氷室開き
更新 : 2022/7/3 13:46
みなさん、おはこんばんちわ。
連日の猛暑いかがお過ごしでしょうか?私はと言いますと、先日富山の鱒寿司を食しましたが、これがめっちゃ美味しい…!大人に変わったから、日本海が恋しくなりますね!
さて突然ですが、みなさんは「氷室開き」ってご存知ですか?
7月1日、お昼ご飯を買いに金沢百番街を歩くと、あんと西一階で「氷室饅頭」なるものが賑やかに売られてました。地元紙でもその様子が記事になり、たまたま支配人とその話題になりましたが、関西人の私は「はにゃ?氷室饅頭って、なーに?」だったので、ご親切に色々と教えていただきました。
金沢では江戸時代、白山連峰に積もった雪を冬の間に金沢のとある洞窟(氷の貯蔵庫=氷室)に入れ、夏になると徳川の将軍に氷を献上するため、その氷室を開けることを氷室開きと言います。
製氷機も冷凍庫もない江戸時代、氷というのはとても貴重でした。氷室饅頭は、遠い江戸にまで大切な氷が無事に届きますように、と無病息災を祈って、麦まんじゅうを食べる習慣として金沢の町に広がりました。
「氷室開き」というものは、他の地方には存在しない金沢独自の風習ですね。知らない土地の文化を知るのも、なかなか楽しいものです。
(江戸に到着するまで、氷は溶けなかったんでしょうか?)
それよりも気になったのは、富山から新潟に向かう道中の道!
今でこそ鉄道や高速道路が繋がっていますが、海まで迫る険しい崖の危険な道を歩いて氷を運んでいたと思うと…昔の人は凄いですね。