yosshyさんの北海道の旅行記

2021年8月 続くコロナ禍の中での帰省旅 ついで(?)に最北の地まで
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唐突ですが、ぼくの父親は大病を患って、「いつその時が来てもおかしくない」という状況です。 ですので、去年も新型コロナウイルス禍の中ではありましたが、感染しないようガチガチに気をつけて会ってきました。 そんな中、「今年は、覚悟しておいてほしい」という母親からの連絡を受けていたので、コロナ禍も全然収まらず逆に感染がかなり拡大傾向な中、さらに自分たちもワクチンを打てていない状況ではありますが、この8月の三連休に、少しでも元気なうちに顔を見に帰ることにしました。 父親に残された時間はかなり少ないと思いです。そんな父親に少しの時間でも実際に顔を見て、話をしするのが大事だからです。 もちろん、そんな大病持ちの父親を感染させたらとんでもないことですから、「常にマスク着用」「距離を十分にとる」「一緒に食事はしない」等の感染予防を徹底的にやった上で、寂しいですがごく短時間だけ会いました。 実家に行くまでの過程もすべて自家用車で移動、密閉された屋内施設は極力避けるとともに、最大の感染ポイントの飲食の場は、「感染対策が疎かそうな店は選ばない」「黙って食べる」「さっさと出る」を徹底します。 それとですね、ただ一直線に帰省して、また一直線に帰るのではあまりに寂しいので、多分滅多に行くことはないであろう「実家以北」の北海道を回ってから行くことにしました。 この辺りは、人がたくさん集まるということもそんなにないと思いますから、少しばかりの観光をお許しください。 「実家以北」は、ぼくもほとんど行ったことがありませんし、道南で生まれ育った奥さんは当然初めてです。 「ついで」に足を運ぶと言うにはあまりにも遠い、最果ての地への旅込みの帰省です。
北海道ツウ yosshyさん 男性 / 50代
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- 1日目2021年8月7日(土)
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07:00-08:00
うちを出た時点ではけっこうどんより曇っていたんですが、時が経つにつれて晴れてきていい感じになってきました。 実家へ向かうときいつも通るのは、この国道273号線です。 この国道は、糠平湖を過ぎるとこんな感じになります。相変わらずの美しい白樺の道ですねえ。この道はけっこう好きです。
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07:00-08:00
昨年の帰省同様、この日本一の名峠と言われる三国峠を越えて道北へ入ります。 去年10月に通った時は、紅葉もすっかり終わって寂しい様子で、残念な景色しか見ていませんが、今年は深い緑が強い日差しで照り映える美しい森の中を、これまた美しい曲線を描いて長大な橋梁が伸びていて、これは確かに素晴らしい眺めだと思いましたね。
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08:00-09:00
浮島トンネル
三国峠を下り、層雲峡を通過して、さらに北上します。 この浮島トンネルを抜けるとオホーツク地方に入ります。
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10:00-10:00
三国峠を越え、さらに浮島トンネルを越えて、さらにオホーツク海側の興部町まで出てきて、この旅行最初の目的地に到着です。 この興部町には、道内でも屈指の有名牧場のノースプレインファームがあります。 ここのソフトクリームは本当に美味しくて、旭川のレストランで食べて以来の大ファンなのですが、まだそのお膝元の総本店で味わったことがなかったんですねえ。 そして今回ついに、ここミルクホールにやってきたのです。 ようやく食べた総本店のソフトは、やっぱり美味過ぎです! ミルク感が超濃くて、とろっとした少し重い食感がたまりません。 10時の時点ですでに34度という猛烈な暑さも、ソフトの美味しさをより一層、引き出したかもしれませんが、それにしても半端なく美味しいものでした。大満足。
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10:00-11:00
猛烈な暑さの中、冷たいソフトクリームで気分を上げて、続いてたどり着いたのが雄武町の日の出岬。 日の出岬と言うくらいですから、日の出が美しいんだろうと思いますが、日の出の時間に来ることができませんでしたので、日中の岬を見てみます。 行くと、けっこうきれいなガラス張りの展望施設がありました。 今回の旅行、屋内施設はなるべく避けようと思っていましたが、ここは行ったとき、だ〜れもいなかったので入ってみることに。 入ると、ガラス越しに青いオホーツク海が良く見えましたよ。 と言うのもこちら、展望施設のガラスが非常にきれいで、ピッカピカ状態なので、外がクリアに見えるんです。掃除が素晴らしいんだと思います。感心です。 ただここ、冷房というものが全くないようで館内が猛烈に暑いので、たまらず外へ出ました。
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10:00-11:00
そして、外に出て海を眺めてみると、展望施設に入る必要がなかったことに気がつきました。 建物の中から見るより、海、めちゃくちゃきれいです。まさにマリンブルーの海が眼前に広がってます。それに外の方が、風があってやや気持ちいいですしね。 この展望施設は、寒い冬に日の出を暖かく見るためのものなんでしょうかね?
