yosshyさんの北海道の旅行記

2022年8月 道東でやり残したことに再挑戦 これで道東は完全制覇?
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ここ数年の新型コロナウイルス禍のせいで、公共交通機関を利用した旅行がはばかられた期間に、北海道の東部=「道東」の絶景を巡る旅を何度かしたんですが、その時、「見に行ったけれど、天気が悪くてダメだった」とか「見に行きたかったけれど、何らかの事情で断念した」とかいった、「取りこぼした感のある絶景スポット」というのが、けっこうありました。 世間は「第7波」で大騒ぎで、「この夏の旅行を控える」人もいるようですが、そもそも行動制限を求められていませんし、おととし、去年、さらに今年と、コロナ禍の中、ガチガチに感染対策をして旅行をしてきた身としては、今回も特別変わったことをする必要を感じません。 さらに、道内旅行は公共交通機関にも乗らず自分の車だけで移動できますから、あんまり気兼ねせず、この「取りこぼした絶景」を取り返す旅をこの夏してきましたよ。 この旅行が首尾良くいけば、道東で見ていないところは、ほとんどなくなる算段でしたが、天候に大きく左右されるスポットばかりを巡る「オールオアナッシング」なプランだと、悪天候に当たったら多分、全滅。 天気に関しては「持ってない」と感じているうちら夫婦ですが、目的は達成できたんでしょうか?
北海道ツウ yosshyさん 男性 / 50代
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- 2コメント
- 1日目2022年8月11日(木)
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08:00-09:00
出発時には厚い雲に覆われていた空が、最初の目的に向かってオホーツク方面に車を走らせると、けっこうクリアになってきました。 今回の旅行は(も?)、天候がカギを握りますので、幸先良いですね。
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10:00-10:00
早朝からぶっ通しで運転して、一気にオホーツク海側の網走市にまで来てしまいました。はっきり言って、いきなり疲れてます。 いきなり疲れてまでやってきて、今回の旅行の最初に訪れるお店は、取りこぼしたスポットという訳ではありません。 おととしの9月の旅行で、その美味しさにビックリした思い出のあるジェラートの名店で、また食べたくなったので再訪したのです。 それにしても、夏の観光シーズン真っ只中とは言え、連休でも土日でもない単発の祝日の開店直後なのに、既にけっこうたくさんの人が来てました。さすがです。 で、久々に食べてみた名店のジェラートは、やっぱり半端なく美味しかった〜。 リモーネ(多分レモン)とショコラータ(多分チョコ)のダブルを食べましたが、リモーネは酸味が超清々しく、ショコラータはチョコ感が超濃厚。 やっぱり、わざわざ来る価値ありました。
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10:00-11:00
久々のRimoさんで、本当に美味しいジェラートを味わったら、隣町の大空町へ少し戻ります。 この大空町は、その名のとおり本当に晴れの日が多い町らしいです。 そんな「晴れの町」大空町は、その晴れた夏の日にふさわしい花、ひまわりの畑が名所になっています。 うちも以前、この町で9月に咲くやや時期外れなひまわりを見ましたが、今回は真夏に咲くひまわりを見に行きましたよ。 今回やって来たのは、女満別空港の周りに広がるひまわり畑なんですが、どうですかあ? ばっちり満開ですよ。やっぱり、夏の晴れ空の下のひまわりは素晴らしいですねえ。
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11:00-11:00
ひまわり畑から飛び立つ航空機
ただ、この女満別空港のひまわり畑には、ただひまわりだけを見に来たわけではないんです。 ここでは、まるでひまわり畑で飛行機が離着陸するようなシーンが見られるらしいのですねえ。必見です。 ただ、この空港って地方の小空港なので、離着陸が少ないんですよ。なので、その瞬間までけっこう待たなきゃいけないんですね。 で、まだかまだかと待っていたら、いきなり来ました! これが、ひまわり畑から飛び去る航空機です。いいですね〜。飛び去ったのはANAのプロペラ機でした。 もうちょっと飛行機を真ん中で撮りたかったんですが、何せ素人がやってて、しかも、プロペラ機って何の前触れもなくいきなり離陸するみたいで、慌ててカメラを構えたんで、これが精一杯でした。まあ、よく撮れた方だと思います。
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11:00-13:00
