yosshyさんの新潟県の旅行記

2025年はゴールデンウィークを外して 5月下旬に新潟の絶景巡って東へ西へ
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この旅行の前の年、2024年3月に、県の最奥部にある津南町で「スカイランタンを打ち上げること」だけを目的に、新潟県に初めて行ったんですが、その時、新潟県のことをけっこう入念に調べ上げてみたところ、この津南町辺りから最も北に位置する村上市まで、本当に数多くの絶景、美景が存在することがわかったんです。 ただ、その時は、季節が冬でしたし、短期決戦の旅だったので、それらのスポットに立ち寄ることはありませんでした。 ですが、一度リサーチして知ってしまった新潟の絶景スポットに行きたいという欲求は、簡単にが消え去ることはなく、そんな新潟県には「いつ行くのがベストなのか?」も調べてみたところ、それらの絶景の数々が最も輝きを放つ時季が、「春の終わりから初夏にかけて」とわかったんですね。 で、ここで一思案。コロナ禍からの解放とインバウンドの訪日意欲の完全復活で、日本国内を旅行する人があからさまに増えていて、旅のお宿をお安く押さえることが目に見えて難しくなり、特にゴールデンウィークに旅行することは、庶民のうちらとしては、「ちょっときついなあ」と思い始めていたところに、一方で、働き方改革の進展のお陰で、休みが取りやすくなってきていますので、ここで発想を転換して、2025年はゴールデンウィークに旅行するのをすっぱり止めて、ゴールデンウィークが過ぎ去った後にまとめて休みを取って、この新潟が光り輝く5月下旬に旅行するのはどうだろうか? 前置きが長くなりましたが、と言うわけで、自称「絶景ハンター」のわたくしが、「人出が少ない」「出費も少ない」でも「季節的には最高」という5月下旬の新潟県で、絶景を片っ端から巡ってくる、かなり「映える」旅を決行しました。 年末年始旅以来の4泊5日旅。前回の大失敗の轍を踏むことなく、無事に楽しく行って帰ってこられたんでしょうか?
北海道ツウ yosshyさん 男性 / 50代
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- 1日目2025年5月24日(土)
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09:00-11:00
新千歳に到着
実は、前回の三春滝桜を目指す旅行から、これまでの行動パターンから大きく転換して、旅行の本格初日の前の晩に千歳に入って、前泊する取り組みを始めました。これだと、夜中の2時だの3時だのと言った暗いうちから行動しなくて済むので、体力の消耗を防ぐことができます。 が、今回は、非常にありがたくない事態が発生。旅行が近づいてきた1月末に突如、某大手航空会社から、予約していた便が欠航になったとの連絡が入り、代替案として、その会社が共同運航する某LCCの便が提示されたんです。 当初、乗る予定だった便より、到着時間がだいぶ遅くなる便で、計画が大きく狂ってしまいました。大手航空会社って、けっこう横暴ですね。 とは言え、旅行に想定外は付きものであって、そういう事態に陥っても落ち着いて対処して、気持ちを切り替えていくしかないんですよね。こんだけ旅行していると、もう、そういうのも慣れっこになりますので。 で、出発がかなり遅くなったので、今回は前泊も取り止めて、のんびり新千歳入りして、ゆったりとフライトと相成りました。
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12:00-12:00
正直、大手航空会社にはムカつきましたが、そんな気持ちをズルズル引きずっていても、楽しくもなんともないので、さっさと切り替えです。 という訳で、やって来ました。1年2カ月ぶり2年連続の新潟空港。 新千歳から直行便があるので、楽に行くことが出来ますし、何せ2回目ですから、もう余裕。何より、コンパクトなところが最高です。 航空会社に振り回されて削られた時間を取り戻すべく、お昼は既に飛行機の中で済ませてますので、すぐにレンタカーを借りて出発です。あ、レンタカーの返却時には十分な注意が必要ですね。(その辺りのことを詳しく知りたい方は、2024年3月の旅行記をご覧ください。)
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13:00-13:00
さて、初日は新潟市の市街地はスルーして、一気に郊外に出たんですが、新潟市の岩室という地区に、けっこう有名らしいジェラートのお店があるようなんですね。 初日は少し天気がすぐれず、冷たい物日和とは言い難かったんですけど、うちらはジェラートがもう大好きなので、ここに寄らないという選択はありませんでした。 で、行ってみると、田舎町にいきなり、ほぼ満車の駐車場が出現。やっぱり人気のお店であることを実感して期待が高まりましたね。 お店のショーケースには、たくさんのフレーバーが並んでいて、味を絞り切れなかったので、欲張ってトリプルにして、「レアチーズ」「ブルーベリーヨーグルト」、そして、ここの牛乳の美味しさを確かめるために、ストレートに「牧場ミルク」をチョイス。 で、これは欲張って正解でした。レアチーズはチーズ感の、ブルーベリーヨーグルトは酸味の、それぞれ違った爽やかさが嬉しい〜。そして、牧場ミルクはその濃厚さがググっときて、たまりませんでした。 ここは、当たりですねえ。いきなり美味しいものを楽しめて、幸先良かったです。
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13:00-13:00
さあここで、前回、2024年の新潟訪問の折りには参拝せず、失礼してしまった越後国の一宮「おやひこさま」にお参りします。 レガーロのある岩室からのルートだと、少し回り道になるんですが、この大鳥居をくぐってから、ご社殿に向かいます。これが正しい作法なんだろうと思ったので。 で、この大鳥居が素晴らしい。ご社殿に真っ直ぐ向かっていくと、街中にいきなり巨大な赤い鳥居が現れるんですよ。大迫力じゃないですか〜。この鳥居はくぐって良かったです。
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13:00-14:00
そして、ようやく辿り着きました、越後国の一宮の彌彦神社さん。 昨年の新潟1泊2日旅では、日程がきつ過ぎて参拝を断念しましたが、1年後に来ることができて本当に良かったです。 昨年の旅行を無事に終えられたことのお礼と、今回の旅行の無事を祈念させていただきました。母親たちの分も合わせてですね。 ところで、なんとこちらも、年末にお参りした宇佐神宮さんと同じく、「二礼、四拍手、一礼」のお作法なんです。出雲大社、宇佐神宮、彌彦神社と、参拝する一宮さんが立て続けにこの礼法なんですね。奇遇にも程がありますね。
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14:00-14:00
恒例の一宮参りを済ませたら、おやひこさんとは目と鼻の先にある道の駅でトイレタイム、と思ったんですが、ここの駐車場が満車で、入ることが叶いませんでした。 それだけ、ここに魅力があるのでしょうけれど、そこまで来ちゃうと、もはや道の駅って、かなり気合を入れて、そこを目指していく場所になってしまって、旅の途中でふらっと気軽に寄って、ちょっと休憩する場所ではなくなってしまったんでしょうかね? これって、なんか違うんじゃないでしょうか。
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14:00-14:00
仕方なく、道の駅を後にして、トイレ休憩を取れそうなコンビニとかを求めて、海沿いの国道402号線に進んでみたんですが、この国道にはコンビニがない。 で、ダラダラ進んでいくと、なんと、また道の駅が見えてきたじゃありませんか。 慌ててハンドルを切って飛び込んでみると、こちらは駐車場がスッカスカに空いていました。助かった。 ここ、入ってみると、かなり古めの施設でトイレも良好とは言えませんでしたが、旅のトイレ基地の役割はちゃんと果たしてますので、ぼくら的には十分。 激混みで、さっと入ることができない道の駅より、こういう所の方が断然ありがたかったです。
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14:00-15:00
道の駅でトイレ休憩を入れたら、もう憂いなし? 新潟絶景巡りに本腰を入れていきます。そして、ここが、その絶景巡りの最初ということになるんでしょうか? やって来たのは、JR青海川駅。 このところ、「日本一、海に近い駅」として評判のスポットなので、撮り鉄がたくさんいて、せっかくの風情が壊れてしまっていたら嫌だなあと思っていたんですが、単なる普通の土曜日で、しかも、観光にはあいにくの空模様と言こともあってか、駅のホームはスッカスカ状態でした。 さらに、うちらは時刻表を確認して行ったわけではなかったんですが、折よく電車がやって来てくれたんですねえ。 海をバックに駅のホームに入ってくる電車。これはなかなか絵になりますねえ。空がピカピカに晴れていて、海が明るく輝いていたら、文句なしの絶景だったでしょうけれど、人も少ない中、ゆっくりこの光景を見ることができて良かったです。
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15:00-16:00
海岸沿いの美しい駅を見たら、日本海に別れを告げて、ここから新潟県の山間部へと進路を取ります。昨年も旅した、日本有数の豪雪地帯ですが、さすがにもう雪はないでしょう。 目指す次の絶景への道すがら、地元の住民の皆さんに愛されているっぽい杉の巨木があるようなのでご挨拶。 そして、この杉が想像以上に凄かったんです。幹は太いし枝の張り方も尋常ではない広がり具合で、とんでもない迫力。思わずうなっちゃいました。
