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さとけんさんの福井県〜兵庫県の旅行記

【18きっぷ】松葉ガニを求めて兵庫県の新温泉町と香住町を目指す【2025年3月】

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美味しいカニを求めて、旅をしております。2年前の、カニ・カニ・カニのカニ料理三昧を忘れられずに、今回も鈍行列車で神奈川県から兵庫県の日本海側へ向かいます。

神奈川ツウ さとけんさん 男性 / 50代

1日目2025年3月2日(日)

浜松駅

浜松市中央区

「浜松駅」を   >

さて、本日は神奈川県を早朝に出発しまして、敦賀経由で西舞鶴を目指します。最寄駅から乗車する際に自動改札を通すことが出来る18きっぷはなかなか良いですね。小田原6時22分発熱海6時45分着、熱海6時49分発浜松9時17分着と乗り継ぎまして、画像は9時23分発豊橋行きの浜松駅始発列車を見送っているところです。この9時23分に乗ってもそのあとの浜松始発9時44分の大垣行きに乗車しても米原から乗る列車が同じになるため、私はいつも乗り継ぎでは出遅れるものですから、一本遅らせて余裕を持って大垣行き列車に乗車します。この日は浜松も大垣も米原も、いつもより少し暖かくて待つのに楽でした。

近江塩津駅

そしてここ、近江塩津駅は寒いですなー。といっても、多分、ここ数日で比較すると今日は暖かい日なのかもしれない。米原駅での乗り換えの時の連絡橋に井筒屋さんの出店が無かったのが寂しかったですね。米原駅の井筒屋さんは今年の2月28日、つまりこの2日前に駅弁事業を終えたということです。

敦賀駅

敦賀着14時15分。すぐに乗り換えるならば14時18分の東舞鶴行きの小浜線があるのですが、敦賀で途中下車して少し歩いてみましょうか。画像は北陸新幹線が乗り入れてすっかり大きくなった敦賀の駅です。西口から改札を出て氣比神宮へ向かいます。次の列車は15時48分発ですので1時間半ほど、ブラブラと出来ます。

氣比神宮

敦賀市

「氣比神宮」を   >

駅から道幅の広い「シンボルロード」と呼ばれる商店街を歩いて15分ほど、氣比神宮に到着です。これは立派な灯篭ですねー。

氣比神宮

敦賀市

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「明和二龍集 乙酉八月吉祥日」でしょうかね。西暦1765年(乙酉・きのととり)の灯篭がこんなにはっきりくっきりと読み取れるとは摩耗の少ない良質の石を使っているのでしょうか。バッとみたときにハッキリとした文字なので新しい灯篭かと、年代は昭和かと思ったら「明和」でしたので少し驚きます。

氣比神宮

敦賀市

「氣比神宮」を   >

こちらの鳥居も立派ですな。1645年ごろに再建された鳥居とのこと、あの松尾芭蕉さんも1689年にこの鳥居の下を潜ったそうです。それでは越前国一之宮にお詣りしましょう。

氣比神宮

敦賀市

「氣比神宮」を   >

二礼二拍手一礼のお詣りをしました。この氣比神宮は、松尾芭蕉が「おくのほそ道」の旅で、敦賀での名月鑑賞を楽しみに訪れた地でもあります。芭蕉さんは1689年9月27日の夕方に敦賀に到着。その夜は快晴で、氣比神宮へ夜参りにやってきて、境内で月見を堪能したとのこと。その時に詠んだ句が「月清し 遊行の持てる 砂の上」。その翌日は雨で月見が出来ず、前日の月を思い出しながら「名月や 北国日和 定めなき」と詠み、この両句がおくのほそ道に載っているという案内板がありました。「月清し」の句は、西暦1301年に遊行上人が氣比神宮を訪れた際に境内西側が沼地で、参詣者がその沼地に苦労する姿を見て、上人自らが海岸より砂を運びその沼地に撒いて「参道整備」をしたという故事を芭蕉さんが思い出しながら詠んだ句らしいですね。つまり、1689年に訪れた芭蕉さんが、388年前に訪れた遊行上人を想いながら詠んだ句ということで、それから336年後の私が案内板を読みながら芭蕉さんを想っているという、宮城の塩竈神社でも同じ経験をしましたが、336年前の芭蕉さんですけれども、「388年前を想う芭蕉」と「336年前を想う私」とは、同じ感覚で同じことをしているのだなと、まるで芭蕉さんがリアルタイムで私の横にいるような、そんな心持ちになってとても面白い時間になりました。

氣比神宮

敦賀市

「氣比神宮」を   >

向かって右端が角鹿神社(つぬがじんじゃ)、向かって中央に兒宮(このみや)、左端が大神下前神社(おおみわしもさきじんじゃ)とのこと。こちらにもお詣りします。角鹿(つぬが)神社の名前が地名になって、「敦賀」の地名のもとになったそうですな。

