富山馬頭観音は、東北三大馬頭観音の1つであり、馬を守護してくれる観音様として知られ、現在でも馬産の地として有名な南部地方の人々の参詣が多いそうです。
最上町は、昔は小国郷と呼ばれ、当国切っての名馬を産する馬産の地でした。 ここで産する馬は『小国駒』といい、山形、秋田、越後地方まで移出されていました。
昔この地方では、馬は飼うものでなく、造るものだといったそうです。人々は「馬造り講」を開き、春秋2回、伯楽を招き、馬の健康診断をうけ、各自の馬造りの秘訣を披露し合っいました。講の日は夫婦とも出席、餅を搗き、盛大な振る舞いを行ったそうです。
平成30年に富山馬頭観音堂が山形県指定有形文化財として指定されました。
4月には春季大祭、9月には秋季大祭が行われ、最上町の歴史を継承する大切な行事となっております。
【開催期間】4月上旬
【開催場所】山形県最上郡最上町富澤
【連絡先】0233-45-2217
平成30年に富山馬頭観音堂が山形県指定有形文化財として指定されました。