モロさんの宮城県〜山形県の旅行記

令和4年 お盆帰省旅行(山形蔵王を巡る)
- 夫婦
- 2人
- 温泉
- 自然
- 乗り物
- ハイキング・登山
- その他
恒例のお盆墓参りの帰省である。家内の両親も実家も既になくなってはいるが、親戚・顔見知りへの挨拶や、馴染みの場所の様子を伺う大切な機会でもある。いつものように墓参り当日は生まれ故郷の街に、二日目、今回は蔵王温泉に宿泊することにした。蔵王は30年振りである。お盆の帰省が始まり、往路の新幹線は大きなバッグ持参の乗客も多く満席であったが、仙台七夕最終日の仙台市内には余り多くの観光客も見られず、人出が新型コロナ前に戻るにはまだまだ時間が掛かりそうである。2日目に仙台から山形に向かう仙山線の普通列車や山形駅から蔵王温泉に向かうバスも非常に空いていた。旅行期間3日間は適度に雲が掛かり、都内程の蒸し暑さは感じなかったものの、涼しいはずの蔵王の山中でも少し山歩きをすると大汗をかく程の真夏の陽気であった。
神社ツウ モロさん 男性 / 60代
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- 1日目2022年8月8日(月)
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16:00-
毎年利用しているホテルグループで、今回も仕事や帰省・観光で訪れた客で満杯であった。そのような繁忙期でもホテル内の大風呂は毎回独占状態に近い空き様であるのは有難い。
- 2日目2022年8月9日(火)
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09:00-10:00
昨年訪れた際は日和山神社の鳥居等の改修作業中であったが、新しい鳥居も建ち、神社の本殿の前には新たに大きな庭石が配置されて少々雰囲気が変わっていた。山上から南側を眺望する景色は、復興祈念公園の整備がほぼ完了したり、かわみなと大橋が完成したりしたことで、落ち着いた雰囲気になってきた。旧北上川を望む景色も、新たな内海橋が完成して奇麗になったものの、中瀬には未整備の区画が残っていて少々寂しく、今後の整備を期待したい。
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09:00-10:00
石巻南浜津波復興祈念公園
昨年は津波伝承館を見学したが、今回はその後に整備されたと思われるフラワーガーデンを見て回った。ケイトウ等の花々が植えられて、前にはカフェも造られていた。園内に植樹されている松はまだ小さく、松林に使用するには少し時間が掛かりそうである。標高10数mの丘の上からは、園全体や北側の震災遺構として残された門脇小学校、日和山、かわみなと大橋などが眺望できて美しい。来園者が非常に少なかった。人造池の水辺は全て立入禁止になっているが、玉石敷きの浅い箇所だけでも水遊びができるようにしたら子供の来園者が増えるかもしれない。
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09:00-10:00
石巻かわみなと大橋
数ヶ月前に開通したばかりである。東向きに進むと牧山、零羊崎神社の参道入口に繋がっていて、湊地区への往来が非常に便利になった。日和大橋程の高さはないが、スパンは同規模の立派な橋で、橋上からの眺望も非常に良い。
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16:00-
山形駅からバスを利用して訪れた。1時間に1本の便であるが、往路は10名程、帰路は20名程の乗客で、この時期にしては利用客が少ないように感じた。温泉街の下側のバスターミナルのすぐ前に、石材ブロックで奇麗に舗装された温泉街のメイン通り「高湯通り」がある。通りの両側は土産物屋、飲食店、小さな旅館が建ち、酢川温泉神社の石段の参道入口まで200m強の道程には足湯や共同浴場がある。共同浴場を利用する浴衣姿の観光客も見られて、昔ながらの風情を良く醸し出している。付近は温泉の香りが漂っている。新型コロナ禍で観光客が減少しているせいか、夕食後に散歩した際は通り沿いに明かりがあまり見られなかったのが残念であった。宿泊の翌朝に酢川温泉神社に行ってみた。旅館の脇の階段の参道は入口の看板がけばけばしいが、その先は奇麗な階段である。急な階段を30m程登ると舗装道路があり、酢川温泉神社の入口と薬師神社が並んでいる。酢川温泉神社は近年に建て替えられたらしく、鉄筋コンクリート製の真新しい建物であるが、趣のある造りをしていた。
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16:00-
酢川温泉神社参道の脇に建つ、木造漆喰塗りの重厚な外装を持つ老舗旅館である。神社参道の右方向の石段を登り、大きな門に掛かった暖簾をくぐると宿の入口が見える。内装は床から天井まで暗いニス塗りの木造で、非常に落ち着いて高級感がある。宿は何度も増改築を繰り返したせいで、離庵山水の部屋までは迷路のようで、至る所に階段や段差がある。風呂場内も、メゾネットタイプの自室内も階段・段差だらけである。2ヶ所ある風呂場は男女入れ替え制で、露天風呂・足湯も含めて八つのお湯を楽しむことができ、pH1.5程の強酸性の少々熱めの温泉がこの上なく素晴らしい。2ヶ所の源泉から引いているお湯は、白濁していたり透明であったりと、入浴時間で見た目も変化して面白い。1階の浴場に入って、大昔、45年程前の学生時代に宿泊したことがあることを想い出した。当時は大部屋・大宴会場がある昔ながらの和風温泉旅館であった。自室内の半露天風呂は温泉ではないが、深夜に入浴するには便利で、熱めのお湯にサクランボの入浴剤を入れてはいると非常に気持ち良かった。食事は夕・朝食とも食事処で提供されたが、高級路線の宿で個室食でないことが珍しく、他の客や配膳のドタバタが非常に気になった。料理は美味しいものの、地物が少なく、印象に残る料理ではなかった。食事時間以外は他の客と接する機会も殆どなく、のんびり、優雅な時間を過ごすことができた。