氣比神宮

敦賀市

「氣比神宮」を   >

こちらは「長命水」です。説明書きによれば「長命水はこの場での飲用を前提に管理しております。容器に汲んでお持ち帰りの際は、必ず煮沸し安全を確かめてご飲用ください。水質検査を毎年実施し飲用可でありますが、生水ですので自己責任においてご飲用願います。イベントなどで使用することはご遠慮願います」とあります。亀の口から湧き出る水に手を濡らし唇を湿らせて、御利益を願いました。氣比神宮を辞します。

敦賀シンボルロード

敦賀シンボルロードを歩いていますと、ところどころに銀河鉄道999や宇宙戦艦ヤマトのモニュメントがあります。松本零士氏と敦賀に何か縁があるのかなと思ったのですが、そうではないようですね。敦賀商工会議所のウェブサイトによれば、「かつては東京とパリを結ぶ『欧亜国際連絡列車』が敦賀港駅を経由して走り、敦賀は『日本でも有数の鉄道と港の町』でした。1999年に敦賀港開港100周年を記念して、市のイメージである『科学都市』『港』『駅』と敦賀市の将来像を重ね合わせて(以下略)」ということらしいですね。そうか、かつては東京からパリへ、鉄道で行けたのですねー。敦賀を通るルートでは敦賀から航路でウラジオストクへ行きシベリア鉄道を経由してヨーロッパへ列車で行けたと。船だと1ヶ月かかるヨーロッパへの渡航が欧亜国際連絡列車を使うと17日間で行くことが出来たということです。なるほど、999のイメージにピッタリですな。ちなみに、敦賀市の港近くにある敦賀鉄道資料館は、この欧亜国際連絡列車の発着駅を再現した建物になっています。17日間の列車旅行に比べたら、例えば神奈川・鳥取の14時間ちょっとの列車旅や、夜行大垣行きを使っていたころの神奈川・萩の20時間くらいの列車旅などは、ちょっと物足りないくらいなのかもしれませんね。私はヨーロッパへの鉄道旅には興味がありますねー。

敦賀駅 新幹線のりかえ口

敦賀駅に戻ってきました。15時48分発東舞鶴行きの列車にはまだ少し早いので、どんな駅弁が売っているのか、新しくできた新幹線の駅はどんな感じかなと、連絡橋を渡って見学に出かけます。駅弁は、お土産屋さんとテーブルを置いた出店の2ヶ所で数種類が売られていましたね。福井駅の駅弁の「かにめし」は、お土産屋さんの方に売っていましたが、本日は西舞鶴駅の近くにある食堂へ行ってみようと思っていますので、残念ですがこのタイミングで駅弁は購入しません。

小浜線

敦賀・15時48分発の小浜線に乗って東舞鶴、その先の西舞鶴を目指します。小浜線は私は好きな路線です。2年前の佐津へのカニ旅行の帰路、東舞鶴を19時くらいに出て敦賀に21時半ごろに到着する列車の雰囲気がとっても良かったですね。来年度の冬もしくは春あたりに18きっぷで、往路1日目の宿泊地を敦賀にして、本日と同じタイムスケジュールで東舞鶴まで周って、あの夜の列車に乗って敦賀へたどり着くなんて旅行も楽しいかなと思っています。さて、本日の小浜線は1つのボックスシートに2人が座っているくらいの乗車率、車窓の雪景色に濃いモヤがかかってとても不思議な景色になっていました。向かいに座られたご婦人が「私はここに住んでいますが、見たことのない光景です」とおっしゃっていましたね。今日は昼間が少し暖かかったから、夕方になって、地表の雪と上空の冷気とに挟まれ取り残された暖気が冷やされてモヤがかかったのかもしれません。

べにや食堂

舞鶴市

「べにや食堂」を   >

終着東舞鶴へは17時41分着、舞鶴線に乗り換えて東舞鶴17時48分発・西舞鶴17時54分着。本日は駅から歩いて5分のアパホテルに泊まりますので、食事は「べにや食堂」か中華の「北京」かどちらかにしようと考えておりました。西舞鶴駅を出たときにはすでに暗くなっていましたので、ぼんやりとした灯りがつく懐かしい雰囲気の「べにや食堂」に決定、カツ丼を食べました。美味しかったですねー。カツは薄いカツなんですが、タレが美味いんだな。御馳走様でした。

アパホテル〈西舞鶴駅前〉

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アパホテルに宿泊、部屋に入ってしまうと後はもう出たくありません。明日のおさらい、といっても今回の旅行はそれほどキッチリした計画でもないので、気楽に過ごして就寝です。