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16:00-17:00
そして、ついに来ました。 今回の新潟県絶景巡りの中でも、ひょっとしたら一番の見所なんじゃないかなあ?と秘かに考えていたこちら。「星峠の棚田」です。初日に目玉を持ってくるって、けっこうもったいないかな?とも思いましたが、今回の旅を組み立てる上で、この順番が一番効率よく、数多くの絶景を巡ることができるんですよね。 ただ、今や評判の絶景スポットですから、普通の土日でもそれなりに人がいるだろうと踏んで行ったんですが、天気が良くないからか、ぼくら以外には数人しかいませんでしたね。これは良かったのか悪かったのか。 そして、眼下に見下ろした、水の張った田植え前の棚田が広がる光景は、なかなか迫力がありました。 平地が有り余っている北海道では、絶対に見られない棚田には、いつも心を動かされてしまいます。素晴らしい。 ただ、やっぱり、惜しむらくは、あいにくの空模様で棚田に光が足りなかったこと。 ここに夕日が出ていたら、どんなにか幻想的な光景が見られたことでしょうねえ。終日ぐずついたこの日の天気が恨めしいです。
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17:00-18:00
とは言え、天気だけはぼくらでは変えようがないので、天気が良くないなりに楽しむしかありません。なので、天気の悪い中、これ以上は無理をしないで、ここで旅行初日の行動は仕舞いとします。 日程を詰めすぎないというのも、過去の旅行から学んだ教訓ですからね。お宿に入って、疲れを癒しましょう。 さて、初日のお宿に選んだのは、旅行ガイドにもよく掲載されている人気の温泉宿です。予約を取るのが大変かな?とも思いましたが、やっぱり、ゴールデンウィークを外すと、わりとたやすく予約できましたね。しかも、かなりお安く。 ところで、うちら夫婦なんですが、こういう旅館の、ゆっくり間を開けて何品も何品も出てくる料理が、どうにも性に合わないことが、今さらながら分かってきたので、宿の周りによほど食べ物屋さんがないとき以外は、旅館のお夕食は遠慮して、外で食べようという方針を固めたばっかりなんですが、今回泊まる十日町市の松代(まつだい)という地区は、夜に営業しているお店がほぼないようなので、やむなくお宿で食べることにしました。満足できるでしょうかね? あ、それと、お夕食とは全く関係ない話ですが、この「お宿の窓から」の眺め、覚えておいてくださいね。
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18:00-19:00
さて、満足できるか心配だった、こちらのお宿のお夕食ですが、その心配は杞憂に終わりましたね。まず、お料理の量が本当にうちらにぴったり。本当にちょうどいい量でした。 その上で、一品一品がしっかり美味い。山間のお宿だけに、山菜などの山の幸が美味しかったです。
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18:00-19:00
この焼いたのどぐろが
ですが、本当に一番美味しかったのは、意外にも海の幸でした。こんな山間のお宿なのにね。 この「のどぐろの焼き物」が絶品だったんですねえ。日本海に揚がる高級魚の中でもマスト食材ののどぐろは、お刺身や寿司ネタの「炙り」が一番だと思っていたんですが、焼くと、濃厚な脂の旨味が増すんですねえ。驚きました。 このレベルのお食事が食べられて2人で3万円台で泊まれるなんて、なんてお得なんでしょう。大型連休を外した効果が早くも出ましたね。嬉しい。
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21:00-23:00
うちらの希望どおりの質と量だったお夕食に満足したら、お次のお楽しみは温泉でしょう。ここの温泉は、けっこう評判が高いようですからねえ。 こちらのお宿には貸切風呂があって、予約ができるので、喜んで早期に予約させていただきましたが、おかげで誰にも邪魔されず、のんびりお湯がいただけました。 さらにその上、お湯が良い。無色透明で、あんまり効きそうな感じはしなかったんですが、ジンジン体の芯まで熱くなるんですねえ。これは温まりますよ。この日はあんまり気温が上がらず、少し肌寒かったので、体調的にも助かりましたねえ。 いいお湯をしっかりいただいたら、次の日も早く起きたいので、しっかりと休みましょう。それにしても、宿からの眺め、真っ暗ですね。
- 2日目2025年5月25日(日)
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00:00-07:00
山奥の温泉宿で、早朝、ガバっと起きるうちら二人。 その訳は、やっぱり絶景を見るためです。 そのお目当ての絶景は、なんと「お宿の窓から」眺められます。さあ、前日の写真と見比べてくださいね。 その絶景は、お宿の名前にもなっています。そう「雲海」です。 うち、雲海には北海道内で何度もチャレンジしたんですが、どうしても見られなかったんですよ。なのに、なんとここでは、お宿の窓からお手軽に眺められちゃいました。なんとラッキーな。 そして、この雲海が、お手軽に見られたわりには凄かったんですよねえ。何がって、雲がものすごい勢いで流れるんですよ。見ている目の前で、刻一刻とうねるように姿を変える様がもう、まるで龍が宙を舞っているかのようでした。龍、見たことないですけどね。 とにかく、壮大な雲海ショーに大満足。 さて、この壮観に満足したら、二度寝です。なんでって、少しでも体力回復しなきゃ、ですから。
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07:00-09:00
お宿から見えた雲海に満足して眠りについて、また目を覚ましたら、速やかに朝食のお時間です。 そして、この朝食も適量かつ、きちんと美味しかったです。こちらのお宿、最初から最後まで大満足です。 では、2日目も、まだまだ残る絶景巡りに、いざ出かけましょう。 ただ、この地方の天気予報が、「午前中は小雨混じりのぐずついた天気、午後からは本格的な雨」なんですよねえ…。
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09:00-09:00
さて、出発して間もないんですが、このあと、林の中に入るので、その前に道の駅でしっかりトイレに行っておきます。 こちらの道の駅は、本物の鉄道の駅と合体しているんですね。面白い。 それと、駅の奥の方に、何やら派手派手なオブジェらしきものがあって、「ああ、これが十日町の大地の芸術なんだな」と思いましたが、正直、うちらは何の興味も湧きませんでした。ごめんなさい。
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09:00-10:00
そして、この日の最初の絶景です。 少し小高い丘に樹齢100年にもなるブナの木が一面に茂り、大変な美林を形作っている所があるんだとか。その名も「美人林」。ここも相当な絶景と評判で、これまた今回の旅行の目玉の一つですよ。連日、目玉スポットですねえ。 日曜日、ここにも絶対に人が集まると予想して、朝早くにやって来たんですが、ぼくらが行った時はほぼ無人の状態。これもゴールデンウィークを外したオフシーズン効果なのか、それとも、小雨が混じる、ぐずついたお天気が幸いしたんでしょうか? おかげで、静寂に包まれたこの美林を、じっくりゆっくり落ち着いて堪能することができました。いや、この体験は素晴らしかったです。しんと鎮まった林の中、美しい緑の葉をたたえた木々に囲まれ、清浄な空気が流れる空間で過ごした時間。本当に心が洗われる思いがしました。素晴らしい体験ができました。
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09:00-10:00
雨の日限定の「樹幹流」
そして、雨の日に行ったことで、人が少なかったことのほかに、かえって良かったことがもう一つ、いや、二つですかね。 一つが、ブナの葉に雨水がついて鮮やかに見えたこと。林全体が瑞々しさにあふれていると感じました。 そして、もう一つが、「幹の美しさ」です。幹に伝う雨水を「樹幹流」と言うようなのですが、水に濡れた幹が黒光りすることで、葉の美しい緑色がさらに際立っているように思えました。
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09:00-10:00
正に「美人」な林
そして、この林の素晴らしさをもう一つ。写真をご覧になった皆さまは、もうお気づきでしょうか? この美人林と、全国至る所にある、ありふれた雑木林との違いに。 この美人林は、とにかく管理が行き届いているんですよねえ。下草がきれいに払われていて、全く生えていませんよね。なので、地面との色のコントラストで、ブナの葉の緑が際立って美しく見えます。 この林の美しさは、自然の美のように思えますが、それだけではなく、丁寧な人の手間暇が加わった美なんですね。いやあ、ここには深い感銘を受けましたね。
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10:00-10:00
本当に美人な林に感動したら、ここで、甘い物タイム。 美人林のほど近くにある松之山温泉には、「しんこ餅」という名物があるらしく、これが美味しいらしいんですよ。 で、いただいてみたこれが、本当に美味かったんです。餅という名はついてますが、これは普通の餅ではないですね。食感が違いました。普通の餅と違って、粘りや伸びがなくて、サクッと噛み切れました。なので、餅よりスルスルと食べられちゃいます。 旅行から帰って調べてみると、このしんこ餅の原材料は、モチ米ではなく、ぼくらが普通に食べているうるち米を粉にした「上新粉」なんですね。だから粘りが少ない。 ぼく的には、餅よりこっちの方が好みかもしれないですね。これ、北海道でもどこかで作ってないんでしょうかね?
