さとけんさんの千葉県の旅行記
【洲埼・野島埼】房総半島をドライブし、白子温泉を楽しむ【2024年12月】
- 1日目2024年12月2日(月)
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さて本日は、日曜日の夜中に神奈川を出発して、アクアラインを目指します。アクアラインを走る時はいつも首都高とセットなのですが、本日はアクアラインの料金だけを支払うルートを開拓してみようと、「浮島出入口」を目指します。道は意外と簡単で、日曜日の夜中・月曜日の早朝は横浜・川崎辺りも交通量が極端に少なく、無事に浮島出入口を通過、アクアラインに乗ります。まずはトンネルですが9.5km続く交通量が少ない抽象的な景色の中を延々と走るのは楽しいドライブでした。前にも後ろにも車が居ないので他の車が近づいてくることが無く、自分の一定のスピードで車を走らせることが出来る、ということは首都圏ではなかなか無いことです。海上に出ますと4.4kmの橋梁となり、星空の下、東京湾を取り巻く都市の夜景を遠くに見ながら走ります。このアクアラインは時間にすると15分くらい、もう少し長く走ることが出来たらいいのに、1時間くらい走っていたいなというドライブでした。房総半島では国道16号線から国道127号線をひたすらに南下、洲埼灯台(すのさきとうだい)には5時50分に到着です。本日の日の出は6時31分ということで辺りは徐々に明るくなってまいりました。洲埼灯台の夜間は、単閃白赤互光(たんせんはくせきごこう、とでも読むのでしょうか?) の灯火で、この画像は赤色の光を発しています。
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そしてこちらは白色の光を発しています。洲埼灯台(すのさきとうだい)は大正8年(1919年)12月15日に設置点灯された灯台で、東京湾入口の東端を示す標識でもあります。
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時刻は5時58分、本日の日の出は6時31分です。洲埼灯台は房総半島の南部の西の端(東京湾の東端)にあるので、日の出は見られませんな。
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洲埼灯台からは右手に三浦半島、正面に相模湾、左手に伊豆半島が見えます。今日は見えていませんが、正面左手には富士山が位置しています。日の出が見られるかどうか、少し東へ移動してみましょうか。
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館山市伊戸
洲埼灯台から岬を周りこんで少し南へ行ってみましたが、日の出は見られそうにありませんな。この後に訪ねる予定の「野島埼灯台」あたりならば、きれいな日の出がみられるのでしょう。この後は大房岬(たいぶさみさき)へ向かいます。
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大房岬へ向かう途中、館山航空基地の裏手にある沖ノ島を見に行きます。館山航空基地は戦前・戦中は館山海軍航空隊が置かれていた飛行場で、近くに赤山地下壕跡(あかやまちかごうあと)があって一般公開されているのですが、館山市の公式ウェブサイトによると「安全性を確保するための改修工事を実施(令和6年11月28日現在)」しているとのことで、2025年1月現在も見学することが出来ません。
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沖ノ島付近に居るときに太陽が上がってきました。赤山地下壕が見学できるようになったら、また来てみたいですな。大房岬へ向かいます。
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大房岬要塞跡地
大房岬(たいぶさみさき)に到着です。大房岬には要塞の跡が今でも遺っています。旧日本陸軍が1928年(昭和3年)から4年かけて造った要塞で、東京湾への敵艦の侵入を防ぐとともに館山湾を掩護するために造られたそうです。要塞跡は大房岬自然公園の中にあって、駐車場に車を停めて現地まで15分から20分ほど歩くことになります。
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おお、先日見学した鹿島海軍航空隊跡の軽油庫の入口と同じ形状の構造物ですな。鹿島航空隊の軽油庫は戦時中に土に覆われていたが、今は土を取り除いた形で保存されていると鹿島航空隊跡地のガイドさんが説明してくれていましたが、こちらの構造物は全体が土に隠れています。
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こちらは何でしょうね、無線室かな。大房岬には、今回私は見学していないのですが、日露戦争直前の日本海軍の艦砲射撃演習場があったそうで、つまり、大房岬の崖に向かって艦砲射撃の訓練をしたと。実際の日本海海戦の艦砲射撃の命中率は、連合艦隊の4%に対してバルチック艦隊は2%であったそうで、この命中率の差が日本海軍の勝利に結びついた、すなわち、この大房岬での演習が勝利を決定づけたと言えるかもしれないとのこと。なるほど、そうかもしれません、いや、そうでしょうね。ここへ来る半月前ほどに埼玉県飯能市の東郷神社で、バルチック艦隊の艦砲射撃を被弾してハチの巣状になった戦艦・三笠の甲板を見学しておりましたが、まさか房総半島の大房岬が日本海海戦の勝利と結びついているとは私は知りませんでした。
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そしてこちらは探照灯の格納施設とも、弾薬庫ともいわれているようですが、堅牢なコンクリの構造物です。
