yosshyさんの北海道の旅行記

2021年9月 道東の美景を見て回る
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- 2人
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新型コロナウイルス禍。なかなか収まりません。 8月下旬に、またもまたも北海道にも緊急事態が宣言されてしまい、県を跨いだ移動の自粛が求められる悲しい状況になりましたが、腐っていてもしょうがないので、この9月の三連休もこれまで同様に、北海道内の近場のどこかに、感染リスクが低い自分の車で行くことにしました。県を跨いでいませんから、これくらいはお許しください。 そして思い浮かんだ企画が、「もう何回目?」と言いたくなるような陳腐な話ですが、近場のいい景色を見て回る旅です。 陳腐ではありますが、道東にはまだ見られていない美景が残っている上に、この「屋外で景色を見まくる」旅行は、何かの中に居るのは「食べ物屋とホテルと車の中」くらいのもので、屋内施設にほぼ行かないので、「旅の楽しみと感染対策を両立できる」、今のご時世に打って付けな企画なんです。天気さえ良ければですけどね。 ただこの1年、この手の旅行で完全に天気が良かったことがなく、肝心なところで雨やら霧やらに邪魔されるのが、もはやお決まりのパターン。今回もそうなっちゃったのでしょうか? それは、旅行記を読んでお確かめくださいね。 ああそれから、当然のことながら、屋外だろうとどこでも徹底的にマスク着用、これでもかと言うくらいに小まめに手指を消毒、食べ物屋では黙食して食べ終わったらすぐ退店、ホテル内もうろつかず静かに過ごすなど、細心の注意を払ってリスクを取らない行動に心がけましたよ。
北海道ツウ yosshyさん 男性 / 50代
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- 1日目2021年9月18日(土)
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07:00-08:00
朝一の天気はこんな感じ
旅行初日、出発後の様子です。 台風14号の影響で発生した低気圧の影響で、北海道東部は大雨という天気予報。 で、実際の天気も出発してからず〜っとこんな様子でやっぱり悪いです。そんなどんよりした状況の中、ひたすら運転します。
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10:00-10:00
現時点での天気は悪い中、この旅行で最初のお目当てが道東の峠の雲海絶景なので、まずは雲海が見られる屈斜路湖方面を目指して進みますが、本格的な観光開始の前に、まずは道の駅でトイレ休憩。 トイレ休憩だけの短時間の滞在とは言え、施設内に入りますから、用を済ませたら速やかに退散します。 それにしてもここまで天気予報どおりに天気が悪いとは…。今回の旅行の企画、「屋外で道東の景色を見まくる」は完全に赤信号です。
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10:00-10:00
この天気では道東の美景もほぼ全滅でしょうが、他に行くところがないので、摩周湖が一番美しく見えるらしい第一展望台へ。 「まあ見えないだろう」と思いつつ進み展望台の駐車場に到着すると、駐車場の奥は一面真っ白。 駐車場の看板を見ると「乗用車500円」となっているので、係の方に「この状況でもお金取るんですか?」と一応聞いてみたところ、「駐車場に入っちゃうと、お金をいただきますね」とのことで、「え〜?何も見えないのに〜?」と夫婦二人で笑っちゃいました。でも翌日、笑って悪かったなあと思うことになるんですね。
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10:00-10:00
第一展望台から何も見えないなら、第三展望台だって何も見えないでしょうから、わざわざ寄る必要もありません。それにしてもひどい天気です。悲しいです。
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10:00-11:00