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10:00-11:00
次の街まで48qって…
日の出岬から少し北上したらこんな表示が。 次の街まで48kmって、どんだけ遠いんですか? 道民でも呆れちゃいますねえ。
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11:00-12:00
雄武町から次の枝幸町までは、途中にとにかく何もありませんでした。 ひたすら車を走らせてようやく市街地に入ったので、ここでお昼をいただきます。 某グルメサイトで調べてみると、ここが一番評価が高いようなので行ってみると、玄関は空いているようなのですが、暖簾はかかっていない。 おずおずと店内に入って、「やってますか?」と聞いてみると、「やってるけど、時間かかるよ」と、つっけんどんな対応をされましたが、美味いなら我慢しようと思い入ることに。ぼくらが入った時点では空いてて、密でもなかったですし。
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11:00-12:00
ぼくは、このお店では一押しっぽいお刺身定食をいただきました。枝幸町は一応港町ですからね。 ところがこれが誤算。タコ以外はどれも美味しくないんですね。 ホタテは固いし、エビはモソモソ、マグロも新鮮さがないし…。そのほかの小鉢の料理も塩っ辛くて食べるのがきついレベル。何とか意地でギリギリ完食したほどです。 やっぱり田舎町の食は貧しいのでしょうか? 残念なお味といい、店員さんの態度といい、ここは外れでしたね。 ただ、根っからの田舎の定食屋さんの割には、お客さんが皆さんけっこう黙食されていて、意外にも安心して食べられました。そこだけはよかったですね。 もちろん、食べたらすぐにお店を出ましたけどね。
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12:00-13:00
枝幸の中心部から10q程北上すると「神威岬」というところがあるようです。 同じ道内の積丹の神威岬は絶景スポットとして有名ですが、その有名スポットと同じ名前のこの岬も同じような絶景なんでしょうか? と期待して行ってみましたが、正直、拍子抜けです。 海は確かに青くきれいですが、展望スポットが低いところにあるので、とにかく視界が狭い。だから壮大な眺めではありません。ここはちょっと残念でしたね。 それからここ、行って初めて分かったんですが、一点だけ気をつけていただきたいことがあります。 何に?って、虻です。それも、スズメバチに似た巨大な黄色い奴です。 岬を眺めていると、こいつらがブンブン寄ってくるんです。虫が嫌いな方は、十分注意して訪れてくださいよ。
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13:00-13:00
ここでオホーツク海としばしの別れを告げ、内陸の中頓別町に入り、スイスの山間に似た牧歌的な風景があるというので、それを見てみようと思います。 ただ、ぼくら、スイスになんて行ったことないので、本当にスイスのような景色なのかがわかるはずがないんですよね。 で、実際に行ってみると、案の定そこには、北海道の田舎者のぼくらにとってはいつも見慣れた風景が広がってました。「ふ〜ん」レベルです。 この手の景観はあんまり感動できない体質(?)、感性(?)になっている、根っからの道民のわたくしたちなのです。
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13:00-13:00
中頓別の牧歌的(?)な光景を見たら、また取って返してオホーツク海岸の浜頓別町へ。この辺では新しい道の駅で、トイレ休憩を入れましょう。 行ってみると、本当に真新しい施設で、トイレもピカピカ。混雑もしていなくて安心して利用できました。
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13:00-14:00