以前の旅行で美幌町でお昼を食べようと思って、狙ったお店に行ったらお休みだったんです。で、今回こそは、しっかり美幌でお昼を食べようと思いました。 ただ今回チョイスしたこのお店、そんなに大きくない街にありながら、なかなかの人気店のようなので、開店時間前から並んでみたんですが、並んで良かったです。 ぼくは、夏の焼肉御膳というのをいただいたんですが、出てきたものは冷麺以外は、どれも美味しかったです。 特に、豚バラのジューシーさと、鶏の柔らかさは感動レベルでしたよ。ここは当たりですよ。 それだけのお店ですから、食べ終わってお店を出るときには、やっぱり順番待ちの列ができていて、「最長1時間待ち」になってました。開店前に並んで正解でした。
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14:00-15:00
美幌市街で美味しい焼肉に満足したら、この日のお宿がある屈斜路湖畔に向かいました。そして、美幌から屈斜路湖に向かう途中にあるのが、昔から絶景の峠としてその名が知れ渡っている美幌峠です。 以前の旅行ではこの辺りに来たとき、あまり天候に恵まれませんでしたが、今回はまあまあのお天気で、雄大な屈斜路湖がよく見えました。屈斜路湖は本当に広いです。素晴らしい景観です。 さらに良かったのが、峠から屈斜路湖畔に下る道路が描く曲線。緩やかなカーブを描く道路が、眼下の眺めをより美しいものにしていると感じましたね。 さすがは天下の名峠だと思いましたね。
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15:00-17:00
1日目にやりたいことを終えて、やって来たのは、屈斜路湖畔にぽつんと立つ大型温泉ホテルのこちら。 ここに泊まる目的は、去年、それなりのお金を払って参加したものの、目の前を猛烈な早さで間断なく流れる雲に視界を遮られ、惜しくも見ることが叶わなかったという、因縁の「津別峠の雲海」にまたチャレンジするため。今回の旅行の大きな目的の一つですよ。 去年と同じ雲海ツアーに参加するためだけに、去年泊まったホテルではなく、屈斜路湖側のこちらのホテルにしたんです。なぜって、去年、雲海が見られなかったときに泊まったホテルを、単純に何となく避けたんです。 なお、このホテルには本当に「雲海ツアーのためだけに宿泊」したんですが、本当にそれ以外の理由で泊まる意味はなかったです。本当に色々ひどかったですからね。 ただ、そういう嫌な話を旅行記にはあんまり書きたくないので、その辺のことは、ホテルの口コミにだけ書くことにします。気になる方は、そちらをご覧いただいて参考にしてください。
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17:00-18:00
cafe うりむう
大型温泉ホテルで少し休んだら、ホテルの夕食は食べずに、車で少し走って弟子屈市街の手前までやって来ました。 目的は、去年の旅行で弟子屈周辺を車でうろうろした時に見つけた、素敵な外観のカフェです。 で、ここ、外観に惹かれていったんですが、味も良かったんですよ。ラッキー。 ぼくはカツカレーを頼んだんですが、カレー自体は若干辛さが足りないかな?と思ったんですが、カツが抜群に美味しい。とにかく柔らかく揚がっていて、ふわっとした口当たりで、思わず微笑んじゃいました。いいお店です。
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18:00-23:00
お洒落なカフェの夕食を楽しんだら、明日は朝が早いので、温泉に入ったらとっとと寝ますよ。大事な雲海ツアーがありますから。 が、実は、もうこれはダメだとわかってました。なぜなら夜9時の天気予報が、「夜中から朝方まで、すっかり雨の予報」でしたから。 ですので、正直、期待しないで眠りについたんですね。
- 2日目2022年8月12日(金)
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00:00-04:00
明け方4時、ホテルお部屋の中に、フロントからの電話の音が響いて、超早朝に目を覚ましました。そう、この電話は予想してたものですね。
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04:00-04:00
雲海ツアーは…
電話の方の声は「津別峠は現在、雨が降っているので、雲海ツアーは中止します。」 ですよね。承知して電話を切って、カーテンを開けてみると、峠の下の世界のこちらも雨降り。これでは仕方ないです。 トマムといい、津別峠といい、どうやらうちは、雲海とは縁がないようだと思い、諦めの念を抱いて二度寝しました。
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07:00-09:00