かなり標高が高くて雲だらけだった摩周湖から下りてきて、川湯地区の有名なスポット、硫黄山に行きましたが、平地も雨が降り止みません。 このご時世、雨の中歩き回って濡れて、発熱でもしたら大変ですから、やっぱり見学は控えることにします。
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11:00-11:00
何も見るものがなくて、牧場の馬をしばしば眺めます。 馬たちも悲しげです。
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11:00-11:00
この悪天候で予定していた景勝地の観光が全部吹っ飛んだので、時間が余りまくってしまい、途方に暮れて温泉街にやって来ましたが、これがけっこう悲しいくらいの寂れようで、車を降りる気にはなれませんでした。
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11:00-11:00
することもなく車で温泉街をうろうろしていると、大鵬記念館というのを見つけました。今回の旅行、本当はこうした施設に入ることは極力避けたかったんですが、行ったとき車が全然止まっていなかったので、あまり期待はしないで入ってみました。 でもやっぱり、思ったとおり残念でしたね。 大鵬関が昔の大横綱ですから展示されているものが昔のものなのは当然ですが、展示内容自体があまりに寂しい。目玉が32枚の優勝額だけで、大鵬の強さを分析したり、歴代の強豪力士と比較してみるなどの工夫がないですし、展示されている写真入り番付が平成21年のもので、「それって何年前さ?」と思いっきり突っ込んでしまうくらい更新がされていない。もろ田舎の資料館です。これで一人420円は取り過ぎです。
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11:00-12:00
屋外での観光が全くできず、日程が早く進んでしまっているので、少し早いですがランチにします。まあこのご時世、混む時間をさけられるので、人と行動がずれるのは決して悪いことではありません。人気の食べ物屋さんなら尚更です。 なんで人気店を選んだかと言えば、もちろんコロナ対策です。 有名店は有名なだけに注目を集めますから、感染対策にも力を入れざるを得ないだろうと考えて、ランチは川湯温泉では一番有名で、各サイトなどでも評価が高い洋食屋さんのこちらをチョイスしたんです。 行くとお店は完全にJRの駅と一体化。お店に入ると店内がかなり寒くて、多分換気はばっちりだし、席も間隔が広いし、静かな雰囲気で、このお店はコロナ対策は大丈夫なようですね。読み通りです。 で、肝心なお料理に。ぼくはかなりの味と評判のビーフシチュー、奥さんはオムライスを注文しましたが、このビーフシチューがまろやかで美味い美味い。牛肉もホロホロとほどけるような柔らかさで素晴らし〜。奥さんもオムライスがめちゃ美味と絶賛で、いろんな評価に違わぬ名店でした。素晴らし〜!
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12:00-13:00
弟子屈を右往左往
美味しいお食事に気分が良くなったものの、相変わらずの雨模様。 あまりの天気の悪さに、屋外の景色を見て回る計画は総崩れで完全崩壊しました。 そうなると、この界隈はほとんどできることがないので、仕方なく時間つぶしに町内を車でうろうろ。さみしい…。 あ、写真は摩周駅です。
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13:00-13:00
さらに範囲を広めてうろうろ。 見に行っても仕方ないだろうと思いつつ、またも時間つぶしに行ってみた屈斜路湖。 すると、この降りしきる雨の中、カヌーをしている人たちを発見しました。 「そこまで無理しなくても」と思いましたが、遠くから来たんだから体験するしかないと思うんでしょうかね? でも、このご時世で旅の途中で熱でも出ちゃったら、どうするつもりなんでしょうかね? ホテルから宿泊拒否されたらどうするんでしょう? いらぬ心配ですかね?
