皆様いかがお過ごしでしょうか。11月に入りいよいよ寒くなってまいりましたね。そんな日は部屋で読書はいかがでしょうか。


　今日は寒さも吹き飛ばすような熱い一冊をご案内いたします。近年は登山やランニングを趣味とする方も多くなってまいりました。その中でも山々をかけるトレイルランと呼ばれるスポーツがございます。リュックに水や食料を詰めて登山道をまるで平地を走るかのように駆けるランナーを山登りの折に見かけることもあろうかと思います。



　そんな鉄人たちにも一目置かれる最高峰のレース、それがトランスジャパンアルプスレースでございます。富山から静岡まで４１５ｋｍを８日間かけて駆け抜ける、さらに途中には北アルプス、中央アルプス、南アルプスと日本の屋根を超えるという超過酷なレースです。



　みずから食料、テントをもち不眠不休に近い状況で走らねばゴールにたどりつくことはできません。さらには賞金、賞品は一切なし。一体何のために走るのか？そんなレースを追ったノンフィクションヒューマンドキュメンタリーです。



　ランナーはもちろんレースの裏側やそれをサポートするスタッフの奮闘、まさに極限のレースの息遣いが聞こえてくるような一冊です。
　秋の夜長にいかがでしょうか。走りたくなること間違いなしでございます。




　　　　　激走! 日本アルプス大縦断 密着、トランスジャパンアルプスレース富山~静岡415km
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　NHKスペシャル取材班 (著)