道の駅で休憩したら、さらに進んで猿払村へ。 何やら、このエサヌカ原生花園を走り抜ける道が、また「the北海道」な真っ直ぐな道のようで、最近、絶景スポットとして密かに人気を集めているらしいんですね。 「またそれかあ…」 そうです。ここ数年の北海道内旅行で、この謳い文句の道を嫌と言うほど見ていて、ぼくら夫婦はけっこう食傷気味なんですよねえ。 ですが、このエサヌカ線はちょっと毛色が違っていましたね。 これまで見てきた道は、みんな多かれ少なかれアップダウン、つまり高低差があるんですが、この道はとにかくまっ平らな土地に、とことん伸びている上に、周りにもほぼ木も何も生えてなくて、本当に遮るものが何一つないんですねえ。 この道は、車で走っても、車から降りて道の真ん中に立ってみても、本当にスカッとしました。 これは、北海道と言うよりも、「theアメリカン」な光景なんじゃないでしょうか? もちろん、アメリカにも行ったことないんですけどね、ぼくら。
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14:00-15:00
猿払村でスカッとする気持ちのいい道を通り、いよいよやってきました、日本最北端の宗谷岬。 「ここに来れば何かすごいことがある」というわけではなさそうですが、とにかく北の果てなのです。 そして実際に行ってみると、この「最北の地碑」がある以外、やっぱり何にもありませんでしたね。 海の向こうにサハリンでも見えれば、また違った感慨が沸き起こったかもしれませんが、ここにきて思ったのは、「とにかく最北の地に来た」ということだけでした。 それにしても、こんなつまんないところに、けっこうな人が集まってきていて、そっちの方が驚きでしたね。
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14:00-15:00
宗谷岬の背後には、緩やかな丘陵が広がっていて、麦稈ロールがゴロゴロと転がっていたり、風力発電の風車が林立していたりと、けっこう壮大な眺めが見られます。 はっきり言って、稚内観光はこの丘陵を見ることにたっぷり時間を割くことをお勧めしますね。いいものを見られると思います。
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14:00-15:00
宗谷丘陵には、もう一つ素晴らしい見どころがあります。 ホタテの貝殻を砕いて敷き詰めた道が、天気がいいと道が白く見えるというんです。ここも最近、絶景スポットとして人気が上昇中らしいですね。 そして、ぼくらが行ったときは、正におあつらえ向きの晴れの日。 丘陵の道を案内表示に従って進むと、本当に「白い道」がありました。 この道をとことん歩く人や、途中に車を止めて写真を撮る人がいますし、そもそもに、こんな素敵な道をスピード上げて走っちゃったらもったいないので、ゆっくりのろのろ走って楽しみました。 ゆっくり走っていると、白い道が空に向かって伸びているように見えるところがあって、「ああ、いいなあ」とグッときましたねえ。 ここも本当にお勧めですねえ。 何も見るところがないと思っていた宗谷地方も、けっこう侮れませんねえ。
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15:00-15:00
宗谷丘陵の景観を楽しんだら、あとは稚内市街へ向かうのみです。 これは、途中で見えた煌めく稚内の海です。もう本当にキラキラ輝いていて、心が洗われるようでしたよ。 なお、これは15時ジャストの海です。
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15:00-16:00
いよいよ稚内の中心部に入ってきました。 ここで立ち寄るべき最初のスポットがこちら。稚内駅。 以前、長崎にある日本で一番西にある鉄道駅に行き、この間は、日本で一番東にある駅にも行っています。 そして今回の旅行は日本最北の地に来てますから、日本で一番北にあるの駅にも寄らないわけにはいかないんですねえ。 実際に行ってみた最北の駅は、これまで行った東西の果ての駅とは違い、けっこう近代的で立派な駅で、最果て感がなかったです。なんでも、数年前に建て替えられて風情がなくなったらしいです。ちょっと残念ですねえ。 まあ、一応ターミナル駅ですから、いつまでもみすぼらしいままなのもよくないですかね? さあ、残るは一番南の駅のみになりましたね。何駅なんでしょう?