2日目2025年3月3日(月)

アパホテル〈西舞鶴駅前〉

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私は今回が2回目の西舞鶴アパホテルの宿泊ですけれども、この無料朝食は簡単でとっても自分の鉄道旅行に合っています。私が神奈川から鉄道を使って山陰方面へ向かう場合、特に始発列車を意識して混雑を意識しなくて済む乗り継ぎならば、初日の拠点は敦賀、東舞鶴、西舞鶴、そして豊岡・福知山・姫路あたりと、最大限は鳥取ですかね、このあたりのビジネスホテルに時間を気にしないでチェックイン・チェックアウトできればいいかな。西舞鶴8時8分発の福知山行きに乗車、福知山8時44分着、8時54分発の豊岡行きに乗車します。

JR山陰本線 (福知山→豊岡)

車窓は福知山から豊岡へ向かう山陰本線からみた景色です。神奈川からの初日に鳥取へ行くには、問題なく乗り継ぐことが出来れば20時に到着できるのですが、1本遅れると到着が22時過ぎになり、それ以上の問題が発生すると鳥取へ到達できない可能性があるので計画としては少しばかりチャレンジ企画になります。城崎や浜坂・湯村の温泉宿に泊まるなら、チェックインは15時にしたいなどと思ってしまいますし、豊岡・福知山は宿泊施設の選択肢がやや少ないかな。豊岡には10時10分に到着、10時13分発の浜坂行きへ乗車します。

JR山陰本線・鎧駅

鎧(よろい)駅からは日本海が見えますな。今日は岸へ打ち寄せる波が強いようです。

餘部駅

餘部駅手前、余部橋梁を渡ります。やはり白波が岸辺へ打ち寄せていますな。雨は小降りの模様です。

浜坂駅

11時21分、浜坂駅着。本日は浜坂泊まりですので、あとはゆっくりと歩きますか。

うどん・あづま (吾妻)

まずは駅から歩いて1分の「あづま」にて親子丼を食べます。熱々のご飯に焼き目がついた鶏肉とフワフワの玉子、そしてこの親子丼もタレが美味いですな。御馳走様でした。

味原小径

新温泉町(美方郡)

「味原小径」を   >

味原川沿いに整備されたあじわら小径を歩いてみます。

味原小径

新温泉町(美方郡)

「味原小径」を   >

歩いた距離はほんの少しですが、いい雰囲気ですねー。

浜坂先人記念館「以命亭」

新温泉町(美方郡)

「浜坂先人記念館「以命亭」」を   >

以命亭(いめいてい)にやってきました。国の登録有形文化財です。

浜坂先人記念館「以命亭」

新温泉町(美方郡)

「浜坂先人記念館「以命亭」」を   >

おお。見事ですな。広々とした空間です。庄屋を務め酒造業を営んでいた森家の旧住宅とのこと、立派な建物です。

浜坂先人記念館「以命亭」

新温泉町(美方郡)

「浜坂先人記念館「以命亭」」を   >

神棚も奥の仏間も立派です。しかしいつも思うのですが、お掃除が大変でしょうねー。

浜坂先人記念館「以命亭」

新温泉町(美方郡)

「浜坂先人記念館「以命亭」」を   >

ほぅ。森家とエリザベス・サンダース・ホームの創設者である澤田美喜さんとはつながりがあるのですね。美喜さんの旦那さんのお父さんが森家の出身ということのようです。

浜坂先人記念館「以命亭」

新温泉町(美方郡)

「浜坂先人記念館「以命亭」」を   >

森家の代々の方々は旅が好きで、多くの旅行記録・旅行資料が残っているそうです。その記録から当時の物価や名所などの様子が判るとのこと、現代語訳された記録をを読んでみたいものですな。

浜坂先人記念館「以命亭」

新温泉町(美方郡)

「浜坂先人記念館「以命亭」」を   >

おお。画像の左隣りはお寺のようです。白い塀が良い雰囲気です。

浜坂先人記念館「以命亭」

新温泉町(美方郡)

「浜坂先人記念館「以命亭」」を   >

こちらで温かいコーヒーを自分で作って飲むことが出来ます。ホッとしますね。見学者は最後まで私ひとりでした。

浜坂先人記念館「以命亭」

新温泉町(美方郡)

「浜坂先人記念館「以命亭」」を   >

むふふ。ここに座っていたのは旦那さんでしょうか、それとも番頭さんかな。三方を帳場格子で囲んでパチパチバチンとソロバンを弾くわけですな。

浜坂先人記念館「以命亭」

新温泉町(美方郡)

「浜坂先人記念館「以命亭」」を   >

このくらい広い家に住んでいたら、心持ちも大きくおおらかな人物に育つであろうと、勝手に想像しました。以命亭を辞します。

西光寺 (新温泉町浜坂)