期待の雲海ツアーがお流れとなったので、がっちり二度寝して、のんびり再起床。 さらにのんびりしてから、ゆっくり朝食をいただきましたが、他はダメダメな中、この朝食だけは美味しかったですねえ。特にパンとデザートのおはぎと牛乳が素晴らしかったです。一つくらい良いところがあって良かったです。 それにしても、のんびりと朝食をいただいている間に、雨はすっかり止みました。 天候は、ぼくらにはどうすることもできませんが、何とも恨めしいですねえ。
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10:00-10:00
雲海にはすっかり振られてしまいましたが、気を取り直して旅行2日目。何度も言いますが、旅行は気持ちの切り替えが大事ですからね。 2日目は知床に向かいますが、途中の清里町にもちょっと寄り道します。 そして、出た! またも目の前に現れたのは、ここ2年間の道内旅行でやたらと見た、とにかくただひたすら真っ直ぐ延びる「the北海道」な道路。 もうこの手の眺めは見飽きていると常々言いながら、また来てしまうぼくらって、結局こういう眺めが好きなんでしょうね。 そして、この道、まだまだ全然知られていない割りに、めちゃくちゃ素晴らしいじゃないですか〜。 あくまでも自分の肌感覚ですけど、これまでに見てきた色んな真っ直ぐな道と比べても、ここがピカイチに素晴らしい気がします。天気が良かったからですかねえ。 ほんと、爽快な「いっぽんの道」でしたね。気分が上がって来ましたよお〜。
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11:00-12:00
そして、また再び知床にやって来ました。 なぜって、それは昔も今も、知床の良さが何も変わっていないからですね。 「知床を盛り上げよう!」とかいう使命感は全くありませんが、素晴らしい観光地である知床を、また楽しみたいという純粋な気持ちから再訪しました。 まずはウトロの温泉街にある、ジャガイモ料理が売りのお店でお昼をいただきます。 で、ここ、「七日間煮込んだカレー」が看板メニューなので、ぼくは迷わずこれをチョイスしたんですが、注文してからハタと気がつきました。前の日の夜にもカレーを食べていることに…。カレーの連投とは、けっこうおバカでした。 まあ、「でも美味しければいいや」と思って食べたんですが、これが前日のカレーに続いてけっこう美味い。少し辛すぎかな?とは思いましたが、ジャガイモがやっぱり美味しくて満足できる味でしたね。 妻が食べた「チーズ焼き」の方は抜群に美味しかったらしく、ここも当たりのお店でした。
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12:00-12:00
以前、知床のウトロ側を観光したときは大型観光船で海から見ましたが、今回は知床五湖を歩いて楽しみます。 その知床五湖ですが、真夏はこの五湖にアプローチする道路が、駐車場の空き待ちの車で大渋滞するらしいので、この自然センターからシャトルバスに乗っていく予定でした。 が、シャトルバスの往復券を買いに行くと、係りの方から「知床五湖までなら、今現在、駐車場に余裕があって、車で渋滞なしで行けますよ。」とのこと。 それならバスに乗る必要はありません。予定を変更して車で行くことにしました。
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12:00-12:00
知床五湖に向かう道路
自然センターの方の言うとおり、知床五湖へ向かう道路はスイスイ進み、全く渋滞なしで駐車場に入ることができました。車の方が時間が自由になるので、これはラッキーでしたね。
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13:00-13:00
スルスルと知床五湖の駐車場に到着。 夏はその湖面に知床の大自然の景色が見事に映り込んで、極めて美しい景観を楽しめるという知床五湖に、いざ足を踏み入れますよ。 なお、知床五湖を散策するには、立ち入り申請書で「五湖に立ち入る際の注意事項を遵守する」ことを誓約して、この「立入認定証」をもらう必要があります。
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13:00-13:00
レクチャーを受講
さらに、散策する際の心構え、特にヒグマへの対処法などのレクチャーを20分くらい受けることも必須となりますよ。 「散策中は、手をパンパン叩いたり、声を出したりして、存在をアピールすること」とか、「万一、ヒグマに襲われたら、這いつくばって、後頭部だけを守る」とか、そういうことを教えてもらいました。そんな状況は真っ平ごめんですけどね。 なお、ぼくらはヒグマの活動が少し収まっている時期に行ったので、それだけで散策できましたが、ヒグマの活動が活発になる時期は、有料で要予約のガイドツアーに参加しないと散策できませんので、注意してください。 さあこれでいよいよ、所要時間1時間半の知床五湖散策に出発です。