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15:00-16:00
この時、15時35分の稚内駅の気温は「30.3度」。 この時間と気温をしっかり覚えておいでください。この後、大変なことが起こりますから。
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15:00-16:00
稚内駅から歩いて2〜3分のところには、防波堤の柱がまるで古代ローマの建造物のような佇まいで、これまた絶景スポットとして評判の場所があります。 それが北防波堤ドーム。 確かにけっこう迫力がある景観ですが、大変残念なことがありました。 改装工事中なのか何なのかわからないんですが、ドームの途中からフェンスが張り巡らされていて、ドームの中を歩けないし、ドームの奥の方まで見通すことができなくなってたんです。 これでは絶景の魅力は半減どころか激減です。 うちに帰ってネットで調べてみても、そんな情報を見つけることをできなかったですし、こういうことはちゃんと告知してほしいなあと思いました。これはけっこうひどいです。
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15:00-16:00
防波堤ドームの残念な姿にがっかりしながらも、気を取り直して海でも見ようと思って、ドーム横の階段を上ってみると、そこにあったのは、つい30分くらい前に見た煌めく海とは全く別物の真っ黒い海でした。 さらに、海から吹いてくる風が明らかにひんやり冷たい。ついさっき稚内駅にいた時と空気がガラっと変わったと思いました。 これはやばいと思い、空を見上げると…。
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15:00-16:00
つい10分前まで、めちゃくちゃ晴れていた空が一転、ものすごい勢いで、低く真っ黒い雲に覆われ始めました! どう考えても、ザっと降ってきそうだったので、急いで車に戻りました。
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15:00-16:00
北防波堤での雲のあまりの不穏さにビビッて、すぐに稚内駅に戻って車に潜り込んで、ふと、先ほど見た駅の電光掲示板に目をやると驚愕! 15時45分、「気温23.4度」。 なななんと、10分で「7度」も下がってます! 一気に! これはやばくないですか? 気温はこの後もみるみる下がり、稚内は10度台になっちゃいました。 ぼくらはけっこう厚手の長袖の上着を持参していたので、ほぼ問題はなかったのですが、そういう準備を怠った方々にとっては、この寒暖差は体に堪えたと思いますよ。
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16:00-17:00
天気の急変で、もはや観光している雰囲気じゃなくなってきたので、ホテルにチェックインします。 稚内のお宿は、北の果ての稚内にもあった、安心のホテルチェーンのドーミーインさん。一番上の階の部屋で眺めはまあまあ。お部屋はいたって普通でした。
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18:00-19:00
稚内での観光は終えても、晩ご飯は食べなきゃいけません。 今回、稚内では話題のお店にでも行こうかと思いましたが、そういうところではなく、最北の回転ずし屋さんを選びました。 が、これがけっこうビビりました。大人気でけっこう混んでたんですもの。 ですがやっぱり最北の回転ずしを試してみたかったので、入店。 実際に食べてみると、やや高めの価格設定とはいえ、そこそこ美味しいんですねえ。 二人とも大好きなサーモンがけっこう美味しくてうれしかったです。 まあ、函館の回転ずし屋さんには、ちょっと敵わないですけど、まあまあ満足できたかな? それと、店内に一組だけ、状況がわからずにべちゃくちゃべちゃくちゃ喋りまくってるのがいましたが、それ以外のお客さんは、基本お静かに食べておられたので、雰囲気的にはまあよかったです。ぼくらはもちろん「黙食」と「食べたらすぐ出る」です。
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19:00-23:00