以命亭のとなりの西光寺にやってきました。御本尊は阿弥陀如来画像ということで、阿弥陀如来にご挨拶をします。

西光寺 (新温泉町浜坂)

山門とその横の樹(イチョウですかね)が立派ですね。西光寺を辞します。

ユートピア浜坂

新温泉町(美方郡)

「ユートピア浜坂」を   >

西光寺から歩いてすぐのユートピア浜坂にやってきました。浜坂温泉の源泉のすぐそばにある施設で、お風呂に入ることが出来ます。木曜日定休・午前10時から・町民外の大人は500円で、タオルを持っていない場合は200円で購入です。浜坂温泉は湯量が豊富で一般家庭に配湯されているので蛇口をひねると温泉がでるそうです。うらやましいですね。

ユートピア浜坂

新温泉町(美方郡)

「ユートピア浜坂」を   >

西舞鶴を出発してから身体が冷えておりますので、少し熱めの温泉が気持ちよいです。先客3人後客1人という感じで、ゆったりと温まることが出来ました。浜坂温泉は1978年に発見された源泉で源泉温度は76℃、泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉(中性低張性高温泉)とのことです。低張性ということで、身体に優しいお湯という解釈でよろしいかと思います。よく温まったあとは画像左手奥の休憩室でコーラを飲んで休憩します。1時間ばかりの滞在の後、ユートピア浜坂を辞します。

新温泉町浜坂

浜坂の町中を歩きます。浜坂は漁師町ですね。雰囲気のある街並みが、時折ふっと現れます。

新温泉町山陰海岸ジオパーク館

新温泉町(美方郡)

「新温泉町山陰海岸ジオパーク館」を   >

海岸に近いジオパーク館にやってきました。まずは10分ほどのビデオを勧められまして、そちらを視聴します。今しがた歩いてきた浜坂の町の俯瞰映像や、この地は河口に出来た砂洲の上にできた町で、砂洲が周囲よりも高くなっているために坂があるので「浜坂」になったとか、近くの諸寄(もろよせ)は北前船の風よけ・風待ちの港になっていたために北前船の寄港地になっていたとか、短いながらも見応えのある映像でしたね。

新温泉町山陰海岸ジオパーク館

新温泉町(美方郡)

「新温泉町山陰海岸ジオパーク館」を   >

館内の展示を観ます。日本周辺の海底の模型です。南海トラフに相模トラフと、この「トラフ」という音に私は恐怖を感じてしまう今日この頃です。このジオパーク館では日本海の成り立ちについて詳しく解説していました。

新温泉町山陰海岸ジオパーク館

新温泉町(美方郡)

「新温泉町山陰海岸ジオパーク館」を   >

雄大な時間軸の中での日本海の成り立ちが解説されています。大きなヒスイの塊が展示されていましたので、思わず自分のヒスイ探しを思い出してしまいますな。糸魚川周辺でまったく見つからないヒスイを求めて自作の「ヒスイ探し棒」を振り回しながら空振りばかりであります。もう自力では見つけられないから、ヒスイのカケラでも買った方がいいのかと思っておりましたが、この「鉱物を買う」という行為も、実はジオパークの理念に反するみたいですね。私も詳しくは知らなかったですが、ジオパークを名乗るには「世界ジオパークネットワーク」の審査を受けて認定されなければならないと。この浜坂を含む山陰海岸ジオパークは正式名称が「山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク」というそうで、一時は豊岡市の玄武洞での鉱石販売等を審査の際に指摘され、「条件付き認定」となり、その後の展開次第では認定取消しの可能性もあったようなのですが、2024年の9月に無事に再認定されたとのこと。これからも4年に1回、再認定を受けなくてはいけないということで、こういう事は、認定事業へ参加する際の大変な点だと思います。

新温泉町山陰海岸ジオパーク館

新温泉町(美方郡)

