Shotaさんの東京都〜静岡県の旅行記

浅草寺・富士五湖・ルオー連作版画展(河口湖美術館)
- 1日目2022年7月8日(金)
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さかもと治療院(碑文谷)
今回はストレートネックと猫背の相談。一通り治療の後、特に異常はないので心配無用とのこと。人それぞれ収まるかたちがあるので、気にする必要はないそうだ。
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しのみやクリニック(秋葉原)
体調報告と処方の後、今回はキリスト教の牧師と神父の区別やその養成課程についてのご質問。そしてボクシングの話!
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金龍山浅草寺は推古天皇36年(628年)創建と伝わる聖観音宗の本山。聖観世音菩薩を本尊とする。「風雷神門」は切妻造の八脚門。慶応元年(1865年)焼失、昭和35年(1960年)鉄筋コンクリート造で再建。 金曜日の午後だが、結構賑わっている。
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浅草寺 五重塔
五重塔は天慶5年(942年)平公雅が三重塔を建立したのが元と伝わる。焼失を繰り返した後、慶安元年(1648年)五重塔として建立。昭和20年(1945年)東京大空襲で焼失。昭和48年(1973年)鉄筋コンクリート造で再建。高さ約48メートル。
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現在の宝蔵門は昭和39年(1964年)再建の鉄筋コンクリート造。門の上層には文化財「元版一切経」が納められている。
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浅草寺 観音堂
本堂は本尊の聖観音像を安置しているため観音堂とも呼ばれる。慶安2年(1649年)に再建された旧堂は近世大型寺院本堂の代表とされたが、東京大空襲で焼失。現在の堂は昭和33年(1958年)再建の鉄筋コンクリート造。
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河竹黙阿弥宅址
仲見世通りの一角に河竹黙阿弥の住居址の碑が建っている。黙阿弥は江戸末期から明治にかけて活躍した歌舞伎・狂言作者。残した演目は「忍の惣太」「鼠小僧」「三人吉三」など300余に及ぶ。
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「ふじ屋」は浅草で三代続く、オリジナル・デザインの「てぬぐい」の店。伝統的な模様のものから滑稽画、名画と目を奪われるデザインの「てぬぐい」が並んでいる。
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ふじ屋 てぬぐい「熊野染」
「熊野染」江戸天明「手拭合」名作集より。 「黒地に目たけを染め抜いて、鯨の接写とした発想が奇抜で斬新。捕鯨に名高い熊野灘を洒落て、熊野染と称す。『めくじらを立てちゃいけません』なんて、江戸の洒落言葉がきいています。」(添付説明書)
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ふじ屋
上記説明紙片と共に、「てぬぐい」に関する英文の説明書が入っている。 もうずいぶん前、米国の大学でお世話になった教授に、竹久夢二の「猫」のデザインのものを差し上げたらとても喜ばれた。
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富士山リゾートホテル(河口湖町)
富士が望めるビジネスホテル。二度目の投宿。フロントの方が覚えていてくださった。ジジイの一人旅は珍しいのかな…。
- 2日目2022年7月9日(土)
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富士山リゾートホテル(河口湖町)
サービス価格なので、ちょっぴり狭いのも窓から光の漏れるのもガマン、ガマン。それにしても、今回もお天道様は微笑んではくれませんでした。
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綿半スーパーセンター富士河口湖店
地元の人が知るビュースポット。スーパーの駐車場から富士急ハイランドのジェットコースターと富士が望めるはず…なのに。
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2016年、富士山の世界遺産登録から三周年目に開館。季節の移り変わりや気象の変化、人と自然の係わりを投影する「富嶽360」や「後中道回廊」で富士山の風物や信仰と芸術の関わりなどを体感できるようになっている。
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山中湖越しに富士が望める「長池親水公園」もビュースポット。11月中旬または2月初旬には「逆さ富士」に夕日が沈む「ダブルダイヤモンド冨士」が望めるかも…。
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山中諏訪神社の創建は崇神天皇7年(104年)と伝わる。毎年9月の例大祭「山中明神安産祭」で知られる。
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諏訪神社 本殿
本殿は天文21年(1552年)甲斐国守護武田晴信が造営寄進。貞享元年(1684年)修築。建御名方命、豊玉姫命を祭神とする。
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河口湖大橋は1971年に有料道路の一部として開通。富士五湖のなかで唯一湖上に架かる橋である。この橋もビュースポットの一つなのだが…。どんよりと重苦しい空。
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河口湖大橋付近
【参考】2020年5月8日の富士。晴れるとこんな風に見える。
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産屋ケ崎神社(河口湖)
河口湖大橋の袂、産屋ケ崎にある神社。狭く不揃いな石段をやっとの思いで登ると、富士が望める高台に産屋ケ崎神社がある。
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産屋ケ崎神社 洞
産屋ケ崎神社の創建は不詳。河口浅間神社の摂社であり、彦火火出見尊と豊玉姫神を祭神とする。
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河口湖美術館は平成3年(1991年)に開館した富士河口湖町が運営する美術館。富士山写真大賞を受賞した作品と共に館所蔵のジョルジュ・ルオー(1871-1958)の連作版画『ミセレーレ』の展示を見ることができた。
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ルオー展