そこそこ美味しい回転ずしをいただいてお店を出たら、もう寒い寒い。 慌ててホテルに戻って、シャワーで体を温めたら、あとはゆっくり休むだけです。 このご時世では、大浴場の利用もちょっと怖いですから、もったいないですけど諦めました。 窓の外を見ると、小高い丘の上に怪しげに光る緑色の物体が。 この怪しげな緑の物体に見守られて(?)眠りにつきました。 (後で調べてみたところ、稚内公園にある「開基百年記念塔」のライトアップだったようです)
- 2日目2021年8月8日(日)
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00:00-08:00
ドーミーインチェーンと言えば、期待するのが充実の朝食バイキングですよね。 今回もきっちりおいしい朝食をいただけるものと思っていたんですが、これががっかりものでした。 この写真は、食欲がなくて取ってくる料理をセーブしたわけではありません。 食べたいと思うものが全然ないから、こんなに寂しい内容にならざるを得なかったんです。期待が高かっただけにガッカリ感が半端なかったですね。 天気にもホテルにもガッカリして、旅行2日目はけっこう悲しい気分でスタートとなりました。
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08:00-08:00
海は荒海
ホテルを出て最初に向かったのは、昨日も見た北防波堤ドームの横から見る海です。 「海は荒海、向こうはサハリン」、サハリン、全く見えませんがね…。 この悪天候では、海岸線を観光なんて無理ですよねえ。
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08:00-09:00
この辺りからは、天気が良ければ海の向こうに利尻島が見えるようなのですが、見えるわけがありません…。
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09:00-09:00
稚内の隣町の豊富町の海岸線もまた、海の向こうに利尻島を望めるビュースポットなのですが、やっぱり無理でしたねえ。 この時間、この辺りは車から降りることもままならないほどの風雨でした。涙です。
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09:00-09:00
オトンルイ風力発電所
利尻島を望むオーシャンビューを諦めて日本海沿岸をただただ南下すると、視界の先に巨大な風車が一直線に並んで立っているのが見えてきました。 これこそ、最近、絶景スポットとして人気急上昇中のオトンルイ風力発電所です。 なんでもこちら、風車の高さがおよそ100m。これが28基も並んでいるんですから、天気のいい日だったら、さぞかし爽快な眺めだったんでしょうねえ。 ですが、この日は強風とけっこうな強い雨でこんな眺めで爽快感ゼロ。 ただ、風がかなり強かったので、この風車たちがものすごい勢いでブンブン回り、風車の下はこの風車が起こす低い轟音が響いて、恐ろしいまでの大迫力。 これはこれで凄い体験ができたなあと思いました。
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09:00-10:00
風力発電所のド迫力の風車に夢中になり、冷たい風雨を忘れて写真を撮っていると、体がけっこう冷えたようで、二人ともトイレに行きたくなったんですが、田舎道にはそれらしいところが全然ない。 ようやく、原野の中にポツンとあったこのセンターにたどり着いて、何とか用を足すことができて一安心しました。 センターの二階の展望室から外を眺めると、相変わらず雨が強い中でしたが、広がる草わらの中にぽつぽつと木が生えているさまが、けっこう面白い景色でした。
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09:00-10:00
今回の旅行で、実はけっこう楽しみにしていたスポットが、幌延にあるトナカイ牧場だったんですが、この雨中ではトナカイとのふれあいなんて楽しめるはずがないので、パスしました。これはけっこう残念。
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10:00-10:00
若干天候が回復してきたところに、この辺では主要な道の国道40号線沿いで、牧場さんがやっているソフトクリーム屋さんにたどり着きました。 それにしてもこちら、ネーミングがいいですよね。「べこちち」って(笑) いただいてみると、普通に美味しいミルク感のあるソフトだったんですが、昨日食べたお店ほどの感動はなかったです。 やっぱり、暑くないからなんでしょうかね?
