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やんまあさんの京都府の旅行記

◆京都北C右京J◆高山寺と雲ヶ畑!鴨川源流![もののけ姫]着想の原点!惟喬親王!

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バスは1日2本!車で行くしかない!京都市だけど京都市?と疑うマイナースポット!?北区の雲ヶ畑地域へ!古くから皇室や朝廷と深い繋がりを持つ地であり、その最奥に存在する岩屋山志明院は役小角に弘法大師、そして菅原道真ゆかりの寺でであり、賀茂社近くに流れる鴨川の水源があった。雲ケ畑は平安京造営時に木材が用いられたことや、氷室の氷や木材や鮎などを始め、端午の節句には菖蒲を献上するなど、朝廷との結びつきが強かったそうな。帰りは、世界遺産・高山寺へ!貸切だった!!!!

神社ツウ やんまあさん 男性 / 40代

1日目2020年7月4日(土)

雲ヶ畑→高山寺へ!高山寺周辺の旅行記は『◆京都:右京区A◆天空の庭「神護寺」「西明寺」「高山寺」紅葉と国宝-三尾の名刹-(https://www.jalan.net/travel-journal/000035296/)』参照。

2日目2020年7月5日(日)

志明院

京都市北区

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京都市北区雲ケ畑出谷町261 。出町柳からバスは往復2本しかないので、車で行くことになるかと。雲ヶ畑地域にあり、鴨川の源流の山に建っている。志明院は650年に役行者が草創し、829年に淳和天皇の命で再興している古寺で通称「岩屋不動(いわやふどう)」とも呼ばれている。歌舞伎十八番「鳴滝」の舞台でもあり、最近では、宿坊で司馬遼太郎が不思議な体験をし、宮崎駿に話したらしく、これが「もののけ姫」の着想に繋がったともいわれている。本尊「不動明王」は淳和天皇の勅願による弘法大師・空海作で、最奥の根本中院本尊「眼力不動明王」は宇多天皇の勅願で菅原道真が彫刻したものと伝えられている。最後に、山門から奥に入るには荷物やカメラを預けます。内部は撮影禁止になっているので写真紹介できません。大神神社の御神体・三輪山と同じですね。最後に、楼門(山門)にある「岩屋山」の額は平安時代の書家・小野道風の作である。

志明院

京都市北区

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入山するとフレンドリーな寺の人が話しかけて来る。入山料は400円。入山に際して注意事項の説明がある。@楼門から奥は修行の場所なので、撮影禁止、飲食禁止。A1時間以内に下山すること。B境内にある花、石、水なども持ち出し禁止。

志明院

京都市北区

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参詣順は山門→本堂→お滝→薬師如来・鳴神岩屋→岩屋清水。護摩の岩屋は、歌舞伎十八番「鳴神」の舞台。巨大な岩壁に奥行はないが、護摩を焚くスペースがあり、不動明王像が祀られています。

志明院

京都市北区

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山門を越えると石段が続き、右手に鐘楼がある。鐘楼の脇に岩盤が剥き出しており、「お静明神碑」と刻まれた石碑が立っている。石段を登り切ると本堂で、この本堂の周囲に小祠が取り囲んでいる。

志明院

京都市北区

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「お滝」は飛竜ノ滝または岩屋の滝と呼び、滝の上に飛竜権現の社が建つ。滝の左には八大龍王の社で、賀茂川水源の化身たる滝・龍の聖地である。滝の上流は沢となり、岩穴は「薬師の岩屋」と「鳴神岩屋」である。沢の上流は立入禁止だが、奥の岩に梯子がかかっているので、修験道はここを通るのかも。正面向かって右が「薬師の岩屋」で、岩屋内には二体の石仏が安置されている。正面向かって左が「鳴神岩屋」で「護摩の岩屋」「護摩洞窟」とも呼ばれる。「鳴神」の名は歌舞伎狂言「鳴神」から由来し、雨を降らせる龍神を封じこめた場所として知られている。

志明院

京都市北区

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立入禁止の岩屋山山中には「薬師岩」「天狗岩」「座禅石」「金掛岩」などの岩々が描画され、「飛岩」「鏡岩」などの奇岩怪石の存在も記されるが、詳細は不明。立入禁止札から右上を眺めると、岩屋・神降窟がある。岩屋にまつられた堂は根本中院とされ、天皇の即位時には勅命を奉じて本尊開扉された奥の院だそうだ。