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10:00-11:00
さあ、天気が本格的に悪くなる前に、絶景巡りを急ぎます。1年前に来た津南町に入りました。またこの町に来られるとは。懐かしいです。 やって来たのは水の絶景、「竜ヶ窪の池」。美しい湧き水の絶景は本当に心が洗われるので、大好きなんですよねえ。 ここは、1分間に30トン、毎日4万トンを超える美しい水が滾々と湧き出ていて、1日で池全体の水が入れ替わってしまうんだとか。つまり、毎日、新しい水を眺められるんです。この予備知識だけでも凄いですね。 で、実際に見たその池が、もの凄く幻想的でした。美しい湧水を湛えた水面に、うっすらと靄がかかり、周りの木々の緑が映り込む。晴れ空の下のこの池を見たことがないので、この様子がこの池のベストショットなのかはわかりませんが、素晴らしい景観であることは間違いありませんね。ここでもまた、良いものが見られました。
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11:00-12:00
ここで、2日目のお昼ですが、このあとも津南町の景観を見て回ることを予定していたので、素直に津南町でいただくことにしました。 そして、リサーチしてて見つけたのが、この辺りの銘柄豚「妻有(つまり)豚」。 その銘柄豚を使ったとんかつが人気のお店に行っちゃいましょう。 すると、11時ちょっと過ぎの開店直後に行ったのに、既にほぼ満席で、うちらの後にも続々とお客さんがやって来て、あっという間にウェイティングが発生。田舎町にもかかわらず、この人気にびっくりです。早めに来ておいてよかった。 そして、その人気のお店で、300gを誇るという「つまり定食」というメニューを見つけてしまったら、もう、それいくしかありません。 で、出てきたそのとんかつが分厚いのなんの。圧巻です。でも、時間をかけてじっくり揚げているからか、肉が柔らかいので、難なく噛み切れて、しかも、肉に微かな甘い旨味があって、スルスルいけちゃいました。余裕で完食。美味いです、ここ。 大満足でお店を出て、そこで初めて気がついたんですが、最近、旅のグルメ選びの情報源に活用している某「タクシー運転手さんが紹介する美味しいお店番組」にも出てたんですね。あの番組に出るお店は当たりの確率が高いですね。
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12:00-13:00
ここで、いよいよ本降り
そして、ここで予報どおり、雨が本降りになって来ました。良い予報は、外れて雨が降ったりってのはよくあるのに、悪い予報って、たいてい当たるんですよね、恨めしいことに。 当初の計画では、2日目はこのあと、同じく津南町にある「見玉の石落とし」や「田代の七ツ釜」といった景観を見て回るつもりだったんですが、この天気では、屋外の景観はその美しさが大きく損なわれるでしょうし、何より雨の中、屋外を動き回ることで、旅の途中で風邪でも引いてしまったら、もうお仕舞ですから、これらのスポットはすっぱり諦め、雨の中でも楽しめるスポットに絞って観光する予定変更をしました。 臨機応変。これもまた旅の醍醐味です。
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13:00-14:00
で、雨が降っていても楽しめる、とっておきのスポットが一箇所あったんです。ルート上に。正直に言いますと、ここは、3日目の朝一で行くつもりだったんですが、仕方がありません。 そのとっておきのスポットが、清津峡。ここにある超絶絶景、「水鏡トンネル」は、トンネルだけに雨でも平気。 色んな媒体の写真を見るに、とんでもない「映え」スポットのようで、そんなスポットだけに、連休でもない普通の日曜の午後、さらに、けっこうなザンザン降りにもかかわらず、駐車場は車でいっぱいでした。こりゃあ、混んでるでしょうけど、これは仕方ない。
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13:00-14:00
アプローチからして雰囲気ありあり
降りしきる雨の中、トンネルに入場。これでもう、しばらく濡れる心配なし。 安心して意気揚々と目指す最奥部へと歩を進めると、もう最初っから雰囲気ありあり。これは期待感が高まります。
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13:00-14:00
これは凄い!