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13:00-14:00
この悪天候はどうにかなるものではないので、屋外での観光をここですっぱり諦めてホテルに向かいましょう。 それにしてもこの津別峠は急勾配の上にぐねぐねとカーブが続いてけっこう怖いですねえ。 「連続降雨80mmで通行止め」となっていて、この降りようでは通行止めになるんじゃないか?と不安になりながら運転を続けましたよ。
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14:00-15:00
いつもの旅行よりかなり早めにチェックインします。 この悪天候も早めになった原因ではありますが、明日の予定に備えて早めに体を休めておくという理由もあります。 なお今回は、先ほど少しさまよった、道内ではそれなりに有名な温泉地の川湯温泉が近くにあるにもかかわらず、それを振ってまでも、津別峠の絶景を見るために、このホテルをチョイスしました。 ですが、このホテルを選んだのは、津別峠直近だからと言うだけではありません。 このホテル自体がけっこう魅力的なのです。
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15:00-17:00
まず、部屋数が23室と小ぢんまりしているところが良いんです。 温泉街のホテルってけっこう巨大だったりするんで、川湯は避けたんですよね。 ここだったら、部屋数が少ないので人も少なくて密にもなりずらいですよね。 その上で、写真のように落ち着いた空間で雰囲気がいい。 今回は天気が悪くてだめですが、条件が合えば希少動物の「クロテン」がホテルの窓の前に来てくれるんだとか。 とにかく、そういうことが起こるくらい静かでいいんです、ここ。
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17:00-18:00
ホテルでの過ごし方もいつもとは違って、夕食もお風呂もかなり早めに済ませて、早々にお休みしました。 なお、夕食はぼくらの好きなビュッフェ形式ではありませんでしたが、まあまあ美味しいものでしたね。
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17:00-21:00
ただ、ちょっと「あれ?」と思ったのが、ランチとの「ビーフシチューかぶり」。これはちょっと悲しくなりましたよ。 まあそれはさて置き、このホテルの良さの続き。 特筆して良いと思ったのが温泉です。ここのお湯は肌がつるつるすべすべになりそうな素晴らしい泉質でした。 その上、お客さんが少ないので、ぼくが大浴場に行ったときはお客さんが他に誰もいなくて浴場独り占め。のんびりゆったりといいお湯を満喫出来て最高でした。 さあ、あとはさっさと寝ます。
- 2日目2021年9月19日(日)
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00:00-04:00
旅行2日目は、早朝4時前に起床です。 津別峠の雲海見学ツアーで「雲海とそこに上る日の出のセット」を見るために、こんな時間に起きるのです。出発は4時半。だからさっさと寝たんです。 ただ、アプリの天気予報ではこの辺りは曇りで、雲海が見られるか見られないか微妙な情勢です。 なお、このツアーは事前に参加予約が必要ですよ。
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04:00-04:00
雲海ツアー
早朝4時半にホテルロビーに集合したのはぼくらを入れて4人で、ワンボックスに同乗して津別峠の展望施設まで。 人が少なくて良かったですが、他の方々はせっかくこのホテルに泊まって、このツアーに行かなくてどうするのかな?とちょっと思いました。
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04:00-06:00
展望施設に到着すると、他のホテルからこのツアーに参加する方15人くらいと合流。ガイドさんに連れられて、このツアーの参加者だけ特別に、この時間はクローズしているこの峠の展望施設に登って、一般の方々の上から眺めます。これはけっこうな優越感ですねえ。でも、一人3500円も払ってますからね。
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04:00-06:00
肝心の雲海は、屈斜路湖をびっしり埋め尽くすほど大量に発生して凄い迫力だったようです。 ですが、ツアーの時間中、ほぼず〜っと目の前にかかり続けた雲によって、それがほとんど見えなかったんですね。 ほんの短時間、雲が切れて雲海が見える瞬間があって、そのとき見えた光景は凄かったんですが、じっくり落ち着いて雲海を眺めることはできませんでした。 惜しかったです。
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05:00-05:00
津別峠の日の出は5時
日の出も、雲の切れ間から少しずつ切れ切れに見ることはできて、その瞬間は息を呑む美しさだったんですが、これもまた、ゆっくり落ち着いては見られませんでした。 雲海見学は不完全燃焼になってしまいました。
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05:00-06:00
