られています。いいでね、この歌。島崎藤村さんの詩もいいし、田中寅二さんのメロディもいいです。歌詞はやっぱり昔の言葉で少し難しいのですが、流れ着いた椰子の実をみた時の柳田國男さんが感じた郷愁のようなもの、その話を柳田さんから聞いた島崎藤村さんの感じた郷愁のようなもの、これが時代にかかわらずの共有感覚として、ピンと、こちらにいる私へ入ってくるような、そんな小さな感動を覚えます。
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13:00-14:00
おお、これが日出の石門ですか。しかし日出とかいて「ひい」と読むのは知りませんでした。
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13:00-14:00
椰子の実記念碑の近くに、何か遺構があります。
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13:00-14:00
伊良湖防備衛所跡と彫られています。「太平洋戦争時 日本海軍による伊良湖水道機雷封鎖監視所跡」とのこと。
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13:00-14:00
日出園地を後にして、伊良湖岬の北北東に延びる直線道路に行ってみます。
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13:00-14:00
写真は「伊良湖神社北」という国道259号線と県道418号線が交わる交差点から、北東へ延びる直線道路をみた写真です。この直線道路は約8kmほど続いています。本日はこの周りを歩き周る予定でしたが、こんな天候ですので、ドライブに変更です。
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県道418号線を北北東へドライブすると、このような遺構がでてきます。住所で言うと、田原市小中山町になります。
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渥美半島の西側の先端部分は、伊良湖試験場があったところです。伊良湖試験場とは、「旧陸軍第一技術研究所 伊良湖試験場」のことで、兵器の射撃試験場に使われていたそうです。
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愛知県田原市小中山町八幡上の「小中山児童公園」に案内板がありました。伊良湖射場は、1901年に日本陸軍の多方の実射試験場として設置されたとあります。大砲・弾薬の研究や効力実験、弾道研究、採用検査などが太平洋戦争終結時まで行われていたそうです。
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実際に設置されていた30センチメートル榴弾砲の写真。
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火薬庫や気象塔兼展望塔(六階建)や砲床などの位置が書かれた地図。
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こちらは当時の地図に、観測所などの位置が記されています。
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小中山児童公園に遺る衛兵の立哨台です。立哨台の右手の樹の根元付近にある長方形の石には「陸軍省所轄地」と彫られています。
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小中山児童公園はこんな感じ。
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小中山児童公園の道を挟んで向かいにある田戸神社の入り口の石柱は、当時の門柱だそうです。
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農地に建つ旧気象塔兼展望塔です。通称で「六階建」と呼ばれています。
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気象塔兼展望塔の写真。右側が昭和初期ごろの写真、左側は平成29年(2017年)の写真です。この比較写真は、なかなか興味深いですね。
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案内板より「伊良湖射場関連の戦争遺跡の中で、最も目立つ存在の施設です。地元からは通称で『六階建』と呼ばれる高さ約19mのこの塔は、1930(昭和5年)の建設で、大砲の弾道や風速・風向きなどの観測を行っていました」とあります。
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一枚前の写真の、六階建の左に見える四角い窓の二階建ての建物です。こちらは、案内板によれば、「高さ約7mの2階建の無線電信所は、点在する観測所や監的所との連絡を行っていた施設でした」とあります。
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旧気象塔兼展望塔のある場所からさらに西へ車を移動させます。正面には火力発電所の施設が写っています。現在の渥美半島の西端北側には火力発電所などがあります。
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そしてこちら、明らかに昔のコンクリート構造物です。堅牢なんですね。
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戦争が終わって75年。取り壊されずにずっと遺っている。その不思議を思います。多分、ここで活動されていた方は、将来のこの場所が、このようになるとは知らないで活動されていたのでしょうからね、その人たちにとってのこの場所の未来の姿がこういうものだと。私は100年後の日本や地球の姿をみることは無いわけですけれども、いったいどんな景色なんだろうと、とても興味はありますね。みられませんけどね。
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時刻は15時18分、伊良湖温泉・魚と貝のうまい宿・玉川にチェックインです。歴史を刻んできた旅館割烹旅館ということですが、お風呂は新しく改修されていてとても快適でした。部屋も角部屋でとても明るく、いいお部屋です。トイレは洋式でしたが造りは古かったですね。さて、夕食が楽しみです。
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時刻は17時58分、夕食は個室でいただきます。お夕飯、一品一品が丁寧なお料理で、とても美味しかったです。
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そしてこちら、とり貝の甘酢がけ。この夕食のマイ・ベスト・「おいしい」です。
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このお刺身も美味しかったです。今みてもウマそうですもんね。
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こちらは焼き大アサリ(ウチムラサキ)です。