薄暗いトンネルの先、ようやく辿り着いた先の光景には、もう度肝を抜かれました。 この「水鏡トンネル」が超絶素晴らしい! 何ですか?この美しさは!? 雨の心配も何もない空間で、じっくりこの景観が楽しめましたよ〜。って、あれ? あれだけ駐車場に車がたくさんあったのに、超ゆとりをもって、こんな素晴らしい写真を思う存分撮れました。 どうしてかと言うと、まず、トンネルが長い。なので、それだけで、けっこう人が分散します。その上、ここ、この水鏡トンネル以外にも、見所スポットが複数あるので、さらに分散。 その上、さらに、この日のお客さんたちが皆さんマナーが良くって、行儀よく、順番に、交代交代で、譲り合って写真を撮るんですね。なので、こんな、誰もが「早く行って、良い写真を撮りたい」と願う水鏡スペースが、カオス状態になることがなかったんです。 これって、凄いことですよお。これまた、ゴールデンウィークを外したオフシーズン効果ですかね? よかった〜。
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14:00-15:00
清津峡で、いろんな意味で本当に感動して、気分よく越後湯沢に下りてきました。 その越後湯沢には、素敵な旅館が営む素敵なカフェがあるようなので、ここは迷わず立ち寄りましょう。 そこでいただくのは、このカフェ一番の人気スイーツのロールケーキです。年末年始の由布院のロールケーキと、どうしても比べちゃいそうです。 そして、この人気の一品が、またまた素晴らしかったんですねえ。由布院のロールケーキの「ふわふわ」と違って、こちらは「シュワシュワ〜」と、とろけるような食感なんですねえ。甘さの塩梅も抜群で、一言「美味しい!」。 こりゃあ、各地の人気のロールケーキも探訪してみたくなっちゃいますね。
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15:00-16:00
続いて、越後湯沢のマストなスポットへ。それが越後湯沢駅にある「ぽんしゅ館」。 数多ある新潟県の日本酒をすべて味わえるというのが、最大の売りらしいですが、うちら夫婦は、普段からほぼお酒は飲みませんし、旅先では一切いただかない主義なので、そんなことには心動かされることはありません。 「じゃあ、何で行ったの?」と突っ込みたくなると思いますが、ここ、お酒だけじゃなくて、新潟のお土産というお土産が、ほぼここ一箇所で手に入るんですよ。 なので、選びたい放題のこちらで、良さげなものを、旅行2日目にして早くもゲットしちゃいました。もちろん、溶けちゃうような物は買いません。 それにしても、この入り口に立ってる酔っぱらいのマネキンさん。こんな人今どきいます? うけるんですけど。
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16:00-17:00
さて、先ほども触れましたが、清津峡に3日目の朝一で行くつもりだったので、ぼく的には清津峡温泉の宿に泊まりたかったんですが、清津峡のお宿はどこも「お部屋にお風呂もなければシャワーもない」んですね。そのことを妻に告げると、清津峡での宿泊に大反対。 で、仕方なく、清津峡からそれほど遠くない越後湯沢に宿を取ったんですね。その時は本当に「仕方なく」と思ったんです。 ですが、2日目の予定変更を経たこの時点では、湯沢に宿を取っといて良かった〜。 山奥の清津峡からよりも、3日目の行動が少し早くなりますもん。何が良い方に転ぶか分かんないもんですねえ。 ところで、その越後湯沢の宿ですが、まあまあ良さげで、かつ、そこそこリーズナブルなお宿を見つけられました。
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18:00-20:00
そして、越後湯沢にお宿を変更してみたら、この町にはなんと、北海道の洞爺湖を見下ろす地に建つ高級リゾートホテル、「ウィンザーホテル」で、かつて営業されていた、超有名なピッツェリア、デル・ピットーレさんの本店があるじゃないですか? なんとラッキーな。これはもう行くしかないので、きっちり予約して伺いましたよ。
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18:00-20:00
さすがの美味さ
こちらは、絶対に当たりのお店と確信して行きましたが、もう全く期待どおり。 窯焼きのピザは、生地が外側サックサク、でも、モッチモチ食感も十分に楽しめる、バッチリな焼き具合。チーズもよ〜く伸びる美味しいやつでしたし、この写真のアスパラとベーコンのビスマルクなんて、アスパラの鮮度が良くてが「サクッパキッ」と噛み切れてしまうんです。めちゃ美味〜。 あ、ちなみにこのアスパラ、津南町産なんですって。津南町の物産館でアスパラを見かけた時、本当に美味しそうだったんですよねえ。良い素材、知ってますよねえ。 その他、前菜からデザートまで、何から何まで美味しくて、心から楽しめました。 ブラボー!
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20:00-21:00
美味しいピザに舌鼓を打ったら、あとはお宿でゆっくりです。 こちらのお宿、ぼくらがあてがってもらったお部屋があまりに広くて、広大な洗い場付きのお風呂まであったんですが、せっかく温泉浴場もあるので、ぼくらはそちらを使わせてもらいました。 あれ? 2日連続で温泉ですね。まあ、結局、温泉好きなんで、いいですよね。 そしてそのお湯が、思いの外、よいものでした。特に、露天風呂のお湯がちょうどいい湯加減で、ちょっと長湯しちゃったほどです。
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21:00-23:00
意外と良いお湯をいただいたら、2日目の絶景の数々を思い出しつつも、まだまだ続く旅に備えて、さっさと寝ましょう。
- 3日目2025年5月26日(月)
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00:00-08:00
旅行3日目の朝です。 当初の計画では、この日の朝一に行こうと思っていた清津峡に、前の日に行ってしまったため、図らずも余裕が生まれてしまったので、のんびり行動に切り替え、当初は素泊まりする予定だったのを、朝食まで食べることにしました。 ただ、こちらの朝食は、わざわざ食べるほどのものではなかったですね。どの品も「ん〜…」な感じ。特に、ウインナーが水っぽくて、ぶよぶよで残念でした。 まあ、最初は食べる予定でもなかったですし、期待もしていなかったので、良しとします。 3日目は、新潟県の最奥部の越後湯沢から、かなり北にある新発田市まで、一気に北上するので、気持ちを切り替えて行きましょう。
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09:00-09:00
3日目をスタートして、湯沢町から隣の南魚沼市に入ると、ここにも、宿場町の風情を残す昔の町並みがありました。 蔵造りっぽい建物が並んでいて、それなりに雰囲気を出してはいましたが、何かしっくり来ないんです。理由を考えてみて分かったのが、この通り、道幅が広すぎるからじゃないでしょうか? 江戸時代の当時から、この道幅だった可能性もゼロではないでしょうが、昔の街並み感が薄らいじゃってますね。惜しいですね。
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09:00-10:00
さらに北上を続け、南魚沼市の隣の魚沼市では、越後が生んだ名匠の彫刻が、これでもかと施されたお堂があるという、西福寺さんにお邪魔しました。 名匠による神社仏閣の彫刻と言うと、日光東照宮を思い出すので、けっこう期待が高まっていたんですが、結論から言うと残念。 その「彫刻が凄い」という、このお寺の開山堂ですが、確かに天井一面にびっしりと細かな彫刻が施されていて、なかなかなもんだなあとは思ったものの、文化財の保護のためだか何んなのかは知りませんが、結局のところ、暗くて、鮮明には見えないんですよね。 おまけに、これも文化財の保護のためなのか、お堂内の写真撮影も禁止と来ました。 禁止の理由が、「写真を撮ることで文化財が劣化する虞があるから」で、それに確かなエビデンスがあるって言うなら、まだいいですが、ぼくらが撮った写真が世に流布することが許せないというのであれば、ネットに画像があふれるこのご時世に、今さら何を言ってるんだろうって思っちゃいますね。まあ、ルールは守りましたけど。 ですので、撮影したのはお堂の外観だけですね。
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10:00-11:00
正直、お寂しいお寺さんから早々に立ち去って先を急ぎましたが、それでも必ずトイレには行きたくなるもの。 という訳で、旅のトイレ基地、道の駅での休憩は必須です。 で、立ち寄ったこちらの道の駅、トイレはちゃんとあったので、トイレ基地の役割は最低限果たしていたんですが、10時を過ぎているのに、トイレ以外が稼働している気配が、あんまりなかったんですね。 ちょっと薄ら寒い思いを抱きながら立ち去りました。雪だるまのオブジェも、なんか物悲しい。
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11:00-12:00