惟喬神社(これたか)

〒603-8861 京都府京都市北区雲ケ畑出谷町に鎮座し、「これたかじんじゃ」と読む。祭神は第55代・文徳天皇の第1皇子「惟喬親王」。摂政・藤原良房の娘・明子が第4皇子・惟仁親王(後の清和天皇)との皇太子争いに敗れ、出家してこの地に隠棲した。また、親王時代に狩りで愛していた雌鷹が死んだのでここに祀ったことから「雌社(めんどりのやしろ)」とも言われている。最後に、惟喬親王所縁の神社仏閣は玄武神社や奈良川上村・福源寺である。

福蔵院

京都市北区雲ヶ畑出谷町97。正式名が「帰命山無量寿寺」で、792年に最澄の門弟・空忍により堂宇が創建されたことが始まり。江戸時代、後桜町天皇が紫宸殿の南庭にあった左近の桜の種を下賜し、現在も「南殿の桜」として現存する。本尊は「阿弥陀如来」で、観音堂には「十一面観音」を安置する。十一面観音は石清水八幡宮・豊蔵坊から移した豊臣秀吉の守護仏と伝えられる。当初は「比叡山三千坊」の一つでもあったそうだ。事前予約が必要です。

志明院周辺

志明院周辺。中央は苔が生い茂っている。対応車が来ないことを祈る・・・。

志明院周辺

志明院周辺。台風の影響か倒木が多い。道は狭いのは慣れっこだが、この倒木がすごくて、運転に神経を使ってしまう。

善右衛門(ぜーもん)

京都府京都市北区雲ケ畑出谷町。

式内巌島神社

京都市北区雲ヶ畑中畑町54。神社の通り前のスペースに車を置く。祭神は「天津岩門別稚姫(あまついわとわけわかひめ)」という聞きなれない神様。神仏習合より弁財天社になったそうだが、延喜式には天津石門別雅姫神社として記載されていることからも、元々は雲ヶ畑の産土産神だと思われる。境内には樹齢400年の杉の大木があり、社殿の右手に二つの石門岩がある。最後に祭神はスサノヲの暴挙によってお隠れになった「稚日女尊」や、「天石門別神」では?と言う専門家もいる。最後に、神社の本殿裏の山に巨石が二つあり、祭神が出現した場所とする。

高雲寺(高雲禅寺)

京都市北区雲ケ畑中畑町190。文徳天皇の第一皇子・惟喬親王は、皇位争いに敗れて平安京を去り、郊外の山中に隠棲する。その晩年の隠棲地の一つである「高雲御所」(「小野宮御所」ともいう)を、869年に親王が落飾(出家)した際に寺院にしたと伝えられる。寺宝には、惟喬親王書の写し「大般若経(惟喬般若)六百巻」や、近郷の人々がこれを拝むとすぐに病が治ったとされる「大般若経説図」や貞観時代作「薬師如来像」、「山越如来像」がある。

道風神社

京都府京都市北区杉阪道風町29-2に鎮座し「とうふう」と読む。祭神は平安時代の名書家・小野道風で、「道風武大明神(とうふうたけのだいみょうじん)」とも呼ばれる。祭神からここから滋賀・小野地域は小野族が支配していたと言ってよいかと。最後に、この神社は明王寺が管理していたと言われている。明王寺は宮僧の宿舎で、小野道風も業を修めたが、その後に廃寺になったようだ。境内には不動明王を祀った明王堂が残されている。

氷室神社

〒603-0000 京都府京都市北区西賀茂宮山。一番有名な氷室神社と言えば、奈良国立博物館近くにある神社であるが京都にもある。拝殿は後水尾天皇の中宮・東福門院(徳川和子)が寄進した説と、内裏・小御所の釣殿の一部を移築したのいずれか。代々「主水正」という役目があり、上賀茂神社の鴨県主から選ばれる。「主水正」は宮中内の井戸・氷室を管理したり、粥の調理をしたり、元日には氷室の氷の厚さから豊作の吉凶を占った。主水正は中世以降は清原氏が長官職を世襲している。