「新温泉町山陰海岸ジオパーク館」を   >

そしてこちらが面白い。鳴き砂の体験コーナーです。3つの砂が並んでいて、一番左に鳴き砂で良く知られる琴引浜(ことひきはま)の砂があり、中央にジオパーク館の目の前にある浜坂海岸の砂、そして右手に井出ヶ浜の砂と並んでいます。はじめはおっかなびっくりで木の棒を差してみるのですが、おやおや、鳴りませんね。琴引浜の砂が鳴らない。で、短く突く感じで少し力とスピードをつけてやってみると、キュゥゥゥという感じの、館内に響くような思っていたよりもデカい音が鳴って、正直びっくりしました。音を聞きつけてというわけでは無いでしょうが、学芸員さんがいらっしゃって、少しお話をすることができました。浜坂海岸の砂はまったく鳴きません。井出ヶ浜の砂はちゃんと鳴く。それではなぜ砂は鳴くのでしょうか。「山陰海岸ジオパーク散策モデルコース・琴引浜コース」のパンフレットによれば、まず、鳴る砂は石英の細かい粒が多いと。石英の表面はよく洗われて綺麗なときは、摩擦係数が大きい。つまり少し力が加わった状態だと動かずに持ちこたえるのだが、さらに力が加わると一気に崩れる、その時に一団となって振動するので音が出るそうです。なるほど、砂がバラバラで少しずつ崩れるような砂は音が鳴らないのですな。そして学芸員さんがおっしゃるには、この体験用の琴引浜や井出ヶ浜の砂も段々鳴らなくなるのだが、よく洗って干すとまた鳴るようになるのだとか。

浜坂県民サンビーチ

新温泉町(美方郡)

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鳴き砂の海岸は砂の保全が大変なんですよ、という学芸員さんのお話でした。ジオパーク館を辞し、浜坂海岸を少し歩いてみます。

浜坂県民サンビーチ

新温泉町(美方郡)

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今は雨が止んでいますが、風が強いからなのか、波が強くて白波が立ち、砂が巻き上げられて海水が少し濁っていますね。夏の穏やかな日は、この砂浜も海水浴の人々でにぎわうに違いありません。

新温泉町山陰海岸ジオパーク館

新温泉町(美方郡)

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ジオパーク館の目の前に砂浜ですな。さて、本日のお宿へ向かいますか。この砂浜からすでに宿が見えております。ここから歩いて5分くらいかな。

浜坂温泉 魚と屋(ととや)

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じゃーん。魚と屋(ととや)にやってきました。今日は温泉に入って美味しいカニを食べるのだ。時刻は15時。今日はもう、お宿にひきこもりです。

浜坂温泉 魚と屋(ととや)

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本日のお部屋のシングルルーム・喫煙室です。私はやっぱり温泉宿は和室希望の人間なのですが、このお宿に一人で泊まってカニを食べたかったら、部屋の選択肢がこの部屋しかなかったので、仕方が無かったのですな。他のお得なプランでは一人利用の和室・海側ビュー・禁煙室がこのシングルルームの料金に1,500円の上乗せで選択できたのですがね。私が選んだカニの新月会席プランは、部屋はこのシングルルーム一択のプラン、しかしその分、食事がお得なのかもしれませんな。ムフフ。

浜坂温泉 魚と屋(ととや)

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そして、温泉です。内湯の大風呂が亀城温泉、露天風呂は浜坂温泉という2つの源泉を楽しむことが出来ます。露天は外気が寒いのでぬるめになっていましたが、内湯が熱めで、いゃーあったまるなー。今日はお夕飯までゆっくりするかと、湯船に浸かりながらゆったりとします。

浜坂温泉 魚と屋(ととや)

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18時に夕食です。おおお。おー。素晴らしい。カニがおる、カニが見える。お刺身も豪勢じゃな。この旅館は浜坂漁港の隣にある水産会社が運営しているお宿ということで、お刺身も美味しい。お刺身とビールをやりながら、カニの攻略に思いを巡らします。

浜坂温泉 魚と屋(ととや)

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よーし、この茹でガニをまずは平らげるかと。お宿のプランの説明には「冷凍」カニ1枚という説明があるのですが、美味しかったですよー、このカニ。身がガッチリ詰まっていて、美味しい三杯酢も用意されているのですが、酢をつけずに食べても美味しい。しかし丁寧に食べ過ぎましたな。時間をかけるとお腹も膨れるのです。和牛のステーキも美味しいぞぅ。カニすきに移るころにはかなりの満足感を覚えております。

浜坂温泉 魚と屋(ととや)

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カニすきの野菜もカニも平らげて、シメの雑炊も美味しいので食べずにはおれない。食べ過ぎました。腹も身の内と申しますので、明日は十分に気をつけなくてはと、ベッドに横たわりながら思うのでした。お腹が落ち着いてから大風呂の温泉を楽しみ、就寝です。

3日目2025年3月4日(火)

浜坂温泉 魚と屋(ととや)

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昨晩、あれほど食べたのに、朝6時からの朝風呂へ行く際に館内に漂う朝餉の香りに食欲を刺激されます。朝ごはんはバイキングではない和食膳で、ご飯もお味噌汁も美味しくておかわりをしようかと思いましたが、せいろの中の蒸し野菜を食べましたらちょうどよい満腹感になりました。いやー、この旅館のご飯も美味しかったなと。また泊まりに来たいですな。浜坂温泉・魚や屋を8時40分にチェックアウト、浜坂駅まで20分ほど歩きます。