残念ながら、期待の大雲海は目の前に立ちはだかった雲のせいで、思う存分には楽しむことができませんでしたが、ガイドさんの語りは熱かったです。 雲海発生のメカニズムや津別峠という場所の特異性をわかりやすく教えてくれたので、雲海がほとんど見えない状況でも飽きることはなかったです。 それと、これもガイドさんが教えてくださったんですが、この展望施設は津別町さんが運営されているんですが、利用者が少なく、近々閉鎖予定だったところを、このツアーを主催するNPO法人さんが、この雲海ツアーで閉館時間に利用するようになったおかげで、閉鎖を免れたんだそうです。 つまりは、「ぼくらがこのツアーに参加することが、施設を維持することに貢献している」。そう思うとけっこう感動です。この施設が末永く運営され続けることを祈って止みません。 それと同時に、ここの大雲海をしっかとこの目で見るまでは、何回だろうとこのツアーに参加してやろうと、密かに心に誓いましたね。なお、密かに誓ったのは、口に出すと早朝の行動が嫌いな奥さんが反対しそうだからです(笑)。
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06:00-09:00
残念ながら、雲海をクリアに見ることができず、けっこう疲れてホテルに帰還。 あまりに早く起きてしかも体がけっこう冷えましたので、まずは温泉に入って体を温めました。何度も言いますが、このご時世に風邪でもひいたら大変ですからね。 それにしても、ここの温泉は何度入ってもいい気持ち良かったです。 そして、体を温めて体力を回復させたら朝食です。このホテルはお食事はまあまあレベルですね。食事目的じゃないので、それで充分です。 さあ、2日目はお天気回復傾向のようなので、前日の悪天候を取り返すべく、いろんな景色をしっかり見てやろうと思いながらの出発ですよ。
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09:00-10:00
津別峠を屈斜路湖方面へと下る途中、お目当ての屈斜路湖がけっこう良く見えてきましたよ。2日目はこの後、天気良さげです。良かったです。
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09:00-10:00
リベンジの2日目、まず最初に向かったのは屈斜路湖岸。 ここは、湖岸の砂浜をちょろっと掘っただけで、ぶわっと温泉が湧き出てくるという面白スポットなのです。 湖岸のそこかしこに掘られた小さな窪みに手を突っ込んでみると、貯まっている水が温かい! はっきり言って入浴しても大丈夫なくらいの温かいお湯です。これは凄いですねえ。 もう少し商売っ気を出して、囲いでも作れば寝湯くらいはできそうですよ。
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10:00-10:00
続いて前日、ちょっと様子を見に行ったものの、雨に濡れることを避けて車から降りなかった硫黄山へ。 そしてここが凄かった。
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10:00-10:00
もう、至る所でもう猛烈に硫黄が吹き出していて凄い迫力なんです。「ブシューブシュー」と凄い音。これは超熱いんでしょうねえ。
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10:00-10:00
硫黄が噴き出ている箇所は、人工的に原色を塗ったくったんじゃないかと思うくらいの黄色に染まっていて呆れるほど。これもある種の佳景と言っていいと思います。 それにしても、この硫黄の噴き出具合の割に、硫黄の臭いが弱くて、息苦しくもならなかったんですねえ。多分この日は、見学エリアから山の方に向かって風が吹いていたことが幸いして、硫黄をそんなに被らないで済んだからでしょうねえ。運が良かったですよ。 それともう一つ。前日、摩周湖展望台で「摩周湖も何も見えないのにお金は取るんだ」と笑っちゃったんですが、この駐車料金は摩周湖と硫黄山セットで500円だったんですね。それならばけっこうお得です。摩周湖は見られなくても硫黄山はたいていの場合、見られるでしょうしね。昨日笑ってごめんなさいです。
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10:00-11:00
硫黄山の異様な雰囲気を体験したら、今度はこの辺りではかなり有名なアイスの老舗のくりーむ童話さんで、美味しいジェラートをいただきましょう。 ここは本当は前日行く予定でしたが、あまりに天気が悪くて寒すぎたので、行くのを取りやめたんです。 このお店、北海道に数あるジェラートのお店の中でも、かなりの歴史を誇る草分け的な老舗にして、今も大人気なのです。 で、実食してみたジェラートがきっちり美味しかった。 ぼくは、たいていのお店で同じものを食べるデフォルト的組み合わせの「ミルクとカボチャのダブル」にしましたが、ミルク感が濃くて素晴らしい! しかも濃いけど全然飽きが来ないんです。 それとやっぱり、前日寒い中で無理していかなくて良かったです。この日はまあまあ気温が上がって冷たいものを楽しめるくらいの温かさになって、美味しくいただけましたからね。寒さに震えて食べるより絶対美味しかったはずですね。
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11:00-11:00
道東を走れば鹿に当たる?