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13:00-13:00
いきなりの超絶景
スタッフさんに言われた「手をパンパン叩いて存在をアピールする」を、皆さんで忠実に守りながら散策すること、ものの10分。 いきなりこの光景が目の前に現れました! 超絶美景じゃないですか! ここは知床五湖の中の「五湖」なんですが、風がなく、波一つない湖面に、深緑の森、知床連山、さらには気持ちの良い青空が、見事なまでに映り込んでいて、感動ものの眺めでした。 このあと、こんな光景がバンバン見られたので、写真でどうぞ。
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13:00-13:00
先ほどの五湖と似た眺めですが、こちらは四湖です。 若干、知床連山に見え方が違います。ここも、見事に湖面に景色が映り込んでます。
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13:00-14:00
こんなおどろおどろしい木の根も
五湖を巡る遊歩道なんですが、湖が見えない箇所でも、けっこう面白いものが見られましたよ。 特に、見所だと思ったのは倒木。これは、大きな倒木の根っこがこっちを向いているんですけど、何とも面妖ですよねえ。 なお、倒木がたくさんというと、森が死につつあるようにも思えますが、古い大木が倒れるのは自然の摂理なのであって、大木が倒れることによって地面に日が強く差すようになり、下草が育ち、また若木も成長できるようになるんです。スタッフさんの受け売りです。
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13:00-14:00
さらに、三湖。 この湖は風がよく流れるのか、さざ波が立っていることが多かったです。 それと、遊歩道がこの三湖を囲むような形で延びているようで、何度も何度も、一番長いこと目に入りましたね。
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13:00-14:00
水草を食む鹿さんも
そして、野生の鹿さんも現れてくれました。 道路で出会うとヒヤッとする鹿さんですが、こういうところで出会うと、自然の中にいることを感じられて、嬉しかったです。 それと、現れたのが鹿さんで良かったです。
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13:00-14:00
続いて二湖。ここも綺麗でした。この遊歩道は本当に飽きないです。
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14:00-14:00
遊歩道の最後に現れれたのが「一湖」です。ここは水草が多かったですね。 ちなみに、右奥に見えている施設は「高架木道」。 この高架木道は、地面よりかなり高い位置を通っていて、しかも、高圧電流が流れる電線に守られているため、ヒグマも侵入できない「絶対的安全地帯」なのです。 知床五湖を巡るためには、「立ち入り認定証をもらって、レクチャーを受けた上で、1時間半は歩くことになる」と書きましたが、「そんなの面倒」「そんなに歩きたくない」という人は、この高架木道をサラッと往復して、お気楽に、でも、大した自然に触れることもなく帰るという選択もできるんです。 でも、そういう人たちは、この一湖しか見られません。五湖すべてを巡った者として言わせてもらうと、それじゃあ「せっかく知床五湖に来たのにもったいない」ですよ。 体に不自由がなく、時間もある人は、是非とも、五湖すべてを回るべきです。
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14:00-14:00
ヒグマに遭わずに無事ゴール
最後は、レクチャーを受けていない、お気楽な感じの方々と一緒に、高架木道を歩いて無事にゴールです。 素晴らしい晴れ空の下、1時間半の散策は体力的にけっこう来ましたが、それだけの価値がそこにはありました。知床五湖、間違いなく一級品の観光スポットです。
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15:00-15:00
陸の知床をしっかり楽しんだら、大小たくさんのホテルがあるウトロには泊まらず、反対側の羅臼に向かいます。 知床半島をオホーツク海側から根室海峡側へと抜ける知床横断道路で、知床峠を越えて行きましょう。 そして、この知床峠がまた素晴らしかった。多分、こんなことは滅多になくて、曇ってることが多いんじゃないかと思いますが、この日は峠もピカピカの晴れ。 超雄大な羅臼岳がドカンと眼前にそびえたつ姿が、本当にはっきりと見えて、またまた絶景に出会えました。素晴らしい! また、羅臼側に目を移すと、去年、羅臼に泊まった時には全く見えなかった、かの北方領土の国後島もはっきりと見ることができました。本当に順調ですねえ。