浜坂駅

浜坂駅には9時ジャストに到着。本日はバスで湯村温泉へ行ってみようと思います。

浜坂駅・バス乗り場

9時15分浜坂駅発・9時41分湯村温泉着のバスが駅前の乗り場に停まっています。私を入れて乗客は3人ほど、途中で1人乗ってこられて、おそらく皆さん地元の方と思われます。バスは浜坂駅の北口(というか北側にしか改札はありません)を出発してから南側へ回り込むと段々と山の中へ入っていきます。雨はみぞれに変っていきます。バス料金は300円です。

八幡神社

新温泉町(美方郡)

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9時41分に湯村温泉に到着、バス停の向かいの八幡神社へお詣りです。

八幡神社

新温泉町(美方郡)

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階段をのぼり拝殿前にて二礼二拍手一礼のお詣りをしました。本日は「リフレッシュパークゆむら」という施設へ行って、プールと温泉を楽しむ予定です。施設は10時に開きますので、まだ少しだけ時間がありますから、少し温泉街を歩いてみようと思います。

湯村温泉

新温泉町(美方郡)

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歩いている道沿いに雰囲気のあるお堂が建っています。これは薬師堂とのこと、「貞観十七年(西暦875年)に本尊薬師如来を勧請して今日に至る」と案内書きにあります。兵庫の湯村温泉は開湯が848年とのこと、温泉を発見した慈覚大師もこのお堂に祀られているそうです。

湯村温泉

新温泉町(美方郡)

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おお、ちょっとした階段の光景も何か良い雰囲気ですな。時間は10時ちょっと前、宿のチェックアウトの時間もそろそろ過ぎようかという温泉街です。この雰囲気だと連泊の湯治客も多く居るのかな。

湯村温泉

新温泉町(美方郡)

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川沿いに立つとこれがまた良い雰囲気。温泉街自体がとても静かな時間帯なものですから、この温泉、いいなぁ。今度、泊まりに来たいなぁと感激する私。

荒湯

新温泉町(美方郡)

「荒湯」を   >

こちらは荒湯。98℃の熱泉とのこと、もうもうと湯気が上がって良い雰囲気、そして草津とも城崎とも違って、ここには人がおらぬのじゃ。これは良いのぅ。

湯村温泉

新温泉町(美方郡)

「湯村温泉」を   >

正面やや左の建物は「湯村温泉・魚と屋」とあります。ほぅ、今回の旅を立てている段階で「浜村温泉・魚と屋」というのもあったなと思いだします。浜坂(兵庫県)と浜村(鳥取県)を間違えると大変なことになるわぃと、気を引き締めた記憶があります。よーし、ここ数年のうちにチャンスがあれば湯村温泉にやってこよう、そんなことを考えました。湯村温泉と呼ばれる温泉は山梨県にもありますね、山梨の湯村温泉も私は好きな温泉です。さて、そろそろプールへ行きますか。

リフレッシュパークゆむら

新温泉町(美方郡)

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時刻は10時4分、リフレッシュパークゆむらに到着です。水泳帽と水着の下に履くアンダーは小さくたためるので持参したのですが、水着とゴーグルはこの施設で借ります。温水プールだけの施設だと水着やゴーグルのレンタルは無いところがほとんど(というか私の経験上、該当する施設は一つも知りません)ですが、このリフレッシュパークゆむらは露天風呂が水着着用の混浴風呂となっていますので、水着も借りられるしゴーグルも借りることが出来ます。私は列車の旅では出来るだけ荷物を少なくしたいタイプなので、メッセンジャーパックの少し厚みのある小さなリュック1つで旅をするものですから、ここで水着が借りられるのは好都合ですな。で、問題はどんな水着かということで、事前調査では「(レンタル水着は)スクール水着そのもの」だそうで、これで混浴露天へ行くのは恥ずかしいという口コミが散見されたのですが、競泳用のスクール水着ならば私にはかえって好都合だと。ところが実際にレンタルで出てきた水着は、カラフルなシマシマの、モモから膝へかけてがゆったりとした水着でした。これに水泳帽を被って、借りた白いゴーグルか。・・・まぁ、いいか。

リフレッシュパークゆむら

新温泉町(美方郡)

「リフレッシュパークゆむら」を   >

開いたばかりだし、人も少ないだろうし。バタフライの練習が出来れば贅沢は言えない。ちなみに、リフレッシュパークゆむらの入場料は1,000円、水着のレンタル料は500円で返却で100円バック、ゴーグルのレンタルは1,000円で返却で600円バック、という感じです。

リフレッシュパークゆむら

新温泉町(美方郡)