「生きるとは辛い業…」1922年、エリオグラヴュール、リフトグランド・エッチング、ドライポイント。(図録)『ミセレーレ』(憐れみたまえ)は戦争の罪深さをテーマにしているとされるが、この作品は「人間の生」そのものを描いているように思う。
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ルオー展
「でも愛することができたなら、なんと楽しいことだろう」1923年、エリオグラヴュール、リフトグランド・エッチング、アクアチント、ドライポイント。(図録)「生きるとは辛い」が「愛」によって支えられ、生かされると訴えている。
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ルオー展
『彼は虐げられ苦しめられ、しかも口を開かざりき』1923年、エリオグラヴュール、リフトグランド・エッチング、アクアチント、ドライポイント。(図録)キリストの生涯を預言しているとされる「イザヤ書」第53章7節の言葉である。
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ルオー展
『われら…彼の死において洗礼を受けたり』1923年、エリオグラヴュール、リフトグランド・エッチング、アクアチント、ドライポイント。(図録)鳩は聖霊の降下を表している。
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ルオー展
『汝ら、互いに愛し合うべし』1923年、エリオグラヴュール、リフトグランド・エッチング、アクアチント。(図録)キリストが十字架上で弟子たちに最後に語った言葉である。(「ヨハネによる福音書」第13章34節)
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ルオー展
『われらが癒されたるは、彼の受ける傷によりてなり』1922年、エリオグラヴュール、リフトグランド・エッチング。(図録)棘の冠をかぶせられたキリストの傷は、人の癒しのためであると静かに訴えている。
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ルオー展
「青い花瓶にいけた白い花束」1939年頃、油彩、紙(カンヴァスで裏打ち)。数少ない静物画のひとつ。(図録)花束の葉や茎が大胆な黒い線で表現されているのが不思議。
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音楽と森の美術館では、オルゴールや自動演奏楽器の演奏を楽しむことができる。ライブコンサートも催される。期間限定でストラディヴァリウスが展示されていた。
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河口湖木の花美術館は、作家池田あきこの描く「猫のダヤンとわちふぃーるど」の世界を楽しむ美術館。館内には繊細な色彩の原画やオブジェなどが展示してある。
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木の花美術館
「わちふぃーるど」の街、タシールにあるというタシールエニット博物館の入口はこのような雰囲気らしい…。
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河口浅間神社は冨士の北麓で御坂山地を背に、河口湖越に富士と対峙する。創建は貞観7年(865年)浅間神を奉斎したのが始まりとされる。 参道の見事な杉林。境内には樹齢1200年を数える「七本杉」などがそびえている。
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河口浅間神社 本殿
本殿は、慶長11年(1606年)の焼失後、翌慶長12年(1607年)領主鳥居成次による再建とされる。一間社流造で向拝に唐破風を備えている。木花開耶姫命を祭神とする。
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大石公園は河口湖の北岸に面した公園。富士は雲の中だが、ちょうどラベンダーが見頃を迎えていた。春には芝桜や菜の花を楽しめる。
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西湖は富士山の火山活動によって生じた堰止湖。面積は富士五湖では四番目の大きさ。県指定天然記念物フジマリモの群落地である。
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精進湖も堰止湖で、西湖、本栖湖と同一の水脈を有するため同じ水位になる。プランクトンが多く、ヘラブナ、ワカサギ、ブラックバス、タニシなどが生息している。
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精進湖 他手合浜
精進湖の他手合浜は冨士を望むビュースポット。与謝野晶子の歌碑がある。「秋の雨 精進の船の 上を打ち 冨士ほのぼのと 浮かぶ空かな」
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本栖湖の水深は富士五湖の中で最も深く、面積は三番目。本栖湖と西湖の間に形成された森林が「青木が原樹海」である。ウィンドサーフィンのメッカらしく、この日もかなりの数のサーファーが沖に出ていた。
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「ふもとっぱら」は朝霧高原にある休暇・宿泊施設。「学びの森」と称してワークショップなども催されている。
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ふもとっぱらキャンプ場
あいにくの霧雨だったが、広大な敷地の一角、レンタル・サイト・エリアには大小さまざまなテントや車に連結したテントなどがかなりの数見られた。空が晴れて富士が姿を見せてくれるのを心待ちにしているようだった。
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田貫湖は冨士の西麓・朝霧高原の一角に位置する人造湖。狸沼・田貫沼と呼ばれていた沼地を農業用水確保のために拡張したもの。周辺には宿泊施設やキャンプ場などが整備されている。
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田貫湖畔
【参考】2020年5月8日の富士はこんな眺望だった。正面に大沢崩れが望める。
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「陣馬の滝」の名は、頼朝が富士での巻狩りの際、滝の近くに一夜の陣を敷いたことにちなむ。
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陣馬の滝
五斗目木川の流れと溶岩層から湧き出す水とが滝となって落ちている。とても清々しい。滝壺から出たと伝わる「太鼓石」が残っている。
浅草寺・富士五湖・ルオー連作版画展(河口湖美術館)
1日目の旅ルート
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