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中へ入っていくのは何かためらわれるような空気感です。しかし、なんとなく、違和感を覚える。何か、いつもの戦跡見学と違う印象を受けます。その違和感の正体は、すぐに判明しました。
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その違和感の正体は、とにかくコンクリートが綺麗なんですよ。戦後80年経つというのに、他の戦跡ではコンクリがボロボロになったり、あるいは古く汚れた感じになっているのがほとんどであり普通であるというのに、この大房岬要塞のコンクリは、とても状態が良いように見えますな。使用している材料の質なのか施工の丁寧さなのか、造り始めたのが昭和3年、それから4年かけて完成したということですが、帝都に近い施設でもありますから、丁寧な工事が行われたのかもしれません。すべて私の感想と憶測ですけれども。
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有線あるいは有線を保護する配管の取り付け跡でしょうか。
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こちらの戦争遺跡の入口も角が丸みを帯びて、丁寧な仕事が為されている印象を受けます。とても戦後ながらく放置されていた施設には見えませんな。さて、大房岬から野島埼灯台へ向かいましょう。
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時刻は8時45分、野島埼灯台(のじまさきとうだい)の駐車場に到着です。野島埼灯台は、1866年に江戸幕府とアメリカなど4ヶ国との間で結ばれた江戸条約において建設することが定められ、1869年12月18日竣工・初点灯された灯台です。初代の灯台は関東大震災で倒壊したため、現在の灯台は1925年に改築されました。八角形の灯台ですねー。この野島埼灯台は「のぼれる灯台」16基のうちの1基ですので、9時の開門を待ってさっそく昇ってみます。
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内部は77段の螺旋階段がありますが、この階段は比較的なだらかですね。
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そして昇り階段のラストは急階段が2つあります。
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2つ目の急階段を昇ると重さ3トン・高さ2メートルのレンズが現れます。光は31km先まで届くとのこと。光り方は単閃白光で、15秒ごとに1回閃光を放ちます。
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おお。いい景色だ。素晴らしい。東京湾に出入りする船が良く見えますよ。でっかい船が動いておるー。
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この野島埼灯台のある野島崎は日の出と日の入りを観ることが出来る場所としても知られています。遊歩道などもあり、このあたりの宿に連泊して、宿と海辺を行ったり来たりしながら1日過ごすという計画も悪くないですな。開門したばかりの時間で、他の観光客がいらっしゃいませんので、独り占め状態が心地よく、高いところが基本的に苦手な私でもなかなか灯台を降りる気になれません。
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木更津インター辺りから野島崎へ直で移動すると、高速道路を使うと1時間ちょっとで、一般道だけを使うと2時間弱ほどで到着することができるようです。冬でも泳ぐことが出来る温水プールがあると、私はここへやってくる計画を立てやすいのですが、私が調べている限りでは房総半島、特に南側には一般客が利用可能な室内温水プールが少ない、というか全くみつからないような気がします。灯台下の資料館を見学したあと野島崎を離れ、白子温泉へ向けてドライブです。
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魚水
時刻は10時27分、国道128号線沿いの鴨川市天津にある魚水というお店にやってきました。マグロ漬け丼・770円にハマグリのお味噌汁をつけて計・880円でございます。ドンブリは小ぶりですけれども、これから泳ぐつもりですので、このくらいの量がちょうどよいですな。美味しい。ごちそうさまでした。
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時刻は12時10分、九十九里町の「ドルフィン」という温水プールの施設にやってきました。サンライズ九十九里という宿泊施設のアクティビティの一つとして温水プールが存在しウェブサイトで紹介されていて、一般客の利用も可能という施設です。利用料金は宿泊者は無料、一般の大人利用は2時間で900円、以後1時間延長で450円ずつ加算という具合、25mプールと流水プールと子供用のプールがあって、この日の利用者は最初は10人くらい、徐々に人が減っていき、最後の1時間は3人だけの利用者で、私は好きなように泳ぐごとができました。バタフライを再び泳げるようになりたくて、まずはドルフィンキックの練習をしているのですが、小学生の頃は自然と出来ていたはずなのに、大人になってやってみると何かカクカクしてうまくいかない・進まないという感じ、ストロークをやったら溺れているようなバンザイ・バタフライになって、本当に恥ずかしい。スポーツは何でもそうですけれど、巧い人は各関節の回転の連動がスムーズなので格好が良い、格好が悪いのは回転がバラバラで連動していないからですね。バタフライの練習を、すなわち下手なドルフィンキックの練習をクネクネと腰を動かしながら練習するには、出来るだけ不気味な姿をさらしたくないので人が少ない所が都合が良いわけです。