「リフレッシュパークゆむら」を   >

おお。けっこう広いではないか。しかしロープで区切られている2コースでは水泳教室が始まり、フリーコースは地元の方でしょうかね、歩く人がけっこういて、私は人とぶつからないように練習を開始。10時20分ごろからプールに入って、11時半ごろから徐々に人が減り始め、12時ぐらいには好きなように練習が出来ました。練習のカイがあって、最近ようやくバタフライの泳ぎ方を思いだしてきましたので泳ぐのが楽しいですね。12時半にプールを上がって、混浴の露天風呂へ。お風呂まで少し階段を上がる間が外気の中を歩くので寒かったですねー。髪の毛を良く拭いておかないと風邪をひいてしまいます。露天風呂は5つあるのですが、そのうちの「四季風呂」「樽風呂」「滝風呂」「洞窟風呂」の4つに入って、特に樽風呂が熱めのお湯で気持ち良かったですねー。更衣室続きには水着は着用できない男女別の内風呂・露天風呂があり、こちらでも温まって、汗を引かせながらゆっくりと着替えます。

リフレッシュパークゆむら

新温泉町(美方郡)

「リフレッシュパークゆむら」を   >

食堂で瓶コーラを。ここはボケないで欲しかったなと、後でカメラに恨み節です。13時15分にリフレッシュパークゆむらを退館、歩いて3分とかからないバス停へ行って待合室で待とうかというタイミングで13時30分発の浜坂駅行きのバスが停留所にきましたので、乗車しつつ発車を待ちます。

浜坂駅 (足湯)

浜坂駅に13時53分着。このあとは14時18分浜坂発豊岡行きへ乗車して佐津で降りる予定です。時間がありますので浜坂駅の足湯を初体験です。私がここに来るのは何度目かなんですが、湯の張っていない時間であったりタオルを持っていなかったりと、何度となく足を浸けるチャンスを逃していました。足が赤くなるような少し熱めのお湯ですので、寒い外気の中で、とても気分の良い足湯でした。足湯から上がって浜坂駅の待合室で待ちます。列車は動物支障で7分ほど遅れ、14時25分に浜坂駅を出発です。

餘部駅

餘部駅からの眺め。

餘部駅

本日も日本海の波は荒々しい模様です。

佐津駅 (JR山陰本園)

時刻は15時、佐津駅に到着であります。本日の泊りは民宿一(かず)さん、2年前に松葉ガニを食べた民宿にて、今宵も松葉ガニ三昧を楽しむのじゃ。民宿まで歩いて13分の道のり、お腹はすいてきたし本日は松葉ガニだしということで、だんだん嬉しくなってきます。

香住 民宿 一(かず)

「香住 民宿 一(かず)」を   >

おお。民宿一(かず)さんです。穏やかで優しい御主人と女将さんがお二人で運営されている民宿です。

香住 民宿 一(かず)

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こちらの民宿は、部屋も、部屋付のトイレも、部屋付の洗面も、本当にきれいです。今回も期待通りでございます。

香住 民宿 一(かず)

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そしてこちら、2年前には自動販売機があった場所に冷蔵庫が設置されていまして、お酒もソフトドリンクも自由に飲むことが出来る・ドリンクインクルーシブになったとのこと。これも嬉しいな。

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まずはお風呂へ。部屋にあるボードをお風呂の入口にかけて貸切とするシステムです。お風呂は2つあります。足を延ばすことができる大きな湯船で、今日もよく泳いだなと、夕飯は松葉ガニだぞと、ゆったりとした時間を過ごします。

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お風呂上りにドリンクインクルーシブの開始であります。スコール、おいしー。本日のまとめなどしたあとは、食事に向けて仮眠を取ります。18時の5分ほど前にインターホンが鳴りまして、食事は個室になります、自分の個室へ向かいますと・・・。

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やったぁー、イッヤッホー。みよ、松葉ガニじゃ。

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このお刺身も美味い。ビールとお刺身で一杯やりつつ、2時間の食事時間で、松葉ガニ3杯をどう攻略するか、作戦を練ります。

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まずはお刺身です。先ほどまで泳いでいたカニですよと女将さんから説明があります。ピンクのタグには「兵庫県 柴山湊 大正丸」と書かれております。正真正銘の松葉ガニかぁ。モチモチでございますな。ほのかな甘み、といいますか、みずみずしいお刺身をいただきます。

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お刺身を食べている間にから揚げが届きました。これはフワフワなんですよ。そして甘い。うーまい。

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そしてこちら、香ばしいミソ焼きでございます。味噌と焦げの香ばしさが口の中に広がるわい。

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そしてこの焼きガニ。陶板で焼き蒸した焼きガニでして、薄く塩味が付いているのですが、カニの風味か豊かですねー。これを書いている今でも、このカニを食べている時の情景を思い出し、口がもぐもぐ動いてしまう。