摩周湖の展望台に向かってぐんぐん登っていると、出ました。道東の道路を走ればほぼ見かける鹿さんが。しかもこ奴は相当に堂々としたもんで、ぼくらを前にしてのんびり後ろ足で顔を掻き出す始末です。
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11:00-11:00
前日、完全に雲に包まれてしまっていた摩周湖第一展望台。 旅行2日目は、すっかりクリアに晴れていました。先ほどの硫黄山との共通駐車券をしっかり使って入場です(笑)。
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11:00-11:00
展望スポットまで行くと、7月の裏摩周から見たよりもかなり近くに、しかも7月はぼんやり靄の向こうに見えた摩周湖が、今回はすっきりクリアに見えて、その湖水の青さに素直に感動しました。これは素晴らしい眺めです。 この摩周湖、去年は大雨で近づくことすらできませんでしたが、今年は7月に、雲海のかかった姿と靄越しの幻想的な姿を、そして今回はクリアな青い湖水をと、いろんな美しさを見ることができました。 今年で摩周湖を十分堪能できたんじゃいないでしょうか?
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12:00-13:00
旅行2日目は前日と打って変わって好調にいい景色を見ることができて、気分良くランチできます。向かったのは標茶町。 標茶には、けっこういろんな雑誌など「ハンバーグの美味しいお店」として取り上げられていて、少し気になっていたお店があるんです。 このご時世、感染対策がなってなかったら、雑誌も取り上げずらいですよね。 なので、雑誌に出るお店も、感染対策にしっかり取り組んでいる可能性が高いはずだと思ったんですよね。 ただここ、肝心のハンバーグ自体が外れでしたねえ。雑誌に取り上げられるレベルなのかなあ?と思わずにはいられませんでした。 多分、お店一押しの粗挽き肉のハンバーグをいただいたんですが、これがハンバーグに期待する全ての要素に乏しかった。肉汁はジュワッとこないですし、口に入れても肉の味、旨みが口に広がらない。食感もややモソモソとしていて好きな感じではなかったです。期待が高かっただけに残念でした。
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13:00-13:00
道東を走れば次はタンチョウに当たる
先ほど摩周湖展望台に向かう途中で、道東の道路のデフォルト的な存在の鹿を見かけましたが、続いて見えました。 タンチョウが当たり前のように畑の真ん中に。しかも、一羽は頭が茶色いので幼鳥ですねえ。 こんなタンチョウが日常の風景に溶け込んでいる道東、そういうところはけっこう凄いですねえ。
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13:00-14:00
なかなかの佳景だという噂に触れ、7月の旅行で見に行こう思ったものの、アプローチする道路の通行止めのために訪問を断念した、少し因縁のスポット。今回は、通行止めになっていない反対側から入るルートから行くことにしました。 ただここ、町中から遠くて何もない狭い道をかなり走って行かなければならず、けっこう厄介。 さらに駐車場に車を止めると、けっこう急な階段と上り坂を10分は登らなければなりません。そしてそのルート内は完全な大自然。多分、クマさんたちの世界でもありますので、めちゃくちゃ怖い。 そんなこんなで、いろんな意味で心臓バクバクになりながら辿り着いた展望台からの眺めが、ぼくらにとっては残念! 笹の原っぱがただただ広がっている中に、やや面白い形の池が見えるだけで、またもまたも北海道ではありふれた感じの割と平凡な眺めでした…。 ここまで来る時間を考えると、無理して行くまでの場所ではなかったです。
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14:00-14:00
道東を走ればやっぱり最後はキツネに当たる
コッタロ湿原展望台近くを進んでいると、道東の道路の最後にやっぱり出ました、キツネ。 全然驚かないんですが、啓発のためにやっぱり言っておきます。 キツネに餌やるのは厳禁です。エキノコックスという寄生虫をお腹に宿している可能性があって、これは人間にも寄生しますからね。 怖いんですよ、北海道のキツネって!