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本日は2時間でプールを退出しまして、15時のチェックインまでにはまだ少し時間があるので、宿泊予定のホテルから極めて近い海岸へやってきました。九十九里の海岸線は今までの私にはなかなか馴染みのない海岸ですので、見渡す限り砂浜が続いていてほとんど人がいないということに小さな喜びを感じます。私に馴染みのある相模湾と違うところは、外洋に向かっての海ということで波や波の音が大きいように感じます。駐車場のある所から砂浜へ降りる階段が、シーズンオフということもあって砂に埋まっていて、波打ち際まで降りていく方法がわからなかったので、この日は少し高い所から海岸を眺めます。(翌日は砂浜への降り方をみつけて海岸線を歩きました)
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さて時刻は15時、今日と明日にお世話になるお宿・白子ニューシーサイドホテルにチェックインです。チェックイン時に貸切風呂の希望時間を伝えますので、チェックイン前に予め考えておいた方が良いと思います。私は本日16時から、屋上の貸切風呂を使用すると伝えます。
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おお、窓が大きくて明るいコンパクトな和室です。シーズンの夏はさぞかし賑やかになるのでしょうな。まずは浴衣に着替えて15時30分に大浴場へ向かいます。
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おお。お湯の色が独特です。白子町はヨウ素の産出量が年間1,000トンを誇る町とのことで、そのヨウ素が溶けた天然ガスとともに地上へ上がってくる「かんすい」を温泉として利用しているそうです。源泉温度が28℃から31℃の低温泉ですので加温は為されていますが、この大浴場のお湯は、うがい薬のような褐色の色です。ああ、いい湯加減だ、少し長湯が出来るお湯ですね。ゆっくりと楽しみまして大浴場を出ますと貸切風呂の時間が間近に迫っております。
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屋上の貸切風呂は1泊につき1回、無料で利用することが出来ます。時間は各時間00分から45分まで、1階のフロントで貸切風呂の鍵を受け取って、45分までにフロントへ鍵を返却するシステムです。私は16時00分から16時45分までの貸切風呂となります。
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おお。狙っていた通りの夕焼けが見えております。貸切風呂は東向きなので夕焼け雲を観ながら入浴というわけにはいきませんが。
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そしてこちら、一番海側にあって窓も広い「天使の梯子」と名付けられた貸切風呂です。お湯の色が独特だということが、この画像でよくわかります。
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おお、天井はこんな感じで眺めがよろしい。明日は星の出ている時間に借りてみようかな。お湯に浸かりながら入り日雲の変化を楽しみ温まります。
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貸切風呂から出てきますと、いよいよ日の入りという感じ、良い湯でした。
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さて、18時からお夕飯です。本日は「軽めの夕食」プラン、明日は「料理2ランクUP」プランで申し込んでおりまして、プランの写真から和食を想像していたので中華風の夕飯に少し面食らう私。サザエのお刺身がコリコリとして美味しい。しかしあとは、豚の角煮、鳥のから揚げの甘酢がけ、鴨肉のサラダ、そして焼き物は豚トロ?の焼き物と、やや肉の比率が高い夕食でした。おそらく明日の料理と中身が被らないように苦心されたのだと思います。味は美味しかったです。軽めというよりはお腹がいっぱいになるお夕飯でした。御馳走様でした。夕飯の時に学生の団体が居ることに気がつきまして、食堂は別室でしたがお風呂が混むかなと思いましたので、夕食後すぐにお風呂へ直行、本日の入浴のシメとします。のんびりと過ごして就寝です。
- 2日目2024年12月3日(火)
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さて本日は6時に起床、朝食は8時15分までに食堂にきてくださいということでしたが、学生の団体とかち合わないように少し遅めの7時50分に食堂へ行きましたら、まだ学生諸君はお食事中でした。しかし同じ部屋で食事をしてみて感心したのは、引率の先生が居るようには見えないのに、ハメを外さないという感じで賑やかなんだけれども騒いでいる感じではない。ちょっと興味を感じて、何のスポーツだろうと、彼らをよく観察してみました。まず体格は細身である。柔道とかラグビーでは無いな。そして女性が居ない。男性ばかりです。テニスじゃないな。機材車を自分たちで運転しているので高校生ではない。何のスポーツだと思います? 答えは次の画像の文章に書きます。