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10:00-11:00
ソフトを食べた後、ぼくがまたもトイレに行きたくなったんですが、北海道の田舎道って本当に何もないので焦ります。 ようやく、たどり着いたこの道の駅がオアシスのように思えました。 まさに、田舎道の「トイレ難民」ですよ。今日はこんなのばっかりです(汗)
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11:00-11:00
トイレ休憩を入れて一安心して実家に向けて南下を続けます。 唐突ですが、一昨年か去年、北海道は、「北海道命名100年」でほんの少し盛り上がっていた気がしますが、その北海道の「ホッカイドウ」という呼び方を考えたのが探検家の松浦武四郎さんらしく、ドラマも放送されてました。 その武四郎さんが、ホッカイドウという呼び名を思いついた地というのが、この南下ルート上にあるらしいので、北海道民として一応寄ってみました。思いっきり眉唾もんですけどね。 その地は、国道からけっこう砂利道を下って深い森の中に入っていった先の、天塩川のほとりにあったんですが、もう率直に言って、そこは「熊さんの世界」。 こんなところに訪れるもの好きはぼくらくらいしかおらず、あまりの怖さにすぐに車に戻っちゃいました。かろうじてこの写真を撮ってそそくさと退散です。
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11:00-12:00
北海道命名の地への訪問を形だけでも果たして、さらに南下すると、今度は奥さんがトイレタイム。 中川町の道の駅でぼくがトイレ休憩を取り、今度は音威子府村の道の駅で奥さんがトイレ休憩です。今回はトイレのタイミングが合いません。 ちなみにこの道の駅は、「黒い」蕎麦が名物らしく、けっこうな賑わいを見せていましたが、あまり美味しそうには見えなかったので、ぼくらは遠慮しました。
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13:00-14:00
とは言うものの、やっぱりお腹が空いてきたので、実家につく前に、とある街の駅前の食堂に入ることに。ほぼ満席で大人気のお店っぽいです。 が、二人揃って食べたうどんが、本当にまずかった…。ひどいもんです。 はっきり言って、テレビの企画で見つけたレシピでぼくが作ったうどんの方が、数倍うまい…。あんまりひどいんで、お店の名前は伏せます。 これだったら、さっきの黒い蕎麦を食べておくんでした。
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14:00-14:00
道北某所
母親から入っている情報では、大病を患ったものの九死に一生を得た父親は、今年に入って体のあちこちが痛いと言っていて、前向きさもなくなってきているんだとか。 それでもワクチンを打って、このコロナ禍を何とか乗り越えようとしているのですから、ぼくは、決して前向きさを失ってはいないと思うので、少しでも元気な間は会いに行こうと思うんです。 今年が、まあまあ元気な姿を見る最後かな?などと思いながら、1年ぶりの対面を果たしたのですが、思っていたより父親が元気そうだったので、驚くとともにうれしかったです。 とはいえ、長時間会うことは感染リスク以外の何物でもありませんので、もう少しの間、元気そうな父親と話したいと思いながらも、実家を後にしました。 また、来年も元気でいてほしいものです。 そして、その時はもう少しゆっくり会いたいものです。
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15:00-15:00
実家から、今日のお宿のある旭川へ向かう頃には、晴れ間が見えて一安心。 でも、午前中こそ晴れて欲しかったんですけどねえ。
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16:00-17:00
旭川のお宿はプレミアホテル。 どんな風にプレミアなホテルなのかと思いましたが、建物は古いし部屋の設えも昔のホテルそのもの。特に水回りが老朽化していて、けっこう残念。 どの辺がプレミアなんでしょうか?
