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宿番号:302034

【座敷わらしの民話が伝わる宿】

ハイクラス

猿ケ京温泉
後閑駅・上毛高原駅より猿ヶ京行バス30分・猿ヶ京下車、徒歩3分。関越道月夜野ICより新潟方面30分。

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    生寿苑に伝わる逸話「座敷わらし」(2)

    更新 : 2015/10/10 11:13

    生寿苑に伝わる逸話「座敷わらし」(1)
    http://www.jalan.net/yad302034/blog/entry0003617148.html?screenId=UWW3001

    こちらの続きです。

    生寿苑に伝わる逸話「座敷わらし」
    あったこったか、なかったこったか。あったこったと思って聴かっさい。

    -----------

    おっ母さんのほうが、一人になっちまって夜なべに囲炉裏はたで、ぼろっとじをしていたんだと。

    そうしたら廊下の方で
         とんとんとんとん

    と子どもが飛び跳ねてる音がして、かわいいげな歌まで聞こえる

     月 火 水 木 金 土 日曜日

     山の風そよ吹けば 山の神様三大師
     けっくりかっくり 水曜日

    もっくり金時 どっといしょ 日曜日

     「へぇ、誰だや、出てこう。おいおい、誰だ、出てこう」

    って呼んだと。しばらく音を立てていたが、そのうち居なくなっちまった。
    次の晩、また、

         とんとんとんとん

    と家中を跳ね回って、歌うたってるげだ。

     「恥ずかしがらねぇで、来いや。炒り豆あるで」

    ちゅうたら、すーと戸が開いて、かわいげなケシ坊主の頭した男っ子が顔を出した。

    そしてまたすーっと廊下に行ってしまって、いくら呼んでも入ぇって来ねえ。

    その次の日、また音がしたんで

     「こっちは来う。今日はうんめぇ団子こしゃえて待ってたぞ」

    ちゅうたら中は入ぇて来て、おっ母さんのまわりをとんとん跳ねてる。

    団子出したら食って、なわとびなんぞ持って遊んでるだ。

     「そいじゃ おっ母が歌ってやるべぇ。

      月 火 水 木 金 土 日曜日
      山の風そよ吹けば 桜の山越えて

      ぴいぴいひゃらひゃら三大師
      それ入れ それ出ろ」

    すると嬉しがって遊んでいる。

    生寿苑に伝わる逸話「座敷わらし」(3・最終章)へつづく。

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