3日目、な〜んかイマイチなスポットばかりで、ちょっと乗って来なかったんですが、1年ちょっとぶりに長岡市に入ったら、そろそろお昼時です。 で、長岡で何を食べるとなったら、ラーメン大好き新潟県の、5大ラーメンの一角「長岡生姜醤油ラーメン」があるじゃないですか! 前回、母たちと新潟に来たときには、高齢の母にはラーメンはあんまりと思いましたし、何より母がリクエストしなかったので、これを避けたんですが、今回は、ご当地ラーメン大好きなうちら夫婦だけですから、これを食べない選択はゼロ。 そして、どうせ食べるなら人気店。市内でもかなりの人気らしいこちら「青島食堂」さんで、5大ラーメンを試してみようじゃありませんか!と、意気込んで行ってみると、月曜の11時ちょっと過ぎで、もはやウェイティングが発生してました。いや、これは期待が高まります。
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11:00-12:00
生姜感はそれ程でもないけど
で、いただいた人気店の「生姜醤油ラーメン」。ガツンと生姜が来るのかと思っていたら、実際、スープを啜ってみると意外とマイルド。ほんのりした生姜感で、これが実に美味い。平打ちっぽい麺の茹で加減もちょうどよく、スープともよく合ってます。 そして、ぼくの中ではけっこう重要な要素のチャーシューが、抜群に美味い。 ぼく好みの、硬めで噛めば噛むほど味が出てくるタイプなんですよねえ。これはたまらん。 旅行3日目、ようやく「来た〜!」って感じですよ。
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13:00-13:00
美味しいラーメンに気を良くしたら、さらにグンと北上して、燕三条に到達。 そして、燕三条と言ったら、洋食器と刃物です。 うちで使っている包丁が、だいぶ弱ってきているので、ここで一つ気合入れて、本物志向の物を買って帰りました。何と、1本、1万円オーバーですよ。 ちなみに、うちで実際に使ってみると、めちゃめちゃ入れ味良くて、重宝してます。
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14:00-14:00
さあここで、いつものうちの旅のグルメのご用達、某「県民ディスカバリー系番組」からいただいた情報が入ります。 それが、新潟県民さんが、笹だんごの次に熱愛しているという「三色だんご」。 笹だんごは、去年食べて、めちゃ美味しかったので、その次に来るという、このだんごもかなりのレベルに違いありませんから、これは必食です。 新潟市秋葉区にある、三色だんごの名店「羽入」さんで、これを手に入れて、即、車中で食べてみたんですが、これ、よかったですよ。 まず、ふたを開けたらこれですよ。だんごが見えないくらいの、たっぷりのあんこやゴマが嬉しいですねえ。ちょっと贅沢感があります。 そして、だんごを引っ張り出して食べてみると、特に、真ん中の白あんが上品な甘さで美味しいです。ゴマはちょっとパサついてて、やや好みじゃなかったですけど、総合すると、さすがは米どころ新潟のおだんごだと思いました。
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14:00-15:00
羽入さんのすぐ近く、周辺に田んぼが広がる中、収穫した稲束を干すための「はさ木」にするための並木があり、それが、素朴な、でも、なんとも言えない情景を生み出しているんだとか。そういうのって良いですよねえ。 ぼくは、道北(北海道北部)の田舎育ちなので、よく知っているんですが、都市部で生まれ育った妻には、「はさ木」が分からなかったんですね。びっくりです。 あ、皆さんも知らないですか? まあ、そんなことはさておき、そのはさ木並木に行ってみると、これが実に良い。 ダイナミックな景観ではありませんが、かわいらしい木が、意外と整然と立ち並んでいて、小ぢんまりとした端正な美しさがありましたねえ。いや、これは佳景といっていいんじゃないでしょうか。
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15:00-15:00
さあ、夕方になってきたので、このあたりからペースを上げていきましょう。 はさぎ並木の秋葉区の隣の五泉市というところに、なんと言うか、異様なまでに「映え」にこだわってるっぽい、一風変わったお社があるようなんですね。 ここは、ぼくらの中では、美観には入らないと思いますが、旅の緩急、バラエティのために見に行ったんです。 するとそこには、写真のカラフル笠くらいしかなくて、一言、拍子抜け。全然、映えてなかったです。 神社さんのホームページとかを見ると、色々イベントをやっているみたいで、そのイベント時にはド派手なことをやっているようですが、オフシーズンには何にもしないみたいですね。これって、ひょっとして、オフシーズンの観光の弊害でしょうか? まいっか〜。ドンマイドンマイ。次に行きましょう。
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15:00-15:00
全然、映えてなかった神社さんを離れて、さらにお隣の阿賀野市の保田という地区に入ると、瓦を製造する会社が立ち並ぶ界隈があって、その界隈の、「瓦でデコられた街並み」の方が、よっぽど映えてました。
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15:00-15:00
いい感じ
この辺りなんて、洒落てません? 去年、淡路島で見た巨大な瓦のオブジェもそうでしたけど、瓦アートって、かっこいいですね〜。北海道に瓦屋根がないだけに、なんか憧れちゃいます。
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15:00-16:00
そして、ここでこの日、最後の甘い物タイム。 瓦の街並みのある保田地区には、もう一つ目玉があるんです。それが安田乳業さん。 こちら、新潟では著名な乳業メーカーさんなんですが、その牧場さんの直営スポットでは、新鮮な生乳を使ったデザート類が楽しめるんです。乳製品大好きなぼくとしては、ここは外せません。 で、ここでいただいたソフトクリームは、やっぱりなかなかの逸品でした。ふわっとした食感なのに、舌に乗せると、濃厚なミルク感が広がって口の中が嬉しさいっぱいになりました。良いですねえ。
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17:00-18:00
美味しいソフトを味わったら、この日の行動はお開きにして、お宿へ向かいます。 3泊目の宿は、次の日、県の北の方まで行きたいので、北部では新潟市の次に大きい新発田市内に取りました。新潟市内に宿を取っちゃうと、市街地から出るまでに時間をロスしちゃいますから。 ただ、新発田市には、県内有数の温泉地の月岡温泉のお宿を除けば、目ぼしい宿がほとんどない。で、結局は、わりとどこにでもある、「いつでもどこでも低く安定」のルートインさんになりました。 でも、そんな低空飛行なルートインさんなのに、建物的にもかなり年季が入っているにもかかわらず、しかも、オフシーズンなはずなのに、朝食付きで2万円オーバーでした。やっぱりホテル代、上がってます?
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18:00-19:00
さあ、新発田市での晩御飯。事前にいろいろ調べてみたんですが、結局のところ、新発田市内には、ぼくらの心を動かすような、「これ!」というご当地グルメがないとの判断に至りました。 その上で、今回の旅行の食事がお肉系に偏っているとも思うので、変化を求めて、ここでうちの旅行の定番、「地場の回転寿司」を入れてみることにしました。 で、これまた調べてみると、一軒、ほぼ新潟県内にしか展開していないお店を見つけましたよ。ホテルにも近いし、打って付けです。 そして、こちらが意外といけたんですよね。さすがは日本海に面した新潟県、海の幸にも恵まれているんですねえ。地場のお魚たちが美味い。アジだのスズキだのといった、わりとポピュラーなネタに交じって、「アラ」なんて聞いたことのないのまであって楽しいですし、お店の技術の差が出やすいしめ鯖も美味いし、北海道ではあまり出てこない「サヨリ」がめちゃめちゃ爽やかな味わいだったり。ああ、あと、イカのゲソもめちゃ美味でした。 そして、極めつけが、またも出ました。この旅行2回目の登場。日本海の高級魚の中でもマストと言っていい「のどぐろ」。これがとろけるような舌触りでガチで美味い。 そんな美味しいお店なのに、二人でかなりお腹いっぱいになるまで食べて、1万円ちょっとで収まりましたから、コスパもバッチリ。このお店、当たりです。
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19:00-23:00
美味しい回転寿司に満足してホテルに戻ると、そこははっきり言って、どこまでいってもルートイン。 ルートイン唯一のメリット、ちょっと広めの浴場のお湯をいただいたら、あとはさっさと寝ましょう。
- 4日目2025年5月27日(火)
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00:00-07:00
どこまで行っても極めて普通のルートインさんに泊まっても、普通に4日目の朝が来ました。 さあ、4日目も予定パンパンですので、速やかにチェックアウトして、最初の目的地に急ぎます。 ところで、ルートインさんって、朝食のパンだけはけっこう美味いんですよね。そこは評価してます。 それと、朝食会場で気がついたのは、ぼくらの外のお客さんのかなりの割合が、お仕事系の方々だったこと。そう言えば、ルートインさんって、お仕事系の方を見ることが多いと思ってたんですよね。なので、ルートインさんには、ハイシーズンもオフシーズンもなくて、それゆえにお値段もそんなに変動しないんでしょうかね?
