やんまあさんの京都府の旅行記

◆京都東山J◆東福寺と泉涌寺-第56回京都非公開文化財特別公開-
- 1日目2020年10月16日(金)
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前回の東福寺と泉涌寺の旅行記は「◆京都:東山区@◆観光客を気にせずに京都の寺をゆっくり楽しむ(https://www.jalan.net/travel-journal/000035236/)」です。
- 2日目2020年10月17日(土)
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京都府京都市東山区泉涌寺山内町28。泉涌寺塔頭。たまに公開される那須与一の墓所がある。本堂には阿弥陀如来坐像に二十五菩薩が安置され、二十五菩薩のおねり供養で有名な寺。
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戒光寺
泉涌寺塔頭で「即成院」と「泉涌寺」の間に位置する。丈六釈迦如来立像@重文が安置されている。この立像は運慶と湛慶の親子の合作である。
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即成院、戒光寺と御寺泉涌寺の間にある橋で今熊野観音寺んい続く橋。参道に沿っていないので、行きすぎないよう注意が必要。赤い橋なのですぐわかるかと思いますが、若干、車だと不安になる道です。
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「頭の観音さん」という名前で、頭痛封じやぼけ封じの信仰が厚い寺。嵯峨天皇の勅願を受けて弘法大使空海が開創。泉涌寺の塔頭の一つで、西国三十三所の十五番札所でもある。
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京都府京都市東山区泉涌寺山内町32。開基した弘法大師を祀る大師堂の前に立っている。頭痛封じ、ぼけ封じのほかにも智慧授かりや学業成就など、頭に関する願いを聞き入れてくれる観音様として親しまれている。本尊は秘仏で、御前立も鎌倉時代作で平安時代からある古刹の寺。
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悲田院
快慶作「宝冠阿弥陀如来坐像@重文」が10年ぶりに特別に公開。慶派の仏像展会では見仏していたが、寺で見るのは初めてで期待していたが、と、遠いな・・・。ちなみに本尊は「阿弥陀如来立像」で三尺で逆手であることあら、快慶繋がりを感じる。
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内陣の右端の一部に入り見仏できるようになっていたのでが距離が遠い・・。顔を見ると快慶作の如来・菩薩だとすぐわかる。
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京都一望できるところ。京都タワーも見えていました。
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皇室とゆかりが深いことから「御寺(みてら)」と呼ばれている。ひとまず、左のお堂に向かう。ここには「楊貴妃観音坐像」が安置されている。玄宗皇帝は楊貴妃亡き後、故人を偲び等身坐像の聖観音菩薩像を彫らせたとの伝承があり、その像が1230年に泉涌寺に流れ着いたそうな。
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仏殿へのアプローチは下り。
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門をくぐると多くの寺は本殿へのアプローチは登りになるのだが、ここは仏殿(本殿)までが下りなのが面白い。仏殿は重要文化財です。
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禅の教えを表現している「悟りの窓・迷いの窓」を持つ寺の1つで、もうひとつは紅葉穴場スポットの「源光庵」である。皇室所縁の寺で泉涌寺の門を右側の坂を登ったところにある。皇室所縁の寺の為、塔頭ではなく「真言宗泉涌寺派の別格本山」とされている。
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京都府京都市東山区本町15-795。東福寺塔頭で、御寺(泉涌寺)と東福寺の間にある。境内の一般公開は行われないが隠れた紅葉の名所らしい。右側が「勝林寺」で、左側は「毘沙門堂」とした面白い寺。新春・秋の特別拝観以外は拝観不可(団体は予約で拝観可能)。最後に秘仏「毘沙門天立像」は東福寺の仏殿の天井裏に密かに安置されていたらしい。伝・定朝作となっていることから平安時代の作となる。定朝作の天は珍しいはず。
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創建は鎌倉時代で、藤原九条家の菩提寺として建てられた。藤原系の寺であることから「東大寺」と「興福寺」から「東」と「福」を1字ずつ取って名付けられたそうな。現在、紅葉の名所だが、昔は桜の名所であった。将軍・足利義持が画僧・吉山明兆に絵の褒美として望みを問うたところ、「境内に多くの桜を植えると後世に遊興の場になるため、それを禁じて欲しい」と言ったため、義持が桜の木を切ったそうな。
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大きな山門は国宝で、特別公開時のみ山門に登ることができる。山門には宋風の宝冠釈迦如来坐像と弟子たちが安置され、天井絵が見どころである。この門は1425年に再建され、高さ22メートルで現存する最古で最大の山門。
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個人的には御寺(泉涌寺)から徒歩で通って来るのがオススメ。
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◆境外摂社「光明院」◆1391年に創建された東福寺の境外塔頭で、東福寺の本堂から三門を通り、勅使門を出てすぐのところに塔頭「光明院(京都府東山区本町15丁目778)」がある。通称「虹の苔寺」とも呼ばれる、隠れスポット。枯山水庭園は、東福寺方丈庭園、龍吟庵と同じく、昭和の作庭家、重森三玲の作品。「波心庭」と呼ばれる庭園は、「光明」をテーマに、大海原を表す白砂と巨石が光のごとく林立する庭になっています。
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京都市東山区本町15-801。東福寺の塔頭。「九山八海の庭」が有名の寺で拝観できるかどうかは運次第の寺。庭には中央に肥後細川家から拝領の遺愛石を配している。歩き疲れが和らぐ寺。「臥雲の庭」にも見どころ。最後に、明治維新のときには西郷隆盛がここで秘密の会議を行った寺であり、日露戦争の際にはロシア人捕虜収容所としても使われた寺でもある。
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京都府京都市東山区本町15-803。「ふんだいん」と読む「東福寺」の塔頭。雪舟作と伝える「鶴亀の庭」があるところから別名「雪舟寺」と呼ばれている。ここも法事中は拝観不可になるので、要注意。
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京都市東山区本町11-718。注目は、拝殿「天井の龍」は全長8メートルにも及ぶ龍の彫刻で、祇園祭の大船鉾の龍頭の参考にしたものとされる。禁門の変で消失した大船鉾が2016年に再現されるのされるのだが、船首の龍頭はこの神社の龍を参考に作られた。社殿には素晴らしい彫刻が施され、ところどころ玉眼が採用されている。
- 3日目2020年10月18日(日)
◆京都東山J◆東福寺と泉涌寺-第56回京都非公開文化財特別公開-
1日目の旅ルート
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