志明院⇒高山寺

志明院⇒高山寺。京都府道107号 雲ヶ畑杉坂線 (持越峠越え)

志明院⇒高山寺。京都府道107号 雲ヶ畑杉坂線 (持越峠越え)。かなり傾斜があるクネクネ道を抜けると車1.5ほどの幅がある広い道!?になる。この後対向車が来るのだが、お互い未舗装のスペースを使って、すり抜けた。。ライトはつけた方が良い。

志明院⇒高山寺。京都府道107号 雲ヶ畑杉坂線 (持越峠越え)。この後、こんなところで検問??と思いましたが、フロントがペシャンコになっていた車を見ました。運転にはご注意を!

高山寺

京都市右京区

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世界遺産・高山寺への無料駐車場に車を置き、「石水院@国宝」へ。神護寺、西明寺とセットで行くべきところで、国宝を多く持ち、紅葉時期は人でごった返すのだが、今回は私たち夫婦だけでだった。

高山寺

京都市右京区

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台風の被害があったらしく、復興したので9年ぶりぐらいに参拝してみた。運よく参拝者が出て来て、靴箱を見ると靴がない。貸切や~!!!本当にゆっくり出来た。駐車場には観光バスがあったのだが、神護寺まで歩いたのかな・・。

高山寺

京都市右京区

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旅本やあらゆるサイトの紹介写真で使われる「菱格子」と「善財童子」のシルエット。南縁の額縁に縁どられた青紅葉と苔の庭が印象的です。紅葉になると参拝客が多く、カメラに人が入るんですよね。

高山寺

京都市右京区

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有名なものと言えば「鳥獣人物戯画@国宝」ですかね。その他「明恵上人樹上坐禅像@国宝」や「仏眼仏母像@国宝」「華厳宗祖師絵伝@国宝」「玉篇 巻第二十七@国宝」などこれでもかと国宝がある寺でもある。場所柄、国立博物館に寄贈しているのでレプリカが多いが、里帰りするときもあるので、そこが行き所だが、人は多くなる。。

高山寺

京都市右京区

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国重文も揃っており「善妙神像@重文」や「白光神像@重文」など作例が少ない珍しい神像がある。有名なのは運慶の長男坊・湛慶作「木彫りの狗児@重文」である。湛慶と言えば京都・三十三間堂の本尊、奈良・東大寺の金剛力士像@国宝も作っている有名仏師である。志賀直哉氏はこの子犬の彫を「時々撫で擦りたいような気持のする彫刻」と記している。 最後に「牡鹿@重文」「牝鹿@重文」も湛慶作とされている。寺だけど神社寄りの彫刻なのも見どころ。

高山寺

京都市右京区

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境内は普段は無料で入場できるが、紅葉期だけは有料となる。それ以外は石水院のみ有料。 院内から外の写真を撮る。額縁に入った油絵のような自然美。

高山寺

京都市右京区

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某雑誌で見たことがあるところからの写真。善財童子のバックショットと苔むした庭園。貸切なので人は入らない。

高山寺

京都市右京区

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「薬師如来像@重文」は京都・浄瑠璃寺や南明寺にいる南山城式薬師如来坐像に見える。この本尊は日光・月光菩薩を脇侍に持っているが、東京国立博物館と大学に寄贈されている。噂では京都の神尾山・金輪寺にあった丹波康頼の念持仏とも言われている。あれ、丹波にも高山寺があり、運慶三男坊の肥後定慶作「金剛力士像@重文」があるけど、繋がりあるのかな・・。

高山寺

京都市右京区

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高山寺は日本ではじめて茶が作られた場所らしい。修行の妨げとなる眠りを覚ます効果があるとして重要視されたらしい。元々お茶は飲むではなく、食べるもので、今の薬の位置づけだった時代もある。

高雄茶屋

京都市右京区

「高雄茶屋」を   >

お食事処が2つあります。神護寺の方が食事処は多い気がする。

神護寺、西明寺は時間切れ。平日なら紅葉時でも大丈夫かな・・

3日目2020年7月6日(月)

◆京都北C右京J◆高山寺と雲ヶ畑!鴨川源流![もののけ姫]着想の原点!惟喬親王!

1日目の旅ルート

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