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16:00-17:00
駐車場でビビる
さらに、ホテル直営の駐車場が満車とのことで、提携の駐車場を案内されたんですが、この駐車場が怖かった。「古い」「狭い」「暗い」の三拍子。 車の出し入れはОKとのことなのですが、夜にこの駐車場を出たり入ったりするのはちょっと怖くて、狙っていた晩御飯スポットを諦める羽目になってしまいました。
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17:00-19:00
イオンモール旭川駅前
仕方がないので、ホテルで少し休んだら、歩いてすぐのところにある商業施設で夕食とちょっとだけお買い物を楽しむことに。 ぼくはちょっと素敵なかばんを見つけたのでこれを買っちゃいましたが、一方で、思っていたより女性のファッション系のお店が弱くて、奥さんは気に入ったものを見つけられませんでした。 それと、ここに入っている和食のお店で晩ご飯を食べたんですが、ここがまた思いっきり外れ。とんかつがこれまで食べたことがないくらい硬くてびっくりしましたよ。 やっぱり、ちょっとくらい怖い思いをしてでも、あの駐車場から車を出して、計画していたお店に行くべきでしたね。後悔先に立たずです。
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19:00-19:00
旭川駅の外観
すぐ隣には旭川駅。 ここは外観がかっこいい駅ですね。利用はしないと思いますが。
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19:00-23:00
ホテルに戻ったら、今日も長距離移動して疲れたので、ゆっくり休みましょう。 今日も大浴場に行くのは控えて、部屋のお風呂を使いましたが、先ほど書いたとおり、水回りの老朽化が目立っていて、お風呂につかるのもちょっと敬遠したいレベル。 ですので、シャワーだけ浴びてさっさと寝ました。
- 3日目2021年8月9日(月)
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00:00-08:00
このホテルのどこがプレミアなのか、全然わからないまま朝を迎えたんですが、ようやくここで分かりました。 このホテル、朝食のビュッフェがけっこうプレミア級に美味しかったんです! 品数も豊富でしたし、一品一品の内容がけっこう豪華。 特にお肉系が充実していて、ローストビーフや鶏の塩麹焼きが相当いけました。 加えてパンもかなりのレベル。 フレンチトーストの甘さがばっちりでしたし、クロワッサンも小さいものの、サクッと噛むと油がじゅわっと染み出てくる、ぼくが一番好きなタイプで大満足。 最後の最後にプレミアさを感じることができて、けっこういい気分でチェックアウトできました。
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08:00-09:00
旅行最後の日は、帰りの道すがらに何か所か観光していこうと思います。 旭川から最初の目的地へ向かう途中、十勝岳連山からベールのカーテンのように垂れ下がってくるような不思議な雲を見ました。神秘的かつ幻想的でした。
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09:00-10:00
美瑛から富良野にかけてはけっこう過去に観光していて、もうそんなに目新しいところが思いつきませんでした。 それならば、以前行って印象深かったところに行くのも悪くないのでは?となって、定番中のド定番スポットをおさらいすることにしました。 まずは、今や説明不要の有名スポットの青い池です。何年ぶりでしょうか? 久しぶりに行った青い池は、やっぱり青かった。間違いなくきれいです。絶景です。 立ち枯れたまま粛然と立つ木々の物悲しさが、池の色の美しさを引き立たせていて、まるで誰かが作った芸術作品のようです。 このコロナ禍のご時世に、しかも朝一で行った割にはけっこうすでに人がいて、やっぱり人気スポットなんだと実感しましたが、屋外ですし、人との距離を保つことができるレベルの人出だったので、割と心配せずに見ることができましたよ。(日中は、安心できるレベルだったかどうかは知りません)
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10:00-11:00
続いて、去年10月の旅行で寄ったものの花の季節が終わっていて残念な景観しか見られなかった四季彩の丘。 こちらも、7〜9月の花の最盛期には絶景が見られるというのですから、この8月に行かない手はありません。リベンジ訪問です。 で、実際行ってみると、ここもすごかった。ここも間違いなく絶景です。 軽いアップダウンのある地形に、いろんな色の花が列になって咲いていて、カラフルで素敵でした。花畑大好きな奥さんも納得でした。 ラベンダーの紫、菜の花やひまわりの黄色と言った、単色の花が一面に広がる光景のようなダイナミックさとはまた違った色彩美がありましたね。 写真を見てのとおり、人出も少なく安心して観光できました。
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10:00-11:00