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15:00-18:00
気分よく峠を下って、ここで2泊目のお宿に到着です。 羅臼の街中では、一番いい場所にあって、一番普通っぽいホテルなんでしょうか? ここ羅臼では、とにかく港に近いことだけを理由に、こちらのホテルをチョイスしました。それ以外のことには目を瞑りました。
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18:00-19:00
さて、この夜のご飯は、お宿のすぐ近く、歩いて本当に1分のところにあるお寿司屋さんでいただくことにしました。ガチガチの漁師町の羅臼ですから、新鮮なネタが楽しめると信じて行きましたよ。 で、行ってみると、お店の電気はついているのに看板は「準備中」。どういうことだろうと思いつつお店に入り、「やってますか?」と聞いてみると、「やってるんだけどね…、でも予約がいっぱいだから時間かかるよ…」と歯切れの悪いお返事。 要は「営業してはいるけれど、予約客が多いから、飛び込みの客は勘弁」ってところでしょうか? 「だったら、そう言えば?」って感じです。 そういう、やや嫌らしい客あしらいをするお店に意地悪する訳ではないですが、うちはこの日の予定がすっかり終わっていて、もはや余裕たっぷりなので、多少時間がかかっても美味いものが食べられればOK。「大丈夫! 待ちますよ!」と元気にお返事してお店に入ってやりました。
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18:00-19:00
海鮮丼は美味い
注文したのは「知床海鮮丼」と「海鮮丼の上」。すると、お店の方はいちいち「けっこう時間かかるよ」と付け加えます。さらに妻が「茶碗蒸しを追加」すると、「かなり遅くなるよ。海鮮丼と一緒には出せないと思うよ」とまた一言。本当に「やな感じ〜」ですねえ。 そんな風に言われたら、逆にもういくらでも待ってやる気になったんですけど、何と結局、頼んだ物は全部、一緒に出てきました。笑います。 で、その海鮮丼ですが、これが非常に美味い! どのネタが、ということはなく、全部のネタが間違いなく新鮮。全部が美味かったです。さらに、ネタの下のご飯もかなり美味い。 結果、もう完全に美味いです、これ。
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19:00-19:00
お店を出るとお狐が鎮座
お店の客あしらいには大いに疑問が残るものの、美味しい海鮮丼を食べ終えて、わりと満足してお店を出ると、何といきなり街中にキタキツネがいました。しかも、めちゃくちゃお行儀の良い姿で鎮座です。 多分、誰かが毎日、餌をあげているんでしょうねえ。食べ物屋さんが軒を連ねる界隈で、「それってどうなのよ」とは思いましたが、旅行者にどうこうすることも出来ないので、関わらないように立ち去りました。だって、狐は危ないですから。
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19:00-23:00
あんまり美味しいお店がないイメージだった羅臼の晩ご飯が、存外に美味しくて、嬉しい気分で少し羅臼の街を散策。港に行くと、凄く美しい夕日が見えました。 そして、これを見て「明日もいい天気だといいなあ」と願いながら、ホテルに戻りました。あとはお風呂に入って休むだけ。 ただこのホテル、織り込み済みではありましたが、お風呂が狭くてきつかったです。 ですが、次の日の予定を考えると、このホテルがベストだったんですよね。 お風呂ごときで愚痴を言っても始まらないので、さっさと寝て次の日に備えました。
- 3日目2022年8月13日(土)
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00:00-08:00
立派なホテルの多いウトロを外してまで、宿の少ない羅臼でホテルに泊まったのは、今回の旅行最大のイベントにして、道東観光最後のやり残しと思っていた、羅臼のクジラウォッチに朝っぱらから行くためなのです。 実を言うと、去年も同じ目的で羅臼に宿を取ったんですが、その時は妻が直前になって、「小さい船は怖い」と尻込みしてしまい、結局キャンセルしていたんです。 そういうことがあったので、「大丈夫だから、今年こそはクルーズ行こうね」とじっくり説得したところ、途中にまあいろいろあったものの、何と説得に大成功! と言うわけで、長年の夢である羅臼のクジラウォッチを、ついに体験することになりました。 さあ、朝食をサラッと食べたら、いざ、クルーズ船へ!