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15:00-16:00
コッタロ湿原展望台に行ったせいで、ガソリンがけっこうやばくなって、ビクビクしながら釧路市内に向かいました。結果的にはかなりギリギリにはなりましたが何とかスタンドに辿り着くことができました。北海道の旅行は、ガソリンにも要注意ですね。 今回の釧路のお宿は、かつては幣舞橋辺りのランドマーク的存在だったというお城のような外観のホテルで、ここも客室数が48と少な目だったので選びました。 ただこのホテル、はっきり言って問題在り在りでした。 ですが、楽しい旅行記をホテル批判で埋め尽くしたくないので、詳しくはホテルの口コミの方に書きます。気になる方はそちらをご覧ください。 なお、朝4時から動き回っているので疲れ果てた奥さんはぐっすり眠りについてしまいました。今回の旅行の最大の目的の一つ「釧路の夕日」が見られる時間まで、暫しお休みしてもらいました。
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16:00-17:00
さあ、また釧路です。幣舞橋です。 二月と空けず、年に2回も旅行で来るようなところではないような気もしましたが、7月には見られなかった「世界三大夕日」を見るためです。 ですが、この日の釧路、時間が経つにつれて上空の雲が厚くなってきて「夕日は見られるのか?」とハラハラさせられました。夕日出てくれ〜!
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17:00-18:00
結論から言うと、この日は本当に素晴らしい夕日が見られました。はっきり言って感動させられました。 分厚く広がった上空の雲と海の間に、まるで映画のスクリーンのように雲のない空間ができて、そこが夕日によって赤々と染められて、壮絶な美しさでした。 いろいろとこの夕日が美しく見える要素について解説できるんだとは思いますが、そんな言葉で表す解説がくだらなく思えるほどの美景でしたね。 あとは、ぼくが気に入った写真を何枚か載せておきますので、それをご覧ください。
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17:00-18:00
特にこの、釧路川河口に集まった船と夕日の絵が素敵でしたねえ。
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17:00-18:00
これが夕日が沈む直前。 もう大満足。
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18:00-19:00
釧路の夕日に感動したら晩ご飯です。今回は某グルメサイトで釧路市では一番評価が高かったスープカレー屋さんにしました。 釧路に観光に来る方々は、繁華街のラーメン屋や炉端に集中するはずですから、こういうやや街外れの食べ物屋は穴場で、観光客はいないはずと踏んだんです。 で、結論から言いますと、この店が素晴らしい。このご時世、こういうお店は安心できます。 多分、大学の真ん前という立地も関係あって、学生相手に対策を緩くするとドンドン約束が破られるのを防ぐためだと思うんですが、とにかくコロナに対するスタンスに中途半端さがないです。厳格。 一つのテーブルは最大4人。それ以上のグループで来ても席をくっつけるとかの対応は一切なしで、別々のテーブルに着かせる上に、違うテーブルの人との会話もNG。説明を聞いたお客がごねても退かず、その客は結局帰っちゃいました。こりゃあ安心だ。 しかも、そうした感染対策に力が入っている上で、ちゃんと美味しい。 スープは札幌の美味しいお店と比べてもそんなに遜色がないレベルの旨味がありましたし、メインの具のベーコンも味わい深かった。野菜がもうちょっと美味しければ完璧だったと思います。ここは想定外にいいお店でした。
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19:00-19:00
そして今回は、7月は霧がひどくて見るのをやめた釧路の夜景も拝んでみます。 向かったのは、7月の旅行で日中に行って下見が済んでいる米町公園。 北海道内の有名な夜景スポットと比べると高度が低いので、夜景に広がりはありませんでしたが、その分、見える灯りが近くて、極めてコンパクトに美しかったですね。 特に、釧路川に停泊している船の明かりが幻想的で良かったです。
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19:00-23:00
ホテルへの苦言はここでは控えるつもりでしたが、一つだけ。 夜になると釧路はけっこう寒い。ですがこのホテル、各部屋で室温を調整できないという、今時あり得ない古い空調システムで、空調のスイッチをひねると涼しい風が出てくる始末。 空調を切り、室内で厚着をして何とか寒さを耐えましたが、このご時世、これで風邪でも引いたらどうしてくれるんだ! けっこう怒りながらも、早朝から動き回って疲れたのでしょうか? すうっと眠りについたのでした。
- 3日目2021年9月20日(月)