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08:00-09:00
さて、4日目は、新潟県最北の村上市に向かうんですが、その途中の胎内市というところに、いい感じで道の駅があったので立ち寄りました。まだ朝早かったので、何にも動きがない状態でしたが、トイレさえ使えればOK。
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09:00-10:00
4日目の目玉、新潟県最北の村上市に入りました。 少し小高い丘の上からは、日本海が一望にできました。なかなかに清々しい。 それにしても、今回の旅行、ここに来て、ようやくこの青空が見られましたねえ。待ってましたですよ〜。
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10:00-10:00
そして、まずは村上の市街地はスルーして、さらに北上を続けると、海岸線の絶景が目の前に現れました。それが名勝、笹川流れ。海岸線に奇岩や洞穴が数キロにわたって見られます。これが、青空の下だと、素晴らしいですねえ。何とも気持ちがいい。 それにしても、岩場が見所の景勝地なのに、その名が「流れ」ってどういうことなんでしょうね。まいっか。
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10:00-10:00
海岸線の素晴らしい景観を、晴れ空の下の穏やかな日和に、のんびりと眺めたら、近くの道の駅で、いつものトイレタイム。 この道の駅も、鉄道の駅と合体してます。新潟の道の駅って、このパターンが多いんでしょうか?
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10:00-10:00
こんなところに田んぼ?
トイレを済ませたら憂いなし。お昼を食べに村上市街に取って返したんですが、ちょっと待ってくださいよ! なんですか、これ? 思いっきり海沿いに田んぼがあるじゃないですか! そこまでして、米作りますか? さすがは米どころ、新潟県。米作りへの執念を感じますねえ。
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10:00-11:00
千年鮭 きっかわ/株式会社きっかわ
村上市
さて、辿り着いた村上市ですが、ここは、国内で鮭が遡上する南限の地なんだそうですよ。で、昔から、その鮭の町として知られているんですねえ。 そして、そんな鮭の町にあるこのお店では、天井からぶら下がる、「塩引き鮭」が圧巻の光景を作り出しているんだとか? ただ村上市では、今や、海水温の上昇が原因で、村上ではその鮭が獲れなくなっていると聞いてますが、鮭が獲れなくなっているのに、そんな物あるんでしょうか? ちょっと疑心暗鬼でお店に伺ってみると、良かった、ありました。お店の入り口の軒下に、塩引き鮭がちゃんとぶら下がってました。 うちらが二人で、これを見て喜んでいると、店員さんがやって来て、「そっちじゃありませんよ」と言って、お店に招き入れてくれたんですが、そこには驚きの光景が。
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10:00-11:00
この光景には力がある
何ですか、これは〜。おびただしい数の塩引き鮭が、これでもかとぶら下がってるじゃないですか! まるで、塩引き鮭の雨ですよ。いや、滝かな? これは間違いなく、圧巻の光景だ。凄い。 それと、ここで、またまたオフシーズンの旅のメリットの方が出ましたよ。 平日の午前中とあって、ぼくら以外にお客さんはおらず、店員さんからじっくりゆっくりと説明をお聞きすることができたんですよねえ。 この塩引き鮭は、ぼくらが見た5月末現在時点で、既に約半年はぶら下がっていて、かなり水分が抜けてきているものの、ここからさらにほぼ半年ぶら下げられて、完成するんだとか。 しかも、その半年も、ただひたすらぶら下げられているのではないようです。このあと梅雨の季節になると、表面にカビがつくので、これ全部、何度も下に下ろして、カビをきれいに取り去ったりもするそうなんですよ。大変な時間と労苦を経て出来上がる物なんですねえ。 良いものが見られた上に、良いお話も聞けました。
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11:00-11:00
千年鮭さんで、じっくりゆっくりお話をお聞きしたのに、まだお昼の予約まで間があったので、もう少し村上の町をぶらついてみると、「重要文化財浄念寺」という看板が目に入ったので、ふらっと、お寺の境内に入ってみました。 すると、白壁の土蔵のような構えに、唐破風だけが突き出ている、ぼく個人的には、やや珍妙な感じのお堂のような建物が目に入りました。 そして、これこそが、重要文化財の浄念寺の御本堂だったんですねえ。土蔵造りのお寺が珍しいから、貴重なんですかね?
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11:00-13:00
さて、村上のお寺の多い町並みを散策していたら、お昼の予約のお時間となりましたので、お店に向かいましょう。 そして、先ほどから話題のとおり、村上は鮭の町ですから、ここで食べるものも、やっぱり鮭料理しかないんしょうね、やっぱり。 ぼく個人としては、鮭がそんなに好きではない上に、同じ村上には「村上牛」という銘柄牛もあるらしく、こっちを食べたいと思ったので、鮭料理も村上牛も食べられるお店にしました。 こちらで、予約した時にお店の方がお勧めしてくれた、鮭と牛の両方食べられるメニューを二人していただきます。 ところがこちら、実際伺ってみると、思いっきり料亭じゃないですか! これは、一体、お値段いくらになっちゃうんですか?
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11:00-13:00
鮭料理尽くしも、ここまでのレベルだと凄い
正直、本当に美味しいのか半信半疑、さらに、一体お値段いくらになっちゃうのか戦々恐々、そんな気分でいただいてみた村上の鮭料理なんですが、これが実に美味いですねえ。一品一品、非常に趣向が凝らされていて、食感も味わいもバラエティに富んでいて、鮭の料理ってこんなに豊富なの?と驚かされました。 この写真には写ってませんけど、鮭の皮をパリパリにした「鮭せんべい」とか、「どんびこ」という鮭の心臓の食感が楽しかったです。 そして、真打「塩引き鮭」は、思ったとおり、けっこう堅めだったんですが、旨味がぎゅぎゅぎゅっと凝縮されていて、とにかく味が濃い。
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12:00-13:00
鮭料理もいいけど
でも、美味かったのは、鮭料理だけじゃあないんですよ。最初にも書きましたけど、忘れちゃいけないのが、銘柄牛の「村上牛」。これが、めちゃめちゃ柔らかで、めちゃめちゃ旨みがあって、素晴らしいんですよお。塩、おろしポン酢、わさびをつけて味わうんですが、うちら二人、何もつけないで食べるのが一番美味いと思ったんですよ。それだけ、肉自体だけで十分に美味すぎるんです。これはたまらん。 そして、さらに忘れてはいけないのが、ひとつ前の写真に写っている、ご飯とおみそ汁の美味しさ。 村上市岩船産こしひかりは、ふっくらした炊き上がりで、お米の輝きが凄いし、おこげまでもがめちゃ美味い。 極めつけがおみそ汁。赤だしが柔らかい味わいで、体に沁み渡るんですねえ〜。これまた、たまらん。 もう、本当に大満足でお食事を終えてお会計すると、二人で2万3千円ちょっと。それって、この内容で安すぎるやろ〜。お腹もお財布も嬉しい、最高のお昼ご飯になりましたね。
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14:00-15:00
そして、またも新発田市に舞い戻って来ましたよ。 新発田市は江戸時代、溝口氏が治める城下町だったんですね。その城下町の立派なお城を見ましょう。ここのシンボル的建築の三階櫓は復興建築ですが、旧二ノ丸隅櫓と表門は、貴重な江戸時代の建物とのことです。 そして、ここではこの表門が立派でしたね。飾り気のない武骨な門でしたが、それがかえって迫力ありました。門の内側の梁に使われている松の一本柱は、ほぼ丸太のまんまで、一見の価値がありますよ。
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15:00-16:00