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そして茹でガニ。爪が大きい。身の詰まった茹でガニを食べながら、カニすきの用意に移ります。

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カニすきがまた美味いのです。野菜を先にくべて、カニには火が通り過ぎないように鍋から上げて、ゆっくりと食します。この一杯分の松葉ガニで完全にノックアウトされる私。カニだけでお腹がいっぱいになる贅沢を味わいます。

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シメはカニ雑炊。ごはん一杯で投了です。参りました。雑炊は半分ほどお鍋に残ったままですが仕方がありません。

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冷たいアイスクリームに酸味のあるパイナップルと、さっぱりとして美味しいデザートでした。美味しかったなぁ。御馳走様でした。このあと部屋へ戻って少し休憩し、お風呂へ入って就寝です。

4日目2025年3月5日(水)

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8時からの朝食を7時半からに早めていただきました。朝食も御馳走ですな。ムフフ。

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この焼き魚もさすが海辺の民宿という感じで美味しいですな。

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細かいものが嬉しいです。

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そしてこのカニの炊き込みご飯が美味しい。

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お刺身とカニのお味噌汁です。白いご飯も頂いて、朝からお腹いっぱいになりました。御馳走様でした。8時20分に車で駅まで送っていただきます。まだ早いので車で周って佐津の海を見せていただきました。ありがとうございました。また訪れたい、そうだな、夏もいいなぁ、そんなことも考えました。

佐津駅(JR山陰本線)

さて、本日は豊橋へ向かいます。神奈川→山陰は、時間が遅くなればなるほど列車は空きますけれど、山陰→神奈川のルートでは、時間が遅くなればなるほど列車が混みますので、通勤通学ラッシュや帰宅ラッシュの時間帯には列車を利用したくないという時には、豊橋もしくは浜松あたりで宿泊を挟むと、とてもゆったりと帰ることが出来ます。

佐津駅(JR山陰本線)

佐津駅8時38分発・豊岡9時10分着、豊岡10時16分発・園部13時13分着、園部13時16分発・京都13時51分着。京都14時発の特別快速が運休になって14時7分京都発・米原15時18分着、米原15時30分発・大垣164分着。大垣16時11分発豊橋17時39分着という感じです。

和田山駅(JR山陰本線)

和田山駅では駅近くに何かの遺構を見かけます。豊岡→園部が3時間近くの乗車です。園部から先の京都までは、特に嵐山から先は外国人が多く乗ってきて、京都駅はさすがに混んでいました。京都は降りる人も多いので、座ることができましたし、米原へ着くころには車内はのんびりとした列車になっていました。大垣から豊橋行きへ乗ってしまうと今日は豊橋でゆっくりできるので気が楽になります。

ニュー東洋ホテル2

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豊橋駅でお土産を買って、ホテルにチェックインをした後は、もう部屋を出たくない、そんな心持ちです。今回も旅のテーマは第一にカニを味わう、松葉ガニをいただくということでしたので、無事に目的を果たせて良かった。今度はいつになるかわからないが、出来ることをやったということで満足のうちに就寝です。

5日目2025年3月6日(木)

ニュー東洋ホテル2

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今日は8時53分の豊橋発の列車に乗るので、朝は7時30分までゆっくりと眠ることが出来ました。

JR東海道線(豊橋→浜松)

8時53分豊橋発浜松行きは、8時45分に駅に着いたときにはすでに入線しており、先頭車両まで行ってようやく転換クロスシートが丸ごと空いているという感じ、穏やかな車窓を見ながら帰途につきます。

浜松駅

浜松市中央区

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浜松駅着9時27分、そのままこの画像の9時29分発・熱海行きを見送って9時50分浜松発・12時20分熱海着の列車に乗車します。浜松での乗り継ぎ時間は2分から3分といった、非常に効率の良いタイムスケジュールですが、乗り換え2分では好きな所へは座れないので、1本後ろの列車にズラすことになります。

浜松駅

浜松市中央区

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さて、新しくなった18きっぷの旅を終えての私の感想です。18きっぷの条件が2024年の冬からいろいろと変わって、5日券について、連続した5日間しか使用できないという新ルールは、使い勝手が悪くなったと思います。とはいえ、神奈川から山陰・山陽への旅程プランではまだまだ18きっぷの特徴が活きている、そんな気もしますね。いつ消えてしまうかわからない「18きっぷ」や「北海道&東日本パス」ですから、消えてしまう前に使っておきたい、いろいろとプランを考えて楽しみたいですね。今回も18きっぷを使って、ゆったりとした良い旅行が出来たと思います。

【18きっぷ】松葉ガニを求めて兵庫県の新温泉町と香住町を目指す【2025年3月】

1日目の旅ルート

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