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00:00-09:00
旅行3日目はこれでもかというくらいの晴天。この天気が初日から欲しかった。 ところで、朝食の時もこのホテルのダメダメさは続きますが、これもホテルの口コミに書いておきます。 残念さばかりが記憶に焼き付けられたこのホテルですが、2日目、いい景色をたくさん見られたので、あまり嫌な気分にはならずチェックアウトできました。意外ですね。
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09:00-10:00
旅行最終日は、ただただ和商市場の名物「勝手丼」を食べることだけが目的なのですが、さすがにまだ早いので、時間つぶしをします。 まず行ったのは釧路の海沿いにある春採湖。ですが、行ってみると、淀んだ水がたまった池か沼にしか見えませんでしたね。
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10:00-11:00
勝手丼の前の時間つぶしにもう一カ所。今回の旅行ではかなり避けてきていた屋内の資料館なのですが、マイナーな上に朝一に行くので、密になることはまずないだろうと思い行きました。 それがこの太平洋炭礦展示館。釧路を発展させたのは漁業と紙業と海底炭だと言われていて、その海底炭鉱の歴史がわかるという資料館です。 率直に全然期待していなかったんですが、ここが意外に良かったです。 良かったのは地下の展示物。地下には、多分過去に実際に石炭の採掘に使われていたと思われる巨大な機械類が展示されていて、一部が「ゴゴゴゴ」と動くんです。これがけっこう迫力があって、「おお」と思いました。けっこう穴場です、ここ。
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11:00-11:00
けっこう一度は食べてみたいと思っていた和商市場の「勝手丼」を、今回の旅行の最後のお食事に選びました。 和商市場は、釧路市内有数の人気観光スポットですから、感染対策にもしっかり取り組まざるを得ないでしょうし、そういう場所では、観光客も節度を守らざるを得ないでしょうから、安心安全だと踏んでの訪問です。 けっこう混んでいるかと思って行ったんですが、11時ちょっと前に行くと地下駐車場はスッカスカ。 市場内自体もはっきり言ってスカスカで安心した一方で、市場の経営は大丈夫なのかなあと思っちゃいました。
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11:00-11:00
で、実際にやってみた勝手丼。 この際なのであまりお金のことは気にせずに、食べたいネタを手当たり次第にチョイスすることにしました。 中トロ、しめ鯖、サクラマスにアブラガレイ、さらにはシマアジ、サンマ、最後にドカンとボタンエビと、お店の方が勧めるネタをドンドン乗っけていったので、一体おいくらになっちゃうか心配になりましたが、意外にも二人で3000円ちょっとに収まってかなりリーズナブル。 それでいて、どこかの街で食べた似たような丼とは比較にならないほど、ネタが新鮮で美味しかったです。特にサクラマスとアブラガレイが良かったですよ。 ただ一点、昨今のサンマの不漁のせいでしょうか、サンマの切り身がめちゃくちゃ小さかったのが寂しかったです。 それでも、観光地価格ほど高くない上に、きっちりしっかり美味しかった勝手丼。素晴らしいです。
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13:00-13:00
今回の美景巡りの旅の締めくくりは、ここになりました。 十勝の浦幌町の海岸線をやや高いところから俯瞰して眺める展望台からの眺めです。 ここが思っていたより雄大で良かったですねえ。 海の青さ、笹藪の緑、色のコントラストがけっこう鮮やかなんですね。 波がやや高くて、その白波が描く美しい弧もいいアクセントになっていました。 最後の景色も素晴らしくて、いい締めくくりになりました。
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あとは自宅まで安全運転
今回の旅行は緊急事態宣言下だったので、感染予防には人一倍注意したつもりで、危ない場面もほぼなかったと思っています。 そうした対策をした上で、美景を楽しむこの企画。 初日は散々でしたが、2日目の天候回復で、初日に行けなかったところをほぼ見て回って、挽回。 メインの絶景のうち、「津別峠の雲海」は残念な結果になりましたが、「釧路の夕日」の方は最高に美しいものが見られて大感動。 総合的には、いい景色がたくさん見られて満足できる旅になりましたね。 ただ、津別峠の雲海は、そう遠くない未来に必ずリベンジですね。誓います。 なお、今回の旅行は本当に近場の旅だったので、移動距離がかなり控えめの620kmで収まりました。って、あれ? 結局、意外と距離走ってますね。 さすが、北海道は広い。
2021年9月 道東の美景を見て回る
1日目の旅ルート
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