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前の画像からの続きです。本人たちに聞いてみるのが一番早いのですが、男女にかかわらず若者に声をかけるのは私のような者でも少し遠慮がありますので、聞くことはしなかったのですよ。なんとなく見当をつけて多分、陸上だろうと。機材車のナンバーが埼玉県のあるナンバーでしたので、大学・陸上・埼玉県と白子温泉で調べてみたら答えがわかりました。なんと、1ヶ月後の箱根駅伝に出場する出場常連校の1校でしたね。やはり全国レベルの学生合宿ってのは、自主性の中に統率がとれていて、そして個人も礼儀も知っているし大したものだと感心です。その学校にかかわらず、白子町は「白子合宿」という名目で多くの箱根駅伝の出場校が合宿に来ているみたいですね。白子町は都心からも近い、土地が平坦である(直前調整には良いらしい)、温泉もあるということで、人気なのでしょうかね。さて私は、昨日と同様に、白子町の宿から車で10分ほどの「サンライズ九十九里」のアクティビティ施設である「温水プール ドルフィン」にやってきました。(このお宿は一人での宿泊設定はないようです) 本日はこちらで3時間泳ぎまして、昨日よりも更に人が少なくて自由に泳ぐことが出来ました。いい練習ができたと思います。
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時刻は12時50分、白子町の中里海岸にやってきました。本日は駐車場から砂浜へ、砂に埋まらずに歩いて行ける道をみつけましたので、波打ち際を歩いております。
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足元が波にさらわれるか、さらわれないかぐらいの波打ち際を歩いておりましたら、ハマシギの集団が飛んできて浜辺に降り立ちました。
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波が打ち寄せるとハマシギたちは波に当たらぬようにヨチヨチと同じ方向へ小走りします。その様子がなんとも可愛らしくて飽きずに眺めます。波に濡れるのはオヌシ達も嫌なのか。
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浜辺に降り立つ前は、海面すれすれをカッコよく集団飛行していたハマシギたちも、地上を走るのは苦手なようじゃな。
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何かしきりについばんでおります、何をついばんでいるのか。
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ほら、波がきたぞー。
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ホイホイと逃げます。
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逃げきれぬとみて飛ぶ。
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ほほぅ。これが足跡か。
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元気でなーという感じでお別れし、しばらく浜辺で遊んだ後に宿へ戻ります。本日の貸切風呂は21時からということにして、夕食までの時間、大風呂へ2回ほど入りに行きました。
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さて、18時からお夕飯です。おお。これは素晴らしい。
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伊勢海老を食べたかったのじゃ。やったー。
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そしてこちらのお肉も美味しいですよ。
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なん蒸し物はハマグリとアワビ。やわらかーい。御馳走様でした。満足度の高いお夕食でした。
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さて時刻は21時、フロントでカギを受け取って貸切風呂にやってきました。屋上ということもあり風も強いが星が良く見えていますな。
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貸切風呂・天使の梯子です。この灯りは消すことが可能です。ただし足元には充分に気を付ける必要があります。
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星空を楽しみ、白子町の夜景を見て満足です。のんびりと時を過ごし就寝します。
- 3日目2024年12月4日(水)
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本日は7時の一番早い時間に朝食です。玉子焼きを焼いて、昨晩の伊勢海老のお頭のお味噌汁を頂き満足しました。さて、今回の旅行で、房総半島も白子温泉も神奈川から意外と近いのだということを知りました。特に冬になりますと降雪や積雪、路面凍結などの心配があって私は車での移動範囲が狭くなりますが、房総半島は雪の心配はあまりないので、旅行先の候補として良い場所をみつけたな、また行ってみようかなという気持ちになっております。
【洲埼・野島埼】房総半島をドライブし、白子温泉を楽しむ【2024年12月】
1日目の旅ルート
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