さあ、これで、今回の旅行の新潟市以外での観光は全て終了して、いよいよ新潟市中心部に向かいます。 そして、ここが、4日目の最後の観光になります。 米どころの新潟県が誇る産業である米菓。その米菓メーカーの中でも有数の規模を誇るBefco(ベフコ)さんの工場直営のお店に立ち寄ります。befcoって言われてわかんなくても、「ばかうけ」ならわかりますよね。あの会社さんですよ。 ここ、工場見学やら、巨大なせんべいの手焼き体験もできるらしいんですが、うちらは閉店間際に行ったので、そういうのはできません。 このお店限定のばかうけをお土産に買っていくためです。で、見つけました。このお店限定の「イカ七味マヨネーズ味」のばかうけ。これは超レアじゃん。これ、うけるの間違いなしですね。いい買い物できましたね。
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16:00-16:00
そして、4日目、この旅行で初めての晩秋から初夏にかけての、良い感じの暖かい日がやって来たので、最後に冷たい物タイム。 リサーチしてて分かったんですが、実は新潟市には、けっこう良さげなジェラート屋さんが各地に点在しているんですよねえ。凄く良いですね。 で、こちらはどうだったかというと、バッチリ美味しかったです。 ぼくは、「越後姫(という苺)」と「いちじくとマスカルポーネ」のダブルをいただきましたが、越後姫は酸味が爽やかで、苺の果肉も感じられましたし、マスカルポーネの方はチーズ感が濃いしで大満足できました。 1日目のお店と言い、このお店と言い、新潟市のジェラート屋さん、レベルが高いですよ。
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16:00-17:00
そして、今回の旅行の最後のお宿へ。 最終日は、多分、新潟市内でも老舗の名門ホテルのオークラさん。 今回はその老舗をかなりお安く予約できちゃいました。さすがはオフシーズンの平日ですねえ。このあたりも今回の旅行のコンセプトの効果でしょうか。 お部屋の窓からは、国の重要文化財に指定されている名橋の「萬代橋」が、眼下に良く見えますねえ。これ、良いお部屋ですね。 それと、こちら、駐車場の途中の出し入れもOK。これまた、とにかくありがたかったです。 なので、最後の晩ご飯は、ホテルから少し足を延ばして、日本海近くまで食べに行きますよ。ここも、けっこう必食です。
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17:00-18:00
今回の旅行最後の晩ご飯は、土曜の定番旅番組の食べ歩きコーナーからの情報を活用です。ぼく、このコーナーの女子アナさんの舌は、けっこう信頼してるんです。 そのお店が、こちら「せきとり」さん。こちらで、その女子アナさんも食べた、新潟市民のソウルフードらしい「カレー味の半身揚げ」、行っちゃいましょう!
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18:00-19:00
きた〜!
注文してから、かなりの時間待たされて、ついに、その半身揚げとご対面。 って、デカ〜い! 凄い迫力じゃないですか。まあ、考えてみれば、鶏の全身の半分なんですから、どれくらいのデカさなのか、大体の想像はついたはずなんですけど、油断してました。 で、この半身を、テーブルに置いてある「解体の仕方の教本」を見ながら、一つ一つ慎重に食べやすい形にばらして、ようやく一口かぶりつくと、めっちゃジューシー! お店のホームページを見ても、鶏についての能書きなんて一切なく、多分、銘柄鶏とか使っているとはとても思えないので、ごく一般的な普通の鶏さんなんでしょうが、これが柔らかくて美味いんですねえ。カレー味でパリパリの皮もいける〜。 料理が出てくるまで時間がかかったのは、この肉の柔らかさと皮のパリパリ感を出すのに必要だったんでしょうねえ。「遅いなあ」とか思ってしまって、申し訳ない。 最初に見た時、この旅行の間に、もはや相当の量の新潟グルメを食べている自分が、これを食べ切れるのか不安がよぎったんですが、あまりに美味くて、一気に食べ尽くすことが出来ちゃいました。 しかも、お腹パンパンになって、二人で3600円とちょっとですって。お昼の料亭の料理をお得だと思いましたが、こっちはもう破格なんてもんじゃないですよ。 いや、これはラッキーでした。土曜の朝の旅番組さん、良い情報をありがとう!
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19:00-20:00
がっつり鶏肉を食べてきたら、最後は、昨年の旅行でも上ってみた展望台へ。 今回は、夫婦二人だけで、ロマンティックな港町の夜景を眺めました。展望室のガラス越しなので、なかなか良い写真が撮れませんでしたが、港町の夜景はやっぱり素敵ですね。
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20:00-23:00
ホテルに戻り着いて、あとは最終日に備えて、しっかり休息をとるだけとなったんですが、部屋の窓から先ほどの萬代橋を眺めていると、ここでやばい事態が。 今回の旅行、新潟の食のあまりの豊かさに、いつになく食べすぎてしまっていたところに、最後の最後、美味しすぎる鶏の半身揚げを爆食してしまった結果、ぼくの胃腸の消化が間に合わなくなってしまったらしく、腹痛と吐き気が襲ってきたのです。やっちゃいました。 大慌てで、妻が持ってきていた整腸剤を服用して、あとは明日の朝までに回復していることを祈って、痛いお腹を抱えて無理やり眠りにつきました。 それにしても、この間、ほとんど同じ量の食事をしている妻の方は、全然平気だったんですよねえ。かつて、盛岡のわんこそばを食べた時も、妻に負けたことを思い出しましたね。妻の胃腸の強さが羨ましい。
- 5日目2025年5月28日(水)
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00:00-08:00
旅行最終日、目が覚めて、自分の状態に戦々恐々だったんですが、腹痛も吐き気も収まってました。よかった〜! 整腸剤様様ですよ〜。ありがと〜。ああ、商品名を出して、お礼が言いたい(笑) で、最終日はと言うと、予定は全て新潟市内の上に、かなりゆるゆるに計画を組んでますので、かなり余裕。なので、ゆっくりめに朝食をとって、のんびりチェックアウトです。 なお、オークラさんの朝食ですが、さすがは老舗。一品一品がきちんと美味しかったです。特に、ハム、ウインナーに、新潟名物のタレカツといったお肉系の味が秀逸。 お腹に不安を抱えているはずなのに、けっこう食べちゃったかもしれません。 そして、これだけハイレベルな朝食、萬代橋を見下ろす絶好のロケーションのお部屋だったにもかかわらず、今回の旅行で一番お安く泊まれちゃったんですよ。嬉しいですねえ。これは間違いなく、オフシーズン効果ですよねえ。
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09:00-12:00
最終日の最初に持ってきたのは、うちら夫婦が揃って大好きな水族館。 入館料のお安さから言って、多分、コンパクトっぽい水族館を朝一から楽しんでみましたが、人が少ないなんてもんじゃない。いくらなんでもガラガラ過ぎってレベルでしたね。 こちらの水族館は、メインの大水槽には、「これが目玉!」というお魚はいなかったんだと思いますが、定番の大型のエイが優雅に泳いでいましたね。うちら、エイが大好きなので、楽しかったです。あの、「顔に見える部分」がたまらなくかわいい。 それと、たくさんのイワシが捕食者から身を守るために、一つの大きな塊のようになって群れて泳ぐ、いわゆる「いわし玉」などとも言われる様子が見られて、これが、けっこう迫力ありましたねえ。
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11:00-12:00
やっぱりイルカのパフォーマンス
そして、水族館と言ったら、お楽しみは何と言ってもイルカのショーでしょう。 こちらのイルカたちのパフォーマンスは、この写真に象徴されるように、ジャンプの高さが、ややダイナミックさに欠けていたり、チームとしての動きに統制不足が感じられたりと、ちょっと見応えが足りないかな?とは思いましたけど…。