- 3日目2022年8月10日(水)
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10:00-11:00
20分毎に運行されている。10:00過ぎの時間帯であったが、100名程が乗車できるゴンドラに10数名程度の乗車で、非常に空いていた。高度を上げるにつれて蔵王温泉の全景や西側の谷間、山並みなどが眺望できて素晴らしい。途中、谷間上空を通過した際は木立の間に今朝散歩で訪れた(開園前ではあったが)蔵王温泉大露天風呂の施設も見えた。隣に並行して「蔵王ロープウェイ」が運行されていて、「蔵王中央ロープウェイ」よりかなり高い場所に山頂駅が見え、次回は是非そちらに乗車してみたいと思う。
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11:00-12:00
鳥兜山
蔵王中央ロープウェイの山頂駅の脇に鳥兜山山頂へ向かう小径の入口があり。10m程登ると直ぐに山頂の展望台に達する。展望台は結構広い平場になっていて、開運の神 大黒天の石像が祀られている。展望台からの眺望は非常に素晴らしく、南東側には蔵王の山頂が、西側の眼下遠くの盆地に見える街並みはかみのやま温泉である。ロープウェイ到着時は多少混雑するものの、少し時間を空けると雄大な景色を独占状態で観ることができる。
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11:00-13:00
今回は、蔵王中央ロープウェイ山頂駅→鳥兜山→高松宮妃殿下御歌碑→ドッコ沼⇔不動滝→蔵王スカイケーブル山頂駅のショートコースを歩いてみた。ドッコ沼⇔不動滝以外のコースの半分程は舗装された道路で、数か所のゲレンデを横断している。舗装道以外の散策路も比較的勾配が緩く歩き易く、真夏の陽気の下でも木陰の中で涼しい風を受けながら、のんびりと楽に歩くことができた。洒落た造りの三五郎小屋ではジャズフェスティバルが開催されていた。季節の花フジバカマが咲くゲレンデでは、沢山のアサギマダラが舞って美しかった。不動滝への往復を含めて、約2時間の予定通りの滞在時間であった。
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11:00-12:00
高校時代の合唱祭で、他のクラスが歌っていた混声合唱の組曲「蔵王」の曲の始まりが“蔵王ドッコ沼・・・”であったと記憶している。その歌詞、メロディーの印象は強かったものの、何度も蔵王を訪れた中で、当のドッコ沼に訪れたのは今回が初めてであった。比較的大きな沼の周囲はベンチなどが奇麗に整備されていて、付近には比較的大きなロッジも建っている。冬場以外はロッジの利用客は車で訪れることもできるようだ。沼の西側から東側を望むと、池越しにロッジやゲレンデが見えて美しい景観である。
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12:00-13:00
不動滝
ドッコ沼の北側に不動滝に向かう小径の入口があり、看板が建っている。入口から不動滝までは約1.2qの道程で、標高差は120m程であるが、看板には「帰り道がかなり大変」由の記載がある。覚悟を決めて小径を進むと、最初に木で段差を作った少々急な下り坂が150m程続き、その後ダラダラとした下り坂が1q程続く。途中で西側の木立の間の直ぐ近くにスキー用リフトの乗降施設が見えた。隣の山筋はゲレンデになっているようだ。滝の手前は鎖道に近い急勾配の階段になっていて、下った所が滝見台になっている。狭い平場には小さなお不動様の石像が立っている。滝は大まかに2筋に分かれていて、落差は10数m程であるが、滝周囲の岩盤の壁面や、樹木や滝壺付近を覆う苔の緑に滝が映えて、予想以上に素晴らしい景観であった。滝壺近くまで降りて、滝の冷気を体中に浴びることができた。滝までの道程では数組の観光客と出会うのみで、訪れる人は少ないようだ。復路は、ダラダラの登り坂で結構体力を奪われ、最後の少々急な坂が追い打ちをかける。看板通りの体力が必要な観光ルートである。
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13:00-14:00
蔵王スカイケーブル山頂駅の前には大権現堂があり、権現様が祀られている。仁王にも似た中々立派な像である。蔵王スカイケーブルは中央ロープウェイと異なり、循環式のケーブルカーで待ち時間がないのが有難い。下山方向の客は殆んど居なかったものの、すれ違う上り方向のゴンドラには結構な乗客があり、午後から観光する人が多いようだ。ケーブルの下のゲレンデの舗装された斜路を走って上る登山者がいて驚いた。蔵王権現を崇拝する修験者であろうか?山麓駅の付近では、ゲレンデが夏場はスライダーのコースに使用されていて、気持ち良さそうに滑る観光客の姿が見られた。
令和4年 お盆帰省旅行(山形蔵王を巡る)
1日目の旅ルート
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