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そして煮魚にエビフライ。これは今から3年前の食事なんですが、いま改めて写真をみて、またこのお宿に行ってこの夕食を食べたくなりました。
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そしてこちら、御飯とデザートです。
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こちらのメロンも美味でした。本当にご馳走様でした。
- 2日目2020年7月7日(火)
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07:00-08:00
時刻は7時34分。朝食は食堂で食べます。旅館とともに食堂でもあるのですね。
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07:00-08:00
食堂は、こんな感じです。良いお宿でした。
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09:00-10:00
渥美の郷土資料館へ立ち寄り、郷土の歴史展示を見学します。
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10:00-11:00
伊良湖東大寺瓦窯跡にやってきました。鎌倉時代の東大寺再建で使用された瓦がここで焼かれたそうです。なぜここで焼いたのでしょうね。良い瓦が出来たのでしょうか。東大寺の瓦ならば東大寺の近くで焼くのかなと、なんとなく私などは思うのですが、1968年の東大寺の屋根の葺き替えの際に実際に使われていた瓦とここで出土した瓦とに同じ特徴があったということで確かにこの場所で東大寺の瓦を焼いていたと、とても面白いですな。
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10:00-11:00
伊良湖岬の北東にある芭蕉の碑を通りながら、昨日の日研農園へ向かいます。
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11:00-12:00
そして時刻は11時17分、前日からロックオンしていたメロンかき氷・1000円でございます。今日はこれが昼めし代わり、食べて満足・写真をみて満足ですね。そして今、日研農園のウェブサイトをみたところ、このかき氷にさらにソフトクリームを乗せた新商品が出た模様です。また行きたいですねここも。
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11:00-12:00
いやー、メロンも甘いです。渥美半島のメロン、買いに行きたいですね。そして今度はソフトクリーム付に挑戦したいですな。
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11:00-12:00
さて、メロンかき氷を堪能したあと、柳田國男氏が椰子の実をみつけた恋路ヶ浜と伊良湖岬灯台を散策します。今日は雨が降りそうで降らない天気ですので、歩けるかなと。
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11:00-12:00
伊良湖岬灯台へ至る遊歩道を歩きます。
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11:00-12:00
このような歩きやすい道が続き・・・
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伊良湖岬灯台に至ります。
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11:00-12:00
なかなか可愛らしい灯台ですな。しかし、遊歩道に人がいませんな。先ほどからずっと、人がいません。
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11:00-12:00
灯台の周りで鳥たちが風にあおられていました。
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11:00-12:00
多分天気が良くて風が穏やかな時は、この遊歩道も歩く方が多いのではないでしょうか。景色がとてもいいですからね。
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12:00-13:00
恋路ヶ浜をあるく。この一ヶ月前、箱根の東海道を箱根湯本から三島へ向けて歩いたのですが、結局疲れて、三島へ降りることが出来ずに箱根の関所をゴールにしてしまうほど、ここ最近歩いていなかったものですから、今日は何としてもこの浜を歩きたい。
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12:00-13:00
しかし、天気もこれで、波もこれですので、かなり広い浜に私一人ですね。気分は良いんですが、ほかの人はどこへいったのかと思いました。
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12:00-13:00
大型タンカーが海上を行きます。かなり近くに見えます。
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12:00-13:00
ウミウが3尾、海上にはいられない模様で海岸沿いにいました。近づいてくる私を大層、警戒している様子でした。さて、帰りますかね。
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13:00-14:00
道の駅・あかばねロコステーションでトイレ休憩・お土産休憩です。
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17:00-18:00
帰りは清水か焼津だったか、どちらからか高速道路に乗って帰ることにしました。これは駿河湾沼津SAからの眺め。雲の下は意外と視程が良いですね。
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17:00-18:00
こちらはゴージャスなトイレがありますね。
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18:00-19:00
時刻は18時、駿河湾沼津SAのフードコートで夕食のラーメンです。
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18:00-19:00
そしてこちらはイデボクのソフトクリームです。
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19:00-20:00
時刻は19時、すっかり夜景になってきました。高速道路をのんびり帰るとしましょう。さて、今回の旅は、感染症の緊急事態宣言明けの2日だけの休みで計画した旅行でしたが、美味しいもの、それも地の物をたらふく食べられて、人の密度も少ない旅行でしたし、とても満足です。今思えば、この後も何度も波が来て、旅行に行ける時・いけない時があったのですが、行ける時に出かけられたのは良かったと思います。
【ドライブ】渥美半島・伊良湖岬を訪ねて貝とメロンを堪能【2020年7月】
1日目の旅ルート
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