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09:00-12:00
さあ、いよいよクジラウォッチです。 羅臼沖の根室海峡は、国内では屈指の「クジラが集まる海域」で、8月はマッコウクジラがけっこうな確率で見られるというのです。 ただ、あんまり期待しすぎると、何も見られなかったとき、ガッカリ来てしまうというもの。なので、マッコウクジラが見られたら最高だと思ってましたが、「イルカが見られたら、それで十分満足」くらいの気持ちでいるようにしました。
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09:00-09:00
これが羅臼の海
この日は、「夏の羅臼の海特有の濃い霧は出ていますが、風はそれほど強くなく波も穏やかで、まずまずのクルーズ日和に恵まれました。」 と、船長さんがアナウンスしてました。それがこの状態です。 ぼくの感覚では、クルーズ日和と言ったら、ピカピカの太陽の下、陽光で煌めく海の上を思い浮かべていたんですけど、船長さんから言わせると、夏の朝の羅臼の海は、これくらいの感じで十分好天なんだとか。
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09:00-10:00
まずはイシイルカがご挨拶
港を出てグングン沖合に進むと、ものの20分もしないうちに、さっそく現れてくれました。この時期この海域に多く見られるという「イシイルカ」です。 「イルカが見られたら、もうそれで十分」と思うようにしていたら、さっそく思いが通じました。嬉しかったですねえ〜。 ただ、このイシイルカ、水族館にいるようなイルカたちと違って、めちゃくちゃ速く泳ぐ上に、ジャンプをしない習性のため、いい写真を撮るのが難しいです。 ぼくの技術では上の写真が精一杯で、写真だけ見たら、「ええ? こんなもん?」レベルだと思います。でも、現場は「おお!」って感じで、超楽しい雰囲気だったんですよ。
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09:00-10:00
やおら船が止まる
イルカの出現で盛り上がる中、出港して1時間くらいしたところで、クルーズ船がやおら停止。知床半島と北方領土の国後島のちょうど真ん中あたりで、マッコウクジラを探すんです。 船の舳先から集音マイクを海に落とし込み、クジラの出す声「クリック音」を捉え、クジラの浮上する場所を予測して、そこへ向かうらしいのですねえ。凄いですねえ。 そして、船は進み始めました。
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09:00-10:00
マッコウクジラ、出た〜!
船が向かった先には。 いました! マッコウクジラです! 船長さんたちのグッジョブのお陰で、最大のお目当てのマッコウクジラにしっかり出会うことができました〜! 深海から浮上して背中を出し、頻繁に潮を吹いて、悠然と進むマッコウクジラに、船上は大興奮。当然ぼくらも大喜びですよ〜。 本当にクジラを見られましたよ〜。もう大感動〜。
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09:00-10:00
少し遠めで潜水を開始するクジラ
ひとしきり海面近くを泳いで、十分に呼吸を整えたマッコウクジラは、また海深く潜るんです。そのとき、最後に尾びれを高々と海面に出すんですねえ。凄い迫力でした。 これは正直言うと、動画をご覧に入れたいですねえ。めっちゃゆったりとした動きで見惚れちゃいましたもん。 なお、マッコウクジラは、この後40分くらいは潜ったままになるので、同じクルーズで再会することはないんだとか。あなたと出会えて良かったです。
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10:00-11:00
けっこう近くで巨大な尾びれ(写真は残念)
マッコウクジラとの一度の出会いで、もうめちゃくちゃ大満足のぼくらでしたが、船長さんたちは全然満足していないようで、まだまだ貪欲にクジラを探してくれました。 そして、その貪欲さが実を結びます。 先ほどより、ずいぶん近くでクジラが浮上して、しかも少しずつ船に近づいてきてくれたんです! 再び深海へと潜ったときには、もう本当に目の前まで来てくれました。前のクジラの写真と比べても、その近さが一目瞭然ですよね。凄かったです。 それにしても、クジラの場所を探り当てる船長さんたちの技術の素晴らしさには、驚くばかりですね。
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11:00-11:00