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とは言え、快晴の空の下、屋外で繰り広げられるイルカのパフォーマンスは、それだけで爽快の一言。この水しぶきの輝きを見てくださいよ。 やっぱりイルカショーは楽しいです。なので、こちらの水族館、十分満足できました。
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12:00-12:00
水族館から出ると、北海道民からすれば、もう十分に冷たい物の適温になってましたので、旅行最終日もジェラート屋さんに行っちゃいました。 だって、水族館の直近に、新潟市内でも人気のお店があるんですよ。そこスルーするなんてことが出来ますか? で、お店に入ってジェラートのショーケースを見てみると、どれも美味しそうで、とてもじゃないけどフレーバーを絞れなくて、欲張ってトリプルにしちゃいました。今回は、こればっかりやってますね。 こちらのお店で、欲張ってぼくが選んだのは、「マスカルポーネ」「ブルーベリーヨーグルト」「清見タンゴール」。 これが、どれも美味しかったんですけど、特に清見タンゴールが、もう最高。これぞ「the柑橘」っていう爽やかな味わい。酸味が堪りませんねえ〜。 マスカルポーネのチーズの味わいの深さと言い、ここも素晴らしかったですねえ。新潟市内のジェラート屋さんの実力には、もう脱帽です。
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12:00-13:00
さあ、今回の旅行の最後のお昼ご飯は、新潟市が誇るB級グルメにして、またまた出ました、土曜の旅番組でも、某「県民ディスカバリー系番組」でも紹介されていた「バスセンターのカレー」です。こんだけメディアに出るってことは、美味いこと確定的でしょう。 そして、そんなにも名の知られたお店ですから、どんだけ待たされるのかなあ?との心配はありましたけど、美味いのなら待つしかない。 で、行ってみると、やっぱり行列ができてましたが、皆さん食べるのがほぼカレーなので、提供が早い早い。こんだけ並んでましたけど、待ったのって、並び始めてからほんの5〜6分でした。
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12:00-13:00
辛うま〜
目の前にやってきたそのカレー。ミニ、普通、大盛の中から、普通を選んだはずなんですが、この大量のルーに、お店がサイズ間違ったのかな?と思ったんです。 が、うちらよりさらに大きいカレーを持ってくる人がいたので、ちゃんと普通盛だったとわかりました。 「これなら、お昼はミニで十分だったかな?」なんて思いながらひと口食べてみると、ルーがねっとりしていて、しかも、ぼく的にはかなり辛い。 ですがですが、このトロトロのルーとスパイシーな辛さが、なんか中毒性がある味で、スプーンが止まらないんです。ぼくの場合、コロッケ乗せにしたんですが、このコロッケが辛さを中和してくれて、一気に完食で来ちゃいました。いや、これは美味いですって。 しかも、すんごい盛りでコロッケ乗ってて710円。お安〜い。これは誰もが食べに来ますよ〜。
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13:00-14:00
思っていた以上に辛くて美味かったバスセンターのカレーに、汗だくになったら、もはや旅行も最終盤に入りました。 そこで、新潟の総鎮守と言われるこちら白山神社さんに、今回の旅の無事のお礼をしに行きました。何せ、本当に楽しく美味しく観光できましたから。 まあ、そのあと、もうちょっと楽しみましたけどね。 こちらのお社は、人も少なくとっても静かで、とても雰囲気が良かったんですが、ふと、手水舎の上の方に目をやると、「おや?」。 カラフルな風鈴が吊り下げられていて、最近、ありがちな映え空間かな?と思ったんですが、よくよく見てみると、そんな風鈴たちの中に、気になるのがちらほら。 白地の風鈴に、上の方に濃いオレンジと真ん中に黒い彩色が。ああ、これって朱鷺だ! 朱鷺の絵柄の風鈴だ! かわいい〜。これ良いですねえ。なんか1個欲しくなっちゃいました。
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14:00-14:00
白山神社から、徐々に徐々に新潟空港に向かっていきますと、本当にもう信濃川の河口付近に、ちょっと素敵な洋風の建築が建ち並ぶ歴史公園がありました。 ただ、行った日、この公園では草刈りなどの清掃作業が行われていて、草刈り機の轟音が響き、辺りにも作業用車両がたくさん停まっているし、あまり雰囲気がよくなかったですねえ。これもオフシーズンあるあるでしょうかね?
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14:00-14:00
さ〜、もうほとんど良いところしかなかった今回の新潟旅も、ここが最後のスポットです。それが湊稲荷神社さん。さきほどの「みなとぴあ」から目と鼻の先にあります。 このお社、某大手地図サイトの口コミを見ると、何やら「回せる狛犬」という不可思議なものがあるらしいんですねえ。謎です。 で、お参りしてみると、確かに狛犬がいて、写真のとおり「自分の願いを心に念じながら、高麗犬を回して」と書かれており、これが噂の「回せる狛犬」なんだなあと分かりました。 で、立て札の「男は右」に従って、ぼくはこの狛犬を、願い事をしながら「右に回し」ました。 これで、自分の願い事は完了したなあと思って、ふと振り向いてみると、もう一体、狛犬がいます。そして、妻が一言。「男は、向かって右の狛犬を回すって書いてあるよ」と。 ぼくが回したのは、写真に写っている、立て札が立っている方の狛犬で、これは向かって左側…。と言うことは、ぼくは、女性が回すべき狛犬を回していたんじゃないですか! 妻に大爆笑されながら、慌てて、今度は「向かって右側」の狛犬さんを回しましたが、こんなんで願い事は叶うんでしょうか?(汗)
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14:00-16:00
最後の最後に、バカ恥ずかしい体験をしてしまいましたが、それもオフシーズンのお陰か、うちら以外にお客さんがおらず、誰にも見られずに済み、無事に新潟空港に戻り着くことができました。 旅行前、帰りの便の時間が早まった時、最終日、どんだけ慌てるのか心配になったんですが、予定をゆるめにしたお陰で、けっこうのんびり空港入りです。なので、レンタカーの返却も、完璧です。ああ、もう一つ忘れてはいけないレンタカーの走行距離は、703kmでした。 本当に単一の県の中だけの移動でこれだけ走ったんですねえ。全国第5位の面積を誇り、南北の長さが北海道に次ぐ新潟県ですからねえ。今回も、運転よく頑張った自分。
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16:00-16:00
新潟県は絶景のオンパレード
ついに本格的に新潟県を巡ってみましたが、もう「絶景王国」新潟ですよ。 「星峠の棚田」「美人林」「竜ヶ窪の池」「清津峡の水鏡トンネル」、最後は「笹川流れ」と、どれもが旅のメインに据えてもOKなくらいの絶景でした。 それ以外にも、「青海川駅」や「はさ木並木」といった、端正な美しさのある景観もいっぱいだった上に、バラエティに富んでいて、どれ一つ似ていなくて、新潟絶景の奥深さを感じました。 さらに、ぼくらの旅のもう一つの大事な要素である「食」の方も横綱級。 「妻有豚」に「長岡生姜醤油ラーメン」「村上牛&鮭料理」、さらに「カレー味の半身揚げ」と、どれもがバッチリの美味しさでしたし、「バスセンターのカレー」の味には、ガッツポーズ出ちゃいましたよ。 要所要所の甘い物も、どれもが嬉しい美味しさでしたし、何より止めを刺すのがご飯の美味さ。とにかくお米が美味い、美味すぎる。一言、「食王国新潟」ですよ。 そしてそして、久々のロングな旅行でしたが、妻が最後まで元気に楽しめたこと。これが、もう一番の嬉しいことでした。また、これから二人でどんどん旅行が楽しめそうです。 そんな感じで、収穫多過ぎで、あまりに素晴らしかった新潟旅。これは忘れられない旅行になりそうです! あ、最後の写真は、実のところ、今回の旅行でぼくが一番度肝を抜かれた「塩引き鮭」の雨。皆さんには、これ絶対見てほしい! 以上です!
2025年はゴールデンウィークを外して 5月下旬に新潟の絶景巡って東へ西へ
1日目の旅ルート
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