同じく去年10月の旅行で行ってみるものの、もう夏の営業が終わっていたという悲しい記憶の残るジェラート屋さん。ここにも再チャレンジしてみました。 行くとさすがにやってましたので、いつものようにジェラートダブルを注文。 ぼくは、クリームチーズにそば粉が入っているのとカボチャのダブルを選択。 クリームチーズの方は、チーズ感もそば粉感も中途半端で今一つでしたが、カボチャの方には、味わいと滑らかな舌触りにカボチャ感があって、総合するとまあまあ美味しかったですね。
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11:00-12:00
旅行最後の食事も細心の注意を払います。 有名観光地富良野は間違いなくコロナ要注意ですので、感染対策をばっちりやっていそうなお店として、またまた某有名グルメガイド掲載店を選ばせていただきました。 が、今回はぼくの読みが浅すぎました。 ぼくらはお店の開店10分前に行ったんですが、そこは某有名グルメガイドに載っているお店です。この時点ですでに開店待ちの長蛇の列が。しかも駐車場も満車っぽい。 「道外の観光客で混んでいそうなお店は絶対に避ける」のが、今回の旅行のルールであり、こちらはそのルールから言うと、避けるべきお店になりますので、すっぱり諦めて別のところを探しました。
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11:00-12:00
で、慌てて考えついたのが、前にも行ったフラノマルシェ。富良野の美味しいものがコンパクトにそれなりに集まっている人気スポットです。 行くと今回もやっぱり駐車場はほぼ満車でしたが、ここは、いろんなお店があって、施設内自体はそんなに混んでいないことをぼくらは知っています。 で、行ってみると読み通り、施設の中は想像以上に人がまばらでゆとりが感じられて安心でした。 この施設の中から、ロースかつサンドが美味しそうだったお店を選んで食べましたが、昨日のカツとは違って柔らかくてジューシーで、まずまず美味しかったですね。
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12:00-13:00
今回の旅行の最後を締めくくるのは、やっぱり冷たいものでした。 去年の旅行でも行った富良野チーズ工房さん。去年はちょっと様子を見ただけでしたが、今回はしっかり食べます。 こちらの名物のチーズのソフト、奥さんはチーズのジェラートです。 チーズのソフトはチーズの味わいがもう少し濃く感じられると最高だったんですが、まずまず美味しかったので良かったです。
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15:00-15:00
狩勝峠通行止め!
富良野でまずまず美味しいものをいただいた後、天候は悪化するものの、あんまり苦にすることなく帰宅の途を急いでいましたが、最後の最後に今回の旅行もアクシデントに見舞われました。 なんと、帰り道に必ず通る狩勝峠で事故が発生して通行止めに! 交通整理の方が言うには「トマム方面へ迂回して高速で行ってください」って…、高速使ったらお金がかかるでしょうが! ですが、いつ通行止めが解除になるかわからない中、ここで待っていても仕方ないので、イラっとしつつも係の方の言に従って、高速へ迂回しましたが、時間とお金が無駄になりました。
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腹が立つのを抑えて安全運転
全く自分に責任のないことで時間とお金を無駄にして、けっこうイラっとしましたが、それを抑えて安全運転で無事うちへ帰り着きました。 今回は、道東から最北の地の稚内までというとんでもない距離を移動してしまい、帰ってみれば走行距離はたった3日で990km。まあ最後、無駄に遠回りさせられたせいもありますけど、もう少しで1000kmでしたね。 今回の旅行は、ぼくにとって利尻礼文以外は観光不毛の地だと思っていた宗谷方面が、意外にもそこそこ見どころがあることがわかって驚きでした。 日程上、その利尻礼文に行けなかったのはもったいなかったんですが、これで北海道全市町村踏破にまた近づけました。 いつも旅行で楽しんでいるグルメの方は、食べ物屋さん選びにやや失敗してお食事はイマイチでしたが、冷たいものはそこそこ美味しく食べられて、その点はよかったですかね。 あとそう言えば、北海道内の田舎を旅行すると、必ず狐や鹿、しまいにはタンチョウという具合に、野生動物に出会ったんですが、今回の旅行ではトンと見なかったです。 暑さと悪天候の日々で、人の前に出てこられなかったんでしょうか? そして何より、「もう危ないのかな?」と思っていた父親の、いい意味で予想外に元気な姿が見られて、これが何よりよかったです。 また来年、今度はお互いもう少し安心して、ゆっくり会えるようになってほしいものです。
2021年8月 続くコロナ禍の中での帰省旅 ついで(?)に最北の地まで
1日目の旅ルート
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2025年4月 三春の滝桜だけを見に行く またまた「only one goal」な旅
2025/4/12(土) 〜 2025/4/13(日)- 夫婦
- 2人
今年1月、年末年始旅に失敗してしまったうちら夫婦。暖かくなるまで北海道外に出ることなく、雌伏の...
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