最後にもう一度イシイルカ
マッコウクジラがガンガン見られて、大満足のぼくらを乗せて、船は羅臼港へと戻りますが、帰り道でもイシイルカが登場。 そして、海上の生き物を撮影することに若干慣れてきたぼく。最初の遭遇のときよりは、ややよく撮れたと思います。それにしてもイシイルカは速い、速過ぎる。
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12:00-12:00
そして船は、無事に羅臼港へ帰還。 船上でけっこう興奮していたので、戻ってくるとかなり疲れてましたけど、これは何とも言えない「良い疲れ」でしたねえ。だって、念願のクジラウォッチで、本当にクジラを見られて、超楽しかったですもん。 それにしても、このネイチャークルーズさんの、クジラを探し当てる技術の高さと、安全運航の意識の高さを目の当たりにして、クルーズに対する安心感が増しました。 なので、「次はシャチの現れる季節にまた来ようかな?」と秘かに思ったりしてます。
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13:00-14:00
初日、初っ端からの長距離移動に始まり、2日目は知床五湖トレッキングと来て、最後はクルーズ船でのクジラウォッチですから、妻はもはや疲労困憊です。 ですので、あとはのんびりうちに帰るだけです。 その前に、去年の旅行で何のリサーチもせずに、このお店に来たところ、まさかの定休日に当たってしまい、食べることができなかったという、因縁のファームレストランでランチにしましょう。 リサーチしたところでは、土曜は定休日ではないので大丈夫だと思ってましたが、ちゃんと営業してました。よかったよかった。
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13:00-14:00
そして念願かなっていただいたこちらの料理が、めちゃめちゃ美味しかったです。 ぼくがいただいたトマトとクリームのパスタは、トマトの酸味とクリームのまろやかさが絶妙にマッチ。 写真のピザを食べた妻は、生地の焼き加減も絶妙な上に、トマトソースも濃厚で言うことなしと大絶賛。 デザートのチーズケーキまで抜群に美味しくて、大満足。やっぱり再チャレンジしてよかったです。
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14:00-14:00
そして、最後の最後、去年の旅行でお昼時に行ったら、何と、まさかの昼休憩時間に当たってしまい、食べることができなかったという、これまた因縁のソフトクリームのお店にも再訪問です。 こちら、ソフトクリーム自体はいたって普通の美味しさだったんですが、お店の脇に寝転んでる2匹の看板猫(?)がめちゃめちゃ良い! 終始まったり過ごしていて、雰囲気が思いっきり和んでました。旅行の最後の最後に癒してもらいましたね〜。
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14:00-15:00
道東でやり残しなし?
この辺りに行くと、いつも姿を現してくれるタンチョウ君に見送られて、今回の旅行もそろそろお開き。 今回は、道東の見残した絶景を一気に見て回る旅でしたが、うちは雲海とは縁がないようで、やっぱりと言うか津別峠の雲海がダメでしたね。 トマムも津別峠も、雲海はもう諦めようかな?と思い始めてます。 ですが、「ひまわり畑から飛び立つ飛行機」も見たし、「知床五湖」も楽しめたし、最後の「羅臼のクジラウォッチ」では、本当に素晴らしい光景を目の当たりにすることができました。 その他にも、美幌峠に知床峠といった、道東の名峠からの素晴らしい眺めに、「the 北海道」的ななっ直ぐな道と、絶景超盛り沢山でした。 絶景以外にも、以前の旅行で食べることができなかった食べ物屋さんまで、きっちり楽しめましたから、これで、もう道東旅行も打ち止めでしょうか? ただそうは言いつつ、まだ津別峠の雲海に未練があったり、羅臼のシャチが見たいと思ってたりもしてますけどね。どうなるんでしょうね? また行くんでしょうかね? ちなみに、やっぱり道東を巡ると移動距離が凄い。たった二泊三日で軽く800kmオーバー。でも、それだけ運転した甲斐があった、素晴らしい旅行でしたよ。
2022年8月 道東でやり残したことに再挑戦 これで道東は完全制覇?
1日目の旅ルート
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- 2人
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